クラス (キャスター)

2014年2月17日 (月) 15:27時点におけるPEN (トーク | 投稿記録)による版

クラス(キャスター)

魔術師の英霊。

基本的にランクA以上の魔術を持つ英霊が該当する。
ただ三騎士のサーヴァントは高い対魔力をもつ者が多いため、魔術を主体とするキャスターは基本的に不利。
だが、陣地作成で有利なフィールドを築き上げることで互角以上に戦うことが出来る。
また召喚した魔獣や自ら生み出した創造物に戦闘を代行させることで、戦いを有利に進めることも出来る。
クラス特性として、「陣地作成」と「道具作成」を保有する。
これまで正式作品に登場したのは、未完結作品を含めれば以下九人。

英霊の個体能力に拠らないクラス基本能力:筋力E 耐久E 敏捷C 魔力A 幸運B

メモ

  • 英語で「魔術師」を意味する単語はmagician、mage、magus、wizard、sorcerer、warlockなど大量に存在するが、他のクラスと音節や韻を揃えるために現在のクラス名になったと思われる。
  • セミラミスはスキル「二重召喚」により、キャスターとしての能力も保有している。
  • マスターとなる魔術師達からは、「最弱」「扱いづらい」「自分に劣る現代の魔術師に従う訳が無い」と敬遠されているが、これまで登場した者達は皆、(最後の)マスターとの仲が非常に良い。
    夫婦や恋人、同好の志、自分の半身、師弟などその形は様々だが、他のクラスと比べると満ち足りた最期を迎えられる可能性が割りと高いクラスだったりする。もっとも彼・彼女らのマスターは「一般的な魔術師」ではない場合が多いのだが。
    また彼らの関係が上手くいったのは、自らが追い求める目的の達成には手段を択ばないという「魔術師らしい魔術師」が少なかった事も理由として大きく、後に「原初の人間」を再現する事に生前から心血を注ぎ続けていたゴーレム使いによって、この「キャスターを召喚したチームは仲が良い」というジンクスは破られる事になった。
  • そもそも魔術を武器とするキャスターと言うクラスがあるのに、三騎士と「騎兵」にはクラス特典で「対魔力」スキルが付与されると言うのだから酷い話である。まあ聖杯戦争はバランスを考えて作られた儀式ではないので仕方ないが。
    「自身が作成した陣地の中であれば」他の三騎士とも渡り合い、最弱から脱することも出来る。が、「キャスタークラスは陣地での防戦においてはサーヴァント随一」というのは聖杯戦争において常識なので、好き好んで敵陣に飛び込む輩はそうそう居ない。
    そういった事情から、策を用いるか、対魔力に囚われない異能を用いて戦うことになる。
  • 今のところ、対魔力に苦しめられたのは一作目に登場したメディアだけ。
    呼び出した怪物やゴーレムに殴らせれば対魔力など恐れるに足らず、マスター強化や宝具作成などでハナから自分が戦う気が無い者すらいる。さらに玉藻の前は呪術の性質上、対魔力を無視して魔術攻撃を行える。
    現在までに登場したキャスターのサーヴァントの中で、一番正当な「魔術師」であるメディアがもっとも不遇な扱いを受けているのは洒落にならない。
  • 劇作家・童話作家など、文化や文学に貢献した人物が「キャスター」として召喚されるようになり、魔術師でない者の方が全体の比率として多くなってきた。
    おそらく、聖杯戦争を考案した者達もこのような事態になるとは想像できなかっただろう。しかし英語のCasterには配役者(=Castする人)の意味もあるため、それなりに的を射たクラス名ともいえる。
    • 単純に挙げるだけでも小説家劇作家童話作家の3名に加え、錬金術をかじっただけの軍師文学そのものも含めるならば5名と既存キャスターの半数を上回る。哲学者も似たようなものだが、彼の場合れっきとした魔術師でもあるのでキャスター扱いは妥当だろう。
    • メタフィクション的な話をするのなら、神話や伝説に登場する大魔術師や霊能力者では強すぎて「最弱のクラス」に相応しくない、どころか聖杯すら凌駕しかねないという事情があるからだろう。事実、『Fate/Zero』のキャスターは仙人にするという案もあったが、「強すぎるから」という理由で没になったことを虚淵氏が語っている。
      • 正当派魔術師にしても、伝承では「ギリシャの名だたる大英雄達(一説ではヘラクレス)も含む)ですら交戦を避けたがった竜を、己が魔術で眠らせて出し抜く」という芸当を見事にやってのけており、この伝承の通りの実力であれば十二分に強過ぎる圧倒的な優勝最有力候補にすらなってしまう。

話題まとめ

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