ルーラー
- 真名:ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕
- 性別:女性
- CV:坂本真綾 / イラスト:武内崇
『Fate/Grand Order』に登場する黒いジャンヌ・ダルク。作中では「ジャンヌ・オルタ」と呼称される。
- 略歴
- “竜の魔女”として蘇った救国の聖女。第一章のAD1431、百年戦争後期のフランスに出現した『ジャンヌ・ダルク』を名乗る女性。
- ワイバーンの群れと邪竜ファヴニール、そして召喚したサーヴァントの軍勢を引き連れ、フランス国王シャルル七世とピエール・コーション司教を殺害、フランス全土に恐怖をもたらした。歴史を修正すべくこの時代を訪れた主人公とマシュ・キリエライト、もう一人の『ジャンヌ・ダルク』、そして多くの正しき英霊たちの奮闘により討たれ、自身の真実を知らぬままに消滅した。
- 人物
- 自分を裏切ったフランスに憎悪を抱き、己の救済全てが過ちだったとしてフランスを滅ぼさんとする。もう一人のジャンヌ・ダルクを自分の暗黒面を認めようとしない愚か者と断じ、強く敵視している。
- 言動も元の聖女とは似ても似つかず、苛烈、冷酷、残忍。普段は丁寧で慇懃無礼なのだが、感情が昂るとグレた女子高生のような伝法な口調になる。
- とはいえ無秩序な破壊者というわけではなく、「神が存在自体を間違いとしたフランスを滅ぼす」という確固たる信念の下行動している。
- 能力
- 『竜の魔女』の名に違わず竜を使役する能力を持ち、ワイバーンの群れや強大な邪竜ファヴニールを自分の手足として操る。また、複数のサーヴァントに狂化を施して召喚し、自分の配下としていた。
- 炎を呪詛として操る能力もあるようで、下記のコーション司教を焼き殺したり、睨むだけで時空を隔てたカルデアの端末を燃え上がらせたりもしていた。
アヴェンジャー
- 真名:ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕
- 身長:159cm / 体重:44kg
- 出典:史実
- 地域:フランス
- 属性:混沌・悪
- 性別:女性
- CV:坂本真綾 / イラスト:武内崇
- 略歴
- 第一章で主人公らに敗れた後は煉獄にいたが、どこかから聖杯の欠片を入手し、それを利用して贋作英霊を生み出す。
- 本来彼女は特異点となった歴史の中でジル・ド・レェによって生み出された存在であるため「この世のどこにも存在し得ない」はずであったが、ジャンヌ・ダルクの知名度を逆利用して存在の確立を目論む。
- 「彼女ほど悲惨な目に遭ったのならば復讐を考えていない筈が無い」という本人とは無関係な民衆の想いに寄生する形で存在の根拠とし、贋作を作り続けることで真作を上回り、乗っ取ろうと画策する。
- 最後には贋作英霊の敵討ちのために主人公らに再び戦いを挑み、敗れたものの「この世に存在する」因果を手に入れ、満足して消えて行った。
- 人物
- 能力
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ルーラー | - | |||||||||
アヴェンジャー | 主人公 (Grand Order) | A | C | A | A+ | E | A+ | 復讐者:B 忘却補正:A 自己回復(魔力):A+ |
自己改造:EX 竜の魔女:EX うたかたの夢:A |
宝具
- 吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)
- ランク:A+
種別:対軍宝具 - 竜の魔女として降臨したジャンヌが持つ呪いの旗。形状はジャンヌの『我が神はここにありて』とほぼ同一だが、黒い竜の紋章が刻まれている。
- 復讐者の名の下に、自身と周囲の怨念を魔力変換して焚きつけ、相手の不正や汚濁、独善を骨の髄まで燃やし尽くす。
- ルーラー時とアヴェンジャー時で演出および効果が変わっており、ルーラー時は敵全体にダメージを与え、防御力を低下させる効果。
- アヴェンジャー時は敵単体にダメージを与え、強化無効状態と呪い状態を付与させる。
真名:ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕
- ジャンヌ・ダルク。百年戦争にてフランスを救おうとするも、魔女として貶められた挙句、処刑された聖処女。
- AD1431、第一特異点「オルレアン」にて“竜の魔女”として蘇り、ワイバーンの群れと邪竜ファヴニール、そして召喚したサーヴァントの軍勢を引き連れ、フランス国王シャルル七世とピエール・コーション司教を殺害、フランス全土に恐怖をもたらした。
しかし実際は彼女は聖女ジャンヌ・ダルクの別側面、というわけではなく、ジル・ド・レェが聖杯によって創り出した存在。―――つまり、ジャンヌ・ダルクの「贋作」。
- 聖杯を以ってしてもジャンヌの復活は叶わないと知ったジルは、その力で自分が正しいと信じるジャンヌを新たに創造し、ジルが抱いたフランスへの怒りと憎しみ、願望が強く投影されたものとなっている。
彼女自身は自分が創造された者だという事実を知らず、自分こそが本当のジャンヌ・ダルクであると認識していた。―――自身が討たれ、消滅するまでは。
彼女は歴史を歪められた人類史の中で創り出した架空の存在。故に、英霊の座に本体は存在せず、彼女は再召喚されることは極小である。何せ、召喚した英霊は力尽くで支配し、唯一望んだジルも倒されたのだから。
- ―――だが、極小であってもゼロではない。何故ならば、どう屈折した創造であろうとも、竜の魔女という概念が生まれた以上、存在そのものを消すことはできない。
誰も自分の復活を望まないのならば、この世で絶対に自分を望まない「救国の聖女」の願望を引き摺り出し、力尽くで再生するまで。
たとえ、自分が僅かの可能性によって生み出された紛う事なき贋作であろうとも、陰に潜むつもりはない。
- この世は嘘に塗れ、虚飾を良しとしている以上、贋作が真作を凌駕してはいけないと誰も言ってない。
だから、自分が贋作であろうとも、世界にその存在を否定するなどと、誰も決めていない。
- ジャンヌ・ダルク。多くの人間が“あんな最期を迎えた女なら復讐する権利がある”―――そう夢想して堕ちた魔女。
オルレアンではただ「救国の聖女」を否定する機械として動いた彼女だが、殺意と憎悪を羊水として産み落とされ、贋作であっても確固たる意志を持った反英雄―――「復讐者」のサーヴァントとして現界した。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- ルーラーのサーヴァントとして登場したが、プレイヤーが使うことはできず敵キャラクターとしてのみの登場。
- 後にアヴェンジャーのサーヴァントとして正式に実装。レア度は☆5。イラストレーターは武内崇氏。
- メインシナリオでは第一章の敵勢力のボスとして登場。
人間関係
- ジャンヌ・ダルク
- もう一人の自分。決して相容れない相手。
- ジル・ド・レェ
- 腹心。時に辛辣な態度を取るが、強く依存している。
- 主人公 (Grand Order)
- もう一人のジャンヌ・ダルクと行動を共にしていたマスター。オルレアン以外でも戦う機会が多く、生意気な存在。後にカルデアに誘われ、契約のための縁を結ぶ。
敵対的な言動に終始するが、個人的な恨みは無く、むしろマスターとして優秀な素質を認めている節がある。 - シュヴァリエ・デオン、アタランテ、ヴラド三世、マルタ、カーミラ、シャルル=アンリ・サンソン、ファントム・オブ・ジ・オペラ、ランスロット
- 配下として召喚したサーヴァントたち。竜、ないしフランスに関連する英霊が多い。
- マリー・アントワネット
- 聖杯を巡って敵対する相手。出自・境遇・性格などが何もかも異なる彼女をジャンヌに次いで鬱陶しがり、憎悪を向けている。
- セイバーオルタ
- あちらのキャラクエストにて再登場。マスター達を鍛えあげるべくセイバーオルタによって一時的に召喚された。さらに二度目の再登場も『ほぼ週間サンタオルタさん』であり、妙に縁深くなっている。
- 同じ「悪に落ちた者」とする存在であるが、相性は最悪そのもの。
- もう一人の「オルタ」であり、それぞれ序章・一章の大ボス繋がりでもある。
- 清姫
- 「あんた病気だよ。そんなに嘘が嫌いなら尼にでもなったら?(意訳)」と誰もがあえて触れなかった地雷を躊躇無く踏み抜く。
- 言わば「存在そのものが嘘」であるジャンヌにしてみれば決して相容れない相手、ということだろうか。
- だがゲーム的には、「竜」の特性を有する味方に追加効果があるスキル「竜の魔女」を持つジャンヌにとって好ましい存在であったりもする。
- アレキサンダー、ジークフリート、ヘクトール、アルジュナ、アーラシュ、ジル・ド・レェ、ブリュンヒルデ
- イベント『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』で召喚した、7人の『贋作』英霊。
- それぞれジャンヌが望んだ(?)役割を演じており、クラスも本来のものから変化している。
- ピエール・コーション
- ジャンヌを火刑に処したフランスの異端尋問官。
- 史実における火刑の三日後に彼の前に現れ、恐怖の余り神に祈る事も忘れ命乞いをした所を彼女に呆れられながら火炙りにされ灰も残さず焼き尽くされた。
- シャルル七世
- ジャンヌを見捨てた当時のフランス国王。
- 主人公らがこの時代を訪れた時点で既にジャンヌ・オルタに殺害されている。
- 本来の歴史ではAD1431には彼と英国の休戦条約によって戦争は行われていないはずだった。
名台詞
ルーラー
- 「―――は、バッカじゃないの。いつまでも愚かだと殺すわよ、ジル」
- ジルが自分に気を遣ってくれたと思っての返答。基本的には丁寧な物腰だが、テンションが上がるとこんな感じである。
- 「残念、救いは品切れです。この時代にはまだ免罪符はありませんしね。」
- 聖職者のプライドも投げ捨てて情けない命乞いをするピエール・コーションへの返答。
- 歪められているが一応ルーラーである為、後世の知識もある様子。
- 「これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮……『
吼え立てよ、我が憤怒 』!」 - 宝具発動。呪いの旗を掲げ、敵に災いをもたらす。
- 「やだ…どうして、私が…ジル、助けて…!」
- 撃破時。時にジルに辛辣であったが、最後に縋ったのは他でもない彼だった。
- 神にもフランスにも絶望している彼女だからこそだろうか。
- 「はあ?なにあんた。イギリス人ってみんな阿呆なの?」
「なにそれ。友情とかキモいんですけど。悪に落ちた者同士、感じ入るものがあったってオチ?」 - 自身を召喚したセイバーオルタへの台詞。相性最悪・ある意味同族嫌悪なオルタが相手でもあるためか、とにかく口が悪い。
- 「勉強したのよ。悪い? だってみっともないでしょ、あんなミミズがのたくったような字。吐き気がするわ」
「私は完璧主義です。ほら、契約する時に汚い字だったら――……この話はここまでよ」 - 『ほぼ週間サンタオルタさん』にてサンタオルタから「物書きはできないのではなかったか?」と聞かれて。
- 誰に見せるわけでもないのにという疑問に対してつい口を滑らせ、次なる目標を垣間見せた。
- サンタオルタが「たいへん読みやすかった」と素直に褒めるほど字が上達しており、プライドの高さと悪に堕ちても根が真面目な性格が窺える。
- 「はん。サーヴァント化なんてこっちから願い下げよ」
「マスターなんかいらないわ。っていうか、今さらどの面さげてそっちに付くのよ」
「誰かの手など――ましてや私をうち倒した忌々しい○○の手なんて、誰が借りるものですか」 - 同上。サンタオルタから「サーヴァント化も夢のまた夢」と言われて。
- 光たる存在のジャンヌ同様に、心の綺麗なマスターちゃんが気に入らないのは事実だろうが、現状で彼女のマスターになれそうな人物は一人だけであり、契約のために物書きの練習をしているということは……?
- なおセイバーオルタのキャラクエ『オルタの系譜』で登場した際には、一度は主人公に襲い掛かるものの「本当はマスターちゃんに恨みなんてないし」と語っているシーンがある。
- 「だって、高尚な言葉だと貴女が困るでしょう?」
「わからない? 可哀想だから合わせてあげているのよ。無骨で粗暴な貴女にちゃーんと通じるようにね!」 - 同上。サンタオルタから聖女としての言葉使いを忘れていると指摘されて。
- 間違いなく素の言葉使いであるが、サンタオルタの方も相手に合わせていると言い一触即発ムードに。
- そんな二人に主人公は「つまり二人は仲良し」「二人はオルタちゃん」と口を挟み、二人から一喝された。やはりある意味仲が良い。
- 「今のはジャンヌルールその3、ジャンヌは三回まで色々やっていい、の権利を行使しただけよ!」
- 同上。量産ピエール(亡霊)相手にモノポリーで逆転された際にとった横暴な行為について。
- 悪に落ちた
調停者 による「私がルールブック」状態。これでも自分を公正なプレイヤーと思っているらしい。 - 当然主人公から「でもゲームはちゃんとやらないと……」と突っ込まれる………場合もある。
アヴェンジャー
- 「サーヴァント、アヴェンジャー。召喚に応じ参上しました。……どうしました。その顔は。さ、契約書です」
- 召喚時。ルーラーだった彼女が、まさかのアヴェンジャーで召喚されたことに、マスターも意表を突かれたことだろう。
- 彼女の性格とクリスマスでの経緯から察するに、契約書の字は完璧に整えられていると思われる。
- 「あなたをマスターだと思えと? 無茶を言いますね」
「私に構ってないで、別のサーヴァントに心を砕きなさい」 - マイルーム会話。主人公はあくまでサーヴァントになるための手段・媒体であり、主従関係や馴れ合いは全く求めていないことがわかる発言。
- 「汚らわしい、寄らないで下さい」
「しつこいですよ。縊り殺されたいのですか? 全く……何で召喚に応じちゃったのかしら」
「いい加減になさい! もう、それ以上踏み込むと焼き殺すわよ!」 - 絆会話Lv1~Lv3。彼女の誤算は選んだマスターが、ただの主従関係で満足するような人でもなければ、脅しに臆するような人でもなかったことだろう。
- 「無視をしろと言ったのに……呪わしい魔女に、あまりちょっかいをかけるものではありません。共に炎で焼かれますよ」
「そう、つまりアンタ、炎に焼かれたいのね。いいわ、いいわよ。そのうちそうしてあげるから。まぁ、その時になって後悔するわよ絶対。それでもしないなら、地獄の底まで付き合ってもらうから」 - 絆会話Lv4~Lv5。あまりの熱意に遂に根負けした様子。しかし彼女の本質やこれまでのクエストの騒動を考えれば、これこそ彼女が得たかったものではないかと思われる。
- 「素晴らしいわ――ッンン……良い事だと思います、ええ」
- 霊気再臨3回目。充実感に感動の声を上げるもすぐに我に返り、咳払いをして冷静を装う。
- 「私の憎悪に匹敵する……いえ、補填するものがこの世にあるなんて。今更だけど、これも奇跡というのかしら。……ありがとう。フン、何も言ってません」
- 霊気再臨4回目。とても小さな声でマスターへの感謝を口にする。
- 真に迫るという情熱・憎悪だけで英霊に昇華できたこと。そしてそんなアヴェンジャーに尽くしてくれる人と出会えたこと。
- それは信じることを嫌う彼女がようやく手に入れた奇跡かもしれない。
- 「……分からない。分からない分からない分からない! 何も、何一つとして分からない!」
「だって……私に愛される要素なんてない! 魅力なんてない! どうしようもなく捻くれた小娘よ!」 - 彼女を慕っていた贋作英霊たちに偽りはない、と主人公に指摘されて。理解できぬと、隠していた本音を叫ぶ姿は、聖女でも戦士でも復讐者でもなく、普通の少女の姿であった。
- 「……私の負けね。」
- カルデアに来るよう促されて。英霊・反英霊などにこだわりのない主人公に、ジャンヌの迷い・逡巡など一蹴されてしまった。
- 「あらゆる罪を犯した、どうしようもない復讐者の私でも。」
「この力を望むなら、この憎悪の旗を望むなら。」
「召喚に応じましょう、世界最後のマスターよ」 - 聖女への劣等感。誰かに求められたいと言う渇望。胸に燻る憎悪。報われることがないアヴェンジャーであることを認めたジャンヌ。
- そんな自分でもよいのであればと、主人公と契約を結ぼうとする。しかし――たった一点認められないこと。それは贋作英霊を倒した主人公との最後の遺恨。
- 「ウイ。そう、そうそう、その生意気な顔よ!」
「オルレアンでも何度、跪かせてやりたかったか! 踏みにじってやりたかったか!」
「――さぁ、喰らってやるわ真作ども!」 - 最終決戦の覚悟を決めた主人公に対して。ケジメはケジメ。色んなことが吹っ切れて感情が最高潮に達しているためか、憎かったはずの母国の言葉が出ている。
- 「
未来 の私は、これでアナタと縁 を結べる。現在 の私は、仲間と共に面白可笑しく散っていく」
「……そろそろか。いい、ここまで恥を掻かせたんだからね。アナタが、きっちり、責任取るのよ?……さよなら」 - 最期の時。命を散らすことで敗北を認め、一歩先へと踏み出したジャンヌオルタ。これまで何度も合いまみえた二人だからこそ、再び出会える縁を信じ、別れの言葉を交わした。
メモ
- オリジナル及び主人公勢の方からはややこしくめんどくさいからと「黒ジャンヌ」と仮称されていた。いいのかそんな安直で。特にオリジナルさん。
- プレイヤー側からの呼び方としては「邪ンヌ」、Fate同様に偉人が召喚されて異世界で戦争している某ドリフターな漫画で悪役として以前から登場しているジャンヌにひっかけて「バレー部主将」(向こうもこちら同様破壊と殺戮を望む似た者同士なため)等。もちろんストーリー同様「黒ジャンヌ」とも呼ばれる。
- 「オルタ」という呼称が公式で黒化したサーヴァントに使われたのはセイバーオルタ以来の地味に久々過ぎるレアケースである。プリヤ側でわんさか登場する黒化英霊でも「オルタ」という呼称は未だ使われていない。
- 元々この手のジャンヌは『Fate/Zero』の二次創作界隈でたびたび見受けられていた。冬木の汚染した聖杯でジルの暴走を止める為にルーラーを召喚したら彼女まで黒化していたというオチや、狂ったジルと楽しげにしている姿には普通のジャンヌでは精神的におかしいといった理由の為。
- そのキャラクター性から登場当初より召喚して使用することを望むプレイヤーも多かったものの、上記の経緯が経緯なので特別な理由が無い限りガチャからは出てこないと思われていた(歪んだ人類史の中でジルが創造した架空の存在なため、英霊の座に本体がいない)。しかし「ほぼ週間 サンタオルタさん」で再登場を果たし、そこで「霊基を上げてサーヴァントになる」と宣言。後に宣言通り「ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊」においてアヴェンジャーのサーヴァントとして参戦した。
- スカサハなども英霊の座に存在しておらず、サーヴァントして召喚されることがあり得ない存在でありながら契約できていることや、サンタオルタが「カルデアのシステムは未熟。その隙間の多さ、曖昧さのおかげで多くの出会いがある」と語っていたことから、例外はいくらでも存在できそうではある。
- 「復讐を考えた=途中で折れた」IFの存在であるためか、「復讐を考えなかった=最後まで折れなかった」本家と比べてメンタル面が一般人に近く、全体的に俗っぽい言動が目立つ。とはいえ本家ジャンヌも本気で怒った際は彼女並みの暴れっぷりを見せており、表れ方が異なっているだけで「高潔な聖女」という仮面を外した素顔は案外こんな感じなのかもしれない。
- 「オルタの系譜」で登場した時は自分が偽物であることに気づいており、自分がいることを不快と評し、こんなことをするセイバーオルタを悪趣味だと言っていた。
- 「ダヴィンチと七人の贋作英霊」で召喚した英霊の面々に与えた役回りは「同居中のお姉ちゃん大好きな優秀な義弟」「海外から帰国したちょっとフランクな血が繋がっているようないないような、フリーダムなオジサン」「クラスで偶然隣の席になった気さくなアイドル」「ドSだけどいざというときにはちょっとデレてくれる理系の先輩」「隣に住む年上の文系幼馴染み」「子供の頃は大好きだったけど中高生からの反抗期でなんかうざがられるようになった悲しみの父親」「
変態セクハラテケテケ女ひとりぐらい同性でフランクな友達」…なんというか、実に、乙女ゲー的ラインナップである。