闇のコヤンスカヤ | |
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真名 | タマモヴィッチ・コヤンスカヤ[注 1] |
性別 | 女性 |
誕生日 | 1908年6月30日(オリジナルのタマモヴィッチ・コヤンスカヤの生まれた日) |
身長 | 168cm |
体重 | 55kg |
好きな物 |
純粋無垢な動物[注 2](第一および第二再臨) 嬲りがいのある敵、嬲った後の敵(第三再臨以降) |
苦手な物 |
怠け者(第一および第二再臨) 鉄の兵器(第三再臨以降) |
出典 | Fate/Grand Order |
地域 | ロシア |
属性 | 混沌・悪 |
一人称 | 私(わたくし) |
二人称 | あなた |
三人称 | 彼ら/彼女ら/○○さん |
声優 | 斎藤千和 |
デザイン | ワダアルコ |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 2021年末の期間限定イベント『非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ』でのビーストIV討伐を経て、2022年ニューイヤーピックアップで実装。先に実装されていた光のコヤンスカヤの来歴を補完するとともに、ビーストIVの詳細を明かす形で現れた。
- その正体は、光の方と同じくビーストⅣ候補だったもの。ロストベルト:ビーストⅣの封神おりにこぼれ落ちたコヤンスカヤの二つの欠片の片方。
- 人物
- 「厳格服従な野生」をポリシーとし、妖艶に人間を手玉に取る魅惑の女。強いものを挫いて従え、弱きものを庇護するという「獣の群れの女王」たるもの。
- 2つに分かれたビーストIVのうち、人理と人類に辛い方で、よりビーストの面影を色濃く残す方ではあるが、人類に対してもスタンスは変わらない。「強いもの」として人類を弾圧するが、コヤンスカヤ故にその手法が回りくどく、徹底して調教して、コヤンスカヤが支配して飼育する「愛玩」を終着点として目指す。
- 「自分が敵対して挫いて従える対象」と言う意味では人間大好きであり、そうなった暁には人類も自分がトップを務める獣の群れの一部になるので、人間だけを特に蔑ろにすることは無い。ただ、そうなった場合は人類はやがて自分が人間であった事は忘れてただの獣になってしまう。
- 能力
- 非霊長圏の2つの相反する在り方のうち、光が「殺戮領域(デッドゾーン)」の力を持ったのに対し、こちらは「生命領域(ライフゾーン)」の力を持つ。近代兵器は「光の私の方の領分」として関知しないが、野生の獣を従えるスキルを持つ。
- 光のコヤンスカヤが「人類が迫害に使ったもの」、すなわち銃器などの兵器を操る権能を持つのに対し、闇のコヤンスカヤは「人類に迫害されたもの」、すなわち野生の獣を従える。体毛を持つ生物であれば魔獣・霊獣・神獣問わず無条件に、体毛が無いものでもそれなりの手間をかければ従える事ができ、これを調教して完成された兵器として運用する。
別クラス/バリエーション
タマモヴィッチ・コヤンスカヤ
- ビースト幼体のコヤンスカヤ。
- 詳細は「タマモヴィッチ・コヤンスカヤ」を参照。
ビーストⅣ:L
- 『愛玩』の理を持つビースト本体。
- 詳細は「ビーストⅣ:L 」を参照。
光のコヤンスカヤ
- 封神のおりに分たれた片割れ。
- 詳細は「光のコヤンスカヤ」を参照。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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フォーリナー | 主人公 (Grand Order) | A | D | C | A | A | EX | 領域外の生命:C NFFサービス:EX ネガ・セルフ:C |
ドミネイター・フォックス:A 殺戮獣団:A 女神変生(獣):B |
宝具
- 雷天日光・禍音星落火流錘(ツングースカ・ナインドライブ)
- ランク:C
種別:対界宝具
レンジ:1〜9999
最大捕捉:一都市 - らいてんにっこう・まがつねぼしらっかりゅうすい。
- 自身の配下の異形を全て取り込み、大化生──かつてのビーストIVのような姿へと変貌した上で、自身の発生の元となったツングースカ大爆発の隕石を模した大規模攻撃を仕掛ける。
- 『Grand Order』では「自身の攻撃力をアップ(1ターン)+敵全体に強力な〔地の力をもつもの〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで効果アップ>&攻撃強化状態を解除&Buster攻撃耐性をダウン(3ターン)」という効果のBuster属性の宝具。
真名:闇のコヤンスカヤ
- ロストベルト:ビーストⅣの封神のおり、こぼれ落ちたコヤンスカヤの二つの欠片。その片方。 闇のコヤンスカヤ。 光よりは人理に対して辛い方。
- しかし、「闇」で「人理に辛い」ではあるが、人類に対しての態度そのものは光の方よりも甘い。何故なら、「飼育・弾圧・調教する対象」として人間大好きだからである。なので、人類を絶滅させようとはしない。ただ、人類は飼育され自我も無く成長もしない「コヤンスカヤの子としての獣」に貶められるだけである。
- コヤンスカヤの本質である「人類が迫害に使ったもの・人類に迫害されたもの」のうち、「人類に迫害されたもの」を司る。人類に虐殺された動物たちの訴えの集合体。自然界の報復機構そのものとも言えるが、それが玉藻の前をオリジナルデザインとして形を取ったためか、報復の意味を自己流に解釈した結果上記のようになった。
- なお、光の方にも言える事だが、彼女は玉藻の前をオリジナルデザインとし、白面金毛の伝説に準えて尾を増やしていく手順を取っているが、彼女は狐ではなく兎である。
- これは「迫害される獣」として兎をモデルに選んだため。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 第2部序章から登場し、2022年ニューイヤーピックアップにて実装。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- 契約者。
- 人間なので彼も等しく「弾圧して飼育する人類」なのだが、それとは別にコヤンスカヤとして助けられた恩があるため、彼個人に恩義を持ってサーヴァントとして従っている。
- そのため闇のコヤンスカヤは「主人公の味方」ではあるが「カルデアの味方」ではなく、もし仮にカルデアのマスターが死亡したりすれば、闇のコヤンスカヤはその時点でカルデアを離れて人類の敵に回ることを示唆している。
- 玉藻の前
- コピー元、オリジナルにあたる神霊。
- コヤンスカヤ的にはオリジナル玉藻がver1.0なら自分はver2.5だと、激しくマウントを取っている。
- 光のコヤンスカヤ
- もう一人の自分。
- どこぞのタマモナインやサクラファイブのように敵視し合っている訳では無いが、積極的に関わる訳でもない。
- モデルにした玉藻の前由来の「奉仕体質である」という点を除いてあらゆる点が正反対で対照的な在り方のお互いだが、「もともとあったものが分かれただけで、自分は担当でないだけ」ということは自覚しており、もう片方の自分の考えは否定しない。
- ドブルイニャ・ニキチッチ
- 非霊長圏においてビーストIVを討伐した英霊の1騎であり、かつてツングースカ大爆発跡地に生まれ落ちたコヤンスカヤを拾い上げ、幼少の頃を共に暮らし、コヤンスカヤに名前を付けた名付け親。
- 厳密にはニキチッチが付けた名はロシア語で「私の子」を意味する「ヤースカヤ」だが、コヤンスカヤ自身が正確に聞き取れていなかったため自分で補完して「コヤンスカヤ」と言う名前になった。
- 獣の女王であり、生物でないもの由来の自然霊であるために親が存在しないコヤンスカヤにとって、唯一「親」と呼べる存在。光・闇ともに受けた恩義と契約書は絶対遵守のポリシーを貫くコヤンスカヤだが、もしマスターがニキチッチの信頼を裏切るような所業をすれば、その時は契約を踏みにじってでも牙を剥くと警告する。
- 太公望
- 大概の人間の所業を流す器を持つ闇のコヤンスカヤだが、唯一絶対に許さない不倶戴天の怨敵。
- 竹箒日記によれば、太公望が自分を別の女(妲己)と勘違いして現れた上に、行きがかりのように封神しようとしたことがプライドに障った、とのこと。
- ただそれとは別に太公望が獣狩りとして最高の好敵手であることや、顔とスタイルが良いことは認めている模様。
- タマモキャット
- 体毛のある獣なら(よほど飛びぬけた力を持つ神獣でもない限り)何でも無条件で従わせられる権能を持つ闇のコヤンスカヤでも従えられない。
- 紅閻魔、アタランテ
- ケモノで、純心一途な性格で、悪を嫌い、善には騙されやすいという闇のコヤンスカヤの好みドストライクな相手。
- 特に紅閻魔に対してはステレオタイプのキモオタのようなアプローチをかましてドン引きされている。
- アルテミス
- 類まれな美貌を持ち、人類に天罰を下し、可愛いクマちゃんを連れているなどの点から勝手に共感を寄せている。
- 特にクマちゃんは自分のところにも欲しがっているが多分間違っている。
- 赤兎馬
- 体毛を持つケモノっぽいが色々とアレなので人類カウントにしてケモノに含めていない。
- しかし後述の「ケモノ科サーヴァント」には入る。
名台詞
メモ
- 光の方と同じく第三再臨形態ではそれまでと全く異なる、白無垢姿を基調としたような衣装と5本の尾を持った神霊の姿になる。
- 2つ目のスキル「殺戮獣団 A」は、「ケモノ科のサーヴァント」と言う新たな区分を参照する。FGOには「猛獣」「魔獣型サーヴァント」「ヒト科でない」など色々な区分が既に存在していたが、そのいずれとも合致しない。そしてその基準がどうやらコヤンスカヤの趣味で決まっているらしくツッコミどころの多い決め方。
鬼女紅葉が第一再臨形態の時だけヒト以外扱いになるのは前例があったし明らかに姿が違うので多くのプレイヤーに納得される扱いだが、スカサハ、両儀式、ポール・バニヤンらがバニー霊衣の時だけケモノ科扱いされるというのはツッコミの嵐となった。 - 霊基再臨段階は初期状態ではストーリーでも出てきた秘書姿、第二再臨でサーカスの調教師のようなムチを持った姿、最終再臨でビーストIVを思わせる白無垢基調のデザインのような五つ尾の神霊の姿になる。光の方もこのような大幅なモデルチェンジを繰り返し、最終再臨とそれ以外で一通りセリフが変わるのだが、闇の方はこれに加えて第二再臨でもマイルーム会話が専用のものになる。なのでセリフ量としては闇の方がかなり多い。
- 闇のコヤンスカヤはクラススキルには「神性」そのものどころか「女神の神核」など神性に関するものを何も持っていないため勘違いされる事があるが、自称でも来歴を見ても立派な神霊の一つであり、実際にゲーム中でも「神性」を対象にする効果を全て受ける。
話題まとめ
- ツングースカ大爆発
- 1908年6月30日にロシア帝国(当時)のポドカメンナヤ・ツングースカ川上流地域の上空で発生した大爆発現象。
- 爆心地付近から地球上には殆ど存在しない元素が検出された事から、地球外から飛来した隕石が原因ではないかと疑われていたものの、もしそうだとしたら何故隕石が爆発するのかと言うメカニズムが不明であったため、発生原因は長らく謎とされていた。しかし2013年になって再度「大気圏に落下してきた隕石が大爆発を起こす現象」が観測され、その際のデータを元にした再現実験を経てメカニズムが解明された事で、ツングースカ大爆発の原因も隕石によるものであるとほぼ断定された。
- 日本で言う所の東京都全域をほぼ覆うほどの広範囲を更地にし、広島に投下された原爆のおよそ185倍の威力と推定される規模の爆発を起こした隕石の質量は10万トン前後と推測されている。
- 第2部第三章『人智統合真国 シン』にてコヤンスカヤの拷問を行った始皇帝がコヤンスカヤの霊基質量を10万トン近いと指摘していたが、少なくと計測データ上では始皇帝はこの時点でコヤンスカヤの正体を正確に見抜いていた事になる。