プリテンダー(Pretender)とは「役を羽織る者」の英霊。エクストラクラスの一つ。
概要
ホームズ曰く、「誰かのふりをすることで本物以上の業績を残したもの」「世界を相手に回して欺いたもの」が適合するとされるクラスである。
サンプルが少なすぎて詳細は不明だが、オベロンは霊基が絶えず変動していて信憑性がまるでなく、正体が判明するとともに「真名熔解」の演出と共にルーラークラスのカードの表面が黒塗りになってプリテンダークラスのそれに変わり、へファイスティオンは正体判明と共に「真名析出」の演出と共に透明なカードに浮かび上がるようにプリテンダークラスのそれになった。他にもゲーム中でオベロンが一時的に味方NPCとして参加した時は毎回違うクラスになっており、このため「自身のクラスや真名を偽装する」能力を持っていることが推測されている。
これまで登場したのは以下3人。
名前 | 登場作品 |
---|---|
オベロン | Fate/Grand Order |
ヘファイスティオン〔プリテンダー〕 | Fate/Grand Order |
レディ・アヴァロン | Fate/Grand Order |
『Fate/Grand Order』ゲーム上ではバーサーカーのクラスに互いに2倍弱点を突き合う相性になり、フォーリナーのクラスに不利で、アルターエゴに有利。また、セイバー、アーチャー、ランサーのクラスに有利で、ライダー、アサシン、キャスターのクラスに不利。[注 1]
メモ
- プリテンダー(Pretender)の意味は「誰かのふりをする者」。まさにそのままの意味である。作中ではホームズが「役を羽織る者」と書いてプリテンダーとルビを振った形で呼んでいる。
- また、「王位を狙うもの」という意味もあり、こちらは最初に登場したプリテンダーであるオベロンの本性にぴったりである。
- プリテンダーというクラス名称はホームズによって看破されたものだが、亜種特異点Ⅳのメインテーマとして登場したフォーリナーと比較すると比較的あっさり明かされる。単に珍しいだけで、フォーリナーほどには「ありえない」クラスではないのか、それともそもそもホームズがその時考えて名付けた全く新しいクラスなのかは不明。
- 比較として、フォーリナーは「外世界からの来訪者」と言うこの世界にとっての異物であるのに対し、プリテンダーはどれほど世界の脅威であっても、この世界から生じた物である、と言う違いが考えられるか。
- 偽りの姿という意味ではフェイカーが先行登場しているが関係性は不明。
- 後にこのクラス属性を持つサーヴァントがプリテンダークラスとなりFGOに実装された。
話題まとめ
- 適性を持っている可能性のある英霊
- このクラスは登録条件が非常に厳しく、「本物ではなかったが、本物そのものとして人理に刻まれた偽物」「本人の名前は歴史に残されていないが、その功績は別の英雄の物として歴史に残されている」と言った者でなければ該当しない。
- ただ誰かになりすましているだけでは適合せず、具体例として、怪傑ゾロは「他に本人がいる訳ではない」ため該当しないとされている。また、自身の伝承が歴史に残されている場合も該当しない。
- 本編時点では説明が少なく、「役を羽織るもの」といういかようにも取れる意味合いから「既存のこの英霊が該当するのでは」「役者や、変装の得意な英霊も該当するだろう」と言う推測が挙げられていたが、実際には非常に狭いクラスであり、ほとんどが当てはまらない。
- 例として武蔵坊弁慶は、常陸坊海尊が影武者を演じているサーヴァントなので該当者として有力視されていたが、「常陸坊海尊と言う名が歴史に残されている」ため、現時点では該当する可能性は低い。
- 現在登場している中で適合しそうなのは、コハエース版徳川家康(影武者であり、自身の名が伝わっていない)ぐらいであろうか。
- とはいえ、「歴史に名前が残っていない」と言う事は、逆に言えば「実は他に偽物や影武者がいた」と定義するだけでプリテンダーに該当するので、新しいサーヴァントを増やすのには困らなそうではある。
- 実際、オベロンは「汎人類史では全くプリテンダーらしい要素は無い」、ヘファイスティオンは「史実の存在の双子の妹と言うオリキャラ」と言う、現実の伝承や史実とは無関係な所でプリテンダーとなったサーヴァントである。
- また、現在登場している2名はどちらも「他のサーヴァントの霊基を纏う」と言う非常に特殊な発生をしているため、召喚の際のイレギュラー等の理由でクラスが与えられる可能性も考えられる。
- この方面で有力視されているのがソロモンとして活動していたゲーティアで、ビーストとしてのクラス相性がプリテンダーのそれと酷似している。72柱の魔神の名自体は歴史に残っているが、ゲーティアと言う集合体の存在自身は知られていないため、適合する可能性は十分存在するだろう。
脚注
注釈
出典