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;略歴
 
;略歴
:『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で登場。
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:『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で登場。虚数空間で航海中のノーチラス号に救助される形で合流し、そのままクルーの一員として行動してゆく。
:虚数空間で航海中のノーチラス号に救助される形で合流し、以降は性別などで不審を抱かれつつも<ref group="注">「実は女性だった」が横行しているサーヴァント界であるが、自画像どころか写真がはっきり残っていて詳細な記録もある時代の人物の性別が違っているのは明らかにおかしく、性別が絡むエピソードについての質問にも要領を得ない回答を繰り返していた。</ref>、クルーの一員として行動してゆく。
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:自身をヴァン・ゴッホと名乗るも、ヴァン・ゴッホはFGOの世界でも明確な男性として写真などの詳細な記録が残っており、女性であるはずがない人物であったため不審を抱かれる。性別が絡むエピソードについての質問にも要領を得ない回答を繰り返していたが違和感は次第に大きくなっていき、クライマックスでは自身の正体を自覚してしまい、逃走。
:だが違和感は次第に大きくなっていき、クライマックスでは自身の正体を自覚してしまい、逃走。
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:実は彼女は邪神が虚数空間に拠点を築くべく送り込まれた尖兵であり、フォーリナーを神化させる能力を持つ「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」に、そのままでは自殺してしまうため自殺できない「クリュティエ」を邪神の手によって合成された存在であった。
   
:クルーに迷惑をかけたくないあまり永遠に虚数空間に一人でいるつもりであったが、キャプテン・ネモからの呼びかけを受けて、自身の存在を'''「クリュティエ=ヴァン・ゴッホ」'''<ref group="注">彼女曰く、「雅号がゴッホのクリュティエ」くらいの気分だとか。</ref>として確立。邪神の軛を断ち切って再び合流した。
 
:クルーに迷惑をかけたくないあまり永遠に虚数空間に一人でいるつもりであったが、キャプテン・ネモからの呼びかけを受けて、自身の存在を'''「クリュティエ=ヴァン・ゴッホ」'''<ref group="注">彼女曰く、「雅号がゴッホのクリュティエ」くらいの気分だとか。</ref>として確立。邪神の軛を断ち切って再び合流した。
 
:クライマックスでは暴走した楊貴妃と彼女が連れてきたフォーリナー達を元に戻すべく主人公らと共闘し、事件終了後はそのまま別れた。……と思いきや「触手が絡まった」とのことでそのままカルデアについてきてしまった。
 
:クライマックスでは暴走した楊貴妃と彼女が連れてきたフォーリナー達を元に戻すべく主人公らと共闘し、事件終了後はそのまま別れた。……と思いきや「触手が絡まった」とのことでそのままカルデアについてきてしまった。
 
;人物
 
;人物
 
:陰気な印象を与える少女。
 
:陰気な印象を与える少女。
:上記のようにクリュティエをベースにして80%ほど、そこに邪神由来のブラックボックスを15%ほど、さらにヴァン・ゴッホの記憶と能力を5%ほど合成して生まれた存在。
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:クリュティエとゴッホの性別の異なる人物の人格が同居しているたために性格がとにかく不安定で、躁鬱のような言動も多く、「ゴッホ」と「クリュティエ」の自認のコンフリクトもしょっちゅう起きている。
:そのために性格がとにかく不安定で、躁鬱のような言動も多く、「ゴッホ」と「クリュティエ」の自認のコンフリクトもしょっちゅう起きている。
   
:また、クリュティエの由来からか、意外と図太くて策略家の面も持ち合わせている。
 
:また、クリュティエの由来からか、意外と図太くて策略家の面も持ち合わせている。
 
;能力
 
;能力
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== 真名:ヴァン・ゴッホ ==
 
== 真名:ヴァン・ゴッホ ==
 
邪神の手によって、オランダの画家「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」に、ギリシャ神話のニンフ「クリュティエ」が合成された存在。
 
邪神の手によって、オランダの画家「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」に、ギリシャ神話のニンフ「クリュティエ」が合成された存在。
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肉体のベースはクリュティエであり、人格も80%ほど女性であるクリュティエがベースとなっている。しかしそこに邪神由来のブラックボックスが15%ほど、ヴァン・ゴッホとしての男性の人格と記憶が5%ほど加えられている。
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自身の降臨の手段としてヴァン・ゴッホの宝具を欲した邪神だが、そのまま召喚して使役しようとしても英霊ヴァン・ゴッホは抵抗して宝具を使う前に自殺してしまうため不可能。そこで邪神が採った手段が、「自殺しない」という逸話を持つクリュティエと合成する事で自殺を封じること。自殺を封じるだけではゴッホは抵抗を続けるが、死なないままで抗い続けてもやがては狂気に飲まれ、自身の在り方に反して邪神のために宝具を使う。つまり、最初から発狂させて壊してから使うためにこの形で召喚されたという事になる。
    
;ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
 
;ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
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:代表作には『ひまわり』、『星月夜』、『タンギー爺さんの肖像画』等がある。
 
:代表作には『ひまわり』、『星月夜』、『タンギー爺さんの肖像画』等がある。
 
:強烈な色彩と荒々しいタッチが特徴的であり、奇矯な性格でも知られている。
 
:強烈な色彩と荒々しいタッチが特徴的であり、奇矯な性格でも知られている。
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:史実では自殺したとされている<ref group="注">現場を目撃した人物がいなかったため、異説はある。</ref>が、FGOにおいてはここに更なる解釈が加えられており、晩年に描いたとある絵画によって外なる神と繋がりを持ってしまい狂気に侵されそうになったが、それに抗い続けた結果、狂気に飲まれる前に自殺したという事になっている。
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:この逸話から、英霊ヴァン・ゴッホは邪神に利用されそうになるとそれに自殺してでも抵抗するという性質を持つ。
    
;クリュティエ
 
;クリュティエ
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:アポロンの恋人であったが新しい人間の恋人に嫉妬し、彼女の父親に讒言して殺させたとされている。
 
:アポロンの恋人であったが新しい人間の恋人に嫉妬し、彼女の父親に讒言して殺させたとされている。
 
:アポロンからは捨てられてしまったがそれでも諦めきれずに空を行く彼を追いかけ続け、最期には花になってしまった<ref group="注">元々の伝承ではヘリオトロープの花であったが、後の時代にはヒマワリと混同されるようになった。</ref>。
 
:アポロンからは捨てられてしまったがそれでも諦めきれずに空を行く彼を追いかけ続け、最期には花になってしまった<ref group="注">元々の伝承ではヘリオトロープの花であったが、後の時代にはヒマワリと混同されるようになった。</ref>。
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:この事から、「自殺しない」性質を持つ存在となっている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:互いに助け合い、終盤に裏切られた際にもどうにか正気に戻そうと奮闘していた。
 
:互いに助け合い、終盤に裏切られた際にもどうにか正気に戻そうと奮闘していた。
 
;[[葛飾北斎]]
 
;[[葛飾北斎]]
:『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で出会ったフォーリナー仲間。
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:『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で出会ったフォーリナー仲間。かつ、歴史に名を遺す画家仲間。
 
:生前から大ファンだったためにテンション爆上げ状態。親子で一緒にいることについては自分も弟と一緒にいたかったとこぼしていた。
 
:生前から大ファンだったためにテンション爆上げ状態。親子で一緒にいることについては自分も弟と一緒にいたかったとこぼしていた。
 
:もっとも北斎からは、本当に影響を受けたのは歌川広重からだろうと指摘されている(実際ゴッホは広重の浮世絵を数点模写している)。
 
:もっとも北斎からは、本当に影響を受けたのは歌川広重からだろうと指摘されている(実際ゴッホは広重の浮世絵を数点模写している)。