「カズラドロップ」の版間の差分
(→話題まとめ) |
|||
(2人の利用者による、間の3版が非表示) | |||
92行目: | 92行目: | ||
:ゲーム本編には出番は皆無だったが、コミック版『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH』にてBBの手駒としてまさかの登場を果たした。 | :ゲーム本編には出番は皆無だったが、コミック版『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH』にてBBの手駒としてまさかの登場を果たした。 | ||
:後にゲーム本編でも期間限定イベント『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』でどう見てもカズラドロップとしか思えない存在である「BBリリィ」が登場しており、接続された[[新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション|奏章Ⅲ]]では案の定カズラドロップであったことが明かされた。 | :後にゲーム本編でも期間限定イベント『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』でどう見てもカズラドロップとしか思えない存在である「BBリリィ」が登場しており、接続された[[新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション|奏章Ⅲ]]では案の定カズラドロップであったことが明かされた。 | ||
− | :エピローグにおける[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]] | + | :エピローグにおける[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]との会話ではいずれカルデアに召喚されることが示唆されていたが、直後の期間限定イベント『妖精双六虫籠遊戯』にて期間限定サーヴァントとして実装された。 |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
142行目: | 142行目: | ||
;[[主人公 (Grand Order)]] | ;[[主人公 (Grand Order)]] | ||
:カルデアのマスター。 | :カルデアのマスター。 | ||
− | : | + | :『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』では「BBリリィ」として接触し、カルデア一行のガイドとして監視していた。 |
− | : | + | :また、彼/彼女のサーヴァントらの内数騎に右手の<ruby><rb>魔術保護</rb><rt>プロテクト</rt></ruby>へ穴を空け、奏章Ⅲにおいてカルデアと同盟を結ぶ事で、先述の穴を空けたサーヴァントらにいつでも自分の宝具を受け入れさせる事ができる状況にしていた。 |
+ | :さらに奏章Ⅲ終盤では彼/彼女自身も吸収する事ができる状態にあったようだが、[[岸波白野 (Grand Order)|岸波白野 (男性)]]共々「まだ利用できそう」という理由で見逃していた。 | ||
;[[BBドバイ]] | ;[[BBドバイ]] | ||
171行目: | 172行目: | ||
:上記のキングプロテアの[[オルタナティブ|オルタ]]。 | :上記のキングプロテアの[[オルタナティブ|オルタ]]。 | ||
:奏章Ⅲではキングプロテアの姿で彼女とマッチアップしたが、一方的にやられた上に正体も見破られていた。 | :奏章Ⅲではキングプロテアの姿で彼女とマッチアップしたが、一方的にやられた上に正体も見破られていた。 | ||
+ | |||
+ | ;[[アンソニー]] | ||
+ | :ムーン・ドバイに暮らしていた[[AI]]の一人。 | ||
+ | :その人格モデルとなった[[アンソニー・ベックマン]]が為した「人間のAI化」という所業に怒りを抱いており、キングプロテアの姿でその事実を告発し、殺害しようとしていた。 | ||
;[[パーシヴァル]]、[[ドブルイニャ・ニキチッチ〔ランサー〕]]、[[バーソロミュー・ロバーツ]] | ;[[パーシヴァル]]、[[ドブルイニャ・ニキチッチ〔ランサー〕]]、[[バーソロミュー・ロバーツ]] | ||
229行目: | 234行目: | ||
:しかし『新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション』では「BBドバイに一瞬で首チョンパされる」「カルデアに行く際は『最高クラスかつ鳴り物入りで』とフラグを建てていた」などのネタ的なシーンが目立つ結果となった。 | :しかし『新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション』では「BBドバイに一瞬で首チョンパされる」「カルデアに行く際は『最高クラスかつ鳴り物入りで』とフラグを建てていた」などのネタ的なシーンが目立つ結果となった。 | ||
:そんな彼女を歴戦のマスターたちがネタにしない訳が無く、前者の影響で名前をもじって「カシラドロップ」というあだ名が付けられたり、後者の方は「(華々しい活躍)する私…」という盛大なフラグを建てる構文が作られてしまったりと、やはり盛大に弄られる結果となってしまった。<del>おぞましやカルデアのマスター</del> | :そんな彼女を歴戦のマスターたちがネタにしない訳が無く、前者の影響で名前をもじって「カシラドロップ」というあだ名が付けられたり、後者の方は「(華々しい活躍)する私…」という盛大なフラグを建てる構文が作られてしまったりと、やはり盛大に弄られる結果となってしまった。<del>おぞましやカルデアのマスター</del> | ||
− | :とはいえ、直後のイベント『妖精双六虫籠遊戯』では「最高レアリティの☆5(SSR) | + | :とはいえ、直後のイベント『妖精双六虫籠遊戯』では「最高レアリティの☆5(SSR)で実装」「初出のイベントでいきなり[[ゴルドルフ・ムジーク|カルデアのトップ]]と[[主人公 (Grand Order)|マスター]][[カドック・ゼムルプス|二人]]を窮地に立たせる」といった鮮烈なカルデアデビューを果たしており、性能面でも「スキルによって相手と同じクラスになる事ができる初のサーヴァント」「前例の無い強力かつ多種類のデバフをばら撒くサポーター」という特徴を引っ提げてきたなど、奏章Ⅲで打ち建てたフラグを悉く破壊するような形でカルデアの仲間に加わっている。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |
2024年11月16日 (土) 18:07時点における最新版
アルターエゴ | |
---|---|
真名 | カズラドロップ |
外国語表記 | Kazuradrop |
血液型 | 不明 |
身長 | 133cm |
体重 | 30㎏ |
特技 | 双六遊び、掃除 |
好きな物 | 自分達以外(特にBB) |
苦手な物 | なし |
天敵 | 天敵しかいない(特にBBとヴァイオレット) |
イメージカラー | 若草色 |
初登場作品 | Fate/EXTRA CCC FoxTail |
概要編集
BBのアルターエゴ、「サクラファイブ」の一人。「慈愛」のアルターエゴ。
若草色の着物を着た幼い少女。BBに化けていた時はCCCのマント姿ではなく、没になった初期デザイン案の黒いゴシックドレスを纏っている。
- 略歴
- 『Fate/EXTRA CCC』の初期企画案で登場する予定だったキャラクター。……だが哀しい事に没になってしまった。
- 『Fate/EXTRA CCC FoxTail』にて正式に登場を果たす……が、大方の予想を裏切って全ての事態の黒幕としての登場となった。
- 当初は全ての元凶と思われていたBB、そして主人公達の味方であるはずの間桐桜として振舞い、白野達の前に立ち塞がった。
- BBとしてサクラ迷宮を踏破しようとする白野達の前に突如現れ、キングプロテアを嗾けてくる。白野がそれを退けた後には彼を何もかもが特大サイズの部屋(彼女曰く「虫空間」)に監禁し、人格を破壊する為に苦痛を与え続ける等の非道を働く。
- その一方で物語開始前に本物の間桐桜に成りすまし、白野たち生徒会の内部に潜り込んで監視を行っていた。
- 物語序盤、校舎に襲撃をかけてきたパッションリップとメルトリリス(実際は桜に成りすましていたカズラドロップを倒すのが目的であったが、目的を勘違いした主人公たちによって倒されてしまった)が死んだ後に、メルトリリスの死体へBBの外装を被せて操り人形として活動させることで自身の正体を隠蔽するのに利用していた。
- BBの中身がばれるのとほぼ同時に校舎で白野を背後から襲うが、それまでずっと潜伏していたユリウスに妨害され失敗。桜の外装を自ら解き、正体を晒した。
- 正体を現してからは、「十の王冠」の権限をフルに発揮してユリウスに重傷を負わせ、白野を再び虫空間に幽閉。キングプロテアの裏切りで脱出されるが、キングプロテアを「トラッシュ&クラッシュ」で押し潰して吸収した事で成長した姿となる。
- 『Fate/Grand Order』では2024年水着イベント『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』にて登場。「BBリリィ」を名乗りカルデア一行のガイド役として振る舞いながらも暗躍しており、その続きである奏章Ⅲ『新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション』ではカルデアにも正体を明かす。そして表向きは人類を滅ぼすのに反対としつつも、裏では同族となったムーンキャンサーたちを捕食して力をつけていたが、それでもBBドバイの前には敵わず野望は潰えた。
- しかしそれでもしぶとく生き残っており、その場にいた偏屈作家キャスターの手引きで後にカルデアへと辿り着く事となる。
- 人物
- 初期案では、アルターエゴの一人ではあるが、外見通り非常に大人しく、献身的な性格をしている。また年齢的にも最も幼く、清楚な少女。同胞たちのように人間を憎めず、むしろ創造主であるBBの矛盾や他のエゴ達の歪んだ在り方に疑問を持っていて、元の正常な管理AIに戻りたがっている。また元の健康管理AIとしての性格が強く、お注射大好きな健康マニアでもある。
- 和風系キャラなので、もし採用されていたらキャス狐のライバルになっていたという。ただし内面のキレイさは比べるべくもない。
- 『Fate/EXTRA CCC FoxTail』では当初BBとして登場するが、本物と違い終始冷酷無比でふざけたような態度は一切とらない。白野に対する態度も独占欲の反転等と言う生易しいものではなく、憎悪と嗜虐趣味の表れにしか見えず非常に攻撃的。上記の「本来こういうキャラだったはず」という設定に見られるような温和な雰囲気は微塵も無い。
- コミック版『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH』で登場するが、この時も『FoxTail』と同じような嗜虐性を見せており、「温和な性格」という元々の設定は破棄されたものと思われる。
- 本体の彼女は柔和な笑顔を見せることもあるのだが、不完全で矛盾したAIの存在を一方的に否定し利用しては切り捨てるなどこちらも非常に冷酷な性格となっている。また、人類についても「等しく愛する為に皆殺しにする」と恐ろしく歪んだ思考をしているが、これについてはBBを吸収した際に彼女を歪めた元凶である「人間の悪性」を吸収してしまったため。
- 他の桜シリーズと比較しても良くも悪くも子供っぽく、上記のように「AIは完全でなくてはならない」という拘りから非効率的な行動もするように完全主義で潔癖性なところがある。好きな色も「黒と白」と潔癖性や完全性を強調したものであり、後述する虫空間や偽造した保健室を白一色にしたり、校舎前の桜を趣味で白くしたりと拘りがある模様。
- 能力
- ハイ・サーヴァントとしては妖精ムリアンとピクシーのエッセンスが使われている。本来はもう一つエッセンスがあるものの、カズラドロップはそれを絶対に明かさない。他のサクラファイブと違って女神の要素が一切含まれていないため、基本能力値は低め。
- 戦闘能力は皆無だが、「ウィルスチェッカー」に特化した能力を持ち、バグを起こしたデータが抵抗しないなら、洗浄して無力化することが出来る。ここも彼女が没になった理由で、完全に『CCC』本編の桜と設定が被っている。
- id-es(イデス)は『同族嫌悪』と『インセクトイーター』。名称から言えば、『インセクト=虫=バグ』なので、ムーンセル上のバグと捕食する、つまり彼女の得意分野の治療ないし洗浄に該当すると思われる。しかし、彼女が没になったこともあり、詳細は一切不明。
- 『Fate/EXTRA CCC FoxTail』では本来の戦闘能力は皆無なのだが、桜系統のAIの能力を奪い取る『インセクトイーター』を利用してBBの持つ能力や権限などを奪い取ったようで、弱体化した彼女を上回る出力の十の王冠を使うなどかなりのチート振りを発揮している。また、メルトリリスも吸収しているため彼女のスキルである「オールドレイン」も使えるのに加え、同じく吸収したパッションリップのスキルである「トラッシュ&クラッシュ」も使用可能。
- この能力はオリジナルである間桐桜にも通用するのだが、本編開始前に襲撃した際、彼女が難を逃れるために『乾燥保存』で自己凍結しプロテクトを張ったことで手が出せない状態にある。
- 『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH』ではBBによって『インセクトイーター』を封印されて逆らえないようにされているものの、狂暴化したサーヴァントを浄化したり、双六に準えた詠唱と共にシャドウイーターの群れやサーヴァントを虫空間に叩き落したりと「バグ」に対する攻撃能力はそれなりに備えている。
- 『Grand Order』ではBBドバイに首を切断された後、時間こそかかったが何事もなかったかのように復活するという能力を見せていた。
- 虫空間
- カズラドロップが生み出す異空間。『Fate/EXTRA CCC FoxTail』ではBBに偽装していた際には白一色に染められた洋風の部屋のような外見、正体を現した後や『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH』で登場した際には長机と床の間がある和室のような外見をしている。
- 内部に閉じ込められた人物は文字通り虫のようなサイズになってしまい、通常サイズのカズラドロップから極端に遅くなった時間の流れの中で一方的な虐待を受ける事になる。
- また、ウツボカズラの捕虫嚢を意識しているのか、捕われた虫(バグ)はナーサリー・ライムの名無しの森よろしく次第に自我を溶かされていく。
バリエーション編集
カズラドロップ (Grand Order)編集
- カルデアのマスターと契約したカズラドロップ。
- 詳細は「カズラドロップ (Grand Order)」を参照。
宝具編集
- 不明。
- 『Grand Order』では「対象を特殊な状況下に置く」という効果の宝具を所持しているという事をBBコスモが明かしているが、恐らくは上記のカルデアにおける霊基で使用する『拡がりゆく世界』の事ではないかと思われる。
- なお、奏章Ⅲでは宝具を使用する対象の
魔術保護 に穴を空ける事で、効果を無条件に受け入れさせる事が可能となっていた。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/EXTRA CCC
- 初期企画案で登場。
- Fate/EXTRA CCC FoxTail
- サクラファイブの一人として存在が示唆されており、イメージの後ろ姿も映るが、キングプロテアが幼女キャラになっているせいか、若干背が高めに変更されている。
- 後に登場した2人目のBBについて、主人公は消去法でカズラドロップではないかと推測していたが、実は保健室にいた「間桐桜」こそがカズラドロップであり、真相に気がついた主人公らの前に姿を現した。
- Fate/Grand Order
- ゲーム本編には出番は皆無だったが、コミック版『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH』にてBBの手駒としてまさかの登場を果たした。
- 後にゲーム本編でも期間限定イベント『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』でどう見てもカズラドロップとしか思えない存在である「BBリリィ」が登場しており、接続された奏章Ⅲでは案の定カズラドロップであったことが明かされた。
- エピローグにおけるアンデルセンとの会話ではいずれカルデアに召喚されることが示唆されていたが、直後の期間限定イベント『妖精双六虫籠遊戯』にて期間限定サーヴァントとして実装された。
人間関係編集
Fate/EXTRA CCC FoxTail編集
- 間桐桜
- 創造主のオリジナル。彼女に成り済ます事で、当初から主人公の動向を監視していた。
- 自分の方が桜として正しく在ったとし、偽物と呼んでいる。
- BB
- 創造主。『インセクトイーター』を利用し、一部の権能を奪い取っていた。
- 「不完全で不快で迷惑で不要」と軽蔑しており、こちらも彼女から奪った力で作った人形の方が本物と主張している。
- メルトリリス
- BBの権能を奪い取った事で間接的に使役していた。
- 彼女がガウェインに敗れ去った後も死体を利用して外装を偽る事で黒ゴス姿のBBに仕立て上げていた。
- パッションリップ
- メルトリリス同様、BBの権能を奪い取った事で間接的に使役していた。
- メルトリリスと違い、敗れた後の動向は不明だが、カズラドロップの台詞や「トラッシュ&クラッシュ」を使用している事から、メルトリリス同様に吸収されたものと思われる。
- 岸波白野
- BBの振りをして、文字通り虫螻のように甚振り、殺そうとする。
- 実際、彼の事は「間桐桜に余計な感情を植え付けて正しいAIの在り方から逸脱させ、不完全な存在であるBBやサクラファイブ、何より自分自身を生み出した存在」として明確な憎悪の対象にしている。
- セイバー
- 配下サーヴァントにして七階以降の迷宮衛士。洗脳等は施されておらず指示は送っているがほぼ自由行動させている。
- 坂神一人
- 配下マスター。勧誘された際はビビりながらも協力を拒んだが、その際カズラドロップによって精神干渉を受けており極端に死ぬことを恐れるようにされてしまった。
- ヴァイオレット
- 最も信頼できる部下であり、かなり重要な役目を任せている。忠誠を誓われていたが、間桐シンジとともに裏切られた。
- そもそもが共通の目的があるがゆえの一時的なビジネスライクな関係であり、「人類皆殺し」についてはまったく共感されていなかった。
- キングプロテア
- BBの手によって封印されていたところを解放し、手駒として使役していたが、岸波を巡って対立し、裏切られた。
- 全てのサーヴァントの上位に立つムーンセル最強の存在だが、その強さと出鱈目さは自身をも超えており、すっかり持て余している。
- インセクトイーターと虫空間で小さくして捕食しようにも際限なく大きくなり続けるためカズラドロップの側が負担で倒れてしまうので、相性としても最悪であったが、パッションリップから奪った「トラッシュ&クラッシュ」で押し潰して吸収してしまう。
- エリザベート=バートリー
- 「前任者」が手駒として雇っていたサーヴァント。彼女としては邪魔だった為、パッションリップの権能でキューブにしてしまった。
Fate/Grand Order編集
- BB (Grand Order)
- コミック版『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH』にて、彼女のオーダーを受けて動いているが、id-esの没収を含む何らかの改造を受けていることが示唆されており、態度も反抗的である。
- ヴラド三世 (EXTRA)
- コミック版『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH』にて、主人公らに現状を語ろうとする瀕死の彼を「バグ」と見なし脳天を貫いた。
- とはいえ殺した訳ではなく、彼の精神の「バグ」を取り去っただけであったが、代償に現状の問題に関する記憶も失われてしまった。
- メルトリリス (Grand Order)
- 同じエゴ同士で「同族嫌悪」持ちの彼女にとっては根本的には敵でしかなく、礼儀正しく振る舞うものの言動は挑発的。
- アタランテ、ヘクトール
- パッションリップを抑える作戦で、妨害するアタランテ(ととばっちりのヘクトール)を虫空間に叩き落した。
- 彼らのその後は現時点では不明であるが、虫空間の設定を考えるとろくなことにはならなさそうである。
- 主人公 (Grand Order)
- カルデアのマスター。
- 『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』では「BBリリィ」として接触し、カルデア一行のガイドとして監視していた。
- また、彼/彼女のサーヴァントらの内数騎に右手の
魔術保護 へ穴を空け、奏章Ⅲにおいてカルデアと同盟を結ぶ事で、先述の穴を空けたサーヴァントらにいつでも自分の宝具を受け入れさせる事ができる状況にしていた。 - さらに奏章Ⅲ終盤では彼/彼女自身も吸収する事ができる状態にあったようだが、岸波白野 (男性)共々「まだ利用できそう」という理由で見逃していた。
- BBドバイ
- 汎人類史とは異なる世界に誕生したBB。
- ラスボス候補であった彼女の特権でムーン・ドバイに召喚され、『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』では共に暗躍し、奏章Ⅲではラスボス候補としてクラスをムーンキャンサーに変更してもらっていた。
- しかし最終的には彼女を取り込むつもりでいたようで、裏で色々と策謀を巡らせていたもののその力を見誤って敗北した。
- ムーン・キャンサー
- 奏章Ⅲにおいて発生していた濾過人理補正現象。
- BBドバイがカズラ自身を無力化した後に「新しい霊長は認めない」「霊長の座は永遠に我々人類のもの」だと言っていることから、恐らくは直前の「アーキタイプを宙に放つ」という発言でこの現象の対象となり、BBドバイの体を使って間接的に攻撃されたものと思われる。
- 闇のコヤンスカヤ
- 異聞帯における自身のそっくりさんと縁があったサーヴァント。
- 奏章Ⅲではラスボス候補としての特権で彼女を召喚し、新たなラスボス候補として参加してもらっていた。
- アンキ・エレシュキガル
- BBドバイを倒すにあたり、その力を削ぐ目的で目を付けていたビースト。
- 量子コンピューターを使って並行世界の宇宙に信号を送って呼び寄せ、『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』ではエレシュキガルのビースト化が進行する様を陰から見ていた。
- さらに、奏章Ⅲではビーストとして行動する事にしたエレシュキガルにトーマス・アルバ・エジソン〔オルタ〕と協力するよう入れ知恵し、その力を強化させた。
- なお、ゆくゆくは彼女をも同族として吸収するつもりであったとか。
- キングプロテア
- 同じサクラファイブの一人であるエゴ。
- 奏章Ⅲでは思い悩む彼女に声をかけ、口車に乗せる事でその能力と外見をまんまと手に入れた。
- キングプロテア・ソチナトル
- 上記のキングプロテアのオルタ。
- 奏章Ⅲではキングプロテアの姿で彼女とマッチアップしたが、一方的にやられた上に正体も見破られていた。
- アンソニー
- ムーン・ドバイに暮らしていたAIの一人。
- その人格モデルとなったアンソニー・ベックマンが為した「人間のAI化」という所業に怒りを抱いており、キングプロテアの姿でその事実を告発し、殺害しようとしていた。
- パーシヴァル、ドブルイニャ・ニキチッチ〔ランサー〕、バーソロミュー・ロバーツ
- 奏章Ⅲにて、自身の宝具の効果により別空間へ送り込んだサーヴァントたち。
- その空間は何もない平地だったようで、見た事も無い魔獣や兵器と戦っていたと彼らは証言している。
- 殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕
- ラスボス候補の一人であるサーヴァント。
- 彼女も自分と同じくムーンキャンサーであったが、お腹を壊すという理由で唯一吸収の候補から外していた。
- ハンス・クリスチャン・アンデルセン
- 奏章Ⅲにおいて、カルデアから召喚されたサーヴァント。
- BBドバイに敗北して復活した後、その場にいた彼を見つけてカルデアに連れて行ってもらおうとしていた。
- なお、後のイベント『妖精双六虫籠遊戯』のエピローグを見る限り、実際にカルデアへの手引きをしてもらった模様。
初期設定編集
- BB
- 創造主。だが彼女の矛盾に気づいてしまった事で自分の存在に疑問を持つようになる。
名台詞編集
初期設定編集
- 「ようこそ。ここは、穏健派の桜たちが集まった集落です」
「わたし達の源である『桜の滴』を還元してくれたら、アイテムや体力回復が可能ですよ♥」 - 初期アイディアではアリーナ内に正常な桜達が集まる集落があり、彼女はそこで暮らしていて、訪れた主人公達とこのようなやり取りをする予定だったらしい。
「穏健派の桜たち」って……何か酷くシュールである。見てみたいような、見たくないような……。
ちなみに『桜の滴』とは、初期設定で考えられていたゲーム通貨、つまり『CCC』における「サクラメント」にあたる。このリソースはストーリーの展開にも影響し、『桜の滴』を集めて保健室の桜に投与する事でBBによって歪められた世界の支配率を奪い返していく、という設定だったらしい。
ただ、『桜の滴』って、ちょっと卑猥な意味に聞こえるような気が……。そのためかは不明だが、このリソースの設定も没に。
Fate/EXTRA CCC FoxTail編集
- 「私は桜のフェイクではありません」
「だってそうでしょう?」
「不完全なあの子に比べたら 私の方が正しく桜として在った」
「じゃあ偽物はあっちですよね?」 - ユリウスに正体を暴かれた後、「カズラドロップ」としての最初の発言。
- 「教えちゃいます 聖杯を手に入れた暁には……そうです」
「聖杯にお願いして、人類をみーんな殺しちゃうんです♥」
「――だって 人間くらいどうでもいい存在っていないでしょう?」
「摘み取るのに、こんなにうってつけの存在は、他にありません―― ああ―― なんて愛おしい――」
「だから……平等に愛するには みーんな殺しちゃうしかないですよね? センパイ」 - 虫空間で白野を弄びながら、聖杯を手に入れた時に叶える望みを語る。「完全」を求めた末に精神が破綻した姿を見せて、白野を恐怖させる……が、型月でそのような望みは最悪の死亡フラグであり、今後改心しない限り、彼女の運命は決まったようなものである。
Fate/Grand Order編集
- 「すべての人類に等しく慈愛を。私は一人に執着する他のサクラたちとは違いますよ。
今はこんな欠片のような状態でも、いつかどこかですべてを飲み下し必ず完璧になってみせます。
その時はメルトリリス、一緒にお人形遊びでもしましょう? うふふ……」 - コミック版『深海電脳楽土SE.RA.PH』にて、BBからのメッセージを伝えて帰る際の言葉。
- 他のサクラファイブ同様、根本的な部分で内面に問題があることがはっきりわかる。そして別の世界ではメルトリリスでシャレにならない「お人形遊び」をするのであった。
- 「みなさんの賽を振るのは私。止まる枡はこちらです」
- 同上。イデスは封印されたものの、他の能力は残っており、それを使ってエネミーの群れを一掃して。
- プロフの好きなものとして「双六遊び」とあるが、そのあたりの要素であろうか。
メモ編集
- 「『CCC』に足りないのは幼女成分だ!」と奈須氏を含む制作スタッフも分かっていたが、ボスとして成立しづらい上に和風キャラのボスであるキアラと被るという理由から奈須氏は泣く泣く没にしたという。
- BBを起源とするアルターエゴは元の名前が「サクラ」なためか全員花の名前が由来であるが、彼女の由来はおそらく「つる(かずら)」と「スノードロップ(雪割草)」。あるいは、id-esが「インセクトイーター」なことを考えると、「ウツボカズラ」かもしれない。
- かずらの花言葉は「束縛」「美しさ」「縁結び」。スノードロップの花言葉は 「春」「温み」「希望」。ウツボカズラの花言葉は「からみつく視線」「甘い罠」「油断」「危険」「熱い感動」。ウツボカズラだとすると、象徴する意味も非常に不穏である。
- また、全員異なる色のリボンを身に着けており、彼女のリボンは黄色。
- 没となったアルターエゴ仲間でヴァイオレットとキングプロテアがいる。
- 「穏健派の桜たち」が存在するということは、反対に「過激派の桜たち」が存在することも意味する。
メルトやリップが大量発生して、一斉に主人公達を追いかけてくるのだろうか?
それとも黒桜達が恨み言や互いの悪口を言いながら殺し合いでもしているのだろうか?
……想像するだけで恐ろしい。
もっともメルトリリスやパッションリップ、BB、キングプロテア、ヴァイオレット単体でも充分に過激派だが。 - ちびちゅき!の作者である華々つぼみ氏は未登場時の段階で彼女を出そうとしたら(まだ出演してないことが主な要因かは不明)編集部に止められた事をニコ生で告白した。なお、上記の二人は無事出演できたようだ。
- その後『FoxTail』でカズラドロップも無事出演を果たしたわけだが、そのキャラクター性は初期設定と大きく異なるものであった。
- コミック版『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH』で登場した際もBBの指示で動いているが性格・嗜好は『FoxTail』と同様であるため、キャラクター性はこちらの設定でほぼ固定されたようである。
- 後に『Fate/Grand Order』のブリテン異聞帯で登場したムリアンがカズラドロップそっくりだったため、一時期関連性が疑われた。
- 竹箒日記ではこれがスターシステムであることが明かされ、『カズラドロップのハイ・サーヴァント構成要素の一つに妖精ムリアンが含まれている裏設定だったので、ムリアンを登場させる際に逆にカズラドロップそっくりにした』と明かされた。
話題まとめ編集
- 『新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション』登場後の反応
- それまでの『Grand Order』関連作品にはコミカライズ版の『深海電脳楽土SE.RA.PH』にのみ登場しており、2024年にやっとゲーム内に登場したカズラドロップ。
- しかし『新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション』では「BBドバイに一瞬で首チョンパされる」「カルデアに行く際は『最高クラスかつ鳴り物入りで』とフラグを建てていた」などのネタ的なシーンが目立つ結果となった。
- そんな彼女を歴戦のマスターたちがネタにしない訳が無く、前者の影響で名前をもじって「カシラドロップ」というあだ名が付けられたり、後者の方は「(華々しい活躍)する私…」という盛大なフラグを建てる構文が作られてしまったりと、やはり盛大に弄られる結果となってしまった。
おぞましやカルデアのマスター - とはいえ、直後のイベント『妖精双六虫籠遊戯』では「最高レアリティの☆5(SSR)で実装」「初出のイベントでいきなりカルデアのトップとマスター二人を窮地に立たせる」といった鮮烈なカルデアデビューを果たしており、性能面でも「スキルによって相手と同じクラスになる事ができる初のサーヴァント」「前例の無い強力かつ多種類のデバフをばら撒くサポーター」という特徴を引っ提げてきたなど、奏章Ⅲで打ち建てたフラグを悉く破壊するような形でカルデアの仲間に加わっている。
脚注編集
注釈編集
出典編集