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: このアルジュナはあらゆる神性を統合した弊害により少しの不出来も容赦しない概念として暴走状態にあったが、滅業の刃では自身を裁くことはできず、その結果、図らずも彼の内側で僅かに残った「[[クリシュナ (黒)|エゴイズムを司る人格]]」がギリギリのところで完全な機構と成り果てる事を阻止していた。<br/> そしてそのアルジュナのエゴイズム(誰かに勝ちたい、優れた者でありたい、何かを憎み、怒りたいという程度のものであったが)を司る人格、その「今度こそカルナに勝ちたい」という願いと欲望が主人公たちとともに訪れたカルナにより呼び起こされたことで、彼は人間性を取り戻したのである。
 
: このアルジュナはあらゆる神性を統合した弊害により少しの不出来も容赦しない概念として暴走状態にあったが、滅業の刃では自身を裁くことはできず、その結果、図らずも彼の内側で僅かに残った「[[クリシュナ (黒)|エゴイズムを司る人格]]」がギリギリのところで完全な機構と成り果てる事を阻止していた。<br/> そしてそのアルジュナのエゴイズム(誰かに勝ちたい、優れた者でありたい、何かを憎み、怒りたいという程度のものであったが)を司る人格、その「今度こそカルナに勝ちたい」という願いと欲望が主人公たちとともに訪れたカルナにより呼び起こされたことで、彼は人間性を取り戻したのである。
 
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: サーヴァント「アルジュナ・オルタ」として召喚されてからは神々との繋がりが断たれており、再臨が進むごとに狂化ランクの変動・肉体性能の退行・人間性の再獲得が起こる。姿も髪色の変化を始め、次第に本来のアルジュナにより近いものへと変化していくが、最終段階まで進めても角や尻尾は残っており、やはり完全には戻らない。
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: サーヴァント「アルジュナ・オルタ」として召喚されてからは神々との繋がりが断たれており、再臨が進むごとに狂化ランクの変動・肉体性能の退行・人間性の再獲得が起こる。姿も髪色の変化を始め、次第に本来のアルジュナにより近いものへと変化していくが、最終段階まで進めても角や尻尾は残っており、やはり完全には戻らない。人間だった頃のかつての記憶は朧気になっているほか、味覚も非常に鈍く、甘さや辛さといった刺激が強いものであればどうにか感じ取れる程度と、人間性に関わる部分は大半が欠落したままである。
: マスターに対しても当初はほぼ無言で仕えるのみだが、再臨が進むと徐々に言葉を発するようになる。サーヴァントとして召喚された彼が許さないのはマスターに敵対する邪悪なもののみであるが、マスターが邪悪であると分かれば当然これも容赦なく断罪しようとする。これについては本人も忠告している。
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: マスターに対しても当初はほぼ無言で仕えるのみだが、再臨が進むと徐々に言葉を発するようになる。サーヴァントとして召喚された彼が許さないのはマスターに敵対する邪悪なもののみであるが、マスターが邪悪であると分かれば当然これも容赦なく断罪しようとする。この点については本人も直接忠告している。
 
: 辛うじて人間性を取り戻した彼は汎人類史のアルジュナよりやや素朴な印象の青年となるが、これはアーチャー・アルジュナが「マスターに相応しい存在であろうと気を張っている」一方でアルジュナ・オルタにはそれが欠けているためである。すなわち、彼から垣間見えるものは、「気を張っていない状態の」アルジュナが本来持ち合わせている穏やかな性格、純朴性であると言える。
 
: 辛うじて人間性を取り戻した彼は汎人類史のアルジュナよりやや素朴な印象の青年となるが、これはアーチャー・アルジュナが「マスターに相応しい存在であろうと気を張っている」一方でアルジュナ・オルタにはそれが欠けているためである。すなわち、彼から垣間見えるものは、「気を張っていない状態の」アルジュナが本来持ち合わせている穏やかな性格、純朴性であると言える。
 
:: また、アーチャーのアルジュナはアルジュナ・オルタに対して「英雄としての理想像」を見ているが、アルジュナ・オルタはアーチャーのアルジュナに対して「誇り高き英雄」としての憧憬を抱いており、言わば互いが互いに欠けているものを見出しているような、比較的良好な関係にある。
 
:: また、アーチャーのアルジュナはアルジュナ・オルタに対して「英雄としての理想像」を見ているが、アルジュナ・オルタはアーチャーのアルジュナに対して「誇り高き英雄」としての憧憬を抱いており、言わば互いが互いに欠けているものを見出しているような、比較的良好な関係にある。
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: カルキはインド三大神の一柱・ヴィシュヌ神の第十化身であり、遠い将来に訪れるカリ・ユガの最後において、全ての悪を滅するために姿を現すとされている神性である。
 
: カルキはインド三大神の一柱・ヴィシュヌ神の第十化身であり、遠い将来に訪れるカリ・ユガの最後において、全ての悪を滅するために姿を現すとされている神性である。
 
: またアルジュナの親友「クリシュナ」もカルキと同じくヴィシュヌ神の化身であり、何らかの関係性を推測することも出来るが、現状は詳細不明。
 
: またアルジュナの親友「クリシュナ」もカルキと同じくヴィシュヌ神の化身であり、何らかの関係性を推測することも出来るが、現状は詳細不明。
: いずれにせよアルジュナはこの「終末をもたらす者」から「対邪悪」スキルと神性、『帰滅を裁定せし廻剣』を譲り受け、その代償として人間性をほぼ失った。
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: いずれにせよアルジュナはこの「終末をもたらす者」から「対邪悪」スキルと神性、『帰滅を裁定せし廻剣』を譲り受け、その代償として人間性をほぼ失うこととなった。
    
; ローカパーラ
 
; ローカパーラ
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: 異父兄であり宿敵。インド異聞帯においては、終ぞ消すことの出来なかった彼への執心が「神たるアルジュナ」の完全性を崩す最後の決定打となる。
 
: 異父兄であり宿敵。インド異聞帯においては、終ぞ消すことの出来なかった彼への執心が「神たるアルジュナ」の完全性を崩す最後の決定打となる。
 
: 彼の威光を美しく思うと同時に脅威にも感じてしまっており、これは自身に僅かながらも残っていた人間性の部分が彼を無視することを許さなかった結果であった。
 
: 彼の威光を美しく思うと同時に脅威にも感じてしまっており、これは自身に僅かながらも残っていた人間性の部分が彼を無視することを許さなかった結果であった。
: サーヴァント・アルジュナ〔オルタ〕として召喚された後もなお、彼に対してどこか掻き立てられるものをほんの僅かに感じている。
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: サーヴァント・アルジュナ・オルタとして召喚された後もなお、彼に対してどこか掻き立てられるものをほんの僅かに感じている。
 
: それとは別にあちらが「スーパーカルナ」なので、自分も対抗して「スーパーアルジュナ」と名乗るべきだったか……と考えることもあるらしい。
 
: それとは別にあちらが「スーパーカルナ」なので、自分も対抗して「スーパーアルジュナ」と名乗るべきだったか……と考えることもあるらしい。
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: うさみみのセイバー。耳(実際は角)があるとはいえ特に似ている訳ではないが、彼からは妙に仲間意識を持たれている。
 
: うさみみのセイバー。耳(実際は角)があるとはいえ特に似ている訳ではないが、彼からは妙に仲間意識を持たれている。
 
: そんな彼を通して他サーヴァントとの交流が広がったらしく、アルジュナ自身はこれを面白いと感じている。
 
: そんな彼を通して他サーヴァントとの交流が広がったらしく、アルジュナ自身はこれを面白いと感じている。
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; [[カルナ〔サンタ〕]]
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: 「クリスマス2020」で共闘。人間時代の記憶はほとんど曖昧な状態だが、それでも言葉では言い表せない「何か」を確かに感じている。
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: 拳同士を軽くぶつけ合う挨拶を交わした際は「未知の情報、未知の感覚」であるとして、自身の記憶領域にしっかりと刻み込んだ。
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; [[ジーク (Grand Order)]]
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: 「クリスマス2020」で共闘。彼とは味覚が鈍いという共通点がある。
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: 元は目的のために生み出された存在であるという点から「彼と俺たちは似ているのかもしれない」と内心で感じており、熱い料理を吹き冷ましてから食べるように教えたりしている。
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; [[エリザベート=バートリー]]
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: ヴリトラにトレースされた彼女の歌を聞いて、欲を切り捨てた自らの心にも届く音があることに新鮮さと心地好さを見出す。
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: 至極真面目に褒められてたいそう喜んだ彼女からは、大量のファンクラブグッズを授かることとなった。
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; [[ヴリトラ]]
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: 「クリスマス2020」にて騒動を引き起こした邪竜。あちらからは「(アルジュナと)同じ顔の神っぽいヤツ」と認識されている。
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: 彼女の本質を見定めるべくしてアルジュナより派遣されたアルジュナ・オルタだったが、かくして超越の視点を以て、彼女が「先に進むための必要悪」という一側面を司っていると看破し、「邪悪にあらず」との裁定を下した。
    
; [[アルジュナ]]
 
; [[アルジュナ]]
 
: 汎人類史における自分自身。「誇り高き英雄」としての憧憬を抱いている。
 
: 汎人類史における自分自身。「誇り高き英雄」としての憧憬を抱いている。
: 「人として足掻き、苦しみながらも立ち上がる英雄」である彼を「真のアルジュナ」とまで呼び、主人公には彼を導いてくれるよう頼んでいる。
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: 「人として足掻き、苦しみながらも立ち上がる英雄」である彼を「真のアルジュナ」とまで呼び、主人公には彼を導いてくれるよう頼んでいる一方で、彼からはその姿に「英雄としての理想像」を見出されている。
: 一方で彼からはその姿に「英雄としての理想像」を見出されている。
   
: ややこしくなるのを避けるためにあまり遭遇しないようにはしているが、両者の関係は比較的良好なものとなっている。
 
: ややこしくなるのを避けるためにあまり遭遇しないようにはしているが、両者の関係は比較的良好なものとなっている。
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: 「クリスマス2020」では「超越の視点で善悪を見抜く眼力」を信頼されていると同時に「失った記憶を呼び起こさせるような刺激をもう一人の自分に与えてやりたい」というアルジュナ自身の思惑もあって、彼からヴリトラ対策の代役を任される。
    
; [[クリシュナ (黒)]]
 
; [[クリシュナ (黒)]]
 
: 自身のエゴイズムを司る裏人格。彼の残滓が最終的にアルジュナの人間性を呼び戻すきっかけとなる。
 
: 自身のエゴイズムを司る裏人格。彼の残滓が最終的にアルジュナの人間性を呼び戻すきっかけとなる。
 
: すなわち「蟻の一穴」であり、そしてアルジュナの中で輝き続ける「魂の灯火」である。
 
: すなわち「蟻の一穴」であり、そしてアルジュナの中で輝き続ける「魂の灯火」である。
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; カルキ
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: 維持神ヴィシュヌの第十化身にして最後のアヴァターラ。「汚物を破壊するもの」。
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: 厳密には神ではないが、カリ・ユガの時代に現れて世に満ちるあらゆる邪悪を灼き滅ぼしこれを終焉させ、新たなる善の時代クリタ・ユガに導く絶大なる存在。
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: アルジュナ〔オルタ〕の人格や能力に密接な関わりがあり、アルジュナは彼の強大すぎる権能を「譲り受けた」代償として人としての自我を失ったと思われる。
      
===生前===
 
===生前===
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; イーラーヴァット、アビマニュ
 
; イーラーヴァット、アビマニュ
 
: アルジュナの息子たち。クルクシェートラ戦争にて戦死した。
 
: アルジュナの息子たち。クルクシェートラ戦争にて戦死した。
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; カルキ
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: 維持神ヴィシュヌの第十化身にして最後のアヴァターラ。「汚物を破壊するもの」。
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: 厳密には神ではないが、カリ・ユガの時代に現れて世に満ちるあらゆる邪悪を灼き滅ぼしこれを終焉させ、新たなる善の時代クリタ・ユガに導く絶大なる存在。
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: アルジュナ・オルタの人格や能力に密接な関わりがあり、アルジュナは彼の強大すぎる権能を「譲り受けた」代償として人としての自我を失ったと思われる。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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==== イベント ====
 
==== イベント ====
 
; 「理解は至らず。けれど、そうする事を求められているのであれば───。」
 
; 「理解は至らず。けれど、そうする事を求められているのであれば───。」
: 「救え!アマゾネス・ドットコム」にて。配達業務の合間、ふわりとサウナにやってきたものの、そこにいた先客たちが我慢勝負を繰り広げている状況を判断して立ち去ろうとするが、アシュヴァッターマンに引き留められ勝負を吹っ掛けられたことに対しての応答。この直前で一瞬無言かつ瞳の色が変化しており、咄嗟に善悪の判定をするため思考を走らせていたのかもしれない。
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: 「救え!アマゾネス・ドットコム」にて。配達業務の合間、ふわりとサウナにやってきたものの、そこにいた先客たちが我慢勝負を繰り広げている状況を判断して立ち去ろうとするが、アシュヴァッターマンに引き留められ勝負を吹っ掛けられたことに対しての応答。この直前で一瞬無言かつ瞳の色が変化しており、「カルナ」という単語に対して反応を示していた模様。
 
: 第三再臨後の姿なので幾分流暢に話しているが、やはりどこか機械的で非人間さを残す言動をしており、何より「勝負」という概念をあまり理解できていないなど、オリジナルとは本質的には同一でも決定的に異なる存在であることを感じさせる。
 
: 第三再臨後の姿なので幾分流暢に話しているが、やはりどこか機械的で非人間さを残す言動をしており、何より「勝負」という概念をあまり理解できていないなど、オリジナルとは本質的には同一でも決定的に異なる存在であることを感じさせる。