「メアリ・リル・ファーゴ」の版間の差分

タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
 
(6人の利用者による、間の22版が非表示)
42行目: 42行目:
 
}}
 
}}
 
==概要 ==
 
==概要 ==
魔術師一族であるファーゴ家に所属する[[魔術師]]。
+
魔術師一族であるファーゴ家に所属する[[魔術師]]。[[エルメロイ教室]]のOGでもある。
  
 
;略歴
 
;略歴
:[[アニムスフィア家]]に連なる天体科の魔術師一族であるファーゴ家の後継者。
+
:[[アニムスフィア家]]に連なる[[天体科]]の魔術師一族、ファーゴ家の後継者。
:ファーゴ家の当主で父でもあるアーネスト・ファーゴが変死した件について、かつての恩師であったロード・エルメロイⅡ世に依頼した。
+
:当主で父でもある[[アーネスト・ファーゴ]]が変死した件について、かつての恩師であった[[ロード・エルメロイⅡ世]]に、本家を通じて調査を依頼した。
:事件の中でⅡ世は真相を「魔術儀式の失敗による事故死」と結論づけるが、最後に「彼女がアーネストに失敗する事が確実な儀式を提案したのではないか?」と疑惑を向けられた際に真相を告白。
+
:事件の中でⅡ世は真相を「不安定な魔術儀式の失敗による事故死」と結論づけるが、最後に「アーネストの儀式全容は知らずとも、その目的や研究内容から術式の不完全さと失敗を予測できたのではないか」と疑惑を向けられた際に真相を告白。ファーゴ家はアーネストによって統制された牢獄のような一族であり、彼のスペアとされる事(と、明言されてはいないがクレアが虐待を受けている事)が永遠に続く事を疎んじ、Ⅱ世の教えに感銘を受けてアーネストを事故死させ、解放される事を望んだことを明らかにした<ref group="注">実際、メアリの手の甲には土星のマークが刻印されており、これは作中でも述べられていたように死の領域を象徴するため、死者となったアーネストに支配される筈だった可能性が高い。</ref>。
:ファーゴ家はアーネストによって統制された牢獄のような一族であり、彼のスペアとされる事(と、明言されていないが、クレアが虐待を受ける事)が永遠に続く事を疎んじ、Ⅱ世の教えに感銘を受けてアーネストを事故死させ、解放される事を望んだことを明らかにした。
 
 
;人物
 
;人物
:青いコート風ワンピースを着た、これといって大きな特徴の無い金髪の美少女。
+
:青いジャケットと白いワンピースを着た、これといって大きな特徴の無い金髪の美女。
 
:少々陰があるが、穏やかな性格で人当たりも良い。陰があるのはファーゴ家の事情によるものが大きかったようで、上記の事件解決後は家の雰囲気ともどもだいぶ明るくなったようである。
 
:少々陰があるが、穏やかな性格で人当たりも良い。陰があるのはファーゴ家の事情によるものが大きかったようで、上記の事件解決後は家の雰囲気ともどもだいぶ明るくなったようである。
:クレアやトリシャへの態度を見る限り、親密な人間に対する距離感が近めなようである。また、オルガマリーの家庭教師である[[トリシャ・フェローズ]]とは旧知の仲。
+
:クレアやトリシャへの態度を見る限り、親密な人間に対する距離感が近めなようである。また、エルメロイⅡ世との仲介役を務めたオルガマリーの家庭教師である[[トリシャ・フェローズ]]とは旧知の仲。
 
;能力
 
;能力
:一族の人間として魔術の手解きは受けているようだが、実力の程は不明。明白に失敗すると分かった上で魔術儀式を提供する等、プランニングにおいては優れていると思われる。
+
:一族の人間として魔術の手解きは受けているようだが、実力の程は不明。だが、ロード・エルメロイⅡ世の星に関する授業内容を一字一句覚えていたことと、研究内容と術式から儀式内容をある程度類推するなど、優秀な魔術師であったことが伺える。
 +
:『Fate/strange Fake』の頃には一代で新たな理論を組み上げて天体科に彗星のごとく名を馳せた才媛として注目されており、星の海を仮想展開することで地球の裏側の様子すら手に取るように把握するとまで言われている。実際にその腕を披露した際には霧に紛れて上空へ逃げた[[ティア・エスカルドス]]の所在地を大体とはいえ夜天の側から占術的に暴き出すほど。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
60行目: 60行目:
 
;[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 
;[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 
:アニメ版第2話に登場。後に獅子劫らの聞き込み先の一人として再登場した。
 
:アニメ版第2話に登場。後に獅子劫らの聞き込み先の一人として再登場した。
 +
 +
;[[Fate/strange Fake]]
 +
:「エルメロイ教室」の一員としてスノーフィールドの聖杯戦争に参戦。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
68行目: 71行目:
  
 
;[[フェルナンド・李]]
 
;[[フェルナンド・李]]
:父の魔術師仲間。
+
:父の友人かつ共同研究者。
 +
:メアリは「フェルナンドおじ様」と呼んでいる。
  
 
;[[アレック・ファーゴ]]
 
;[[アレック・ファーゴ]]
:叔父。彼の問題のある性格はよく知っていたようで、事件解決の日も彼の行動に頭を痛めていた。
+
:従兄弟。彼の問題のある性格はよく知っていたようで、事件解決の日も彼の行動に頭を痛めていた。
  
 
;[[クレア]]
 
;[[クレア]]
77行目: 81行目:
  
 
;[[ロード・エルメロイⅡ世]]
 
;[[ロード・エルメロイⅡ世]]
:かつて教えを受けた相手。
+
:かつて教えを受けた相手。恩師として心底から敬意を表している。
 
:彼から聞かされた「天体も含めて、この世に永遠のものなどない」という言葉が、事件を起こすきっかけとなった。
 
:彼から聞かされた「天体も含めて、この世に永遠のものなどない」という言葉が、事件を起こすきっかけとなった。
  
 
;[[トリシャ・フェローズ]]
 
;[[トリシャ・フェローズ]]
 
:同じアニムスフィア派閥に所属する魔術師であり、古い友人。
 
:同じアニムスフィア派閥に所属する魔術師であり、古い友人。
:彼女から「七年前の事件」を追っている事を聞かされていた。
+
:彼女から「七年前の事件」を追っている事を聞かされていた。ファーゴ家の事件についてⅡ世に依頼したのも彼女を通してである。
:ファーゴ家の事件についてⅡ世に依頼したのも彼女を通してである。
 
  
 
;[[フラット・エスカルドス]]
 
;[[フラット・エスカルドス]]
 
:エルメロイ教室の後輩。彼が教室に入った年に卒業した。
 
:エルメロイ教室の後輩。彼が教室に入った年に卒業した。
 
:年下の彼を可愛がっており、いつになっても変わらない有様を楽しんでいる。
 
:年下の彼を可愛がっており、いつになっても変わらない有様を楽しんでいる。
 +
 +
=== Fate/strange Fake ===
 +
;[[ヒッポリュテ|真ライダー]]
 +
:サーヴァント。「エルメロイ教室」の他のメンバーと共同でマスターをしている。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
93行目: 100行目:
  
 
== メモ ==
 
== メモ ==
*クレアやトリシャと手をつないだり寝間着で同じ部屋にいたりと非常に親密な描写が多く、「時計塔で一番抱かれたい男ランキング」にもまったく興味を示さず投票しなかったことなどから、「そっちの趣味ではないか」という疑惑も一部から上がっている。挙句、フラットからも「お幸せに」と意味深な発言をよこされることに……。
+
*元はアニメ版『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』オリジナルストーリーの登場人物だったが、後に逆輸入の形でFateシリーズに組み込まれた一人。
 +
*クレアやトリシャと手をつないだり寝間着で同じ部屋にいたりと非常に親密な描写が多く、「[[時計塔で一番抱かれたい男ランキング]]」にもまったく興味を示さず投票しなかったことなどから、「そっちの趣味ではないか」という疑惑も一部から上がっている。挙句、フラットからも「お幸せに」と意味深な発言をよこされることに……。
 +
*エルメロイ教室のOBは全員、卒業後10年以内に、典位以上の[[階位]]を獲得したという設定がある。
 +
**メアリが卒業したのは[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]時点で教室最古参のスヴィンが入学した年である。(また、エルメロイ教室は原則四年で卒業。)このため、事件簿のおよそ5年後である[[Fate/strange Fake]]の時点では、典位以上を獲得している可能性が高い。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
110行目: 120行目:
 
[[Category:登場人物ま行]]
 
[[Category:登場人物ま行]]
 
[[category:ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 
[[category:ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 +
[[category:Fate/strange Fake]]
 +
[[Category:マスター]]

2024年7月13日 (土) 23:38時点における最新版

メアリ・リル・ファーゴ
性別 女性
声優 金元寿子
初登場作品 ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
テンプレートを表示

概要編集

魔術師一族であるファーゴ家に所属する魔術師エルメロイ教室のOGでもある。

略歴
アニムスフィア家に連なる天体科の魔術師一族、ファーゴ家の後継者。
当主で父でもあるアーネスト・ファーゴが変死した件について、かつての恩師であったロード・エルメロイⅡ世に、本家を通じて調査を依頼した。
事件の中でⅡ世は真相を「不安定な魔術儀式の失敗による事故死」と結論づけるが、最後に「アーネストの儀式全容は知らずとも、その目的や研究内容から術式の不完全さと失敗を予測できたのではないか」と疑惑を向けられた際に真相を告白。ファーゴ家はアーネストによって統制された牢獄のような一族であり、彼のスペアとされる事(と、明言されてはいないがクレアが虐待を受けている事)が永遠に続く事を疎んじ、Ⅱ世の教えに感銘を受けてアーネストを事故死させ、解放される事を望んだことを明らかにした[注 1]
人物
青いジャケットと白いワンピースを着た、これといって大きな特徴の無い金髪の美女。
少々陰があるが、穏やかな性格で人当たりも良い。陰があるのはファーゴ家の事情によるものが大きかったようで、上記の事件解決後は家の雰囲気ともどもだいぶ明るくなったようである。
クレアやトリシャへの態度を見る限り、親密な人間に対する距離感が近めなようである。また、エルメロイⅡ世との仲介役を務めたオルガマリーの家庭教師であるトリシャ・フェローズとは旧知の仲。
能力
一族の人間として魔術の手解きは受けているようだが、実力の程は不明。だが、ロード・エルメロイⅡ世の星に関する授業内容を一字一句覚えていたことと、研究内容と術式から儀式内容をある程度類推するなど、優秀な魔術師であったことが伺える。
『Fate/strange Fake』の頃には一代で新たな理論を組み上げて天体科に彗星のごとく名を馳せた才媛として注目されており、星の海を仮想展開することで地球の裏側の様子すら手に取るように把握するとまで言われている。実際にその腕を披露した際には霧に紛れて上空へ逃げたティア・エスカルドスの所在地を大体とはいえ夜天の側から占術的に暴き出すほど。

登場作品と役柄編集

Fateシリーズ編集

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
アニメ版第2話に登場。後に獅子劫らの聞き込み先の一人として再登場した。
Fate/strange Fake
「エルメロイ教室」の一員としてスノーフィールドの聖杯戦争に参戦。

人間関係編集

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿編集

アーネスト・ファーゴ
父であり一族の当主。
自分が父のスペアでしかなく、その関係性に永遠に囚われることを達観していたが、Ⅱ世から教えを受けた事で彼からの解放を望むようになった。
フェルナンド・李
父の友人かつ共同研究者。
メアリは「フェルナンドおじ様」と呼んでいる。
アレック・ファーゴ
従兄弟。彼の問題のある性格はよく知っていたようで、事件解決の日も彼の行動に頭を痛めていた。
クレア
一族に仕えるメイド。非常に親密な仲のようで、事件を起こした理由の一つに彼女の解放があったことも示唆されている。
ロード・エルメロイⅡ世
かつて教えを受けた相手。恩師として心底から敬意を表している。
彼から聞かされた「天体も含めて、この世に永遠のものなどない」という言葉が、事件を起こすきっかけとなった。
トリシャ・フェローズ
同じアニムスフィア派閥に所属する魔術師であり、古い友人。
彼女から「七年前の事件」を追っている事を聞かされていた。ファーゴ家の事件についてⅡ世に依頼したのも彼女を通してである。
フラット・エスカルドス
エルメロイ教室の後輩。彼が教室に入った年に卒業した。
年下の彼を可愛がっており、いつになっても変わらない有様を楽しんでいる。

Fate/strange Fake編集

真ライダー
サーヴァント。「エルメロイ教室」の他のメンバーと共同でマスターをしている。

名台詞編集

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿編集

メモ編集

  • 元はアニメ版『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』オリジナルストーリーの登場人物だったが、後に逆輸入の形でFateシリーズに組み込まれた一人。
  • クレアやトリシャと手をつないだり寝間着で同じ部屋にいたりと非常に親密な描写が多く、「時計塔で一番抱かれたい男ランキング」にもまったく興味を示さず投票しなかったことなどから、「そっちの趣味ではないか」という疑惑も一部から上がっている。挙句、フラットからも「お幸せに」と意味深な発言をよこされることに……。
  • エルメロイ教室のOBは全員、卒業後10年以内に、典位以上の階位を獲得したという設定がある。
    • メアリが卒業したのはロード・エルメロイⅡ世の事件簿時点で教室最古参のスヴィンが入学した年である。(また、エルメロイ教室は原則四年で卒業。)このため、事件簿のおよそ5年後であるFate/strange Fakeの時点では、典位以上を獲得している可能性が高い。

脚注編集

注釈編集

  1. 実際、メアリの手の甲には土星のマークが刻印されており、これは作中でも述べられていたように死の領域を象徴するため、死者となったアーネストに支配される筈だった可能性が高い。

出典編集


リンク編集