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:パンドラは神々によって泥から作られた人間の女性であり、『全ての贈り物』を意味する名の通り、女性としての美貌、知性、魅力を与えられたとされている。神々はパンドラに対し、絶対に開けてはならないと言い含めて箱を渡したが、パンドラは好奇心に勝てず、箱の蓋を開けてしまう。中からあらゆる災いが飛び出し、パンドラは慌てて蓋を閉めるも、既に一つを除いて災厄と絶望は世界中に拡散してしまい、人間は疫病、飢餓、争いに苦しめられることになる。唯一箱に残ったものであるエルピスは『希望』『予兆』『未来視』と様々な解釈がある正体不明の何かであり、それが箱から出て行かなかったおかげで、かろうじて人類が滅ぶことはなかった。また、凛はソレを『聖杯を超える聖杯』『神代の神々が作った願望器』と仮定している。
 
:パンドラは神々によって泥から作られた人間の女性であり、『全ての贈り物』を意味する名の通り、女性としての美貌、知性、魅力を与えられたとされている。神々はパンドラに対し、絶対に開けてはならないと言い含めて箱を渡したが、パンドラは好奇心に勝てず、箱の蓋を開けてしまう。中からあらゆる災いが飛び出し、パンドラは慌てて蓋を閉めるも、既に一つを除いて災厄と絶望は世界中に拡散してしまい、人間は疫病、飢餓、争いに苦しめられることになる。唯一箱に残ったものであるエルピスは『希望』『予兆』『未来視』と様々な解釈がある正体不明の何かであり、それが箱から出て行かなかったおかげで、かろうじて人類が滅ぶことはなかった。また、凛はソレを『聖杯を超える聖杯』『神代の神々が作った願望器』と仮定している。
 
:このように、パンドラと箱は必ずセットで語られる存在であるが、「美遊の世界」ではパンドラが箱を開けていないため、ギリシャ神話の本には「パンドラの箱」について何も記載されていなかった。「美遊の世界」で唯一箱の存在を知るエインズワース家が「パンドラの箱」の情報を遮断しているため、「美遊の世界」の人間では真相にたどり着けず、美遊はおろか、世界を救う為に世界中を旅し、世界中の伝承や神話を父とともに漁ったはずの美遊の兄もパンドラの箱のことを知らなかった。
 
:このように、パンドラと箱は必ずセットで語られる存在であるが、「美遊の世界」ではパンドラが箱を開けていないため、ギリシャ神話の本には「パンドラの箱」について何も記載されていなかった。「美遊の世界」で唯一箱の存在を知るエインズワース家が「パンドラの箱」の情報を遮断しているため、「美遊の世界」の人間では真相にたどり着けず、美遊はおろか、世界を救う為に世界中を旅し、世界中の伝承や神話を父とともに漁ったはずの美遊の兄もパンドラの箱のことを知らなかった。
:「パンドラの箱」は「キョウセイブンシサイセイソウチ」と呼ばれており、神々からも「人類が完全に滅んだら開くように」と言われていた。この箱にどう言った役割があるのかは現時点では不明だが、「オリュンポスの神々が作った世界の贋作」という相当に厄介そうな代物である。
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:「パンドラの箱」は「キョウセイブンシサイセイソウチ」と呼ばれており、神々からも「人類が完全に滅んだら開くように」と言われていた。この箱にどう言った役割があるのかは現時点では不明だが、「オリュンポスの神々が作った世界の贋作」という相当に厄介そうな代物である<ref group="注">後に『Fate/Grand Order』で明らかになったオリュンポス十二神の素性が、'''「既に滅んだ別宇宙の超文明が作り上げた、母星の救済を目的としてこの宇宙に送り出された宇宙船団」'''というとんでもない代物であったため、そのような目的の連中が生み出した代物を開いたらどうなるのか想像するのも恐ろしい。</ref>。
 
:ダリウスの目的はパンドラの箱を開けることだと思われるが、当然ながら「パンドラの箱を開く」という行為には危険が付き纏う。実際五年前に冬木市で起きた災害の原因も箱が引き起こしたものである。
 
:ダリウスの目的はパンドラの箱を開けることだと思われるが、当然ながら「パンドラの箱を開く」という行為には危険が付き纏う。実際五年前に冬木市で起きた災害の原因も箱が引き起こしたものである。
 
:'''「死と新生」'''というフレーズや'''新たな人類史の一歩をダリウスとエリカで作り上げる'''という時点で嫌な予感しかしない。実際、「パンドラの箱の最後に残されていて出て行かなかった物は『未来視』であり、絶望的な未来を見なくて済んだから人間には希望が残された」という解釈も存在する。
 
:'''「死と新生」'''というフレーズや'''新たな人類史の一歩をダリウスとエリカで作り上げる'''という時点で嫌な予感しかしない。実際、「パンドラの箱の最後に残されていて出て行かなかった物は『未来視』であり、絶望的な未来を見なくて済んだから人間には希望が残された」という解釈も存在する。
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