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== 概要 ==
 
== 概要 ==
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『[[Fate/Grand Order]]』に登場する「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]
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『[[Fate/Grand Order]]』に登場する「[[アルターエゴ]]」の[[サーヴァント]]。初登場時には、「[[キャスター|魔術師]]」のクラスを名乗っていた。
    
;略歴
 
;略歴
: 亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』にて[[英霊剣豪]]の一角、「キャスター・リンボ」として登場。
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: 亜種並行世界『[[屍山血河舞台 下総国]]』にて[[英霊剣豪]]の一角、「キャスター・リンボ」として登場。
 
: あくまでも英霊剣豪の内の一騎に過ぎないものの、英霊剣豪というモノ自体が英霊に道満の持つ“一切鏖殺”の宿業を埋め込んだものであるという発言<ref group = "出">妖術師と道満の会話より。</ref>や、度々発生していた「赤い月の夜<ref group = "注">たとえ晴天の広がる昼間であろうと、道満が術を行使すると、唐突に赤い月が昇り辺りが暗闇に満ちる。この時、恐るべき力を秘めた「怪異」と呼ばれる異形が出現し、人々を襲うようになる。</ref>」が道満の術によるものであると思しい描写、そして事件の首謀者たる妖術師との会話が具体的な企ての内容に踏み込んだものである事を鑑みるに、蘆屋道満は英霊剣豪の中でも、参謀、軍師といった立ち位置にいたものと考えられる<ref group = "注">妖術師の本拠地たる穢土城に踏み込んだ主人公らを単身で出迎えた際、段蔵が「妖術師の傍に控えているものとばかり」と驚いていた事からも、彼が妖術師の片腕のような存在であった事が伺える。</ref>。
 
: あくまでも英霊剣豪の内の一騎に過ぎないものの、英霊剣豪というモノ自体が英霊に道満の持つ“一切鏖殺”の宿業を埋め込んだものであるという発言<ref group = "出">妖術師と道満の会話より。</ref>や、度々発生していた「赤い月の夜<ref group = "注">たとえ晴天の広がる昼間であろうと、道満が術を行使すると、唐突に赤い月が昇り辺りが暗闇に満ちる。この時、恐るべき力を秘めた「怪異」と呼ばれる異形が出現し、人々を襲うようになる。</ref>」が道満の術によるものであると思しい描写、そして事件の首謀者たる妖術師との会話が具体的な企ての内容に踏み込んだものである事を鑑みるに、蘆屋道満は英霊剣豪の中でも、参謀、軍師といった立ち位置にいたものと考えられる<ref group = "注">妖術師の本拠地たる穢土城に踏み込んだ主人公らを単身で出迎えた際、段蔵が「妖術師の傍に控えているものとばかり」と驚いていた事からも、彼が妖術師の片腕のような存在であった事が伺える。</ref>。
 
: 自称した宿業“一切嘲弄”の名の通り、あらゆる全てを嘲笑し、愚弄せんばかりの言動だったが、自らの術を主人公に解除され<ref group = "注">武蔵を拘束して宿業を埋め込み英霊剣豪に変貌させようとしたが、主人公が魔術礼装「アトラス院制服」のスキル「イシスの雨」を行使して解除。</ref>、さらに武蔵の一太刀で傷を負った事に激昂。サーヴァント並みの力を持った巨大な悪霊を代役として呼び出し、“英霊剣豪七番勝負”を挑みにかかる。
 
: 自称した宿業“一切嘲弄”の名の通り、あらゆる全てを嘲笑し、愚弄せんばかりの言動だったが、自らの術を主人公に解除され<ref group = "注">武蔵を拘束して宿業を埋め込み英霊剣豪に変貌させようとしたが、主人公が魔術礼装「アトラス院制服」のスキル「イシスの雨」を行使して解除。</ref>、さらに武蔵の一太刀で傷を負った事に激昂。サーヴァント並みの力を持った巨大な悪霊を代役として呼び出し、“英霊剣豪七番勝負”を挑みにかかる。
: これを打ち破られ、狼狽したところを斃れた段蔵の加護を受けた[[風魔小太郎]]に斬られ、消滅したかに思われたが、主人公らが妖術師の企みを打ち破り、下総国に平和が戻った後、単独で再び登場する。
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: これを打ち破られ、狼狽したところを斃れた段蔵の加護を受けた[[風魔小太郎]]に斬られ、消滅したかに思われたが、その直後に武蔵に対して不意打ちを仕掛ける。だが「[[柳生但馬守宗矩|セイバー・エンピレオ]]」に斬られたことで失敗し、今度こそ消滅した。
: その場で改めて事件を起こす素振りは見せなかったが、独白のような形で意味深な言葉の数々を残した。亜種並行世界に於いては妖術師の下についていたものの、他の、サタン改め「■■■■■■■■■様」なる上位の存在に対する敬意を口にする、「カルデアへの現出は失敗した」などと口走る<ref group = "注">妖術師の攻撃目標が「あらゆる平行世界」であった事に対し、道満のこの口ぶりはカルデアという個を目標としているように見受けられるため、両者の間には目的意識に齟齬がある。これは、道満にのみ見られた特徴である。</ref>など、多くの謎を残しながら物語からフェードアウトしていった。
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: しかし、主人公らが妖術師の企みを打ち破り、下総国に平和が戻った後、単独で再び登場する。その場で改めて事件を起こす素振りは見せなかったが、独白のような形で意味深な言葉の数々を残した。亜種並行世界に於いては妖術師の下についていたものの、他の、サタン改め「■■■■■■■■■様」なる上位の存在に対する敬意を口にする、「カルデアへの現出は失敗した」などと口走る<ref group = "注">妖術師の攻撃目標が「あらゆる平行世界」であった事に対し、道満のこの口ぶりはカルデアという個を目標としているように見受けられるため、両者の間には目的意識に齟齬がある。これは、道満にのみ見られた特徴である。</ref>など、多くの謎を残しながら物語からフェードアウトしていった。
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: 第二部において、「[[異星の神]]」の使徒のひとりであることが明かされ、Lostbelt No.4『[[創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ]]』において主人公らの前に再び姿を現し、下総国を空想樹の樹立に関する仮説証明に利用したと語った。そして彼こそが、インド異聞帯において、[[アルジュナ〔オルタ〕|神たるアルジュナ]]を唆し、ユガの周期を早めさせた元凶であった。
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: アルジュナとの決戦の最中、主人公に不意打ちを仕掛けようと試みたものの、自ら蘇生することでアルジュナの軛から解放された[[アスクレピオス]]の妨害により失敗に終わり、そのまま消滅した。だがインド異聞帯の彼は本人ではなく、彼の式神であった。
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: その後、Lostbelt No.5『[[星間都市山脈 オリュンポス]]』において、異聞帯の神々の前では道化のように振舞いながら<ref group = "注">神々を嘲弄したことで不興を買った際には、神々の前で突如'''自らの首を断つ'''という暴挙に出た。</ref>、破神同盟に与する[[エウロペ]]の誘拐、異聞帯の真実および異星の神の真の目的に近付こうとした[[カドック・ゼムルプス|カドック]]の抹殺等で、暗躍していた。
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: そして軌道大神殿に侵入した主人公らを、自らの不死性をいいことに妨害しようとするも、インド異聞帯での悪行への報復として、[[スカンジナビア・ペペロンチーノ|ペペロンチーノ]]の「漏尽他人通」によって不死性を封じられ、最後の式神も[[カイニス]]によって消滅させられた。
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: 結果、ついに本体が目覚め、彼の本拠地である特異点『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』において主人公らを迎え撃とうとする。
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: その特異点における本来の蘆屋道満を言葉巧みに唆し乗っ取り、[[安倍晴明]]からの提案と偽って「[[聖杯戦争|天覧聖杯戦争]]」を[[藤原道長]]に開催させた。
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: その目論見は主人公と[[坂田金時]]により破られ天覧聖杯戦争は中止となるも、彼は四騎のサーヴァントの魂を自らの聖杯に得た。そのため彼は計画を修正し、[[空想樹|亜種空想樹]]『地獄界曼荼羅』を現出、自らを『黄幡神・蘆屋道満』と名乗った。
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: そして聖杯戦争の管理者として八将神を召喚し、残り三騎を捧げることで聖杯、延いては空想樹の完成を目指す。しかし召喚された「[[俵藤太|歳殺神]]」、「[[鈴鹿御前|豹尾神]]」、「[[玖賀耳之御笠|歳破神]]」、「[[平景清|歳刑神]]」をカルデアと源氏武者、鬼たちの連携により次々と破られ、その魂も安倍晴明の術式により回収を阻止されてしまう。
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: しかし実際には、自らが霊基に組み込んだ「イツパパロトル」「チェルノボーグ」をそれぞれ「大将軍」「太陰神」とし、そして自らの魂、合わせて三騎分の魂を既に空想樹に取り込ませており、空想樹を開花させる。
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: そして「太歳神」として召喚した[[伊吹童子]]を新たな、自分だけの「異星の神」、[[ビースト]]にしようと試みる。だがそのアイデアを急遽かなぐり捨て、伊吹童子を取り込み、自らをビーストにしようと目論む。
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: 結果的に伊吹童子を取り込むことは叶った。だがビーストになることはできず、その原因を安倍晴明により「人類愛なき羅刹に獣の資格なし」、すなわち人類愛がない彼はビーストになることができない、と指摘されてしまった。
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: そのため彼はビーストになることにこだわるのを諦め、『羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満』と名乗りを改め、この世のすべてを嬲り殺すと宣言する。
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: だがその言葉を受けて戦う意思を見つけた金時が、「摂津式大具足・熊野」を召喚。加えて空想樹に取り込まれるも霊基を保っていた伊吹童子が金時に、彼女の宝具たる「神剣・草那芸之大刀」を貸与、主人公の令呪のバックアップによって空想樹を両断されてしまう。<ref group = "注">その際彼は、他の「異星の神」の使徒が知らない「異星の神」の秘中の秘を知っている、と主人公に取引を持ち掛けたが、その真偽は不明。</ref>
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: そして、彼の本体は源氏武者、鬼、カルデアの一斉攻撃を受け、彼は末期の言葉を述べる。だが実際にはそれは時間稼ぎに過ぎず、特権領域に接続することで仙術の大秘奥を発動、彼らを道連れにしようとしていた。
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: しかしその目論見は主人公に看破され、[[加藤段蔵|段蔵]]の宝具「妖術斬法・夕顔」を受けたことで、ついに消滅。カルデアとの長きにわたる因縁に、終止符が打たれた。
 
;人物
 
;人物
 
:美形ながら奇抜で、何処か歪な出で立ちをした男性。
 
:美形ながら奇抜で、何処か歪な出で立ちをした男性。
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:加えて「神を喰らったモノ」「黒き神を自らの太陽へと取り込んで、悪の神を自らの魔力へと置き換えて、強大なる存在によって導かれた自我の滴~」との記述があり、事実アルターエゴのクラスとして成立するにあたり、彼は自らの霊基にアステカ神話の女神「イツパパロトル」<ref group = "注">性別が不明になっているのは、彼女を取り込んだ影響によるものと思われる。</ref>、スラヴ神話の悪神「チェルノボーグ」、平安日本の怨霊「悪霊左府」を組み込み、ハイ・サーヴァントと化した。
 
:加えて「神を喰らったモノ」「黒き神を自らの太陽へと取り込んで、悪の神を自らの魔力へと置き換えて、強大なる存在によって導かれた自我の滴~」との記述があり、事実アルターエゴのクラスとして成立するにあたり、彼は自らの霊基にアステカ神話の女神「イツパパロトル」<ref group = "注">性別が不明になっているのは、彼女を取り込んだ影響によるものと思われる。</ref>、スラヴ神話の悪神「チェルノボーグ」、平安日本の怨霊「悪霊左府」を組み込み、ハイ・サーヴァントと化した。
 
:式神の扱いにも長けており、カルデアへの侵攻のために式神をカルデアのシミュレータ内に送り込むという離れ業も見せている。
 
:式神の扱いにも長けており、カルデアへの侵攻のために式神をカルデアのシミュレータ内に送り込むという離れ業も見せている。
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:また、無数の式神に自身を転写することで擬似的な不死性を得る「<ruby><rb>生活続命</rb><rt>しょうかつぞくみょう</rt></ruby>の法」<ref group = "注">ペペロンチーノ曰く、「まがい物」とのこと。</ref>を用いていたものの、大西洋異聞帯において[[スカンジナビア・ペペロンチーノ|ペペロンチーノ]]により破られた。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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