40行目: |
40行目: |
| **FGOのCCCコラボイベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』では[[謎のヒロインX〔オルタ〕]]がウォンテッドサーヴァント「HXO」として登場したが、上記の通りオルタのスペルは「Alternative」であり、「H(ヒロイン)X(エックス)O(オルタ)」と運営が勘違いしてしまった事はちょっとしたユーザー間の小話となった(なお、すぐに修正されて「HXA」となった)。 | | **FGOのCCCコラボイベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』では[[謎のヒロインX〔オルタ〕]]がウォンテッドサーヴァント「HXO」として登場したが、上記の通りオルタのスペルは「Alternative」であり、「H(ヒロイン)X(エックス)O(オルタ)」と運営が勘違いしてしまった事はちょっとしたユーザー間の小話となった(なお、すぐに修正されて「HXA」となった)。 |
| *「オルタ」と画一的な呼称こそ与えられているが、属するサーヴァント全員に当てはまる条件のようなモノは現状ハッキリしていない。最初のオルタであるセイバーオルタの登場時は「英霊本来の霊基が反転している状態」「聖杯の泥で汚染された結果本来なら現れない別側面が表出したサーヴァント」といったような定義づけが成されていたが、オルタサーヴァントが急増したFGO以降の作品に置いては定義づけが曖昧になり半ば「悪堕ち・闇堕ち」のレッテルに近い扱いを受けている。 | | *「オルタ」と画一的な呼称こそ与えられているが、属するサーヴァント全員に当てはまる条件のようなモノは現状ハッキリしていない。最初のオルタであるセイバーオルタの登場時は「英霊本来の霊基が反転している状態」「聖杯の泥で汚染された結果本来なら現れない別側面が表出したサーヴァント」といったような定義づけが成されていたが、オルタサーヴァントが急増したFGO以降の作品に置いては定義づけが曖昧になり半ば「悪堕ち・闇堕ち」のレッテルに近い扱いを受けている。 |
− | **;「聖杯の力によって誕生した」もの | + | **;「聖杯の力によって反転した」もの |
| ***[[アルトリア・ペンドラゴン]]は[[聖杯の泥]]に汚染されたことにより[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕]]に反転した。 | | ***[[アルトリア・ペンドラゴン]]は[[聖杯の泥]]に汚染されたことにより[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕]]に反転した。 |
− | ***[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]は『邪竜百年戦争 オルレアン』で[[ジル・ド・レェ]]が[[聖杯]]を使い[[ジャンヌ・ダルク]]を復活させようとしたが聖杯に拒絶され、ジルが望むジャンヌとして創造された存在<ref group = "出">『邪竜百年戦争 オルレアン』第15節「竜の魔女」。</ref>。
| |
− | ****そもそも彼女自体が歪められた人類史「[[特異点]]」の中で創り出された架空の存在であるため、英霊の座に本体が存在せず、再召喚される可能性が極小とされていた。その為『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』ではある方法を使ってカルデアでの召喚の縁を結ぶ切欠を作った<ref group = "出">『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』第六節 贋作「明後日に向かう戦乙女」。</ref>。
| |
| ***[[クー・フーリン]]は[[女王メイヴ]]が[[聖杯]]を使い『クー・フーリンを自らに並ぶほどの邪悪な王にしろ』という願望を叶えたことで[[クー・フーリン〔オルタ〕]]に反転した<ref group = "出">『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』第22節「シールダー、マスター、ソルジャー、ナース」および『Fate/Grand Order materialⅢ』p.227。</ref>。 | | ***[[クー・フーリン]]は[[女王メイヴ]]が[[聖杯]]を使い『クー・フーリンを自らに並ぶほどの邪悪な王にしろ』という願望を叶えたことで[[クー・フーリン〔オルタ〕]]に反転した<ref group = "出">『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』第22節「シールダー、マスター、ソルジャー、ナース」および『Fate/Grand Order materialⅢ』p.227。</ref>。 |
| ****そのため[[クー・フーリン〔オルタ〕]]はクー・フーリンの完全な別側面という訳ではなく、「[[女王メイヴ|メイヴ]]が生み出した王としてのクー・フーリン」という有り得ない側面が融合するなど、言うなれば「ただオルタ化した時生まれるはずのモノ」から更に変質している<ref group="出" name="たった二人の戦争" />。 | | ****そのため[[クー・フーリン〔オルタ〕]]はクー・フーリンの完全な別側面という訳ではなく、「[[女王メイヴ|メイヴ]]が生み出した王としてのクー・フーリン」という有り得ない側面が融合するなど、言うなれば「ただオルタ化した時生まれるはずのモノ」から更に変質している<ref group="出" name="たった二人の戦争" />。 |
49行目: |
47行目: |
| ****ちなみに成田氏曰く、[[アルケイデス]]は正確にはオルタでもリリィでもないらしい<ref group = "出">[https://twitter.com/ryohgo_narita/status/981156568799502336 成田良悟Twitter2018年4月3日22:08]</ref>。 | | ****ちなみに成田氏曰く、[[アルケイデス]]は正確にはオルタでもリリィでもないらしい<ref group = "出">[https://twitter.com/ryohgo_narita/status/981156568799502336 成田良悟Twitter2018年4月3日22:08]</ref>。 |
| **;元より別人である「別側面ですらない」もの<br/>:他のオルタたちは基本的に元となる存在ありきで成立しているが、以下二名は「オルタと付かない同名の存在とは元より別の存在」である点で大きく異なる。 | | **;元より別人である「別側面ですらない」もの<br/>:他のオルタたちは基本的に元となる存在ありきで成立しているが、以下二名は「オルタと付かない同名の存在とは元より別の存在」である点で大きく異なる。 |
| + | ***[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]は『邪竜百年戦争 オルレアン』で[[ジル・ド・レェ]]が[[聖杯]]を使い[[ジャンヌ・ダルク]]を復活させようとしたが聖杯に拒絶され、ジルが望むジャンヌとして創造された存在<ref group = "出">『邪竜百年戦争 オルレアン』第15節「竜の魔女」。</ref>。 |
| + | ****そもそも彼女自体が歪められた人類史「[[特異点]]」の中で創り出された架空の存在であるため、英霊の座に本体が存在せず、再召喚される可能性が極小とされていた。その為『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』ではある方法を使ってカルデアでの召喚の縁を結ぶ切欠を作った<ref group = "出">『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』第六節 贋作「明後日に向かう戦乙女」。</ref>。 |
| ***謎のヒロインX〔オルタ〕は[[サーヴァントユニヴァース]]のヴィラン組織「ダーク・ラウンズ」が[[謎のヒロインX]]に対抗するために人工的に造り出した存在であり、ヒロインXが反転した結果生まれたわけでも、彼女の別側面でもない。誕生経緯に間接的に関わってこそいるが、完全に別人である。 | | ***謎のヒロインX〔オルタ〕は[[サーヴァントユニヴァース]]のヴィラン組織「ダーク・ラウンズ」が[[謎のヒロインX]]に対抗するために人工的に造り出した存在であり、ヒロインXが反転した結果生まれたわけでも、彼女の別側面でもない。誕生経緯に間接的に関わってこそいるが、完全に別人である。 |
| ***エミヤ〔オルタ〕は、生前辿ってきた歴史やサーヴァント化した経緯、戦法等、英霊としての基盤となる様々な情報が[[エミヤ]]のそれとは殆ど異なる。言うなれば「違う世界、違う歴史、違う人生を歩んだ同一人物」であり、通常のエミヤが反転してオルタとなった訳でも彼の別側面でもない、ほぼ別人である。「平行世界の同一人物」というその関係性はむしろ[[無銘|無銘の英霊]]とエミヤのそれと同一と言っていい。 | | ***エミヤ〔オルタ〕は、生前辿ってきた歴史やサーヴァント化した経緯、戦法等、英霊としての基盤となる様々な情報が[[エミヤ]]のそれとは殆ど異なる。言うなれば「違う世界、違う歴史、違う人生を歩んだ同一人物」であり、通常のエミヤが反転してオルタとなった訳でも彼の別側面でもない、ほぼ別人である。「平行世界の同一人物」というその関係性はむしろ[[無銘|無銘の英霊]]とエミヤのそれと同一と言っていい。 |
| ****が、当人たちが自分達を「反転してる方と普通な方」と認識していたり、「反転をきっかけとして生まれた」らしいスキルを所持している等、細かい部分の関係性には疑問が残る。一体どういうことなのだろうか……? | | ****が、当人たちが自分達を「反転してる方と普通な方」と認識していたり、「反転をきっかけとして生まれた」らしいスキルを所持している等、細かい部分の関係性には疑問が残る。一体どういうことなのだろうか……? |
− | **;本来ならなることのなかった「ifの姿が現れた」もの | + | **;「聖杯以外の要因によって反転した」もの |
| ***[[アタランテ〔オルタ〕]]は[[アタランテ]]が宝具「神罰の野猪」を纏った姿がそう呼称されている。ただしアタランテは普通に召喚された場合、使用するに足る条件が整わねば「神罰の野猪」の使用法すら理解できず開帳には踏み切らない。 | | ***[[アタランテ〔オルタ〕]]は[[アタランテ]]が宝具「神罰の野猪」を纏った姿がそう呼称されている。ただしアタランテは普通に召喚された場合、使用するに足る条件が整わねば「神罰の野猪」の使用法すら理解できず開帳には踏み切らない。 |
| ***[[沖田総司〔オルタ〕]]はオリジナルである[[沖田総司]]が、生前交わされた契約により抑止力の顕現として戦ったらというifの歴史の姿。「ただ一度きりの顕現」を目的として調整されたため、基本骨子以外は元となる沖田の霊基とは別物ともいえるレベルに変質している。 | | ***[[沖田総司〔オルタ〕]]はオリジナルである[[沖田総司]]が、生前交わされた契約により抑止力の顕現として戦ったらというifの歴史の姿。「ただ一度きりの顕現」を目的として調整されたため、基本骨子以外は元となる沖田の霊基とは別物ともいえるレベルに変質している。 |