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| ===Fate/Zero=== | | ===Fate/Zero=== |
| ;「当然だろう。およそ僕ぐらい騎士道なんてものと程遠いところにいる男はいないぜ」 | | ;「当然だろう。およそ僕ぐらい騎士道なんてものと程遠いところにいる男はいないぜ」 |
− | :騎士王と暗殺者が足並み揃えて戦う事は出来ないだろうと相性の悪さは目に見えていたが、最強を誇るサーヴァントを有効に使おうと召喚する事を決めた。 | + | :騎士王と暗殺者が足並み揃えて戦う事は出来ないだろうと相性の悪さは目に見えていた。だがその後、最強を誇るサーヴァントを有効に使おうと召喚する事を決めた。 |
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| ;「誰よりも激しい生き方ばかりを選んできたくせに、この男の人生には、ただの一度も“情熱”がない。 | | ;「誰よりも激しい生き方ばかりを選んできたくせに、この男の人生には、ただの一度も“情熱”がない。 |
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| ;「いやいやイリヤ、あの枝はサワグルミといってだな、クルミの仲間なんだよ。だからあれも、クルミの冬芽だ」 | | ;「いやいやイリヤ、あの枝はサワグルミといってだな、クルミの仲間なんだよ。だからあれも、クルミの冬芽だ」 |
| ;「するする。もうサワグルミはなし」 | | ;「するする。もうサワグルミはなし」 |
− | :もう遊んであげないと言われたので謝りつつも今度はノグルミがあるなと胸の中では考えており全然反省していない。大人げない父親だった。 | + | :イリヤにもう遊んであげないと言われたので謝りつつも今度はノグルミがあるなと胸の中では考えており全然反省していない。大人げない父親だった。 |
| :だがノグルミの樹は見当たらなかったためか今回の勝負はイリヤが勝った。 | | :だがノグルミの樹は見当たらなかったためか今回の勝負はイリヤが勝った。 |
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| ;「もし僕が今ここで、何もかも抛り投げて逃げ出すと決めたら――アイリ、君は一緒に来てくれるか?」 | | ;「もし僕が今ここで、何もかも抛り投げて逃げ出すと決めたら――アイリ、君は一緒に来てくれるか?」 |
− | :掠れた弱々しい声で、考え得る限りにおいて、衛宮切嗣が絶対に口にするはずがないことを問われてアイリは驚きのあまり言葉を失った。そして切嗣がどれほどの瀬戸際に追い詰められているかをこの会話の中で理解した。 | + | :予想外の表情を見て立ちすくみ戸惑うアイリを有無も言わさず抱きすくめて掠れた弱々しい声で問いかけた。それは考え得る限りにおいて衛宮切嗣が絶対に口にするはずがない |
| + | :問いだったためアイリは驚きのあまり言葉を失った。切嗣がどれほど瀬戸際に追い詰められているかを彼女はようやく理解した。 |
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| ;「――そういえば、僕の"殺し方"を直に君に見せるのは、これが初めてだったね。アイリ」 | | ;「――そういえば、僕の"殺し方"を直に君に見せるのは、これが初めてだったね。アイリ」 |
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| ===Fate/Zero一期BD-BOX特典CD=== | | ===Fate/Zero一期BD-BOX特典CD=== |
| ;「そうだ、ただの器だ。役目はどうあれ、在りようとしてはビールのジョッキと大差ないものなんだ。 | | ;「そうだ、ただの器だ。役目はどうあれ、在りようとしてはビールのジョッキと大差ないものなんだ。 |
− | ; なんでそいつが手足を生やし、いっぱしの口を利き、使い手に説法するようなことになる。意味が分からん。」 | + | ; なんでそいつが手足を生やし、いっぱしの口を利き、使い手に説法するようなことになる。意味が分からん」 |
| :器が人の姿をしていることにやりずらさを感じて悪態をつき文句しか言わない。 | | :器が人の姿をしていることにやりずらさを感じて悪態をつき文句しか言わない。 |
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− | ;「正気の沙汰じゃない。いくらホムンクルスとはいえ、あんたが手ずから作った娘だろうが!」 | + | ;「正気の沙汰じゃない。いくらホムンクルスとはいえ…あんたが手ずから作った娘だろうが!」 |
− | :口先ばかりで自分を守る事も満足に出来ない欠陥品なら叩き壊して違う器を用意して貰った方がいいとアイリに言っておきながらアハト翁に反発した。そして狼や怨霊のいる極寒の吹雪の中迎えに行った。 | + | :口先ばかりで自分の身を守ることもできない欠陥品なら、さっさと叩き壊して別の器を用意してもらった方がいい、とアイリに言いながら |
− | :情を捨てきれない優しさは性分であり長所であるだろうが、その場の感情で動き過ぎでは。 | + | :アハト翁に反発して狼や怨霊もいる極寒の吹雪の中アイリを迎えに行った。情を捨てきれない優しさは性分であり長所なんだろうが、その場の感情で動き過ぎでは。 |
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| ;「君は、自分の価値、存在意義についてはあくまで理屈の上では認識しているようだが、 | | ;「君は、自分の価値、存在意義についてはあくまで理屈の上では認識しているようだが、 |
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| ;「それならまず、君は自分自身に関心を持て。君の人生とその舞台となる世界に喜びを探せ。 | | ;「それならまず、君は自分自身に関心を持て。君の人生とその舞台となる世界に喜びを探せ。 |
− | ; そしてそれらを損なう出来事を決して許してはならない。そうすれば、君は怒りという感情を手に入れられるはずだ。」 | + | ; そしてそれらを損なう出来事を決して許してはならない。そうすれば、君は怒りという感情を手に入れられるはずだ」 |
| ;「まったく!こんなところから面倒を見なきゃならないなんて…分かった!僕が教えてやる。 | | ;「まったく!こんなところから面倒を見なきゃならないなんて…分かった!僕が教えてやる。 |
| ; そうだな、まずは君の、あぁ…一々こんな呼び方ってのがまず無い。 | | ; そうだな、まずは君の、あぁ…一々こんな呼び方ってのがまず無い。 |
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| ;「……君が望むなら、運命に背を向けることだって出来るんだ」 | | ;「……君が望むなら、運命に背を向けることだって出来るんだ」 |
− | ;「君が心底から人間に憧れるなら、残りの寿命を、ただ平穏な日々だけで過ごしたいと望むなら、逃げ出せばいい。」 | + | ;「君が心底から人間に憧れるなら、残りの寿命を、ただ平穏な日々だけで過ごしたいと望むなら、逃げ出せばいい」 |
| :意思を備えたものは道具じゃ無い、道具でなくなったものは自分の意思で戦うか決めるべき。 | | :意思を備えたものは道具じゃ無い、道具でなくなったものは自分の意思で戦うか決めるべき。 |
| :アイリに逃げ出すか使命を取るかを自身で選ぶべきだと述べた。 | | :アイリに逃げ出すか使命を取るかを自身で選ぶべきだと述べた。 |
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| :そんな相手を愛せないし、愛しては駄目だと愛されることすら拒んだ。だがこれすでに愛していると告白しているようなもんである。 | | :そんな相手を愛せないし、愛しては駄目だと愛されることすら拒んだ。だがこれすでに愛していると告白しているようなもんである。 |
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− | ;「救いがない。希望がない。僕たちは互いに…未来がない。」 | + | ;「救いがない。希望がない。僕たちは互いに…未来がない」 |
| ;「愛情とはね、相手に救済と希望を願い、祈りを託すことなんだ。 | | ;「愛情とはね、相手に救済と希望を願い、祈りを託すことなんだ。 |
| ; 君を救えない僕も、希望を持たない君も、愛し合うことなど不可能な生き物なんだ。 | | ; 君を救えない僕も、希望を持たない君も、愛し合うことなど不可能な生き物なんだ。 |
| ; 現に、君は僕を愛すると言いながら、結局未だに、君自身を愛することが出来ていない。 | | ; 現に、君は僕を愛すると言いながら、結局未だに、君自身を愛することが出来ていない。 |
− | ; 滅びることに悲しみの感情を懐かないのが、その証拠だ。」 | + | ; 滅びることに悲しみの感情を懐かないのが、その証拠だ」 |
| :この頃はまだ20歳ぐらいである。なのになぜここまで愛について語れるのだろう。 | | :この頃はまだ20歳ぐらいである。なのになぜここまで愛について語れるのだろう。 |
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− | ;「ああ、そうか…どうやら僕は、君には敵わないようだ。」 | + | ;「ああ、そうか…どうやら僕は、君には敵わないようだ」 |
| :完敗であった。 | | :完敗であった。 |
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| ;「どうか、強い子どもを産んでくれ。僕たちの戦いの果てに、新しい希望を受け継いでくれる子を」 | | ;「どうか、強い子どもを産んでくれ。僕たちの戦いの果てに、新しい希望を受け継いでくれる子を」 |
− | :切嗣とアイリにとって、イリヤは自分たちに無かった聖杯戦争後の未来。 | + | :聖杯戦争で必ず死ぬことになるアイリはもちろん、切嗣も聖杯戦争後は果てるつもりだった。そんな二人にとってイリヤは自分たちに無かった聖杯戦争後の未来。 |
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| ===その他の作品=== | | ===その他の作品=== |
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| ;「でもね、僕は…誰も泣かない世界を作る事は……出来なかったんだよ?」 | | ;「でもね、僕は…誰も泣かない世界を作る事は……出来なかったんだよ?」 |
| ;「ああ。僕は正義の味方に、なる事は出来なかったけれど――きっと士郎が、想いを明日に、繋いでくれる」 | | ;「ああ。僕は正義の味方に、なる事は出来なかったけれど――きっと士郎が、想いを明日に、繋いでくれる」 |
− | :『TYPE-MOON Fes』でFate/Zeroの楽曲前にあった切嗣とアイリの会話。そばにいられて幸せだったと、切嗣が信じ貫いた理想はとても尊いものだったとアイリは告げる。 | + | :『TYPE-MOON Fes』でFate/Zeroの楽曲前にあった切嗣とアイリの会話。そばにいられて幸せだったと、切嗣が信じた理想はとても尊いものだったとアイリは告げる。 |
| :そして切嗣も、届かぬ祈りだったが士郎という新しい希望を見つけることはできたと話した。一日目と二日目で台詞や声の演技が少し違う。 | | :そして切嗣も、届かぬ祈りだったが士郎という新しい希望を見つけることはできたと話した。一日目と二日目で台詞や声の演技が少し違う。 |
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