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===歴史===
===歴史===
西暦20年頃から魔術世界に頻繁に現れるようになり、[[魔術師]]を敵とみなして襲っていたそうだが、西暦300年頃夜の森の都、千年城の戦いにて朱い月と魔導元帥ゼルレッチの衝突があった,,,とされ、これにより朱い月は、滅んだと言われる。<br/>
西暦20年頃から魔術世界に頻繁に現れるようになり、[[魔術師]]を敵とみなして襲っていたそうだが、西暦300年頃夜の森の都、千年城の戦いにて朱い月と魔導元帥ゼルレッチの衝突があった,,,とされ、これにより朱い月は、滅んだと言われる。<br/>
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[[死徒二十七祖]]の項目の説明にもあるように、この衝突に前後して「英霊召喚が可能な世界」と「英霊召喚ができない世界」のどちらかに分岐したと思われる。
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[[死徒二十七祖]]の項目の説明にもあるように、「英霊召喚が可能な世界」における[[死徒二十七祖]]結成の可能性が1700年前に無くなったというのはこの衝突が原因だと思われる。
=== 死徒二十七祖 ===
=== 死徒二十七祖 ===
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'''夜属'''
'''夜属'''
;Ⅳ階梯:夜属
;Ⅳ階梯:夜属
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:生前のパーソナリティを維持したまま、吸血鬼見習いとして活動する不死者。人間離れした身体能力を持つかわりに極度の冷えと渇きを覚える。いわば下級騎士、半人前の吸血鬼。
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:生前のパーソナリティを維持したまま、吸血鬼見習いとして活動する不死者。人間離れした身体能力を持つかわりに極度の冷えと渇きを覚える。いわば下級騎士、半人前の吸血鬼。しかしこの段階で既に代行者は圧倒されるほどの強さとなる。
:Ⅵ階梯以上のモノが獲物を丁寧に、少しずつ吸血していくと、犠牲者はこの階梯の吸血鬼からスタートする。日光を浴びると貧血になる程度で、まだ焼かれはしない。
:Ⅵ階梯以上のモノが獲物を丁寧に、少しずつ吸血していくと、犠牲者はこの階梯の吸血鬼からスタートする。日光を浴びると貧血になる程度で、まだ焼かれはしない。
:魔術世界においては“ヒト”と呼べるのはこの階梯まで。
:魔術世界においては“ヒト”と呼べるのはこの階梯まで。
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;Ⅴ階梯:夜魔
;Ⅴ階梯:夜魔
:Ⅳ階梯の深度に加え、その血液に宿った呪いによって親基、あるいは個人に起因する異能を発揮できるようになる。上級騎士、一人前の吸血鬼。
:Ⅳ階梯の深度に加え、その血液に宿った呪いによって親基、あるいは個人に起因する異能を発揮できるようになる。上級騎士、一人前の吸血鬼。
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:この段階に至っては代行者が束になっても敵わないとされる。
'''死徒'''
'''死徒'''
;Ⅵ階梯:死徒(下級)
;Ⅵ階梯:死徒(下級)
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:生殖機能がすでに失われている、という生き物として致命的な欠点を持つため、死徒は霊長類にカウントされない。
:生殖機能がすでに失われている、という生き物として致命的な欠点を持つため、死徒は霊長類にカウントされない。
;Ⅶ階梯:死徒(上級)
;Ⅶ階梯:死徒(上級)
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:上級死徒。祖に認められ、更なる異能を与えられたもの。同じ呼び名でもその規模はⅥ階梯とは別物。この階梯になると居るだけで地域を汚染する毒になる。
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:祖に認められ、更なる異能を与えられたもの。同じ呼び名でもその規模はⅥ階梯とは別物。この階梯になると居るだけで地域を汚染する毒になる。
:並の代行者では太刀打ちできない異端であり、貴族として自らの意志を許された吸血鬼。親基である祖に絶対服従という訳ではなく、機会さえあれば祖を倒して、その呪いを受け継ぐ事ができる。
:並の代行者では太刀打ちできない異端であり、貴族として自らの意志を許された吸血鬼。親基である祖に絶対服従という訳ではなく、機会さえあれば祖を倒して、その呪いを受け継ぐ事ができる。
:ただし、同じ“自由”を得たとしても祖が生きた年月との差は膨大であり、祖の存在規模を上回ることは難しいとされる。
:ただし、同じ“自由”を得たとしても祖が生きた年月との差は膨大であり、祖の存在規模を上回ることは難しいとされる。
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:『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』のような「英霊召喚が可能な世界」では段階が最上位扱いであり、後述する「祖」や「後継者」はいない模様。
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:『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』のような「英霊召喚が可能な世界」では祖に該当する死徒が「上級死徒」と呼ばれており、この階梯と同一のものだと思われる。つまり「英霊召喚が可能な世界」ではこの段階が最上位扱いであり、後述するⅧ階梯やⅨ階梯は存在しない模様。
;Ⅷ階梯:後継者
;Ⅷ階梯:後継者
:祖が自分の後継に認めた、才能ある吸血鬼。言うなれば王子、王女。祖の中には吸血鬼ではないものを見初めて、いきなりこの階梯まで引き上げてしまうモノもいる。
:祖が自分の後継に認めた、才能ある吸血鬼。言うなれば王子、王女。祖の中には吸血鬼ではないものを見初めて、いきなりこの階梯まで引き上げてしまうモノもいる。