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:悪気は一切ないのだが相手の地雷を全力で踏み抜いてしまう発言をすることもあるため「キレた斧」と呼ばれており、暴君状態のギルガメッシュをして「ちょっと我でもどうかと思う」というレベルの肝が冷える発言を生前もしていた模様。本人としては至極真剣に相手を理解したいという愚直なまでの真摯さからのものであり、間違っていたり相手を傷つけたとわかると謝罪してくる。理屈さえ通っていれば話しやすい方であり、理不尽な要求はして来ない。
 
:悪気は一切ないのだが相手の地雷を全力で踏み抜いてしまう発言をすることもあるため「キレた斧」と呼ばれており、暴君状態のギルガメッシュをして「ちょっと我でもどうかと思う」というレベルの肝が冷える発言を生前もしていた模様。本人としては至極真剣に相手を理解したいという愚直なまでの真摯さからのものであり、間違っていたり相手を傷つけたとわかると謝罪してくる。理屈さえ通っていれば話しやすい方であり、理不尽な要求はして来ない。
 
:一方で、内面的には自己肯定感が低く繊細な面があり、自らの感情を分析しいつまでも悩み続ける。理屈で自分を誤魔化そうとする癖があり、内面はかなり複雑で面倒くさい。どれほど理不尽な目にあっても世界を恨めない宿命を持つ。根底には強い自由意志を持つ生命への憧れを抱える。
 
:一方で、内面的には自己肯定感が低く繊細な面があり、自らの感情を分析しいつまでも悩み続ける。理屈で自分を誤魔化そうとする癖があり、内面はかなり複雑で面倒くさい。どれほど理不尽な目にあっても世界を恨めない宿命を持つ。根底には強い自由意志を持つ生命への憧れを抱える。
:ギルガメッシュの王律鍵を解析するなど、思考能力は高く学習は早い。時どき複数の人格を統制しきれていないことを自覚するような発言をしており、座を通じて複数の時空に散らばった思考をアップデートさせているらしい。
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:ギルガメッシュの王律鍵を解析するなど、思考能力は高く学習は早い。時どき複数の人格を統制しきれていないことを自覚するような発言をしており、座を通じて複数の時空に散らばった思考をアップデートさせているらしい。エルキドゥが常に浮かべる微笑みは「無表情に近い」とも表現されるが、ギルガメッシュに対しては人間味のある表情を浮かべる。
 
:エルキドゥの人格は身体に刻まれ、例え身体に別の魂が宿っていたとしても、それは神々が造りし肉体の「道」として世界に刻まれる。分かりやすく言えばもともとソフトウェアを入れる前のハードウェアだけの状態で生まれ、そのまっさらな素体にフワワやシャムハト、ギルガメッシュが人間らしさを刻んだ結果が今の彼であり、今の人格はその時生まれたソフトウェアに過ぎない。つまりエルキドゥとはハードウェアを指す名称である。そのため座に登録されているのは魂ではなく肉体である。
 
:エルキドゥの人格は身体に刻まれ、例え身体に別の魂が宿っていたとしても、それは神々が造りし肉体の「道」として世界に刻まれる。分かりやすく言えばもともとソフトウェアを入れる前のハードウェアだけの状態で生まれ、そのまっさらな素体にフワワやシャムハト、ギルガメッシュが人間らしさを刻んだ結果が今の彼であり、今の人格はその時生まれたソフトウェアに過ぎない。つまりエルキドゥとはハードウェアを指す名称である。そのため座に登録されているのは魂ではなく肉体である。
 
: 性別は「無性(可変)」。現在は「彼(彼女)」や「エルキドゥ嬢(君)」などのどちらとも取れる表現がされ、FGO海外版の三人称は「They」が使用される。完全に女性となっている時空もある。ギルガメッシュのことを「ギル」、人前では「ギルガメッシュ」と呼ぶのに対し、ギルガメッシュは二人の時はエルキドゥをどうやら「おまえ」と呼ぶらしい。  
 
: 性別は「無性(可変)」。現在は「彼(彼女)」や「エルキドゥ嬢(君)」などのどちらとも取れる表現がされ、FGO海外版の三人称は「They」が使用される。完全に女性となっている時空もある。ギルガメッシュのことを「ギル」、人前では「ギルガメッシュ」と呼ぶのに対し、ギルガメッシュは二人の時はエルキドゥをどうやら「おまえ」と呼ぶらしい。  
 
; 能力
 
; 能力
: その肉体そのものが、神により作り出された“何にでも変形する粘土細工”。全身が神々の武器にも等しい生きた宝具、ウルク最強の“兵器”である。つまり、生きた「神造兵装」そのもの。聖杯のシステムの関係上、実現は不可能であると言われているが仮に[[バーサーカー]]のクラスに据えられることがあれば知恵と理性を持たない代わりに、失った本来の力の全てを開放し神にすら届く力を発揮する可能性がある。人間性と引き換えに力の多くを失っている状態でさえ、かつてギルガメッシュと対等に戦った強大な戦闘力を持つ。
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: その肉体そのものが、神により作り出された“何にでも変形する粘土細工”。全身が神々の武器にも等しい生きた宝具、神々の最高傑作となるべく作られた、メソポタミア最強の“兵器”である。つまり、生きた「神造兵装」そのもの。聖杯のシステムの関係上、実現は不可能であると言われているが仮に[[バーサーカー]]のクラスに据えられることがあれば知恵と理性を持たない代わりに、失った本来の力の全てを開放し神にすら届く力を発揮する可能性がある。人間性と引き換えに力の多くを失っている状態でさえ、かつてギルガメッシュと対等に戦った強大な戦闘力を持つ。
 
: 肉体を槍、斧、盾、獣といった万象へと自在に変化させる能力を持つ。ギルガメッシュと数日に渡る死闘を繰り広げ、彼の財宝を空にするも自身も肉体の9割を失い、互いに力尽きて引き分けに終わった。[[ギルガメッシュ〔キャスター〕|賢王]]の発言から、飛行能力もある様子。ちなみに、[[ギルガメッシュ|親友]]によると魔力さえ用意できれば聖杯の代わりをなすことも可能らしい。基本的に弱点はないが、呪いや病には弱い。
 
: 肉体を槍、斧、盾、獣といった万象へと自在に変化させる能力を持つ。ギルガメッシュと数日に渡る死闘を繰り広げ、彼の財宝を空にするも自身も肉体の9割を失い、互いに力尽きて引き分けに終わった。[[ギルガメッシュ〔キャスター〕|賢王]]の発言から、飛行能力もある様子。ちなみに、[[ギルガメッシュ|親友]]によると魔力さえ用意できれば聖杯の代わりをなすことも可能らしい。基本的に弱点はないが、呪いや病には弱い。
 
:『変容』スキルによって『筋力・耐久・敏捷・魔力・幸運』のパラメーターを一定の総合値から状況に応じて振り分け直す事が可能で、その際の最大値はマスターによって多少上下する。
 
:『変容』スキルによって『筋力・耐久・敏捷・魔力・幸運』のパラメーターを一定の総合値から状況に応じて振り分け直す事が可能で、その際の最大値はマスターによって多少上下する。
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**もっとも、言峰の妻についての回想のように何らかの辻褄合わせ的なアナウンスが後から出る可能性もあり、やはり公式の見解待ちである。
 
**もっとも、言峰の妻についての回想のように何らかの辻褄合わせ的なアナウンスが後から出る可能性もあり、やはり公式の見解待ちである。
 
<!-- **『CCC』でも“それを、彼は違うものにした。この先、永遠に孤独であることを代償に”とあり、ギルガメッシュが未来永劫エルキドゥが唯一の友と宣言したことで己の死後の彼が孤独となることをエルキドゥが気にしている。孤高であり続けることを最大の誠意としていたギルガメッシュの挟持に永遠の傷を付けた、という独白とも合わせれば、『孤立』と『孤独』を異なる意味・意義として使っているためだと思われる。 -->
 
<!-- **『CCC』でも“それを、彼は違うものにした。この先、永遠に孤独であることを代償に”とあり、ギルガメッシュが未来永劫エルキドゥが唯一の友と宣言したことで己の死後の彼が孤独となることをエルキドゥが気にしている。孤高であり続けることを最大の誠意としていたギルガメッシュの挟持に永遠の傷を付けた、という独白とも合わせれば、『孤立』と『孤独』を異なる意味・意義として使っているためだと思われる。 -->
*『Fate/Zero』のドラマCDでは外見に似合わない男性的なCVが付けられているが、ドラマCD制作時では現在の中性的な容姿や具体的な人物像が設定されていなかった。
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*『Fate/Zero』のドラマCDでは外見に似合わない男性的なCVが付けられているが、ドラマCD制作時では現在の中性的な容姿や具体的な人物像が確定されていなかった。
 
** 『Fate/Grand Order』では[[ランルーくん]]を演じた小林ゆう氏が担当することとなった。
 
** 『Fate/Grand Order』では[[ランルーくん]]を演じた小林ゆう氏が担当することとなった。
 
*エイプリルフール企画の『戦車男』では'''女の子'''という設定になっていて、幼馴染みであるギルガメッシュの部屋に窓から毎日のようにお邪魔したり、ギルガメッシュが[[イスカンダル|戦車男]]に強気な助言をする度に辛辣なツッコミを入れたり、言峰おじさん(映画公式サイトでは「おばさん」と呼ばれておりギルの母的な存在っぽかったのだが、後に春野氏本人が家政夫兼世話係の男性に訂正してしまった)が作ったご飯(当然マーボー)を一緒に食べたりするなど、当人間の認識はともかく傍目には'''リア充爆発しろ'''的な仲の良さである。<br>ちなみに愛犬のリョウ号は『strange Fake』でのマスターである銀狼で、成田犬という犬種らしい。勿論、成田良悟氏のもじりである。
 
*エイプリルフール企画の『戦車男』では'''女の子'''という設定になっていて、幼馴染みであるギルガメッシュの部屋に窓から毎日のようにお邪魔したり、ギルガメッシュが[[イスカンダル|戦車男]]に強気な助言をする度に辛辣なツッコミを入れたり、言峰おじさん(映画公式サイトでは「おばさん」と呼ばれておりギルの母的な存在っぽかったのだが、後に春野氏本人が家政夫兼世話係の男性に訂正してしまった)が作ったご飯(当然マーボー)を一緒に食べたりするなど、当人間の認識はともかく傍目には'''リア充爆発しろ'''的な仲の良さである。<br>ちなみに愛犬のリョウ号は『strange Fake』でのマスターである銀狼で、成田犬という犬種らしい。勿論、成田良悟氏のもじりである。
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*2018/03/20にてFGOの幕間の物語が追加されたが、執筆担当は設定担当の一人でもある成田良悟氏。奈須きのこ氏に「ゲストで書かない?」と提案され、初めてFGOのシナリオを担当。<br>成田氏曰く『何故強化クエストであのスキルがあの形で強化されたんだろう』と考え、そこから七章の結末を搦めて組み上げたシナリオ[https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777309704691718][https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777310946205696][https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777312145735680]
 
*2018/03/20にてFGOの幕間の物語が追加されたが、執筆担当は設定担当の一人でもある成田良悟氏。奈須きのこ氏に「ゲストで書かない?」と提案され、初めてFGOのシナリオを担当。<br>成田氏曰く『何故強化クエストであのスキルがあの形で強化されたんだろう』と考え、そこから七章の結末を搦めて組み上げたシナリオ[https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777309704691718][https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777310946205696][https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777312145735680]
 
*奈須氏によるサーヴァントの強さの位置付はAランク<ref group="出" name="小説版『Fate/strange Fake』第2巻 あとがき">小説版『Fate/strange Fake』第2巻 あとがき</ref>。
 
*奈須氏によるサーヴァントの強さの位置付はAランク<ref group="出" name="小説版『Fate/strange Fake』第2巻 あとがき">小説版『Fate/strange Fake』第2巻 あとがき</ref>。
*白い衣に長い髪、襟元がフードのようになっている所など、デザインモチーフは「ドルアーガの塔」の巫女カイ。
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*白い衣に長い髪、襟元がフードのようになっている所など、デザインモチーフは「ドルアーガの塔」のヒロインである巫女カイ。
*『Fate/Grand Order』ではサービス開始時から実装が告知され、七章タイトル「天の鎖」などで非常に期待されたサーヴァントである。しかし、実際には'''シナリオでも性能でもがっつりデバフ'''を受けたため「'''FGO星5最不遇'''」とも囁かれた。蓋を開ければ出番は極めて少ない・というか「無」であり、基本的には希少な確率で引き当てるしかプレイヤーが見舞える機会はなく、あとは他作品の情報を集めるしかないため、エルキドゥの持つバックグラウンドが理解されづらい。加えて性能面でも運用が難しいことや、人気キャラのイシュタルへの対応などFGOでは過激な側面のみが強調されること、プレイヤーに対しても明確に一線を引くこと等などから、実装時はプレイヤーから激しい批判に晒された。
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*『Fate/Grand Order』ではサービス開始時から実装が告知され、七章タイトル「天の鎖」などで非常に期待されたサーヴァントである。しかし、実際には'''シナリオでも性能でもがっつりデバフ'''を受けたため「'''FGO星5最不遇'''」とも囁かれた。蓋を開ければ出番は極めて少ない・というか「無」であり、基本的には希少な確率で引き当てるしかプレイヤーが見舞える機会はなく、あとは他作品の情報を集めるしかないため、エルキドゥの持つバックグラウンドが理解されづらい。加えて性能面でも運用が難しいことや、人気キャラのイシュタルへの対応などFGOでは過激な側面のみが強調される等などから、実装時はプレイヤーから激しい批判に晒された。
 
**アニメ版の第七特異点五話でもギルガメッシュと相対した際にエルキドゥの肉体の記憶がフラッシュバックして狙いを外してしまうようにみえるなど、これについても'''「本物(エルキドゥ)だったら当ててた」'''というある意味酷いコメントが多数寄せられた。ただし、そもそも'''キングゥが攻撃を外したのは、キングゥの意志に反してエルキドゥの肉体が一時的に心肺を停止したため'''である。また、'''七章のギルガメッシュはFakeとは違いサーヴァントではなく生前の生身'''(これについては6巻で詳しく語られている)。エルキドゥにはFakeでのギルガメッシュの撃ち合いによる'''周囲への被害を懸念'''し、'''他人に迷惑がかからないよう戦場を砂漠に移す理性'''がある(そのことをギルガメッシュに揶揄されている)。「人と歩む」と自身を定義しているエルキドゥをして「本当に当てさせる」のであれば、'''エルキドゥを理性を持たない泥人形状態にまで戻す必要がある'''。
 
**アニメ版の第七特異点五話でもギルガメッシュと相対した際にエルキドゥの肉体の記憶がフラッシュバックして狙いを外してしまうようにみえるなど、これについても'''「本物(エルキドゥ)だったら当ててた」'''というある意味酷いコメントが多数寄せられた。ただし、そもそも'''キングゥが攻撃を外したのは、キングゥの意志に反してエルキドゥの肉体が一時的に心肺を停止したため'''である。また、'''七章のギルガメッシュはFakeとは違いサーヴァントではなく生前の生身'''(これについては6巻で詳しく語られている)。エルキドゥにはFakeでのギルガメッシュの撃ち合いによる'''周囲への被害を懸念'''し、'''他人に迷惑がかからないよう戦場を砂漠に移す理性'''がある(そのことをギルガメッシュに揶揄されている)。「人と歩む」と自身を定義しているエルキドゥをして「本当に当てさせる」のであれば、'''エルキドゥを理性を持たない泥人形状態にまで戻す必要がある'''。
 
**また、アニメ一話で「エルキドゥがこんな礼儀正しいわけない」としてエルキドゥを扱き下ろしながらキングゥを賞賛する言説が拡散されたが、Fakeの初の登場シーンでエルキドゥは'''敬語'''であり、マスターの非道な飼い主に対しても丁寧に接する。FGOでもバレンタイン、幕間ともに'''敬語混じりで話す'''ので、キングゥが礼儀正しく良識的に見えるのだとすればそれはエルキドゥの振る舞いを模倣しているからである。
 
**また、アニメ一話で「エルキドゥがこんな礼儀正しいわけない」としてエルキドゥを扱き下ろしながらキングゥを賞賛する言説が拡散されたが、Fakeの初の登場シーンでエルキドゥは'''敬語'''であり、マスターの非道な飼い主に対しても丁寧に接する。FGOでもバレンタイン、幕間ともに'''敬語混じりで話す'''ので、キングゥが礼儀正しく良識的に見えるのだとすればそれはエルキドゥの振る舞いを模倣しているからである。
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:伝承におけるエンキドゥは娼婦シャムハトと6日7晩に及ぶ性行為によって野性を失う代わりに人間性を獲得しているが、TYPE-MOON世界のエルキドゥとシャムハトは「寝食を共にした」とだけ記述されている。
 
:伝承におけるエンキドゥは娼婦シャムハトと6日7晩に及ぶ性行為によって野性を失う代わりに人間性を獲得しているが、TYPE-MOON世界のエルキドゥとシャムハトは「寝食を共にした」とだけ記述されている。
 
:「ギルガメシュ叙事詩」のエンキドゥは性別なしのエルキドゥと違い、男性として描かれている。全体的にFGOのエルキドゥと比べると感情豊かで人間臭い。また、エンキドゥは女のように長い髪を持ち、ギルガメシュよりも小柄であったとされるので、この辺はfateに取り入れられているかもしれない。
 
:「ギルガメシュ叙事詩」のエンキドゥは性別なしのエルキドゥと違い、男性として描かれている。全体的にFGOのエルキドゥと比べると感情豊かで人間臭い。また、エンキドゥは女のように長い髪を持ち、ギルガメシュよりも小柄であったとされるので、この辺はfateに取り入れられているかもしれない。
:エンキドゥはフワワ討伐に涙を流して'''強く反対する'''が、周囲のプレッシャーに負けて、渋々ながらギルガメシュに同行する。エンキドゥは気勢を上げる一方で道中不吉な予知夢に悩まされるギルガメシュを励ますうちに、自らの手を汚す覚悟を決めたようである。フワワとの戦いのあと、命乞いをするフワワの言葉を聞くギルガメッシュに対して、止めを指すように忠告しているなど、エンキドゥは人情を持ちつつも覚悟を持ち合わせながらも、エンキドゥはフワワを討ったことを後悔している。エンキドゥの死をギルガメシュは気が触れたように悲しみ、不眠症のようになったとされる。
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:エンキドゥはフワワ討伐に涙を流して'''強く反対する'''が、周囲のプレッシャーに負けて、渋々ながらギルガメシュに同行する。エンキドゥは気勢を上げる一方で道中不吉な予知夢に悩まされるギルガメシュを励ますうちに、自らの手を汚す覚悟を決めたようである。フワワとの戦いのあと、命乞いをするフワワの言葉を聞くギルガメッシュに対して、止めを指すように忠告しているなど、エンキドゥは親しい者に対する情とそのために何かを犠牲にする覚悟をも持ち合わせている。エンキドゥの死をギルガメシュは気が触れたように悲しみ、不眠症のようになったとされる。
:エンキドゥは世界最古のサイドキック(相棒)とされ、主人公のライバル、親友、従者、家族、双神の片割れ、ヒロインなどの属性を持ち、様々な要素が当時は未分化だった。ギルガメシュは実在したかもしれない歴史的資料があるが、エンキドゥは定かではない。
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:エンキドゥは世界最古のサイドキック(相棒)とされ、主人公のライバル、親友、恋人、従者、家族、双神の片割れなどの複数の属性を持ち、性的なことへのタブー意識も薄いメソポタミア文明において、物語上の様々な役割が未分化だったことが伺える。ギルガメシュは実在したかもしれない歴史的資料があるが、エンキドゥは定かではない。
    
;怪物フワワとの関係性
 
;怪物フワワとの関係性
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:これだけならば両者の関係性は「討伐する者」と「討伐された者」でしかないが、2015年に発見された書板の記述によってフワワとエンキドゥが面識があることが判明した。フワワは幼い頃のエンキドゥを見つけるも殺さずに見逃し、エンキドゥもまたフワワの住む森への道筋や彼の強さについて知っていた。
 
:これだけならば両者の関係性は「討伐する者」と「討伐された者」でしかないが、2015年に発見された書板の記述によってフワワとエンキドゥが面識があることが判明した。フワワは幼い頃のエンキドゥを見つけるも殺さずに見逃し、エンキドゥもまたフワワの住む森への道筋や彼の強さについて知っていた。
 
:フワワとエンキドゥは神々によって生み出された存在という共通点がある。
 
:フワワとエンキドゥは神々によって生み出された存在という共通点がある。
: 新文書はFGOユーザー間で「フワワはエルキドゥの幼馴染」「エンキドゥは野人の暴力性をもって幼馴染を残虐に殺した」と断片的な情報を切り貼りして拡散されこのページにもそのように記載されていたが、厳密に言うならばそれば一部だけを誇張した表現である。「'''フワワと幼少期のエンキドゥは遠目だったが面識があった'''」「'''エンキドゥはフンババ殺しに強く反対していた'''」「'''エンキドゥは討伐後にその行いを後悔した'''」というのが適切だろう。
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: 新文書はFGOユーザー間で「フワワはエルキドゥの幼馴染」「エンキドゥは野人の暴力性をもって幼馴染を残虐に殺した」と断片的な情報を切り貼りして拡散されこのページにもそのように記載されていたが、厳密に言うならばそれば一部だけを誇張した表現である。「フワワと幼少期のエンキドゥは遠目だが面識はあった(幼馴染は言いすぎ)」「エンキドゥはフンババ殺しに強く反対していた」「エンキドゥは討伐後にその行いを後悔した」というのが適切だろう。
:この発見に対して成田氏は「わりとかなり重要な案件」と語っているため、作中に設定が反映される可能性もある。
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:この発見に対して成田氏は「わりとかなり重要な案件」と語っているため、作中の設定が変更される可能性もある。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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