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| 『[[Fate/Grand Order]]』では[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]最後のマスターである[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に3画の令呪が与えられている。これはサーヴァントに対する絶対命令権を持たない魔力リソースの結晶で、優れた魔術師であればその魔力を利用してサーヴァントに呪いをかけられる程度の、いわば「ライト令呪」とでもいうべきもの<ref group="出" name="『Fate/Grand Order -First Order-』編 きのことたかしの一問一答">『Fate/Grand Order -First Order-』編 きのことたかしの一問一答</ref>。その代わり、カルデアの令呪は1日1画ずつ回復することができる。 | | 『[[Fate/Grand Order]]』では[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]最後のマスターである[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に3画の令呪が与えられている。これはサーヴァントに対する絶対命令権を持たない魔力リソースの結晶で、優れた魔術師であればその魔力を利用してサーヴァントに呪いをかけられる程度の、いわば「ライト令呪」とでもいうべきもの<ref group="出" name="『Fate/Grand Order -First Order-』編 きのことたかしの一問一答">『Fate/Grand Order -First Order-』編 きのことたかしの一問一答</ref>。その代わり、カルデアの令呪は1日1画ずつ回復することができる。 |
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− | == 令呪の効果 == | + | == 効果 == |
| 令呪は「サーヴァントに対する絶対命令権」ではあるが、逆に言えばサーヴァントには「令呪以外の命令に従う義務」というものはない。<br> | | 令呪は「サーヴァントに対する絶対命令権」ではあるが、逆に言えばサーヴァントには「令呪以外の命令に従う義務」というものはない。<br> |
| ただし、サーヴァント自身にも聖杯を求める理由があり、マスターには令呪以外にも魔力供給や現代に現界するための寄り代といった役割があるため、共闘は聖杯戦争に参加するための必須条件となる。 | | ただし、サーヴァント自身にも聖杯を求める理由があり、マスターには令呪以外にも魔力供給や現代に現界するための寄り代といった役割があるため、共闘は聖杯戦争に参加するための必須条件となる。 |
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| 「狂化C」の[[ランスロット|バーサーカー]]は、最も守りたくない「[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]を絶対に無視する」という命令を1画で遵守させられている。 | | 「狂化C」の[[ランスロット|バーサーカー]]は、最も守りたくない「[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]を絶対に無視する」という命令を1画で遵守させられている。 |
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− | === 令呪の応用 === | + | === 応用 === |
| 令呪はサーヴァントの使役に特化し、自由意志を蹂躙して命令を遂行させるほど強力な魔術である。<br> | | 令呪はサーヴァントの使役に特化し、自由意志を蹂躙して命令を遂行させるほど強力な魔術である。<br> |
| だが、逆にサーヴァントと接続されていない状態ではその方向性を失い、あらゆる魔術に利用できる「無色の魔力」として使用することが出来る。<br> | | だが、逆にサーヴァントと接続されていない状態ではその方向性を失い、あらゆる魔術に利用できる「無色の魔力」として使用することが出来る。<br> |
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| 『Fate/Grand Order』の『永久凍土帝国 アナスタシア』では、令呪の技術を流用して生み出された[[サーヴァント]]の“檻”が登場している。 | | 『Fate/Grand Order』の『永久凍土帝国 アナスタシア』では、令呪の技術を流用して生み出された[[サーヴァント]]の“檻”が登場している。 |
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− | == 令呪の分配 == | + | == 分配 == |
| 1回の[[聖杯戦争]]で計21画。聖杯戦争が近づくと、聖杯はマスター候補に痣にも見える令呪の兆しを与える。<br> | | 1回の[[聖杯戦争]]で計21画。聖杯戦争が近づくと、聖杯はマスター候補に痣にも見える令呪の兆しを与える。<br> |
| マスターの基準は魔術回路を持つ魔術師で、英霊を喚ぶに足る偉人、異端者であること。特に始まりの御三家は優遇される<ref group="出">「奈須きのこ一問一答-聖杯戦争関係」『fate/complete material Ⅲ World material.』p.131</ref>。そうはいっても[[間桐鶴野]]に令呪の兆しは現れずじまいだった。<br> | | マスターの基準は魔術回路を持つ魔術師で、英霊を喚ぶに足る偉人、異端者であること。特に始まりの御三家は優遇される<ref group="出">「奈須きのこ一問一答-聖杯戦争関係」『fate/complete material Ⅲ World material.』p.131</ref>。そうはいっても[[間桐鶴野]]に令呪の兆しは現れずじまいだった。<br> |
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| 月の聖杯戦争においては前述した通り、予選を突破したマスター128人に対して1人3画ずつ、計384画がムーンセルから分配される。 | | 月の聖杯戦争においては前述した通り、予選を突破したマスター128人に対して1人3画ずつ、計384画がムーンセルから分配される。 |
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− | == 令呪の回収 == | + | == 回収 == |
| マスターが脱落した場合、令呪は大聖杯に回収される。脱落とはサーヴァントの喪失かマスターの死亡を持って成立し、令呪は腕から使用後の影すら残さず消え失せる。<br> | | マスターが脱落した場合、令呪は大聖杯に回収される。脱落とはサーヴァントの喪失かマスターの死亡を持って成立し、令呪は腕から使用後の影すら残さず消え失せる。<br> |
| そして、マスターを失ったはぐれサーヴァントが出た場合には、また新たなマスターが発生する可能性がある。この時、大聖杯は既に回収した令呪を再分配する。ただし、大聖杯は以前マスターであった人物に優先的に令呪を割り振る性質がある。 | | そして、マスターを失ったはぐれサーヴァントが出た場合には、また新たなマスターが発生する可能性がある。この時、大聖杯は既に回収した令呪を再分配する。ただし、大聖杯は以前マスターであった人物に優先的に令呪を割り振る性質がある。 |
92行目: |
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| 月の聖杯戦争においてはマスターの脱落=死亡と同義であるため、再契約は基本的に起こり得ない。それに従い、死したマスターの令呪は回収・再分配されることなく消滅する。 | | 月の聖杯戦争においてはマスターの脱落=死亡と同義であるため、再契約は基本的に起こり得ない。それに従い、死したマスターの令呪は回収・再分配されることなく消滅する。 |
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− | == 令呪の移譲 == | + | == 移譲 == |
| 戦略上の理由や、そもそも聖杯戦争への参加を拒むなど、何らかの理由でマスターであることを自ら放棄することは可能である。そのため、令呪はマスターの意思で他人に譲渡することができる。難しい手続きは必要なく、特にペナルティもない。 | | 戦略上の理由や、そもそも聖杯戦争への参加を拒むなど、何らかの理由でマスターであることを自ら放棄することは可能である。そのため、令呪はマスターの意思で他人に譲渡することができる。難しい手続きは必要なく、特にペナルティもない。 |
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292行目: |
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| :最終決戦にて、致命傷を負ったアーチャーからの「自分を動けるようにしろ」との要請に応える為に残っていた分全部使用。 | | :最終決戦にて、致命傷を負ったアーチャーからの「自分を動けるようにしろ」との要請に応える為に残っていた分全部使用。 |
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− | == 令呪の形状 == | + | == 形状 == |
| 令呪は聖杯がマスターの魔術回路に魔力を流し込んで作成される。このため、令呪の形状はマスターの魔術回路の特性に依存する。<br> | | 令呪は聖杯がマスターの魔術回路に魔力を流し込んで作成される。このため、令呪の形状はマスターの魔術回路の特性に依存する。<br> |
| 一度決定されたら不変であり、他のマスターに奪われても形状は変わらない。 | | 一度決定されたら不変であり、他のマスターに奪われても形状は変わらない。 |