アサシン | |
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真名 | 岡田以蔵 |
読み | おかだ いぞう |
性別 | 男性 |
身長 | 174cm |
体重 | 65kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 中立・悪 |
声優 | 吉野裕行 |
デザイン |
経験値 lack(FGO) |
レア度 | ☆3 |
初登場作品 | コハエースEX |
概要
- 略歴
- 『コハエースEX』で桜セイバーに次ぐ「もう一人のセイバー、坂本龍馬」と騙って登場した。用語辞典によれば陸海軍の良識派を暗殺している。
- 『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』では遠野家の別邸を襲った際にやはりセイバーの坂本龍馬と名乗る。秋葉を人質に取り、琥珀にセイバーの自害を強要するも、逆に令呪で後押しされたセイバーに奇襲され、驚きながらもこれを防ぐ。その後、土佐弁で油断を誘いつつ、薩摩の示現流で切り掛かり、すんでの所で躱した彼女に一目を置く。だが坂本龍馬なら北辰一刀流を使う筈で、偽物ではないかと疑われる。
- セイバーが消耗した時を見計らって再度襲撃する。この余りのタイミングの良さから気配遮断を持つアサシンと見破られる。更に本物の坂本龍馬が現れて、真名を看破される。
- その後、キャスターを手を組み、花蓮を人質に取ってランサーに槍を捨てさせ、人質が令呪を使えばすぐに刺した。しかしマスターをさっさと殺せば済むところを自身の才能を誇示し続けて折角の勝ち目を逃し、ランサーの猛虎硬爬山によって敗れ去った。
- 人物
- 和服の上から黒いインバネスコートを着、大ぶりの刀を携えた男。一人称は「わし」。
- 当初は坂本龍馬のふりをして土佐弁で喋っているが、その土佐弁もライダーさんからは「なんか怪しい」と疑われている。坂本龍馬を見掛けた事がある桜セイバーには「あれ? 坂本さんこんなでしたっけ?」と首を傾げられている。
- また新選組的には軽いジャブ程度の拷問に屈するヘタレさを見せている。但し「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」では脇腹が裂けていても痛がっておらず、弱いのが痛みにかは定かでない。
- ずる賢い戦法を好むが、対ランサー戦から分かる様に性格が足を引っ張っている。
- 普段剣の才能を鼻にかけ、上から目線で物を言うのは根の卑屈さの裏返しである。実の所は劣等感が非常に強く、「剣で人を斬る事でしか自分の価値を証明できない」と思っている節がある。
- 頭が悪いと自嘲しているが、どちらかといえば頭を使わないでいた方が楽だという姿勢が目立つ。生前のこともあり、他人に良い様に利用されることを嫌う一方、入れ込んだ相手に盲従する悪癖は変わっていない。ただ大局観は確かに無く、「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」では殺すつもりでいたライダーにあっさり耳を貸している。
- 煽り耐性が低く、生前からの付き合いのライダーも『帝都聖杯奇譚』で「シャレが通じないから」と煽りまくるお竜を止めている。「自分が無視される事」、「自分が笑われる事」に非常に敏感で、そのような輩は全員殺してきたと話す。実際に「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」で兵士を自分を無視したからと斬り捨てている。
- 何かあるとすぐ殺そうとする一方で、好きなものは酒と博打であり、祭りにも積極的に出掛けようとしている。人と騒ぐ事自体は好みである様だ。
- 能力
- 当初はセイバー、アサシンとバレてからはセイバーとアサシンを兼ねる「人斬り」をクラスとして騙る。二属性持ち、二重召喚、ダブルクラスと違いただの自称であるが、その腕前はセイバーの名にも恥じない。
- その絡繰りは宝具にあり、他人の剣技を見様見真似で使える。使えると明らかになっている流派は小野派一刀流、鏡心明智流、直指流、示現流、北辰一刀流、天然理心流。流派は不明だが二刀流も含む。
- 令呪で転移した桜セイバーの剣を無間で凌ぎ、ランサーとの決戦でも紙一重で勝つ可能性はあったとされるなど剣の腕は本物で、桜セイバーと互角か少し劣る程度という相当なもの。
- また気配遮断を積極的に使っているのか、桜セイバーの動向を監視して弱ったと見れば襲いかかり、不意打ちで背後から花蓮の身柄を確保するなどして立ち回る。正々堂々とは無縁の汚い手段を平然と用いる。
- 武装は『帝都聖杯奇譚』の用語集によれば、よく切れるだけの無銘の刀。
- 『コハエースEX』では、桜セイバーの不意打ちで一瞬で倒され、龍馬の偽物であることを知らない秋葉からは「信長と同じ位の知名度なのに弱いなコイツ」と評されるなど、散々な扱いだった。用語辞典では正体を掴ませないスキルを持っていたが、現在も残っているかは不明。
バリエーション
- 以蔵(ギャング)
- 『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『旧き蜘蛛は懐古と共に糸を紡ぐ』に登場したギャング。
- 舞台となっている街では最近になって港湾労働者を中心として形成されたギャング組織のトップを勤めている。
- 元ネタと違って長期的な視野を持っていて頭が回り、あまり頭の良くない部下に振り回される苦労人。
- 港の貿易も管理している為か一番金回りがよく、今後も街が港湾都市として発展してゆくことを考えて組織同士の争いはあまり望んでいない。
- 舞台背景や時代を考えるとさすがに日本人ではなく現地の西洋人と思われる。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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アサシン | レイター少佐 | C | D | B | E | E | C | 気配遮断:B | 人斬り:A 心眼(偽):C |
|
主人公 (Grand Order) | C | D | B | E | E | C | 気配遮断:B | 人斬り:A 心眼(偽):C 撃剣矯捷なること隼の如し:A |
宝具
- 始末剣(しまつけん)
- ランク:なし
種別:対人魔剣
レンジ:1
最大捕捉:1人
由来:不明 - 人斬り以蔵、外道の剣。一度見た剣技をそのまま己の剣技として再現することができる宝具。「天誅の名人」、「人斬り以蔵」と呼ばれるまでに至った彼の剣技、というより技量が宝具となったもの。
- 初見殺しが肝要な斬り合いにおいてかなりのアドバンテージを持つ。
- ただし再現可能な剣技には制限があり「対人のものであること」「対人魔剣クラスや宝具の特性に依存したものは再現不可能」となっている(アルトリアの剣技を再現できても剣がエクスカリバーに変化する訳ではないので光の奔流は放てないし、沖田の剣技を再現できても魔剣級の絶技である無明三段突きだけは使えないと例えればわかりやすい)。
- 召喚された時点では生前記憶している剣技しか扱えないが、サーヴァントとして現界した状態から新たな剣技を見ることで更なる強化を図れる。「生前の逸話の再現」が多い宝具というカテゴリーにおいて、むしろ召喚後の発展性が未知数であるという極めて異例な宝具。
- 『Fate/Grand Order』では「自身のスター発生率を大アップ[注 1][注 2]&敵単体に超強力な攻撃」という効果のArts宝具。
真名:岡田以蔵
- 天誅の名人、岡田以蔵。田中新兵衛、中村半次郎、河上彦斎と共に「幕末の四大人斬り」の一人に数えられる土佐の人斬り。「人斬り以蔵」の異名を持つ。
- 小野派一刀流、鏡心明智流、直指流剣術など様々な剣術を学び、多くの暗殺事件に関わり、それが原因で投獄され処刑された。
- 才を鼻にかけ、自分以外の剣士を見下しているが「撃剣矯捷なること隼の如し」と評された剣の腕は正真正銘の天才。
- 坂本龍馬とは親友ともいえる間柄であり、龍馬の依頼で護衛の仕事をする事などもあった。
- だが、時代の流れはやがて二人を決定的に分かつ事になる。
- あらゆる剣法を見ただけで模倣できるという規格外の剣才の持ち主。
- その恐ろしいまでの天稟は以蔵を「希代の人斬り」として幕末の世に放つ事となった。
- 天誅の名人と謳われ、数々の暗殺事件に関わった日本史上有数の暗殺者といえる以蔵だが、それ故に剣士として大成する事はなかった。
- 時代の流れか、はたまた運命か……。惜しいかな、希代の剣の天才は「天才であるが故にその才を磨き、開かせる事」が叶わなかった。
関連
- 人斬り
- 幕末に活動した、対立する思想の人物を対象とした暗殺者の総称。
- 幕末とは日本の歴史上、おそらく「日本刀で人を斬る」という行為が最も行われた時代であり、その中でも四大人斬りに数えられる以蔵の知名度補正はかなりのものとなっている。
- なお、平安時代末期や戦国時代など合戦が日常茶飯事だった時代では、集団戦が基本となったため槍や弓のほうが使用頻度が高いため、
日本刀の内携行性を高めた打刀はサブウェポンとしての需要は高くはあったが間合いの読みや型や振りなどの習熟に高い練度を要するため一部の人間が使用するに留まっていた。 - 後に大太刀や槍を始め大型の近接兵装は江戸幕府によって所持に制限が掛けられていたため護身用の兵装として打刀のみが携行を許されており、
暗殺者も要人も双方が打刀を所持していた状況から前述の「日本刀で人を最も斬っていた時代」へと繋がっていた。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚-極東魔神戦線1945-」の開催に伴い、サーヴァントとして実装された。★3にもかかわらず、期間限定の聖晶石召喚しか入手手段が存在しない。
その他
- Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
- アサシンのサーヴァント。しかし本人はセイバー、人斬りとアサシン以外のクラスを自称する。
- ちびちゅき!
- 生徒役。想像通りの不良っぷりで授業もサボりがち。教師役が龍馬なせいもあるであろうが。
人間関係
コハエースEX
- 魔人アーチャー
- 上司。「ノブナガ様」と呼ぶ。桜セイバーの拷問に屈し、彼女の居場所を吐いた。
- 『帝都聖杯奇譚』では接点無し。
- 桜セイバー
- 瞬殺されただけでなく、(彼女としては軽い)拷問をされた。
- 『帝都聖杯奇譚』では人質や奇襲といった搦め手で二度襲撃する。一度目は正体を掴めなかったが、二度目は浅葱の羽織を見て壬生狼と呼んだ。
- 遠野秋葉
- 龍馬にしては弱いと評される。
- 『帝都聖杯奇譚』ではセイバー陣営に対しての人質にし、瀕死に追い込む。
帝都聖杯奇譚
- レイター少佐
- マスター。『コハエース2018夏の号』によると、軍帽は以蔵の暗殺を陸軍の仕業に見せかけたい彼女から貰ったもの。
色んな意味で雑 - ライダー
- 敵対するサーヴァント。
- 「自分らを売った裏切り者」と敵意を抱いており、彼の名を騙って琥珀らを襲撃する。
- お竜
- ライダーの関係者。一度交戦し、強さこそ認められるが、刀では彼女の硬さを上回れなかった。
- その後の『コハエース』シリーズでは龍馬が実装されないことで彼女から八つ当たりされたり、調子に乗った時に彼女の制裁を食らっている。
- 琥珀
- セイバーのマスター。彼女の目の前で秋葉を刺し、クソ野郎と呼ばれる。
- ランサー
- 敵対するサーヴァント。彼を倒す為にマスターを人質にとって槍を捨てさせるものの、筋を違えた振る舞いにより怒りに触れ、絶招を叩き込まれる。
- 言峰花蓮
- ランサーのマスター。人質にとって、やはり瀕死に追い込む。
- キャスター
- 同じ陣営に所属するサーヴァント。ランサーを倒す為に協力するが、花蓮に手を出した時には彼に引かれていた。
ぐだぐだエース
- 宝蔵院胤舜
- 自分は剣だけと言いつつ瞬殺される。
史実じゃ絞め殺したこともありましたよね? - 宮本武蔵
- 女ということに驚く。男の方には昔から憧れていた。
- BB (水着)
- 顔が黒く塗りつぶされた彼女に他の皆が普通に対応する中、一人だけドン引きしていた。
- なお、これについては後述する『Fate/Grand Order』の仕様が元ネタと思われる。
Fate/Grand Order
- 沖田総司〔オルタ〕
- 「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」にて大太刀を持っていることから彼女をセイバーと勘違いし、弱っているのを好機と見て襲撃する。
- マイルームで彼女からは自分より強いかもしれないが、ビームでやっつければいいと身も蓋もないコメントを送られる。
- 土方歳三
- 生前の面識はないが敵対する陣営に所属している。
- 「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」では成り行きで共闘する。その後、彼が次に会ったら殺すと言うのを聞いて、こっちの台詞だと言い返した。
- マイルームでは武士に対して思い入れのある彼に対し、所詮どちらも人斬りと辛辣な発言をしている。
- メドゥーサ
- どこかで見覚えがあるらしいが、「デカ女」と盛大に地雷を踏んで睨まれる。
- 柳生但馬守宗矩
- 同じ剣士だが「道場剣法」と露骨に馬鹿にしてかかっている。
- 李書文〔アサシン〕
- 上記の『帝都聖杯奇譚』の事を覚えているため、リベンジする気満々である模様。
生前
- 武市半平太
- 土佐勤王党を率いていた、急進的な攘夷派の志士。剣術は彼に師事するが、過激すぎる行為から疎まれる。
- 勝海舟
- 龍馬の依頼で、彼を護衛した事がある。
名台詞
コハエースEX
- 「ようやく見つけたぜよ 反逆者共 大人しくして貰おうかのう」
「わしか わしはセイバー……坂本 坂本龍馬ぜよ」 - 第10話にて。初登場ということもあり格好良く決めようとしているが、桜セイバーに「悪・即・斬!!」と斬り伏せられた。
Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
- 「チェストォー!!」
- 第3話にて、桜セイバーに斬りかかった際の掛け声。
- この掛け声は薩摩藩を中心に興った古流剣術、示現流独自のもの。示現流は御留流であり、当時藩外には極僅かな例外を除いて一切の伝授が禁じられていた。土佐出身の以蔵が使える筈は無いが、見ただけで会得した。
- 「アサシン? かんちがいするんじゃなか わしのクラスは『人斬り』じゃ」
- セイバー並みの剣技への疑問に対しての一言。
- 以蔵の外道の剣を表したかのような発言だが実際のところエクストラクラスではなく普通にアサシン。つまりただの自称。
- 因みに「なか」は土佐弁ではなく九州の方言であり、『Fate/Grand Order』では「勘違いすな」に変えられている。
- 「なんなら北辰一刀流でも天然理心流でもみせちゃろうか」
- 自らを人斬りと称した上記の発言の後に敵対する桜セイバーとライダーに対して。
- 北辰一刀流はライダー、天然理心流は桜セイバーが習得したとされる流派。
- 「外道の剣じゃ犬じゃなんじゃとバカにしよったが わしは誰より剣が使えるんじゃ!!」
- 生前にどのような扱いを受けていたかを窺わせる台詞。
- 「ハハッ!! さすがのランサーも槍がなけりゃ手も足も出んか!!」
「わしは剣の天才じゃ!! あらゆる剣がおもいのまま!! リョーマなんぞ相手になるかよ」
「マスターが死ねば きさんも消える そりゃ手は出せんがの――」 - マスターを人質にランサーをいたぶる場面にて。恐ろしい勢いで死亡フラグを立てていく様子は枠外の地下王国で秋葉に「すべてのコマでフラグ立てとかたまげたなぁ」と言われてしまうほど。
Fate/Grand Order
- 何がどうしてこうなったかはわからん。どこでどう間違えたのかもわからん。
わしは頭が悪いきに、たぶんどこかで間違えたんじゃろう。
いや、もしかしたら最初から間違えとったのかもしれん。
川原であいつらと遊んどった頃は間違えとらんかったじゃろうか。
―――ええ空じゃ、澄み渡るようにええ空じゃ。 - 絆礼装「あの日の空」のフレーバーテキストの一部を抜粋した文章。
- 彼の辞世の句「君が為 尽くす心は 水の泡 消えにし後ぞ 澄み渡る空」を意識していると思われる。
メモ
- きのこアルク(奈須)からは「いいじゃない!! デザインはパチモン臭いけど。龍馬とか、帝都とか、奇譚とか雰囲気だけはいいよね!!」とコメントされている。
アレ? あんまり褒められてない気が……。社長セイバー(武内)は金髪じゃないので全然興味なし[出 1]。 - 実は結構少ない「生前も暗殺者だった」アサシン。
- 拷問されると簡単に陥落した事は史実ネタ。武市半平太は以蔵の女でも耐えた者も多い拷問ですら音を上げた事に「以蔵は誠に日本一の泣きみそであると思う」と述べている。
- ただでさえ自分が率いていた土佐勤王党の党員が次々暗殺の疑いで逮捕されていた中、強盗で送り返された以蔵の自供で壊滅が決定的になるのだから、半平太にしてみれば堪ったものではないだろう。
- 勤王党の間では、獄中の以蔵を口封じの為に毒殺する計画が持ち上がったが、半平太が反対したことで実現されなかった。
- 司馬遼太郎の小説「人斬り以蔵」の影響で浅学と思われがちだが、実際には一般的な郷士の子息としての教育は受けていたようである。
- イベント「バトル・イン・ニューヨーク2018」にて、「サムライクリムゾン」というエネミー名が付いていたことから、コハエースでも郷士だった可能性はある。
- 『帝都聖杯奇譚』本編では「偽のクラスや真名を名乗る」「戦闘スタイルを偽る」など聖杯戦争において重要である情報の攪乱をするという頭脳戦も行っている。もっとも、「坂本龍馬を名乗りつつも北辰一刀流や拳銃を使わず示現流を使う」など、偽情報の統一感は弱い。
- これらの稚拙な手口は、そもそもマスターのレイター少佐が魔術協会からのスパイであり「聖杯戦争でまともに戦う気がなかった事」にも由来している。
- 同人誌『コハエース2016冬の増刊号』によれば「土佐弁喋ってて示現流使うとか思わないから」と攪乱戦術的な理由もあったらしい。セコいように思えるが、「最初の一太刀を喰らえばまず死ぬ」ことで有名な示現流について事前情報があるかないかは、わりと真剣に生死を分ける要素である。
- 同書で剣術を始めたのは宮本武蔵の影響となっている。それを取り上げてか『Fate/Grand Order』での第三再臨時の立ち絵は宮本武蔵と似たポーズをとっている。以蔵としては男武蔵を真似、その男武蔵が女武蔵と似た立ち姿だったというところか。
- 昨今の岡田以蔵は、司馬作品を始めとする様々な創作の影響で「身分が低いゆえに人斬りにならざるを得なかった、利用される存在」と言う描かれ方が多いが、実際は「粗暴な殺人狂」だったとされる。コハエースの以蔵も度々粗暴な面を見せている。
- 経験値製サーヴァントのもう1つの特徴である「非常に特殊な性能」については、「擬似的な二重クラス」という形でしっかりと満たしている。
- 「一度見た技術を再現する」という行為について、後藤劾以を思い起こした型月フリークもいようか。
話題まとめ
- 特殊なイントネーションがある土佐弁のボイス収録
- 『Grand Order』では声優の吉野裕行氏による堪能な土佐弁ボイスが聞けるが、収録スタッフの九条ケント氏によると実はマネージャーの方から誰かに土佐弁監修をお願いできないかと打診されたらしい。
- そこで81プロデュースの森田了介氏に土佐弁監修をしてもらうことになり、吉野氏は事前に仮収録した森田氏の仮音声を聞きつつ収録。
- 収録の際にも、現場で森田氏が立ち会って音声監督の方と一緒にイントネーションの指示をしてもらったとのこと。
- つまり吉野氏のあの土佐弁ボイスは森田氏のサポートを含めた二人による合作なのである[出 2]。
- FGO効果で伝記本の売り上げ急増
- 岡田以蔵は小説等で描かれることはあったが、FGOの「ぐだぐだ帝都聖牌奇譚」で登場した途端に人気が急上昇した。
- そこで戎光祥出版がTwitter上で『正伝 岡田以蔵』などを紹介したところ、わずか1カ月足らずで品切れ、さらに重版、3刷が決まった。
- さすがに戎光祥出版の編集長も「正直想定していませんでした。社員一同驚いているところです」と驚きを隠せなかったようだ。[出 3]
- そして同じくイベントに登場した坂本龍馬の本『図説 坂本龍馬』も売り上げが急増し、重版が決定した。
- その後も勢いは止まらず、緊急重版で5刷が決定。アニメイトにも山積みに置かれ、FGOとのコラボも決定。
- コラボでは本に限定帯が巻かれているのだが、なぜか書かれている台詞が「臭いのキツイ野菜は勘弁じゃ」とマイルームで聞ける嫌いなことの台詞から抜粋されている[出 4]。
- 始末犬
- 本人は犬扱いにキレているが、普段の言動が祟ったか、現実でも宝具名と掛けた「始末犬」という二次創作ができ、イラストレーターのlackにも取り上げられた[出 5]。
- 『Fate/Grand Order』の期間限定イベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」でもサバフェス会場の背景絵に上記の始末犬のイラストがこっそり仕込んであった[出 6]。
- 人型特攻
- 『Fate/Grand Order』では「人斬り」のスキルを使用する事で「人型特攻」という状態が付与されるのだが、このスキルの対象がやたらと広く、兵士や海賊のような人間は当然として、姿が本だったり、下半身が蛇だったり、下半身が馬だったり、胴体以外馬だったり、ロボだったりする相手すらも当然のように対象になる[注 3]。
- ……と思っていたら、サーヴァントがほぼ全てが対象である中、BB (水着)だけは人型特攻が入らないことが判明。頭も手足も当然のようについており、同じAIであるBBは普通に対象に入るので、邪神に乗っ取られている疑惑も相まって、長年の経験から、中身が「ヒトではない何か」になっている事に彼だけが気づいてしまったというネタが上積みされることになった[注 4]。