「グランドクラス」の版間の差分
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+ | ※[[ギルガメッシュ〔キャスター〕|ギルガメッシュ]]は冠位の資格を有する魔術師に挙げられているが、本人が冠位であることを否定している。詳細は後述メモ参照。<br> | ||
+ | ※[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]は冠位の資格を有するが、どの時代においてもアヴァロンにて生き続けているためサーヴァントとしての召喚がほぼ不可能。<br> | ||
+ | ※[[ORT〔亜種〕|オルト・シバルバー]]の冠位は、全てにおいて規格外。また、ORTの召喚が自力で南米異聞帯の英霊の座を仮想構築したことによって発生したため、汎人類史とは決して相容れない不正・非正規のものである。 | ||
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+ | |ライダー||[[太公望]]|| U-オルガマリーの夢で登場。本人によれば下記のキャスターだけでなく、グランドライダーでの現界も有り得るかもしれないとのこと<ref group="出">『Fate/Grand Order』 「ツングースカ・サンクチュアリ」 第5節「たおやかなる狂える命に」</ref>。 | ||
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+ | ||[[マーリン〔プロトタイプ〕]]||グラ友発言あり。<br>しかし“山の翁”に「冠位を捨て置いて気ままに振る舞う妖精もどき」と言われているため、既に冠位を返上あるいは放棄していると思われる。 | ||
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+ | |バーサーカー||[[テスカトリポカ]]||本来はグランドバーサーカーだが、カルデアに召喚された時点ではグランドアサシンを[[“山の翁”]]から継承している。 | ||
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+ | ※アルトリア・アヴァロンと太公望においては、あくまでもU-オルガマリーでの夢であるため、彼らが本来のグランドに該当するかは不明<ref group ="注">『Avalon le Fae Synopsys』における2部6章の初期案では、アルトリア・アヴァロンがグランドセイバーとして扱われているものの、実際の2部6章内ではキャスターとして登場しているためグランドセイバーという設定はなくなっていると思われる。</ref>。<br> | ||
+ | ※テスカトリポカは、「冠位」として計測されており、U-オルガマリーの夢においてはグランドバーサーカーの影と酷似していたが、カルデアではアサシンとして実装<ref group="注">本人曰く、本来はルーラーかバーサーカーのクラス。</ref>。ファミ通のFGO8周年インタビューにおいて奈須きのこ氏は「U-オルガマリーの夢でグランドバーサーカーとして登場したのは、元々のグランドバーサーカーはテスカトリポカという提示である」とした上で、「本編ではグランドアサシンが空席になって代わりが居ないので(真面目な)テスカトリポカはやれやれと仕事を引き受けた。」と語っている。 | ||
− | == メモ == | + | ==メモ== |
*[[“山の翁”]]は第七特異点において人類悪の一つ[[ティアマト]]に死の概念を付与する際に「冠位」クラスを放棄した。 | *[[“山の翁”]]は第七特異点において人類悪の一つ[[ティアマト]]に死の概念を付与する際に「冠位」クラスを放棄した。 | ||
− | ** | + | **“山の翁”の冠位放棄タイミングとティアマトに死の概念を付与した時について、カルデアエースの対談にて奈須きのこが明確に回答しており、「個人の判断でカルデアに肩入れするということは、人類全体を救うために存在する"冠位"の資格を捨てる必要があります。ただ、その資格を捨てたとしても、“山の翁”自身の霊基の強さは依然として冠位級なんです。冠位を捨てて普通のアサシンクラスとなったからといって、自身の霊基の強さが落ちるわけではないんです。そして、その「優れた霊基」をすべて使っての「死の概念の付加」となります。ティアマトに死を教えたことで“山の翁”の霊基は通常のサーヴァントたちと同じ出力のものになりました。」とのこと。 |
***つまり、「冠位を捨てる」=「個人の判断で行動する条件」、「霊基の弱体化」=「死の概念の付加」である。 | ***つまり、「冠位を捨てる」=「個人の判断で行動する条件」、「霊基の弱体化」=「死の概念の付加」である。 | ||
− | *[[ロマニ・アーキマン|ロマン]]によると「冠位の資格を持つ魔術師はみな優れた千里眼を保有する。たとえばソロモンは過去と未来を見渡す眼。ギルガメッシュ王は未来を見渡す眼。[[マーリン|そこのろくでなし]]は現在すべてを見渡す眼。それぞれに精度・距離の違いはあるが、いずれも“監視者”としての力を持つ」<ref group = "出" name = "『Fate/Grand Order』第7章「絶対魔獣戦線 バビロニア」第2節「人類最古の城塞都市」">『Fate/Grand Order』第7章「絶対魔獣戦線 バビロニア」第2節「人類最古の城塞都市」</ref>とのこと。 | + | *山の翁と同様に、作中でグランドクラスとして顕現し、その冠位を捨てた英霊として[[超人オリオン]]がいる。彼が冠位を捨てたのは、人類全体のためではなく「アルテミスのために矢を撃つ」ため。 |
+ | **ただ彼の場合は山の翁と違い、その一撃をもって霊基が崩壊し消滅したため、その一撃が「グランドクラスの霊基と引き換えにした」ものかどうかまでは不明。 | ||
+ | *[[ロムルス=クィリヌス]]はカルデアに召喚されるにあたって冠位を返上している。 | ||
+ | *[[ロマニ・アーキマン|ロマン]]によると「冠位の資格を持つ魔術師はみな優れた千里眼を保有する。たとえばソロモンは過去と未来を見渡す眼。ギルガメッシュ王は未来を見渡す眼。[[マーリン (Grand Order)|そこのろくでなし]]は現在すべてを見渡す眼。それぞれに精度・距離の違いはあるが、いずれも“監視者”としての力を持つ」<ref group="出" name="『Fate/Grand Order』第7章「絶対魔獣戦線 バビロニア」第2節「人類最古の城塞都市」">『Fate/Grand Order』第7章「絶対魔獣戦線 バビロニア」第2節「人類最古の城塞都市」</ref>とのこと。 | ||
**他のグランドクラスにも英霊に共通した特定の優れた能力があるかは不明。 | **他のグランドクラスにも英霊に共通した特定の優れた能力があるかは不明。 | ||
− | **上述のロマンの発言から[[ソロモン]]・[[マーリン]]・ [[ギルガメッシュ]] | + | **上述のロマンの発言から[[ソロモン]]・[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]・ [[ギルガメッシュ〔キャスター〕|ギルガメッシュ]]の3人がグランドキャスターの資格所有者なのは間違いないように見える。しかし一方でギルガメッシュは終局特異点にて「自分は冠位ではない」という旨の発言をしている。これについてはギルガメッシュはあくまでグランドクラスの”資格持ち”なだけでグランドではない(またはなった経験がない)ではないか、この発言をしていたのがアーチャーとしてのギルガメッシュなのでグランドアーチャーではないという意味ではないか、など複数の説が上がっている。 |
− | *[[マーリン]]も冠位の資格を持ってこそいるが、本来はどの並行世界でも死亡することがない存在であるため、そもそも英霊になること自体有り得なかった。 | + | ***七章中でマーリンはグランドキャスターを自称するが、その後あくまで資格を持っているだけで霊基は普通のただのキャスターである旨を語っており、冠位資格を保有することと冠位ではない事が両立することは作中で示されている。 |
+ | ***冠位の資格を有する魔術師である三騎の英霊について、あくまで資格を有する事が明言されているだけであり、厳密に言えば冠位の霊基(グランドキャスターとして)では三騎とも登場していない。 | ||
+ | **グランドキャスターの資格を有する英霊として[[太公望]]が後に登場している。ただしこれはあくまで彼自身が「キャスターとして呼ばれていたならグランドキャスターだったのになァ」という自称をしていること、実際にグランドライダーとして召喚されており資格持ちであることが分かっている[[ネモ/ノア|ノア]]を「グラ友」と称していることだけであり、それ以外の人物から彼が冠位の資格持ちであるかどうかについては言及されていない。彼自身はライダークラスであっても様々な方術を使いこなす術のエキスパートではあるが、ロマニに「皆持っている」と言及された千里眼を持っている様子は無い(千里眼についてはライダークラスだから持ってないだけの可能性もあるが)。 | ||
+ | *[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]も冠位の資格を持ってこそいるが、本来はどの並行世界でも死亡することがない存在であるため、そもそも英霊になること自体有り得なかった。 | ||
**なおマーリンとほぼ同条件の人物として、本来は影の国で死ぬこと無く生き続け、そして槍を含めた武芸百般の[[スカサハ]]もいるが、彼女が冠位の資格を持っているかは今のところ言及がない。 | **なおマーリンとほぼ同条件の人物として、本来は影の国で死ぬこと無く生き続け、そして槍を含めた武芸百般の[[スカサハ]]もいるが、彼女が冠位の資格を持っているかは今のところ言及がない。 | ||
*ホームズは中国異聞帯で[[始皇帝]](真人躯体)と立ち会った際、「汎人類史であれば冠位に該当する霊基」と考えている。 | *ホームズは中国異聞帯で[[始皇帝]](真人躯体)と立ち会った際、「汎人類史であれば冠位に該当する霊基」と考えている。 | ||
− | * | + | *この設定の初出は『[[Fate/Grand Order]]』の第四特異点なのだが、「一つの巨大な悪に対し7つの人類最強で立ち向かう決戦術式こそが聖杯戦争の元」という描写に対し「[[プライミッツ・マーダー]]を御するには守護者七騎が必要であり、冬木の聖杯戦争はこれになぞらえている」という、昔に雑誌で紹介された設定を思い出したユーザーも多く、あのプライミッツ・マーダーが『Grand Order』に登場するのかもと期待の声が上がった。 |
**その結果が終局特異点での[[フォウ|彼]]である。とはいえ、結局彼は守護者七騎の手にかかることなく静かに舞台を降りていったが…。 | **その結果が終局特異点での[[フォウ|彼]]である。とはいえ、結局彼は守護者七騎の手にかかることなく静かに舞台を降りていったが…。 | ||
+ | **アルクェイドとサーヴァントの比較が、全力時のアルクェイドではなく30%時のものとなっているのはこの力関係からとのこと。 | ||
+ | *冠位クラスの資格と条件について | ||
+ | **能力、逸話、どちらも水準が高く、そのクラスの頂点に立つもの。候補サーヴァントは一騎だけではなく複数おり、その時代の“超克対象”によって最終決定がなされる。 | ||
+ | ***アサシンのみ“山の翁”がグランドとして限定されていたが、それもバビロニアにおいて一旦空席となり<ref group="出">週刊ファミ通 2020年8月13日号 『FGO』一問一答 p109</ref>、後にテスカトリポカがグランドアサシンを襲名することとなった。これについては、マイルームのセリフで山の翁を所持している際にテスカトリポカ本人からも語られる。 | ||
+ | *始まりの七つの言葉通り、基本クラスとなる七つのクラスのみにグランドクラスが有る。エクストラクラスの冠位は、南米異聞帯における[[フォーリナー]]のグランドクラスが初登場となる。 | ||
+ | **但し、これは作中でも警告される通りORTの仮想構築によって生まれたクラスなので、南米異聞帯に限った例外である可能性が非常に高い。 | ||
+ | *決戦魔術「降霊儀式・英霊召喚」では顕現した[[ビースト]]1騎に対し、グランドクラス7騎が召喚されて対応するのが本来の流れである。 | ||
+ | **しかし実際にビーストが登場する『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|蒼銀のフラグメンツ]]』や『[[Fate/Grand Order]]』ではグランドクラス7騎が揃う場面はなく、召喚すらされない事例もままある。 | ||
+ | ***一応後者の第2部7章『[[黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン]]』における[[U-オルガマリー]]の夢では7騎のグランドクラスが登場し彼女と交戦しているが、そもそもが夢でありメンバーも怪しいため、確証はなく一例としてはカウントできないだろう。 | ||
− | == 脚注 == | + | ==脚注== |
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2024年10月27日 (日) 07:14時点における最新版
概要編集
通常のサーヴァントよりも一段階上の器を持って顕現した英霊。
人間(霊長)と、人間によって築き上げられた文明を滅亡させる大災害、七つの人類悪を滅ぼすため、天の御使いとして遣わされるその時代最高峰の七騎。英霊の頂点に立つ始まりの七つ。
人類存続を守る抑止力の召喚、霊長の世を救うための決戦魔術である降霊儀式・英霊召喚によって召喚される。ちなみにソレを人間の都合で使えるように「格落ち」させたものが、召喚システム「聖杯戦争」である。
通常のサーヴァントと桁違いの力を誇っており、通常のサーヴァントを「個人に対する
その属性の頂点に立つもの、それが冠位の器を持つサーヴァント、グランドクラスである。
この力の差は英霊としての格や実力からなるものではない。これは権限の問題であり、一段階上の器を扱える権限こそがグランドクラスの強さである。
これまで登場したのは以下7人。
※ギルガメッシュは冠位の資格を有する魔術師に挙げられているが、本人が冠位であることを否定している。詳細は後述メモ参照。
※マーリンは冠位の資格を有するが、どの時代においてもアヴァロンにて生き続けているためサーヴァントとしての召喚がほぼ不可能。
※オルト・シバルバーの冠位は、全てにおいて規格外。また、ORTの召喚が自力で南米異聞帯の英霊の座を仮想構築したことによって発生したため、汎人類史とは決して相容れない不正・非正規のものである。
また、資格・候補者は以下の7人。
クラス | 名前 | 備考 |
---|---|---|
セイバー | アルトリア・アヴァロン | U-オルガマリーの夢で登場。ただし異聞帯由来のサーヴァント。 |
ライダー | 太公望 | U-オルガマリーの夢で登場。本人によれば下記のキャスターだけでなく、グランドライダーでの現界も有り得るかもしれないとのこと[出 1]。 |
キャスター | マーリン | U-オルガマリーの夢で登場。優れた千里眼持ちだが死なないため英霊にはなれない。 |
ギルガメッシュ | 優れた千里眼持ち。 | |
太公望 | 本人によればキャスターで召喚されれば資格持ち。 | |
マーリン〔プロトタイプ〕 | グラ友発言あり。 しかし“山の翁”に「冠位を捨て置いて気ままに振る舞う妖精もどき」と言われているため、既に冠位を返上あるいは放棄していると思われる。 | |
バーサーカー | テスカトリポカ | 本来はグランドバーサーカーだが、カルデアに召喚された時点ではグランドアサシンを“山の翁”から継承している。 |
※アルトリア・アヴァロンと太公望においては、あくまでもU-オルガマリーでの夢であるため、彼らが本来のグランドに該当するかは不明[注 2]。
※テスカトリポカは、「冠位」として計測されており、U-オルガマリーの夢においてはグランドバーサーカーの影と酷似していたが、カルデアではアサシンとして実装[注 3]。ファミ通のFGO8周年インタビューにおいて奈須きのこ氏は「U-オルガマリーの夢でグランドバーサーカーとして登場したのは、元々のグランドバーサーカーはテスカトリポカという提示である」とした上で、「本編ではグランドアサシンが空席になって代わりが居ないので(真面目な)テスカトリポカはやれやれと仕事を引き受けた。」と語っている。
メモ編集
- “山の翁”は第七特異点において人類悪の一つティアマトに死の概念を付与する際に「冠位」クラスを放棄した。
- “山の翁”の冠位放棄タイミングとティアマトに死の概念を付与した時について、カルデアエースの対談にて奈須きのこが明確に回答しており、「個人の判断でカルデアに肩入れするということは、人類全体を救うために存在する"冠位"の資格を捨てる必要があります。ただ、その資格を捨てたとしても、“山の翁”自身の霊基の強さは依然として冠位級なんです。冠位を捨てて普通のアサシンクラスとなったからといって、自身の霊基の強さが落ちるわけではないんです。そして、その「優れた霊基」をすべて使っての「死の概念の付加」となります。ティアマトに死を教えたことで“山の翁”の霊基は通常のサーヴァントたちと同じ出力のものになりました。」とのこと。
- つまり、「冠位を捨てる」=「個人の判断で行動する条件」、「霊基の弱体化」=「死の概念の付加」である。
- “山の翁”の冠位放棄タイミングとティアマトに死の概念を付与した時について、カルデアエースの対談にて奈須きのこが明確に回答しており、「個人の判断でカルデアに肩入れするということは、人類全体を救うために存在する"冠位"の資格を捨てる必要があります。ただ、その資格を捨てたとしても、“山の翁”自身の霊基の強さは依然として冠位級なんです。冠位を捨てて普通のアサシンクラスとなったからといって、自身の霊基の強さが落ちるわけではないんです。そして、その「優れた霊基」をすべて使っての「死の概念の付加」となります。ティアマトに死を教えたことで“山の翁”の霊基は通常のサーヴァントたちと同じ出力のものになりました。」とのこと。
- 山の翁と同様に、作中でグランドクラスとして顕現し、その冠位を捨てた英霊として超人オリオンがいる。彼が冠位を捨てたのは、人類全体のためではなく「アルテミスのために矢を撃つ」ため。
- ただ彼の場合は山の翁と違い、その一撃をもって霊基が崩壊し消滅したため、その一撃が「グランドクラスの霊基と引き換えにした」ものかどうかまでは不明。
- ロムルス=クィリヌスはカルデアに召喚されるにあたって冠位を返上している。
- ロマンによると「冠位の資格を持つ魔術師はみな優れた千里眼を保有する。たとえばソロモンは過去と未来を見渡す眼。ギルガメッシュ王は未来を見渡す眼。そこのろくでなしは現在すべてを見渡す眼。それぞれに精度・距離の違いはあるが、いずれも“監視者”としての力を持つ」[出 2]とのこと。
- 他のグランドクラスにも英霊に共通した特定の優れた能力があるかは不明。
- 上述のロマンの発言からソロモン・マーリン・ ギルガメッシュの3人がグランドキャスターの資格所有者なのは間違いないように見える。しかし一方でギルガメッシュは終局特異点にて「自分は冠位ではない」という旨の発言をしている。これについてはギルガメッシュはあくまでグランドクラスの”資格持ち”なだけでグランドではない(またはなった経験がない)ではないか、この発言をしていたのがアーチャーとしてのギルガメッシュなのでグランドアーチャーではないという意味ではないか、など複数の説が上がっている。
- 七章中でマーリンはグランドキャスターを自称するが、その後あくまで資格を持っているだけで霊基は普通のただのキャスターである旨を語っており、冠位資格を保有することと冠位ではない事が両立することは作中で示されている。
- 冠位の資格を有する魔術師である三騎の英霊について、あくまで資格を有する事が明言されているだけであり、厳密に言えば冠位の霊基(グランドキャスターとして)では三騎とも登場していない。
- グランドキャスターの資格を有する英霊として太公望が後に登場している。ただしこれはあくまで彼自身が「キャスターとして呼ばれていたならグランドキャスターだったのになァ」という自称をしていること、実際にグランドライダーとして召喚されており資格持ちであることが分かっているノアを「グラ友」と称していることだけであり、それ以外の人物から彼が冠位の資格持ちであるかどうかについては言及されていない。彼自身はライダークラスであっても様々な方術を使いこなす術のエキスパートではあるが、ロマニに「皆持っている」と言及された千里眼を持っている様子は無い(千里眼についてはライダークラスだから持ってないだけの可能性もあるが)。
- マーリンも冠位の資格を持ってこそいるが、本来はどの並行世界でも死亡することがない存在であるため、そもそも英霊になること自体有り得なかった。
- なおマーリンとほぼ同条件の人物として、本来は影の国で死ぬこと無く生き続け、そして槍を含めた武芸百般のスカサハもいるが、彼女が冠位の資格を持っているかは今のところ言及がない。
- ホームズは中国異聞帯で始皇帝(真人躯体)と立ち会った際、「汎人類史であれば冠位に該当する霊基」と考えている。
- この設定の初出は『Fate/Grand Order』の第四特異点なのだが、「一つの巨大な悪に対し7つの人類最強で立ち向かう決戦術式こそが聖杯戦争の元」という描写に対し「プライミッツ・マーダーを御するには守護者七騎が必要であり、冬木の聖杯戦争はこれになぞらえている」という、昔に雑誌で紹介された設定を思い出したユーザーも多く、あのプライミッツ・マーダーが『Grand Order』に登場するのかもと期待の声が上がった。
- その結果が終局特異点での彼である。とはいえ、結局彼は守護者七騎の手にかかることなく静かに舞台を降りていったが…。
- アルクェイドとサーヴァントの比較が、全力時のアルクェイドではなく30%時のものとなっているのはこの力関係からとのこと。
- 冠位クラスの資格と条件について
- 能力、逸話、どちらも水準が高く、そのクラスの頂点に立つもの。候補サーヴァントは一騎だけではなく複数おり、その時代の“超克対象”によって最終決定がなされる。
- アサシンのみ“山の翁”がグランドとして限定されていたが、それもバビロニアにおいて一旦空席となり[出 3]、後にテスカトリポカがグランドアサシンを襲名することとなった。これについては、マイルームのセリフで山の翁を所持している際にテスカトリポカ本人からも語られる。
- 能力、逸話、どちらも水準が高く、そのクラスの頂点に立つもの。候補サーヴァントは一騎だけではなく複数おり、その時代の“超克対象”によって最終決定がなされる。
- 始まりの七つの言葉通り、基本クラスとなる七つのクラスのみにグランドクラスが有る。エクストラクラスの冠位は、南米異聞帯におけるフォーリナーのグランドクラスが初登場となる。
- 但し、これは作中でも警告される通りORTの仮想構築によって生まれたクラスなので、南米異聞帯に限った例外である可能性が非常に高い。
- 決戦魔術「降霊儀式・英霊召喚」では顕現したビースト1騎に対し、グランドクラス7騎が召喚されて対応するのが本来の流れである。
- しかし実際にビーストが登場する『蒼銀のフラグメンツ』や『Fate/Grand Order』ではグランドクラス7騎が揃う場面はなく、召喚すらされない事例もままある。
- 一応後者の第2部7章『黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン』におけるU-オルガマリーの夢では7騎のグランドクラスが登場し彼女と交戦しているが、そもそもが夢でありメンバーも怪しいため、確証はなく一例としてはカウントできないだろう。
- しかし実際にビーストが登場する『蒼銀のフラグメンツ』や『Fate/Grand Order』ではグランドクラス7騎が揃う場面はなく、召喚すらされない事例もままある。