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: 物腰たおやか、温和な性格で慈悲深く、生命の全てを「友達」と考えている(ただし片想いになることもあるらしい)。
: 物腰たおやか、温和な性格で慈悲深く、生命の全てを「友達」と考えている(ただし片想いになることもあるらしい)。
: その一方でマスターである合成獣に慈悲を向け、彼を虐待した魔術師を一睨みで圧倒する迫力も持つ。普段は美しい花のように佇むが、いざ動き出せば待ったなし・容赦なし・自重なし、の恐るべきアクティブモンスターとなる。親友のあまり言わない方がいい点を初対面の相手にためらい無く喋ったり、ややズレたことを言ったりするなど、若干空気が読めないところがある。
: その一方でマスターである合成獣に慈悲を向け、彼を虐待した魔術師を一睨みで圧倒する迫力も持つ。普段は美しい花のように佇むが、いざ動き出せば待ったなし・容赦なし・自重なし、の恐るべきアクティブモンスターとなる。親友のあまり言わない方がいい点を初対面の相手にためらい無く喋ったり、ややズレたことを言ったりするなど、若干空気が読めないところがある。
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: 友であるギルガメッシュと同じ戦場に招かれたことは彼を歓喜させたが、その喜びはたとえ、いずれ聖杯を巡って干戈を交えることになろうとも、互いに本気で殺し合うことになろうとも、些かも曇ることはない。
: 『Grand Order』では自分を「兵器」であり「道具」であると強固に再定義し、自分を無価値なものでありただのシステムであるとして扱おうとしている。カルデアのマスターに対しても一線を引いた対応と機械的な物言いをする。とはいえ、バレンタインでは自分の好意がマスターの迷惑にならないか気遣い、過労の賢王ギルガメッシュに対して休め休めと度々注意するなど、対象に対する敬意は人間以上に大きい。
: 『Grand Order』では自分を「兵器」であり「道具」であると強固に再定義し、自分を無価値なものでありただのシステムであるとして扱おうとしている。カルデアのマスターに対しても一線を引いた対応と機械的な物言いをする。とはいえ、バレンタインでは自分の好意がマスターの迷惑にならないか気遣い、過労の賢王ギルガメッシュに対して休め休めと度々注意するなど、対象に対する敬意は人間以上に大きい。
: 人間も地球上の生命なので“好ましい”対象だが、人間はその知性から自分たちを外界から分けて考えてしまっているので擁護対象としては低い。動物、植物に自分と近いものを感じており、彼らを守るために行動する事が主となる。
: 人間も地球上の生命なので“好ましい”対象だが、人間はその知性から自分たちを外界から分けて考えてしまっているので擁護対象としては低い。動物、植物に自分と近いものを感じており、彼らを守るために行動する事が主となる。
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:数年後、成婚の儀を行う建物の前で出会い、数日に及ぶ戦闘を引き分けに近い形で終え、ギルガメッシュとの駆け抜けるような日々を送るようになる。
:数年後、成婚の儀を行う建物の前で出会い、数日に及ぶ戦闘を引き分けに近い形で終え、ギルガメッシュとの駆け抜けるような日々を送るようになる。
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:最期の時。神に逆らった罰として、女神イシュタルの願いが聞き届けられる。友にもらった「輝く星のような大切な言葉」を思い出しながら、自身のことを「罪深い」と悔恨の意を抱きながら落命。その体は、荒野の土塊に戻っていった。
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:最期の時。神に逆らった罰として、女神イシュタルの願いが聞き届けられる。友にもらった「輝く星のような大切な言葉」を思い出し、自身のことを「罪深い」と悔恨の意を抱きながら、彼に「自分を忘れること」を懇願して落命。その体は、荒野の土塊に戻っていった。
;Fate/strange Fakeで語られる略歴
;Fate/strange Fakeで語られる略歴
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129行目:
: ストーリー本編では第七特異点に、当時没したばかりだったエルキドゥ本人の遺体に新たな人格を宿らせた存在「[[キングゥ]]」が登場。
: ストーリー本編では第七特異点に、当時没したばかりだったエルキドゥ本人の遺体に新たな人格を宿らせた存在「[[キングゥ]]」が登場。
: なおエルキドゥ本人は、第七特異点では回想シーンですら登場しないが、英霊召喚(いわゆるガチャ)で入手できるのはキングゥではなくエルキドゥ本人である。終章『冠位時間神殿 ソロモン』に登場した際には、幕間の物語で語られたような、キングゥの特徴が一部表層化していた。
: なおエルキドゥ本人は、第七特異点では回想シーンですら登場しないが、英霊召喚(いわゆるガチャ)で入手できるのはキングゥではなくエルキドゥ本人である。終章『冠位時間神殿 ソロモン』に登場した際には、幕間の物語で語られたような、キングゥの特徴が一部表層化していた。
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: ウルクの民はほぼ例外なくエルキドゥに感謝や親愛の念を持っており、彼の死を聞いた際には嘆き悲しんだんだとされる。
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: ウルクの民はエルキドゥに感謝や親愛の念を持っており、彼の死を聞いた際には嘆き悲しんだんだとされる。
===その他===
===その他===
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== 人間関係 ==
== 人間関係 ==
=== Fate/strange Fake ===
=== Fate/strange Fake ===
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; [[ギルガメッシュ]]
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: 友であるギルガメッシュと同じ戦場に招かれたことは彼を歓喜させたが、その喜びはたとえ、いずれ聖杯を巡って干戈を交えることになろうとも、互いに本気で殺し合うことになろうとも、些かも曇ることはない。
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: 実際のところ、互いにサーヴァントになってからは自身を「影法師」のようなものと考えており、敵同士になったも戦い合う事に抵抗はないし、どちらかが死んだとしてもそれを成した相手に怒りを向けたりはせず「ではまた」とほほ笑むという。
; [[銀狼の合成獣]]
; [[銀狼の合成獣]]
: 偽りの聖杯戦争におけるマスター。彼の本能のみから来る『生きる』という叫びを召喚の儀式に換え、スノーフィールドの地に現界する。
: 偽りの聖杯戦争におけるマスター。彼の本能のみから来る『生きる』という叫びを召喚の儀式に換え、スノーフィールドの地に現界する。
191行目:
193行目:
: だが黄金の王はただ一つの「朋友」という価値をエルキドゥに与え、二人の間の友情を何物にも勝る財宝とした。
: だが黄金の王はただ一つの「朋友」という価値をエルキドゥに与え、二人の間の友情を何物にも勝る財宝とした。
: 彼と異なり世界の全ての人を友人だと思っているが、彼については心の内側まで全て曝け出しても良い唯一の親友と思っている。
: 彼と異なり世界の全ての人を友人だと思っているが、彼については心の内側まで全て曝け出しても良い唯一の親友と思っている。
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: 実際のところ、互いにサーヴァントになってからは自身を「影法師」のようなものと考えており、カルデアなどで一緒になっても出会えば話し込みはするが殊更に一緒に行動したりはしないし、敵同士になったも戦い合う事に抵抗はないし、どちらかが死んだとしてもそれを成した相手に怒りを向けたりはせず、「ではまた」とほほ笑むという。
; シャムハト
; シャムハト
: 同時代の聖娼。一週間寝食を共にしたことで彼女の姿を写し取り、現在の姿になった。
: 同時代の聖娼。一週間寝食を共にしたことで彼女の姿を写し取り、現在の姿になった。
307行目:
308行目:
===その他の作品===
===その他の作品===
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;「何でもない…よ」
;「きた! 言峰おじさんの寸勁呼び出し!<br> この風圧で前回僕は痛い目にあったんだ!」<br>「しかし今回は優雅な下着を穿いてきたから備えは万全なのさ!」
;「きた! 言峰おじさんの寸勁呼び出し!<br> この風圧で前回僕は痛い目にあったんだ!」<br>「しかし今回は優雅な下着を穿いてきたから備えは万全なのさ!」
;「何でもない…よ」
;「何でもない…よ」
332行目:
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*2018/03/20にてFGOの幕間の物語が追加されたが、執筆担当は設定担当の一人でもある成田良悟氏。奈須きのこ氏に「ゲストで書かない?」と提案され、初めてFGOのシナリオを担当。<br>成田氏曰く『何故強化クエストであのスキルがあの形で強化されたんだろう』と考え、そこから七章の結末を搦めて組み上げたシナリオ[https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777309704691718][https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777310946205696][https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777312145735680]
*2018/03/20にてFGOの幕間の物語が追加されたが、執筆担当は設定担当の一人でもある成田良悟氏。奈須きのこ氏に「ゲストで書かない?」と提案され、初めてFGOのシナリオを担当。<br>成田氏曰く『何故強化クエストであのスキルがあの形で強化されたんだろう』と考え、そこから七章の結末を搦めて組み上げたシナリオ[https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777309704691718][https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777310946205696][https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777312145735680]
*奈須氏によるサーヴァントの強さの位置付はAランク<ref group="出" name="小説版『Fate/strange Fake』第2巻 あとがき">小説版『Fate/strange Fake』第2巻 あとがき</ref>。
*奈須氏によるサーヴァントの強さの位置付はAランク<ref group="出" name="小説版『Fate/strange Fake』第2巻 あとがき">小説版『Fate/strange Fake』第2巻 あとがき</ref>。
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*アニメ版の第七特異点でキングゥがギルガメッシュと相対した際、にエルキドゥの肉体の記憶がフラッシュバックして狙いを外してしまうが、これに「'''本物(エルキドゥ)だったら当ててた'''」というある意味酷いコメントが多数寄せられた。ただし、エルキドゥは「人と共に生きる」と自身を定義しており、Fakeでは他人に迷惑がかからないよう砂漠に移動して戦闘を開始する理性があり(それをギルガメッシュに揶揄されている)、まして七章のギルガメッシュはサーヴァントではなく生前。本当に「当てていた」のであればエルキドゥを理性を持たない怪物状態にまで戻す必要がある。
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*アニメ版の第七特異点5話でギルガメッシュと相対した際にエルキドゥの肉体の記憶がフラッシュバックして狙いを外してしまうが、これについて'''「本物(エルキドゥ)だったら当ててた」というある意味酷いコメント'''が多数寄せられた。ただし、そもそもキングゥが攻撃を外したのはキングゥ自身の意志によるものではなく、'''キングゥの意志に反してエルキドゥの肉体が心肺を停止したため'''である。また、七章のギルガメッシュはサーヴァントではなく生前の生身であり、エルキドゥにはFakeでのギルガメッシュの撃ち合いにおいて他人に迷惑がかからないよう砂漠に移動して戦闘を開始する理性がある。「人と歩む」と自身を定義しているエルキドゥをして「本当に当てさせる」のであれば、エルキドゥを理性を持たない泥人形状態にまで戻す必要がある。
== 話題まとめ ==
== 話題まとめ ==
345行目:
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;怪物フワワとの関係性
;怪物フワワとの関係性
:エンキドゥがギルガメッシュとともに、杉の森を守る怪物フワワを討伐したことは有名である。
:エンキドゥがギルガメッシュとともに、杉の森を守る怪物フワワを討伐したことは有名である。
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:これだけならば両者の関係性は「討伐する者」と「討伐された者」でしかないが、2015年に発見された書板の記述によってフワワとエンキドゥが面識があることが判明した。フワワは幼い頃のエンキドゥを見つけるも殺さずに見逃し、エンキドゥもまたフワワの住む森への道筋や彼の強さについて知っていた。そしてフワワが敵として立ちはだかるエンキドゥに投げかける言葉の中には、彼に対する微妙な感情を垣間見せるものもある。また、討伐前にエンキドゥが涙を流す理由も察せられるものになった。
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:これだけならば両者の関係性は「討伐する者」と「討伐された者」でしかないが、2015年に発見された書板の記述によってフワワとエンキドゥが面識があることが判明した。フワワは幼い頃のエンキドゥを見つけるも殺さずに見逃し、エンキドゥもまたフワワの住む森への道筋や彼の強さについて知っていた。そしてフワワが敵として立ちはだかるエンキドゥに投げかける言葉の中には、彼に対する微妙な感情を垣間見せるものもある。また、エンキドゥはフワワを討ったことを後で後悔しており、討伐前にエンキドゥが涙を流す理由も察せられるものになった。
:フワワとエンキドゥは神々によって生み出された存在という共通点があり、二人の関係性はそれまで考察されてきた以上に深いものであると思われる。
:フワワとエンキドゥは神々によって生み出された存在という共通点があり、二人の関係性はそれまで考察されてきた以上に深いものであると思われる。
: FGOユーザーには「フワワはエルキドゥの幼馴染」として拡散された。
: FGOユーザーには「フワワはエルキドゥの幼馴染」として拡散された。