「平景清」の版間の差分
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| 好きな物 = 源氏鏖殺 | | 好きな物 = 源氏鏖殺 | ||
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| 弱点 = | | 弱点 = | ||
| デザイン = 坂本みねぢ | | デザイン = 坂本みねぢ | ||
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| レア度 = ☆5 | | レア度 = ☆5 | ||
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;略歴 | ;略歴 | ||
+ | :『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』では[[蘆屋道満]]により八将神の一人「歳刑神・平景清」として召喚される。 | ||
+ | :「歳破神・大土蜘蛛・[[玖賀耳之御笠]]」と共に平安京に降り立ち、鏖殺の限りを尽くそうと源氏殺しの呪詛を振りまいて[[坂田金時]]らを苦しめる。 | ||
+ | :玖賀耳之御笠は途中で倒されてしまうも、自身は[[固有結界]]である天覧死合舞台を展開し金時らと戦闘。 | ||
+ | :最期は[[牛若丸]]の人格が表出し、金時へ激励を送って消滅した。 | ||
+ | :期間限定イベント『いざ鎌倉にさよならを』では[[鬼一法眼]]が打ち出の小槌を牛若丸に使用した際、源義経となりつつあった牛若丸の内側から出現。 | ||
+ | :打ち出の小槌を奪い取って微小特異点を形成し、鎌倉領域の各地にそれぞれ異なる土地属性を与えることで世界各国のようにカモフラージュしつつカルデアのサーヴァントたちを引き込み、鎌倉を魔圏とする。 | ||
+ | :鎌倉にカルデア一行を誘い込んで鏖殺しようとするも、牛若丸に彼女の霊基のほとんどを取り戻されて弱体化。霊体となって足掻くも、あえなく倒される。 | ||
+ | :最期には自身が見てきた義経の過去を回想して彼女の名を呼ぶも、牛若丸に「自分は一人ではない」と告げられて安心し消滅していった。 | ||
+ | :奏章Ⅱ『[[不可逆廃棄孔 イド]]』ではカルデアの彼女が[[巌窟王 モンテ・クリスト|「未練の巌窟王」]]によって疑似東京に呼び込まれ、後に「牛若景清」という少女に憑依して[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]や[[アントニオ・サリエリ]]と共に主人公と行動する。 | ||
;人物 | ;人物 | ||
+ | :「源氏鏖殺」を旨とする、目元を隠した武者。「怨」の一文字を抱き、源氏に連なる者全てを殺し滅ぼすものと自身を定めている。 | ||
+ | :喜びや悲しみといった感情を見せることはなく、それらを捨て去ったか感性が鈍っているかと推測される。 | ||
+ | :『Grand Order』における召喚では源義経と一体化しており、姿形は彼女のもの。 | ||
+ | :第三再臨では九郎判官源義経の人格を一部取り戻したような素振りを見せて顔が露わになるも、景清と義経の人格双方が混濁するようになるためか源氏を殺す方向性は変わらない。 | ||
+ | :しかし、義経として兄である源頼朝の名を呼ぶようになったり、悲しげな表情を見せるようになるなど些か異なる点もある。また、牛若丸やその縁者に対して源義経として振る舞うこともある。 | ||
+ | :義経と景清は心の中では互いの存在を感じ取っており、会話も可能。バレンタインデーでは、双方の相談の末にマスターへの贈り物を決めた。 | ||
+ | :なお、平安京での景清は義経の人格を完全に侵食しており、「景清を演じる義経」という内面になっている。それでも、五条大橋や弁慶の真似に反応するなど、義経の記憶が顔を出すこともある。 | ||
+ | :本来は、平家方の侍が打ち立てた武功、そして落ち武者たちの源氏への怨念が、如何なる理由か「平景清」という人物像に凝縮された存在。早い話が「源氏への怨み」という概念そのもの。 | ||
+ | :そのため景清の自意識は様々な記憶がごちゃ混ぜとなっており、本物の景清とは程遠い「景清伝説を演じるに相応しい者達」の集合体となっている。 | ||
+ | :奏章Ⅱでは疑似東京にて、「牛若義経」という少女に憑依する形で活動していたが、その際は「意識は景清だが思考は源義経のもの」という状態となっていた。 | ||
;能力 | ;能力 | ||
+ | :史実の景清が所持していた「痣丸」という刀を振るうが、なぜかそれは二刀一対に分裂している。また、痣丸由来の霧の妖術を用いる事もある。 | ||
+ | :モーションでは痣丸に紫色の炎を纏わせて斬りつけたり、影に潜って奇襲を仕掛けることも。 | ||
+ | :第三再臨では素早い動きを見せ、痣丸をブーメランのように投げつけたり、分身して攻撃するなど牛若丸の戦い方に近くなっている。 | ||
+ | :元々不死身伝説があったためか、耐久は高い。 | ||
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+ | ==バリエーション== | ||
+ | ===牛若景清=== | ||
+ | 奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』にて、[[巌窟王 モンテ・クリスト|「決意の巌窟王」]]が自らの魂から景清をモデルとして生み出した存在。<br> | ||
+ | 疑似東京では普通の高校生として設定されていたようだが、[[ブリトマート〔オルタ〕]]の出現時に呼び込まれたカルデアの景清に同位体として憑依され、主人公の通う高校に転入した。<br> | ||
+ | 本来は「牛若義経」という名前のようだったが、景清は「牛若景清」と名乗った。 | ||
== ステータス == | == ステータス == | ||
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== [[宝具]] == | == [[宝具]] == | ||
+ | ;痣丸 | ||
+ | :史実において、平景清が使用していたとされる太刀。本来は平家重代のものである。 | ||
+ | :平時は二刀に分裂して使用するが、下記の宝具「諸行無常・盛者必衰」の使用時には元の一刀に立ち返る。 | ||
+ | :特徴としては怨念を力とするモノであり、怨念の凝集そのもの。 | ||
+ | :命ある霊長が触れてしまえば無事ではないため、景清がこれを抜いた際には注意を払う必要がある。 | ||
+ | :『Grand Order Material』には宝具として記載されてはいないが、景清の絆礼装には宝具と書かれている。 | ||
+ | |||
;諸行無常・盛者必衰(しょぎょうむじょう・じょうしゃひっすい) | ;諸行無常・盛者必衰(しょぎょうむじょう・じょうしゃひっすい) | ||
: ランク:B+<br />種別:対人奥義<br />レンジ:1~20<br />最大捕捉:1人 | : ランク:B+<br />種別:対人奥義<br />レンジ:1~20<br />最大捕捉:1人 | ||
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: 大長刀使いであったという逸話が昇華されたモノか、真名解放に伴い、武具は二刀痣丸から一本の巨大な刃へと変化する。 | : 大長刀使いであったという逸話が昇華されたモノか、真名解放に伴い、武具は二刀痣丸から一本の巨大な刃へと変化する。 | ||
: 源氏以外の者にも通じるが、やはり源氏にこそよく通じる。 | : 源氏以外の者にも通じるが、やはり源氏にこそよく通じる。 | ||
− | :『Grand Order』では「敵単体の強化状態を解除&超強力な攻撃<自身に付与されている〔復讐の怨念〕状態の数に応じて威力がアップ>& | + | :『Grand Order』では「敵単体の強化状態を解除&超強力な攻撃[Lv]<自身に付与されている〔復讐の怨念〕状態の数に応じて威力がアップ(最大4個)>&呪い状態を付与(5ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のQuick宝具。 |
==真名:平景清== | ==真名:平景清== | ||
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:「上総の惡七兵衛景清」はやがて平家の復讐者「平景清」と呼ばれ……源氏への復讐を企てる怨霊めいた存在として世に知られるようになった。 | :「上総の惡七兵衛景清」はやがて平家の復讐者「平景清」と呼ばれ……源氏への復讐を企てる怨霊めいた存在として世に知られるようになった。 | ||
:景清伝説は数多く、景清にまつわる(と称する)史跡は全国各地に存在している。それこそ、源氏で言えば義経にまつわる(と称する)史跡と同様に。 | :景清伝説は数多く、景清にまつわる(と称する)史跡は全国各地に存在している。それこそ、源氏で言えば義経にまつわる(と称する)史跡と同様に。 | ||
− | + | : | |
:その実態は、平家方の侍が打ち立てた武功、そして落ち武者たちの源氏への怨念が、如何なる理由か「平景清」という人物像に凝縮された存在。 | :その実態は、平家方の侍が打ち立てた武功、そして落ち武者たちの源氏への怨念が、如何なる理由か「平景清」という人物像に凝縮された存在。 | ||
:源氏への復讐の念を抱く者は誰であれ、やがて「平景清」へと取り込まれ、源氏に牙を剥く。源頼朝は実に三十七回にわたり景清の襲撃を受け、その都度取り逃がしている。 | :源氏への復讐の念を抱く者は誰であれ、やがて「平景清」へと取り込まれ、源氏に牙を剥く。源頼朝は実に三十七回にわたり景清の襲撃を受け、その都度取り逃がしている。 | ||
:実在の景清は実際には中国地方なりへと落ちのびて、それなりに幸せな余生を送ったかも知れないが、それとは無関係に「平景清」は怨念を秘めて源氏に仇をなす。 | :実在の景清は実際には中国地方なりへと落ちのびて、それなりに幸せな余生を送ったかも知れないが、それとは無関係に「平景清」は怨念を秘めて源氏に仇をなす。 | ||
− | + | : | |
:源義経が「源氏に対する怨念を有する」ゆえに景清の構成要素として取り込まれたか、あるいは、義経の巨大な怨念がアヴェンジャーとしての景清の核となったか、サーヴァントであるこの景清は義経と一体化したものである。 | :源義経が「源氏に対する怨念を有する」ゆえに景清の構成要素として取り込まれたか、あるいは、義経の巨大な怨念がアヴェンジャーとしての景清の核となったか、サーヴァントであるこの景清は義経と一体化したものである。 | ||
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===Fateシリーズ=== | ===Fateシリーズ=== | ||
;[[Fate/Grand Order]] | ;[[Fate/Grand Order]] | ||
− | : | + | :第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』で初登場。 |
:後に期間限定イベント『いざ鎌倉にさよならを ~Little Big Tengu~』の開催に伴い限定サーヴァントとして実装。 | :後に期間限定イベント『いざ鎌倉にさよならを ~Little Big Tengu~』の開催に伴い限定サーヴァントとして実装。 | ||
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===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
;[[主人公 (Grand Order)]] | ;[[主人公 (Grand Order)]] | ||
− | : | + | :第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』、イベント『いざ鎌倉にさよならを ~Little Big Tengu~』で敵対した相手。 |
+ | :後者では主人公達が追跡中に深層意識がシンクロしてしまった事で本来の景清としての本質を見抜かれ殺害を目論むも、寸前で[[巌窟王 エドモン・ダンテス|夢幻の門番]]に阻まれ失敗する。 | ||
+ | |||
;[[鬼一法眼]] | ;[[鬼一法眼]] | ||
− | : | + | :イベント『いざ鎌倉にさよならを ~Little Big Tengu~』で、彼女が使った打出の小槌の影響で、「[[牛若丸]]」が成長した「源義経」の内側から現れる。 |
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+ | ;[[玖賀耳之御笠]] | ||
+ | :第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』で、八将神として召喚された際にタッグを組んだ相手。 | ||
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+ | ;[[坂田金時]] | ||
+ | :第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』で、鴨川で対峙した相手。 | ||
+ | :彼の「武蔵坊弁慶」を意識した言動に思考をかき乱され、「源義経」の思考が現れる結果となった。 | ||
+ | :源氏の臣であるため、復讐の対象。 | ||
+ | |||
+ | ;[[源頼光]]、[[渡辺綱]]、[[武蔵坊弁慶]]、[[柳生但馬守宗矩]] | ||
+ | :源氏及び源氏の臣、または源氏に従う者。復讐の対象たち。 | ||
+ | |||
+ | ;平維盛 | ||
+ | :平家の一員であり、平清盛の孫。 | ||
+ | :光源氏にも喩えられる絶世の美男子。笛や舞も得意としていた。 | ||
+ | :イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では彼そっくりの女性アイドルが登場するゲームに興味を惹かれ、同人誌のテーマに選んでいた。 | ||
+ | :生前に直接の面識があったのか、あるいは景清の霊基に組み込まれているのかは不明。 | ||
+ | |||
+ | ;[[アンリマユ]] | ||
+ | :異郷の古きものと認識しており、近しいもののように感じてひどく馴染むとのこと。 | ||
+ | :その様に感じたからか、自分たち復讐者の源流は彼の在り方なのでは、とも考えている様子。 | ||
+ | |||
+ | ;[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]、[[ゴルゴーン]]、[[アントニオ・サリエリ]]、[[ヘシアン・ロボ]] | ||
+ | :自身と同じ復讐者たち。 | ||
+ | :彼らについても自分と同じく燃え盛る「怨」の一文字であり、消えざる焔と認識している。 | ||
+ | |||
+ | ;●●●・●●●●●●● | ||
+ | :復讐者の中で、気が合うかもしれないとしている相手。 | ||
+ | :この人物については誰であるか明かされていないが、復讐者であることと文字数からして[[マリー・アントワネット〔オルタ〕|彼女]]ではないかと推測できる。 | ||
+ | |||
+ | ;[[巌窟王 モンテ・クリスト|「未練の巌窟王」]] | ||
+ | :奏章Ⅱにおいて、彼を通し疑似東京へと呼び込まれる。 | ||
+ | :現地の高校生に憑依した後は、主人公の通う学校に転入する際に転入手続きを手伝われたらしい。 | ||
+ | |||
=== 生前 === | === 生前 === | ||
;源頼朝 | ;源頼朝 | ||
:平家の仇として、何度も命を狙う。 | :平家の仇として、何度も命を狙う。 | ||
+ | :一体化している義経とは兄弟である。 | ||
;[[牛若丸]] | ;[[牛若丸]] | ||
+ | :自身と一体化している義経の、年若い頃の姿。 | ||
:「牛若丸と縁があった平家の人間」も何人も組み込まれており、その最期を知っているためか、多分に同情的。 | :「牛若丸と縁があった平家の人間」も何人も組み込まれており、その最期を知っているためか、多分に同情的。 | ||
+ | :カルデアでは、遠くから彼女を無言で見つめて目を細めている様子。 | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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*源氏への復讐者として非常に有名で、様々な景清伝説が存在する。 | *源氏への復讐者として非常に有名で、様々な景清伝説が存在する。 | ||
**特に景清の名前を大きく広げたのが、ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)のアクションゲーム「源平討魔伝」の主役になったことだろう。 | **特に景清の名前を大きく広げたのが、ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)のアクションゲーム「源平討魔伝」の主役になったことだろう。 | ||
+ | *非常に珍しい、「別側面の霊基の自分が、かつて召喚された時の記憶を持って現界したサーヴァント」である。第三再臨時のマイルームボイスにて、義経本来の人格が口を開いた際に、「人理焼却を阻止するため、主人公と共に戦った牛若丸」の思い出を口にしている。これが第2部直前にカルデアから退去した牛若丸なのか、『[[絶対魔獣戦線 バビロニア]]』で倒れた牛若丸なのかは不明だが、いずれにせよこうした記憶の引き継ぎを見せているサーヴァントは、数少ない。 | ||
+ | **『いざ鎌倉にさよならを』で牛若丸の霊基を強奪した際には、この限りでなかったのか、義経の意識がメイヴに対して初対面であるかのように、「メイヴ殿」という敬称を使っている。 | ||
== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
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[[Category:アヴェンジャー]] | [[Category:アヴェンジャー]] | ||
[[Category:Fate/Grand Order]] | [[Category:Fate/Grand Order]] | ||
+ | [[Category:Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]] |
2024年9月4日 (水) 17:57時点における最新版
アヴェンジャー | |
---|---|
真名 | 平景清 |
読み | たいらの かげきよ |
外国語表記 | Taira-no-Kagekiyo |
性別 | ― |
身長 | 172cm |
体重 | 57kg |
好きな物 | 源氏鏖殺 |
苦手な物 |
源氏鏖殺 源頼朝(第三再臨) |
出典 | 『平家物語』『義経記』、景清伝説 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・悪 |
副属性 | 地 |
一人称 |
我/儂/景清 私(時折、第三再臨のみ) |
二人称 |
貴様/おまえ/貴殿 主・あなた(マスターに対し。後者は第三再臨のみ) |
三人称 | ○○(名前または名称呼び)/奴/あやつ/○○殿 |
声優 | 早見沙織 |
デザイン | 坂本みねぢ |
設定作成 | 桜井光 |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要編集
「復讐者」のサーヴァント。
- 略歴
- 『地獄界曼荼羅 平安京』では蘆屋道満により八将神の一人「歳刑神・平景清」として召喚される。
- 「歳破神・大土蜘蛛・玖賀耳之御笠」と共に平安京に降り立ち、鏖殺の限りを尽くそうと源氏殺しの呪詛を振りまいて坂田金時らを苦しめる。
- 玖賀耳之御笠は途中で倒されてしまうも、自身は固有結界である天覧死合舞台を展開し金時らと戦闘。
- 最期は牛若丸の人格が表出し、金時へ激励を送って消滅した。
- 期間限定イベント『いざ鎌倉にさよならを』では鬼一法眼が打ち出の小槌を牛若丸に使用した際、源義経となりつつあった牛若丸の内側から出現。
- 打ち出の小槌を奪い取って微小特異点を形成し、鎌倉領域の各地にそれぞれ異なる土地属性を与えることで世界各国のようにカモフラージュしつつカルデアのサーヴァントたちを引き込み、鎌倉を魔圏とする。
- 鎌倉にカルデア一行を誘い込んで鏖殺しようとするも、牛若丸に彼女の霊基のほとんどを取り戻されて弱体化。霊体となって足掻くも、あえなく倒される。
- 最期には自身が見てきた義経の過去を回想して彼女の名を呼ぶも、牛若丸に「自分は一人ではない」と告げられて安心し消滅していった。
- 奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』ではカルデアの彼女が「未練の巌窟王」によって疑似東京に呼び込まれ、後に「牛若景清」という少女に憑依してジャンヌ・ダルク〔オルタ〕やアントニオ・サリエリと共に主人公と行動する。
- 人物
- 「源氏鏖殺」を旨とする、目元を隠した武者。「怨」の一文字を抱き、源氏に連なる者全てを殺し滅ぼすものと自身を定めている。
- 喜びや悲しみといった感情を見せることはなく、それらを捨て去ったか感性が鈍っているかと推測される。
- 『Grand Order』における召喚では源義経と一体化しており、姿形は彼女のもの。
- 第三再臨では九郎判官源義経の人格を一部取り戻したような素振りを見せて顔が露わになるも、景清と義経の人格双方が混濁するようになるためか源氏を殺す方向性は変わらない。
- しかし、義経として兄である源頼朝の名を呼ぶようになったり、悲しげな表情を見せるようになるなど些か異なる点もある。また、牛若丸やその縁者に対して源義経として振る舞うこともある。
- 義経と景清は心の中では互いの存在を感じ取っており、会話も可能。バレンタインデーでは、双方の相談の末にマスターへの贈り物を決めた。
- なお、平安京での景清は義経の人格を完全に侵食しており、「景清を演じる義経」という内面になっている。それでも、五条大橋や弁慶の真似に反応するなど、義経の記憶が顔を出すこともある。
- 本来は、平家方の侍が打ち立てた武功、そして落ち武者たちの源氏への怨念が、如何なる理由か「平景清」という人物像に凝縮された存在。早い話が「源氏への怨み」という概念そのもの。
- そのため景清の自意識は様々な記憶がごちゃ混ぜとなっており、本物の景清とは程遠い「景清伝説を演じるに相応しい者達」の集合体となっている。
- 奏章Ⅱでは疑似東京にて、「牛若義経」という少女に憑依する形で活動していたが、その際は「意識は景清だが思考は源義経のもの」という状態となっていた。
- 能力
- 史実の景清が所持していた「痣丸」という刀を振るうが、なぜかそれは二刀一対に分裂している。また、痣丸由来の霧の妖術を用いる事もある。
- モーションでは痣丸に紫色の炎を纏わせて斬りつけたり、影に潜って奇襲を仕掛けることも。
- 第三再臨では素早い動きを見せ、痣丸をブーメランのように投げつけたり、分身して攻撃するなど牛若丸の戦い方に近くなっている。
- 元々不死身伝説があったためか、耐久は高い。
バリエーション編集
牛若景清編集
奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』にて、「決意の巌窟王」が自らの魂から景清をモデルとして生み出した存在。
疑似東京では普通の高校生として設定されていたようだが、ブリトマート〔オルタ〕の出現時に呼び込まれたカルデアの景清に同位体として憑依され、主人公の通う高校に転入した。
本来は「牛若義経」という名前のようだったが、景清は「牛若景清」と名乗った。
ステータス編集
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アヴェンジャー | 主人公 (Grand Order) | D | A | A+ | B | B | B+ | 復讐者:EX 忘却補正:C 自己回復(魔力):D |
源氏、死に候え:A++ 景清は死なず:EX 痣丸の霧:B 牢破り:B |
宝具編集
- 痣丸
- 史実において、平景清が使用していたとされる太刀。本来は平家重代のものである。
- 平時は二刀に分裂して使用するが、下記の宝具「諸行無常・盛者必衰」の使用時には元の一刀に立ち返る。
- 特徴としては怨念を力とするモノであり、怨念の凝集そのもの。
- 命ある霊長が触れてしまえば無事ではないため、景清がこれを抜いた際には注意を払う必要がある。
- 『Grand Order Material』には宝具として記載されてはいないが、景清の絆礼装には宝具と書かれている。
- 諸行無常・盛者必衰(しょぎょうむじょう・じょうしゃひっすい)
- ランク:B+
種別:対人奥義
レンジ:1~20
最大捕捉:1人 - 平家の怨念を一刀に込めて叩き付ける、呪詛の一撃。
- 普遍、不変のものなどこの世になく、永遠の強者も永劫の国家もありえない―――という摂理を刃として、対象を存在ごと削り取る。
- 大長刀使いであったという逸話が昇華されたモノか、真名解放に伴い、武具は二刀痣丸から一本の巨大な刃へと変化する。
- 源氏以外の者にも通じるが、やはり源氏にこそよく通じる。
- 『Grand Order』では「敵単体の強化状態を解除&超強力な攻撃[Lv]<自身に付与されている〔復讐の怨念〕状態の数に応じて威力がアップ(最大4個)>&呪い状態を付与(5ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のQuick宝具。
真名:平景清編集
- 『平家物語』に登場する謎めいた人物。
- 屋島の戦いで「上総の惡七兵衛景清」として源平両軍に知られるようになった人物だが、経歴は判然としない。
- 『平家物語』において「上総の」と名乗るが、具体的な出自については諸本で異なっている。
- 「上総の惡七兵衛景清」はやがて平家の復讐者「平景清」と呼ばれ……源氏への復讐を企てる怨霊めいた存在として世に知られるようになった。
- 景清伝説は数多く、景清にまつわる(と称する)史跡は全国各地に存在している。それこそ、源氏で言えば義経にまつわる(と称する)史跡と同様に。
- その実態は、平家方の侍が打ち立てた武功、そして落ち武者たちの源氏への怨念が、如何なる理由か「平景清」という人物像に凝縮された存在。
- 源氏への復讐の念を抱く者は誰であれ、やがて「平景清」へと取り込まれ、源氏に牙を剥く。源頼朝は実に三十七回にわたり景清の襲撃を受け、その都度取り逃がしている。
- 実在の景清は実際には中国地方なりへと落ちのびて、それなりに幸せな余生を送ったかも知れないが、それとは無関係に「平景清」は怨念を秘めて源氏に仇をなす。
- 源義経が「源氏に対する怨念を有する」ゆえに景清の構成要素として取り込まれたか、あるいは、義経の巨大な怨念がアヴェンジャーとしての景清の核となったか、サーヴァントであるこの景清は義経と一体化したものである。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/Grand Order
- 第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』で初登場。
- 後に期間限定イベント『いざ鎌倉にさよならを ~Little Big Tengu~』の開催に伴い限定サーヴァントとして実装。
人間関係編集
Fate/Grand Order編集
- 主人公 (Grand Order)
- 第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』、イベント『いざ鎌倉にさよならを ~Little Big Tengu~』で敵対した相手。
- 後者では主人公達が追跡中に深層意識がシンクロしてしまった事で本来の景清としての本質を見抜かれ殺害を目論むも、寸前で夢幻の門番に阻まれ失敗する。
- 玖賀耳之御笠
- 第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』で、八将神として召喚された際にタッグを組んだ相手。
- 坂田金時
- 第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』で、鴨川で対峙した相手。
- 彼の「武蔵坊弁慶」を意識した言動に思考をかき乱され、「源義経」の思考が現れる結果となった。
- 源氏の臣であるため、復讐の対象。
- 平維盛
- 平家の一員であり、平清盛の孫。
- 光源氏にも喩えられる絶世の美男子。笛や舞も得意としていた。
- イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では彼そっくりの女性アイドルが登場するゲームに興味を惹かれ、同人誌のテーマに選んでいた。
- 生前に直接の面識があったのか、あるいは景清の霊基に組み込まれているのかは不明。
- アンリマユ
- 異郷の古きものと認識しており、近しいもののように感じてひどく馴染むとのこと。
- その様に感じたからか、自分たち復讐者の源流は彼の在り方なのでは、とも考えている様子。
- 巌窟王 エドモン・ダンテス、ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕、ゴルゴーン、アントニオ・サリエリ、ヘシアン・ロボ
- 自身と同じ復讐者たち。
- 彼らについても自分と同じく燃え盛る「怨」の一文字であり、消えざる焔と認識している。
- ●●●・●●●●●●●
- 復讐者の中で、気が合うかもしれないとしている相手。
- この人物については誰であるか明かされていないが、復讐者であることと文字数からして彼女ではないかと推測できる。
- 「未練の巌窟王」
- 奏章Ⅱにおいて、彼を通し疑似東京へと呼び込まれる。
- 現地の高校生に憑依した後は、主人公の通う学校に転入する際に転入手続きを手伝われたらしい。
生前編集
- 源頼朝
- 平家の仇として、何度も命を狙う。
- 一体化している義経とは兄弟である。
- 牛若丸
- 自身と一体化している義経の、年若い頃の姿。
- 「牛若丸と縁があった平家の人間」も何人も組み込まれており、その最期を知っているためか、多分に同情的。
- カルデアでは、遠くから彼女を無言で見つめて目を細めている様子。
名台詞編集
Fate/Grand Order編集
戦闘編集
イベント編集
その他編集
メモ編集
- 源氏への復讐者として非常に有名で、様々な景清伝説が存在する。
- 特に景清の名前を大きく広げたのが、ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)のアクションゲーム「源平討魔伝」の主役になったことだろう。
- 非常に珍しい、「別側面の霊基の自分が、かつて召喚された時の記憶を持って現界したサーヴァント」である。第三再臨時のマイルームボイスにて、義経本来の人格が口を開いた際に、「人理焼却を阻止するため、主人公と共に戦った牛若丸」の思い出を口にしている。これが第2部直前にカルデアから退去した牛若丸なのか、『絶対魔獣戦線 バビロニア』で倒れた牛若丸なのかは不明だが、いずれにせよこうした記憶の引き継ぎを見せているサーヴァントは、数少ない。
- 『いざ鎌倉にさよならを』で牛若丸の霊基を強奪した際には、この限りでなかったのか、義経の意識がメイヴに対して初対面であるかのように、「メイヴ殿」という敬称を使っている。
話題まとめ編集
脚注編集
注釈編集
出典編集