「ラーヴァ/ティアマト」の版間の差分

 
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| 出典 = メソポタミア神話
 
| 出典 = メソポタミア神話
 
| 地域 = 中東
 
| 地域 = 中東
 
| 属性 = 混沌・悪
 
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| 性別 = 女性
 
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| デザイン = 山中虎鉄
 
| デザイン = 山中虎鉄
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| レア度 = ☆5
 
| レア度 = ☆5
 
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;略歴
 
;略歴
:第七特異点『[[臨界繁栄都市 バビロン]]』にて登場。
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:『Fate/Grand Order Arcade』では第七特異点『[[臨界繁栄都市 バビロン]]』にて登場。
 
:バビロンに降り立った途端に町の衛兵に捕捉され、逃げ回っていた主人公たちの前に現れて合流。
 
:バビロンに降り立った途端に町の衛兵に捕捉され、逃げ回っていた主人公たちの前に現れて合流。
 
:以降も最後まで一行のメンバーとして戦い続けた。
 
:以降も最後まで一行のメンバーとして戦い続けた。
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:『Fate/Grand Order』では期間限定イベント『螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~』にて登場。
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:アプリ版のカルデアに現れた[[ソドムズビースト/ドラコー〔ビースト〕]]を追って螺旋証明世界に行って打ち倒そうとするも逃げられ、以降は様子を見ながら追いかけ続ける。
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:その末に、ドラコーもまた「苦しむ子供」であると見なして彼女に生きてほしいと願うようになり、復活と事件解決を見届けてアーケード時空のカルデアへと帰っていった。
 
;人物
 
;人物
 
:大きな角を持つ幼女の姿。再臨が進むと大人の姿に変化していき、角も大きくなっていく。
 
:大きな角を持つ幼女の姿。再臨が進むと大人の姿に変化していき、角も大きくなっていく。
:とにかく人類に対して大きすぎる愛情を持っており、何かあるごとに母として振る舞おうとする。
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:外向的かつ受動的で、とにかく人類に対して大きすぎる愛情を持っており、何かあるごとに母として振る舞おうとする。
:幼女の姿の時は常にムスくれたように不機嫌で愛想も悪いが、それは母として「人類にダメ出しをしないといけない」という意識から。
+
:幼女の姿の時は常にムスくれたように不機嫌で愛想も悪いが、それは母として「人類にダメ出しをしないといけない」という気位の高さ・立ち位置から。
:第三再臨の大人の姿になるとかなり他人に甘えるようになり、「ママ、きらい」と言われることを何よりも恐れるようになる。
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:第三再臨の大人の姿になると不機嫌な態度は無くなり、マスターを甘やかす世話焼きモードに入る。一方でかなり他人に甘えるようにもなり、「ママ、きらい」と言われることを何よりも恐れるようになる。
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:しかし幼女の姿でも世話焼きな一面と人間たちを愛する心は隠しきれておらず、結局のところは優しい母親の振る舞いとなってしまう。
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:人格が無いとされていた[[ティアマト]]時代とは違い、感情豊かで基本はカタコトだが、時としてはかなり流暢に喋る。少女体は尊大で、成人体は弱気な口調。
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:ただし、成人体になるとビーストに近づいてしまうのか言葉が拙くなり、セリフ表記がカタカナとなる。
 
;能力
 
;能力
 
:元のティアマト同様、強大な魔力から自然現象を具現させたり、泥から生物を生み出して攻撃したりできる。
 
:元のティアマト同様、強大な魔力から自然現象を具現させたり、泥から生物を生み出して攻撃したりできる。
:また、どこで覚えてきたのか不明だが料理がとても上手なようである。
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:歌声が強力な衝撃波や魔力放出となる特性もそのままで、大泣きするだけで周囲の物体・人物に壊滅的なダメージを与える破壊音波となる。
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:また、どこで覚えてきたのか不明だが料理がとても上手なようであり、『Fate/Grand Order』の戦闘モーションでは料理の動作が多数含まれている。
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:十字に輝く瞳は彼女が「星の意志の代行者、あるいは星そのものの化身」という証で、一種の[[魔眼]]。視界内の存在全てに強力な呪いをかけるといった事も可能。
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:奥の手として一時的にビースト時代の超巨大竜体へと戻るという荒業が可能。ただし、翼だけは[[“山の翁”]]に切り落とされた為か痛々しい切断面が覗く根元部分しか残っていない。
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:自我を保っているという表現なのか、ビーストの際に赤く輝いていた部分は全て青色に変わっている。
  
 
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
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==[[宝具]]==
 
==[[宝具]]==
 
;毅き仔よ、創世の理に抗え(ナンム・ドゥルアンキ)  
 
;毅き仔よ、創世の理に抗え(ナンム・ドゥルアンキ)  
:ランク:EX<br>種別:対界宝具
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:ランク:EX<br>種別:対界宝具<br>レンジ:0~99<br>最大補足:100人
 
:ネガ・ジェネシスによって展開された「生命の海」に沈み込むことで、一時的に本来の姿である竜体に回帰し、魔力砲撃を行う。
 
:ネガ・ジェネシスによって展開された「生命の海」に沈み込むことで、一時的に本来の姿である竜体に回帰し、魔力砲撃を行う。
 
:単純な魔力による物理攻撃でありながら規格外の超出力により凶悪な性能を誇る。
 
:単純な魔力による物理攻撃でありながら規格外の超出力により凶悪な性能を誇る。
 
:[[キングゥ]]の宝具『母よ、始まりの叫をあげよ』と同じ読みであり、ビーストの時のティアマトの『仔よ、創世の理に従え』とは反対の意味になっている。
 
:[[キングゥ]]の宝具『母よ、始まりの叫をあげよ』と同じ読みであり、ビーストの時のティアマトの『仔よ、創世の理に従え』とは反対の意味になっている。
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:とにかく全力を出し切るために放った直後は完全に甘えん坊モードになり、マスターが構ってあげないと拗ねてしまうとか。
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:キングプロテアの宝具シークエンスと似ているが、そもそもキングプロテアがティアマトのパクリ…らしい(実際にはエッセンスとして取り込んでいるだけでパクった訳ではない)。
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:『Grand Order』では「自身の弱体状態を解除&Busterカード性能をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]&スキル封印状態を付与(1ターン)」という効果のBuster宝具。
  
 
==真名:ティアマト==
 
==真名:ティアマト==
 
:メソポタミア神話における創世の神のひとり。
 
:メソポタミア神話における創世の神のひとり。
 
:『Fate/Grand Order』の第七特異点でビーストⅡと化して滅ぼされた後、とある目的のために幼体として新生した存在。
 
:『Fate/Grand Order』の第七特異点でビーストⅡと化して滅ぼされた後、とある目的のために幼体として新生した存在。
 
=== 関連 ===
 
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:第七特異点『臨界繁栄都市バビロン』公開と共に『Fate/Grand Order』より前に先行実装された。
 
:第七特異点『臨界繁栄都市バビロン』公開と共に『Fate/Grand Order』より前に先行実装された。
 
:2023年4月にはカラーバリエーション3種が実装された。
 
:2023年4月にはカラーバリエーション3種が実装された。
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;[[Fate/Grand Order]]
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:『Fate/Grand Order Arcade』との期間限定コラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~』開催に先駆け、期間限定サーヴァントとして実装。
  
 
== 人間関係 ==
 
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:第七特異点で、事前に同盟を組んでいたサーヴァント達。
 
:第七特異点で、事前に同盟を組んでいたサーヴァント達。
  
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:収束特異点で共演。元のティアマトの方で因縁があった相手。
 
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:うっかり「ギルガメッシュ2.5世」と(二重の意味で)間違えて呼んでしまったため、[[ネブカドネザルⅡ世|理由]]を問い詰められるハメになってしまった。
 
:うっかり「ギルガメッシュ2.5世」と(二重の意味で)間違えて呼んでしまったため、[[ネブカドネザルⅡ世|理由]]を問い詰められるハメになってしまった。
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=== Fate/Grand Order ===
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:『Fate/Grand Order Arcade』における「船長」の肉体の本来の持ち主。
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:「こちらだとたくさんいる」事に首を傾げつつも、相変わらず可愛い子供。
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;[[“山の翁”]]
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:『Fate/Grand Order Arcade』では収束特異点で顔を合わせた相手。
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:元のビーストがこちらの第七特異点で彼から「死」を付与された事からかなり恐怖心がある模様。
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:しかし、期間限定イベント『雪原のメリークリスマス2023』では彼にお弁当を作るなど、彼女なりに距離を詰めようと頑張っている様子。
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;[[ソドムズビースト/ドラコー〔ビースト〕]]
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:期間限定コラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~』で共演。
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:元のビーストの残滓として討滅するためにアーケード版のカルデアから訪れるが、以降の展開の中で彼女もまた「子供」だと見なすようになる。
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:カルデアでも「彼女の第三再臨は自分の事をリスペクトしている」と若干間違った好意を向けている。
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;[[セタンタ]]
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:期間限定コラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~』で共演。
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:上記のドラコーを打倒するためにアーケード版のカルデアから一緒に連れて行った相手であり、その事で煙たがられているが「反抗期」と思ってあまり気にしていない。
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;[[ジャック・ド・モレー]]
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:アーケード版のカルデアにおける男性のモレー。
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:期間限定コラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~』では第六模倣特異点で肉体から離れて漂っていたところを見つけ、元の[[ジャック・ド・モレー〔フォーリナー〕]]の体に入れなおした。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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=== Fate/Grand Order Arcade===
 
;「『第二の獣は、他の獣より格下だ』そんなぼうげん、お母さんは許しません。」
 
;「『第二の獣は、他の獣より格下だ』そんなぼうげん、お母さんは許しません。」
 
:『Fate/Grand Order Arcade』の第七特異点で、カルデア一行に味方してくれた理由の一つ。
 
:『Fate/Grand Order Arcade』の第七特異点で、カルデア一行に味方してくれた理由の一つ。
 
:自分が破れた相手が他の獣に負けることが許せないという、かつて敵で共闘するライバルのような理屈である。
 
:自分が破れた相手が他の獣に負けることが許せないという、かつて敵で共闘するライバルのような理屈である。
 
:そして『Fate/Grand Order』の第七特異点でのティアマトの大怪獣じみた暴れっぷりを知っているプレイヤーにとっては「そんな事思うはずがない」とトラウマを刺激されたとか。
 
:そして『Fate/Grand Order』の第七特異点でのティアマトの大怪獣じみた暴れっぷりを知っているプレイヤーにとっては「そんな事思うはずがない」とトラウマを刺激されたとか。
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=== Fate/Grand Order ===
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;「───ハイパーお母さん、出動。ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ。お弁当、忘れないで。分かりました、かaaaaa!」
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:宝具3(第3再臨)。
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:サーヴァントになるとすっかりお母さんになってしまったティアマトであるが、恐ろしいのは「かaaaaa!」のところで第七特異点終盤時の勢いで極太ビームを発射するところである。
  
 
== メモ ==
 
== メモ ==
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**特に今回はFGO本編でいつか実装されると思われていた「味方としてやってきたティアマト」だったために多くのプレイヤーを驚かせた。
 
**特に今回はFGO本編でいつか実装されると思われていた「味方としてやってきたティアマト」だったために多くのプレイヤーを驚かせた。
 
**また、アーケードでは初めてのアルターエゴのサーヴァントとなった。
 
**また、アーケードでは初めてのアルターエゴのサーヴァントとなった。
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***後に『Fate/Grand Order』でも『Fate/Grand Order Arcade』コラボイベント開催に伴って実装された。
 
*「ラーヴァ」というのは「幼体」の意味。先行のサーヴァントとしては[[アルテラ・ラーヴァ]]が存在している。
 
*「ラーヴァ」というのは「幼体」の意味。先行のサーヴァントとしては[[アルテラ・ラーヴァ]]が存在している。
  
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[[Category:登場人物ら行]]
 
[[Category:登場人物ら行]]
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[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order Arcade]]
 
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[[Category:Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]
 
[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:アルターエゴ]]
 
[[Category:アルターエゴ]]

2024年8月10日 (土) 21:23時点における最新版

アルターエゴ
真名 ティアマト
外国語表記 Larva/Tiamat
性別 女性
身長 140cm台(少女体)
160cm台(成人体)
体重 40+5kg(少女体)
50+10kg(成人体)[注 1]
好きな物 自分の子供たち
苦手な物 人類[注 2](少女体)
人類に嫌われること(成人体)
天敵 “山の翁”
出典 メソポタミア神話
地域 中東
属性 混沌・悪
副属性
一人称 わたし(少女体)
ワタシ(成人体)
二人称 おまえ(少女体)
アナタ(成人体)
三人称 おまえたち(少女体)
アナタタチ(成人体)
声優 悠木碧
デザイン 山中虎鉄
設定作成 奈須きのこ
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order Arcade
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概要編集

Fate/Grand Order Arcade』に登場する「アルターエゴ」のサーヴァントティアマトがとある目的のために新生したもの。

略歴
『Fate/Grand Order Arcade』では第七特異点『臨界繁栄都市 バビロン』にて登場。
バビロンに降り立った途端に町の衛兵に捕捉され、逃げ回っていた主人公たちの前に現れて合流。
以降も最後まで一行のメンバーとして戦い続けた。
『Fate/Grand Order』では期間限定イベント『螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~』にて登場。
アプリ版のカルデアに現れたソドムズビースト/ドラコー〔ビースト〕を追って螺旋証明世界に行って打ち倒そうとするも逃げられ、以降は様子を見ながら追いかけ続ける。
その末に、ドラコーもまた「苦しむ子供」であると見なして彼女に生きてほしいと願うようになり、復活と事件解決を見届けてアーケード時空のカルデアへと帰っていった。
人物
大きな角を持つ幼女の姿。再臨が進むと大人の姿に変化していき、角も大きくなっていく。
外向的かつ受動的で、とにかく人類に対して大きすぎる愛情を持っており、何かあるごとに母として振る舞おうとする。
幼女の姿の時は常にムスくれたように不機嫌で愛想も悪いが、それは母として「人類にダメ出しをしないといけない」という気位の高さ・立ち位置から。
第三再臨の大人の姿になると不機嫌な態度は無くなり、マスターを甘やかす世話焼きモードに入る。一方でかなり他人に甘えるようにもなり、「ママ、きらい」と言われることを何よりも恐れるようになる。
しかし幼女の姿でも世話焼きな一面と人間たちを愛する心は隠しきれておらず、結局のところは優しい母親の振る舞いとなってしまう。
人格が無いとされていたティアマト時代とは違い、感情豊かで基本はカタコトだが、時としてはかなり流暢に喋る。少女体は尊大で、成人体は弱気な口調。
ただし、成人体になるとビーストに近づいてしまうのか言葉が拙くなり、セリフ表記がカタカナとなる。
能力
元のティアマト同様、強大な魔力から自然現象を具現させたり、泥から生物を生み出して攻撃したりできる。
歌声が強力な衝撃波や魔力放出となる特性もそのままで、大泣きするだけで周囲の物体・人物に壊滅的なダメージを与える破壊音波となる。
また、どこで覚えてきたのか不明だが料理がとても上手なようであり、『Fate/Grand Order』の戦闘モーションでは料理の動作が多数含まれている。
十字に輝く瞳は彼女が「星の意志の代行者、あるいは星そのものの化身」という証で、一種の魔眼。視界内の存在全てに強力な呪いをかけるといった事も可能。
奥の手として一時的にビースト時代の超巨大竜体へと戻るという荒業が可能。ただし、翼だけは“山の翁”に切り落とされた為か痛々しい切断面が覗く根元部分しか残っていない。
自我を保っているという表現なのか、ビーストの際に赤く輝いていた部分は全て青色に変わっている。

ステータス編集

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アルターエゴ 主人公 (Grand Order) C C D A EX EX 獣の権能:C
単独顕現:D
女神の神核:EX
幼児退行:A
青き星の瞳:B
赤き星の瞳:B
蒼き星の海:A
『Grand Order Arcade』
C C D A EX EX 獣の権能:C
単独顕現:D
女神の神核:EX
幼児退行:A
自己改造:EX
『Grand Order』

宝具編集

毅き仔よ、創世の理に抗え(ナンム・ドゥルアンキ)
ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:0~99
最大補足:100人
ネガ・ジェネシスによって展開された「生命の海」に沈み込むことで、一時的に本来の姿である竜体に回帰し、魔力砲撃を行う。
単純な魔力による物理攻撃でありながら規格外の超出力により凶悪な性能を誇る。
キングゥの宝具『母よ、始まりの叫をあげよ』と同じ読みであり、ビーストの時のティアマトの『仔よ、創世の理に従え』とは反対の意味になっている。
とにかく全力を出し切るために放った直後は完全に甘えん坊モードになり、マスターが構ってあげないと拗ねてしまうとか。
キングプロテアの宝具シークエンスと似ているが、そもそもキングプロテアがティアマトのパクリ…らしい(実際にはエッセンスとして取り込んでいるだけでパクった訳ではない)。
『Grand Order』では「自身の弱体状態を解除&Busterカード性能をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]&スキル封印状態を付与(1ターン)」という効果のBuster宝具。

真名:ティアマト編集

メソポタミア神話における創世の神のひとり。
『Fate/Grand Order』の第七特異点でビーストⅡと化して滅ぼされた後、とある目的のために幼体として新生した存在。

登場作品と役柄編集

Fateシリーズ編集

Fate/Grand Order Arcade
第七特異点『臨界繁栄都市バビロン』公開と共に『Fate/Grand Order』より前に先行実装された。
2023年4月にはカラーバリエーション3種が実装された。
Fate/Grand Order
『Fate/Grand Order Arcade』との期間限定コラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~』開催に先駆け、期間限定サーヴァントとして実装。

人間関係編集

Fate/Grand Order Arcade編集

エルキドゥ船長
第七特異点で、事前に同盟を組んでいたサーヴァント達。
ギルガメッシュⅡ世
第七特異点に君臨するバビロンの王。
ひたすらに頂点を極め富と悪徳をもたらし続ける姿に、「ただ母に甘えればよかったのだ」と若干ずれた述懐を抱いていた。
妖妃ドラコー
第七特異点の黒幕。自分と同じような「海から来る災厄」。
「彼女にカルデアが破れたら自分の敗北が無意味になるし第二の獣が一番格下だと思われる」という理由から敵視し、特異点に降り立った。
ギルガメッシュ〔キャスター〕
収束特異点で共演。元のティアマトの方で因縁があった相手。
うっかり「ギルガメッシュ2.5世」と(二重の意味で)間違えて呼んでしまったため、理由を問い詰められるハメになってしまった。

Fate/Grand Order編集

ネモ
『Fate/Grand Order Arcade』における「船長」の肉体の本来の持ち主。
「こちらだとたくさんいる」事に首を傾げつつも、相変わらず可愛い子供。
“山の翁”
『Fate/Grand Order Arcade』では収束特異点で顔を合わせた相手。
元のビーストがこちらの第七特異点で彼から「死」を付与された事からかなり恐怖心がある模様。
しかし、期間限定イベント『雪原のメリークリスマス2023』では彼にお弁当を作るなど、彼女なりに距離を詰めようと頑張っている様子。
ソドムズビースト/ドラコー〔ビースト〕
期間限定コラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~』で共演。
元のビーストの残滓として討滅するためにアーケード版のカルデアから訪れるが、以降の展開の中で彼女もまた「子供」だと見なすようになる。
カルデアでも「彼女の第三再臨は自分の事をリスペクトしている」と若干間違った好意を向けている。
セタンタ
期間限定コラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~』で共演。
上記のドラコーを打倒するためにアーケード版のカルデアから一緒に連れて行った相手であり、その事で煙たがられているが「反抗期」と思ってあまり気にしていない。
ジャック・ド・モレー
アーケード版のカルデアにおける男性のモレー。
期間限定コラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~』では第六模倣特異点で肉体から離れて漂っていたところを見つけ、元のジャック・ド・モレー〔フォーリナー〕の体に入れなおした。

名台詞編集

Fate/Grand Order Arcade編集

「『第二の獣は、他の獣より格下だ』そんなぼうげん、お母さんは許しません。」
『Fate/Grand Order Arcade』の第七特異点で、カルデア一行に味方してくれた理由の一つ。
自分が破れた相手が他の獣に負けることが許せないという、かつて敵で共闘するライバルのような理屈である。
そして『Fate/Grand Order』の第七特異点でのティアマトの大怪獣じみた暴れっぷりを知っているプレイヤーにとっては「そんな事思うはずがない」とトラウマを刺激されたとか。

Fate/Grand Order編集

「───ハイパーお母さん、出動。ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ。お弁当、忘れないで。分かりました、かaaaaa!」
宝具3(第3再臨)。
サーヴァントになるとすっかりお母さんになってしまったティアマトであるが、恐ろしいのは「かaaaaa!」のところで第七特異点終盤時の勢いで極太ビームを発射するところである。

メモ編集

  • もはやお馴染みとなった、『Fate/Grand Order Arcade』先行収録のサーヴァント。
    • 特に今回はFGO本編でいつか実装されると思われていた「味方としてやってきたティアマト」だったために多くのプレイヤーを驚かせた。
    • また、アーケードでは初めてのアルターエゴのサーヴァントとなった。
      • 後に『Fate/Grand Order』でも『Fate/Grand Order Arcade』コラボイベント開催に伴って実装された。
  • 「ラーヴァ」というのは「幼体」の意味。先行のサーヴァントとしてはアルテラ・ラーヴァが存在している。

話題まとめ編集

脚注編集

注釈編集

  1. 「虚数の海」においては測定できないが、アルターエゴの状態では体格に見合った体重となる。プラスされている分は角の重さ。本神にとってもちょっぴり重いらしい。
  2. 本神曰く「嫌いだが愛しているという二律背反」らしい。

出典編集


リンク編集