概要
ムーンキャンサーとは『Fate/EXTRA CCC』におけるBBのクラス名の代わりに用いられている呼称で、他に同じコードネームを与えられた存在はいない。直訳で「月の癌細胞」。
これまで登場したのは以下5人。
『Fate/Grand Order』ではエクストラクラスとして扱われ、バーサーカー、ルーラー、アヴェンジャーを除く全クラスの攻撃を通常値で受け、バーサーカーとは互いに弱点を突き、アヴェンジャーに対して与えるダメージが増加し受けるダメージが低下、ルーラーに対しては与えるダメージが低下し受けるダメージが増加、というエクストラクラス間で三すくみの相性を作り上げている。
メモ
- 個人にシステム上付けられたコードネームなので、当然正規の該当者もBBのみ。『Grand Order』でのクラスアイコンもムーンセルと桜のシンボルがあしらわれたものであり、事実上の専用クラスという扱いであった。
- 水着BBの実装に従ってクラスカードの絵柄もはっきりと見られるようになったが、そちらもまんまBBの姿であった。
- 後に『Grand Order』の2部4章『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』において意外すぎる人物がこのクラスの疑似サーヴァントとして登場。設定的にもその他諸要素的にも散々個人専用のクラスであることを押し出しておきながら、これ以降にもBB以外の該当者が続く可能性が出てきた。
- ……メタ的に言うと、該当者もそこそこ増えてきたルーラー・アヴェンジャーとの三すくみに何故か該当者が全くいないだろうこのクラスをあてがってしまった以上こうなるのは必然だったという見方もある。要はゲーム上の都合である。
- 他のクラスと違い、該当するための条件の一切が不明。現状の該当者2名の共通項から類推するに「月(またはムーンセル)を攻撃した逸話があること」「サーヴァントとしての成立にBBが関わっていること」等が候補として考えられる。
- その成り立ちからして特殊過ぎるクラスであるため、『Fate/Grand Order』では他のクラスと比較してもサーヴァントの追加がかなり遅め。なにせ2体目のムーンキャンサー追加に1年以上、BB以外のムーンキャンサーが登場するまでには丸2年以上を要している。後続のフォーリナークラスには実装数で大きく抜かされていることからもムーンキャンサーがいかに特殊なのかが分かるだろう。
話題まとめ
- ガチャの演出
- 『Grand Order』ゲーム内において、現状ガチャから入手可能なムーンキャンサーはすべて星5であり、星3以下のムーンキャンサーは存在しない。つまりガチャでムーンキャンサーのクラスカードが出たらそれは確実に金色(星4以上)であるが、それでも「一旦は銀色枠で出たと思わせて後から光って金色に変わる」演出が出る事がある。これはルーラー、フォーリナーでも同様。
- また、後に殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕が実装されたが、「BBの姿のクラスカードの絵柄が塗り潰され、自身の姿をモチーフにしたクラスカードの絵柄に書き換わる」という前代未聞の演出がなされた。
- ......裏を返せば、その演出が出なかったら恒常排出の大いなる石像神が確定するので、プレイヤーの間では悲喜交々の声が挙がったとか。
- 適性を持っている可能性のある英霊
- 上記している通り独自性の塊のような性質を持ち、適性条件すら不明なためムーンキャンサーに該当する英霊を推測すること自体が難しい難儀なクラスである。
- 同じく『Fate/EXTRA CCC』が初出のアルターエゴは「別人格」というコンセプトを基に該当キャラを増やしているが、こちらは「月の癌」という極めて限定的な存在であることも推察を難航させる要因の一つ。
- それでも「月に被害を及ぼした英霊」に限って言えば『EXTRAシリーズ』においてもアルテラ、アルキメデス、カール大帝などのサーヴァントは条件を満たしており候補に挙がる。変則ではムーンセルにおいても規格外な在り方をしていたアルクェイドもこちらのクラスになるものと思われる。
- あるいは現状でBB以外のムーンキャンサーは「EXTRAシリーズの登場人物たちを依り代にした疑似サーヴァント」として成立していることから月の聖杯戦争のマスターたちが疑似サーヴァントとして登場する線もあり得るだろう。中でもムーンセルにおけるイレギュラーであるEXTRAの主人公やトワイス、ドラマCDで疑似サーヴァント化が仄めかされている臥藤門司などは可能性が高いかもしれない。
脚注
注釈
出典