キラキラのアーチャー | |
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真名 | 清少納言 |
読み | せいしょうなごん |
本名 | 清原諾子(きよはらの なぎこ) |
性別 | 女性 |
身長 | 157cm |
体重 | 46kg |
好きな物 | 長くなる位いっぱい |
苦手な物 | 好きな物と同じ位いっぱい |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・善 |
一人称 | あたしちゃん/あたし |
二人称 | アレ/あいつ |
三人称 | 自己流の渾名呼び |
声優 | ファイルーズあい |
デザイン | Mika Pikazo |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 期間限定イベント『いみじかりしバレンタイン ~紫式部と5人のパリピギャル軍団~』で登場。
- 本来はサーヴァントとして召喚される存在ではないのだが、紫式部が聖杯の片割れからロクジョウを生み出してしまったことに対するカウンターとしてもう片方の聖杯の片割れから召喚される。
- 自分が何の為に召喚されたのかもわからないまま主人公や紫式部と合流し、とりあえず抑圧された非モテ達の解放の為に友チョコをプレゼントしまくる作戦を立案。
- 最終的にロクジョウと相対した際、彼女の憎悪は確かに自分の中にあったことと、それを呪いとしない為に枕草子を執筆した事を告げ、改めて真名を明かすとともに宝具を解放。
- ロクジョウと共に聖杯の片割れが自分に統合されたために事態は解決し、主人公らに召喚される可能性を考えつつ消滅した。
- 人物
- ギャル感満載の陽キャなパリピ女子。
- 何が楽しいのかいつも上機嫌かと思いきや、すぐにふて腐れたりする。とにかく空気を読まずいつでもどこでもやりたい放題。相手が敵だろうと何だろうと一切態度を変えないという、玉藻やエリザ以上のシリアスブレイカー。彼女が口を開くだけであの連中もいないのにぐだぐだっぷりが物凄い事になっていく。
- だが、ただの馬鹿かというとそんなことはなく、ごく短い付き合いで髭黒の本質を見抜くなど、妙に鋭い所がある。また、空気は読まないが他人の迷惑を顧みない性格ではなく、窘められれば割と素直に反省する。
- 猫のように気まぐれで周囲を振り回すが、基本的には楽しい事を最優先する新感覚パリピ系サーヴァント。
- 「をかし(エモい)」をこよなく愛する、時代が早すぎたキラキラ女子。
- 歌人の風格をどこに置いてきたのかという変わり様ではあるが、彼女の場合「現代の若者文化との親和性が高すぎた結果」なのだろう。
- 定子サロンにおいて年齢を気にしていたという歴史的事実からも、女子高生の姿で召喚に応じたことには何ら不自然な点はないのである。
- 能力
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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アーチャー | 主人公 (Grand Order) | E | D | B | C | A | D++ | 対魔力:C 単独行動(自己中):A 香炉峰の雪:A 一乗の法:B |
歌仙の詩歌:B 逢坂の関:A 星はすばる:B |
宝具
- 枕草子・春曙抄(エモーショナルエンジン・フルドライブ)
- ランク:D++
種別:詩歌宝具
レンジ:1~20
最大捕捉:50人 - 武芸や陰陽の術ではなく、ただ書き綴ることで辿り着いた一つの境地。
- 感情の泉の湧き出すに任せ、自著『枕草子』の内に構築した心象風景を現実世界へと具現化させたもの。
- すなわち──固有結界である。
- 清少納言によって塗り替えられた世界は「いつか、どこかで見た懐かしい風景」となって、結界内に取り込まれた相手の心に侵食する。
- 哀愁、ノスタルジィ、いとあはれ。湧き上がってくる強い感情に心をかき乱され、ほんの一瞬でも戦いを忘れてしまったのなら、この場を支配した彼女から放たれる、強烈(で理不尽)な攻撃を避けられはしないだろう。
- なお『枕草子春曙抄』は北村季吟により江戸時代に制作された注釈書のタイトルではあるが、
- 自著にこめた想いが時を越え、後の世においても人々に愛されていた事は清少納言にとって僥倖であった。
- 彼女は『春曙抄』を過去と未来を繋ぐ象徴の言葉とし、「春はあけぼの(春曙)の段」を抜き出したかのような自身の宝具を見事表現した言葉として、自ら宝具名を『枕草子・春曙抄』へと昇華させている。
真名:清少納言
- 万葉集の訓読に携わった「梨壺の五人」の一人、清原元輔を父に持つ平安期の作家・歌人。
- 男性中心の社会において、型破りともいえる行動力で自身の存在を世に知らしめた才女。
- 一条天皇の皇后・中宮定子を生涯の主人とし、その最期の時まで寄り添い続けた。
- 定子に捧げられた散文の数々は、その死後に『枕草子』としてまとめられている。
- 男性が学ぶものとされていた漢文・漢詩に親しみ、その豊富な知識をもって男性達をやり込めるなど、当時の女性としては型破りであった逸話を数々残す。
- かの『紫式部日記』においても、紫式部が相当に彼女を意識していたことが読み取れる。
- 中宮定子の女房として仕え始めたのは20代後半の頃。
- 若き定子はひと回りも歳の離れた少納言を寵愛し、清少納言もまた、美しく聡明な定子の期待に応え続けた。
- 彼女はそんな宮廷での暮らしを面白おかしく書き綴り、散文の数々は後に随筆集としてまとめられる事となる。
- これが日本初のエッセイ『枕草子』である。
- 清少納言は本来、サーヴァントとして英霊の座に登録される存在ではなかった。
- 『枕草子』を綴り終えた彼女は、潔く宮廷を去った。
- 恩讐さえ捨て去り、華やかな人生を思い返しながら、ただ一つの星を胸に抱いて生きていく。
- それは同時に「もう一つの星が消える事」でもあった。彼女は人理を守るべき守護者たりえなかったのである。
- だが、ある事件において行われたイレギュラーな召喚が清少納言に一つの転機を与える事となる。
- 信頼できる人々と心を通わせ、様々な経験を経て、自ら封じていた歌人としての自分と新たな可能性を併せ持つ事となった彼女は、遂に英霊の座へと迎え入れられたのだ。
- かくして、召喚は成された。
- たとえ、マスターがまだ「なぎこ」と共に過ごしたあの騒がしい日々を体験していなくとも、清少納言は再びマスターに出会えるその時を心から待ち焦がれていたに違いない。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 『いみじかりしバレンタイン ~紫式部と5人のパリピギャル軍団~』の開催に伴い期間限定サーヴァントとして実装。
その他
- ちびちゅき!
- 相も変わらずハイテンション。
- 描きやすいキャラなためか、ゲーム本編に登場してから二か月という早さでの登場となった。
人間関係
Fate/Grand Order
- 紫式部
- 『いみじかりしバレンタイン ~紫式部と5人のパリピギャル軍団~』で共演。生前に「紫式部日記」でボロクソにディスられたが、特に気にしていない。
- 彼女の書いた「源氏物語」には強い感銘を受けたとのこと。ただ、光源氏だけはダメだったようである。
- ロクジョウ
- 『いみじかりしバレンタイン ~紫式部と5人のパリピギャル軍団~』の黒幕。自分の姿を取って恨み言を連ねる彼女に対して、その憎悪は確かにかつて存在したものだと認めつつも否定した。
- 源頼光
- 生前兄がらみで殺されかけた事があるためか普段距離感ゼロな彼女が唯一と言っていいほど苦手にしている相手。
- 『いみじかりしバレンタイン ~紫式部と5人のパリピギャル軍団~』でも彼女の姿をした「フジツボ」が現れた時には悲鳴を上げていた。
- それはそれとして「胸に何詰まってんだろ」と思ってもいるようである。
- ゲオルギウス
- 写真の先生として強くリスペクトしている。
- 女王メイヴ
- 女子力の高さに惹かれてか、ネイルなどいろいろと教えてもらっているようである。
- 酒呑童子、茨木童子
- 京の都を騒がせていた悪名高い鬼が、風呂で飲酒したり食堂でおやつ食べていたりするのは彼女からしても信じ難かったようである。
- 鈴鹿御前
- JKキャラ同士で気が合うようで、一緒にカラオケして「マジ神」とリスペクトしている。
- エミヤ
- 子供サーヴァントと結託して食堂を襲撃しておやつを強奪、等と言う行為をしでかして、こっぴどく怒られたとか。
- 刑部姫、エドワード・ティーチ
- 彼らに対しても好意を持っているが、部屋にまで押し掛けようとしている為両者から入室禁止されている。
- メフィストフェレス
- 彼のファッションが琴線に触れたらしく、やたらとリスペクトしている。
生前
- 中宮定子
- 自身が仕えた皇后。時の天皇に愛されたが、宮中の権力闘争に巻き込まれて出家に追い込まれてしまう。
- 和泉式部
- 清少納言と同年代を生きた歌人であり晩年の清少納言と交流があったとされる人物。彼女からはいずみっちとの愛称で呼ばれている。
- 清少納言についてボロクソに書かれていた「紫式部日記」を爆笑しながら見せに来たという。
- ちなみに「紫式部日記」には彼女の評も書かれており、「恋文や和歌は見事だが素行は感心できない」とのこと。
- 藤原道長
- 定子を出家に追い込んだ張本人。怨みは「ありよりのなしかな」とのことだが、あまり快く思っていない。
- 命婦のおとど
- 清少納言にとっての「同僚」であり、五位の官位を持つ猫。
- 中宮定子の夫である一条天皇の愛猫であり、『枕草子』にも登場している。
- 『Fate/Grand Order』でもシバの女王の姿を持つ「オボロ」のケモミミを見て思い出していた。
- 橘則光
- 最初の旦那。脳筋気味のキャラであり、あまりソリが合わずにすぐに離婚したのだが、その後も宮中で「妹」「背(兄)」と呼び合う奇妙な関係を結んでいた。
- 憎からず思っていたようで『枕草子』でも時折登場するが、どうにも鈍感で察しの悪い部分があり、それが原因で縁は切れてしまう事になる。
名台詞
Fate/Grand Order
マイルーム
- 「どうよ、ちゃんマス!可愛い+可愛い=もっと可愛いの極み!はぅ、こんなのもう犯罪じゃん!可愛すぎ罪やでっ!
やばい、あたしちゃん捕まっちゃう!?うう、ちゃんマス~週に一回、面会に来てよね……」 - 霊基再臨1にて。最初から最後までハイテンションで楽しそうでかわいい。
- 「最近思い出したことがあるんだけどさ、宮廷にいた頃、ザ・文学少女って感じのすっっごい綺麗な子を見かけたのね?
うっわやっべーお友達になりてー!とか言ってたら、結局それっきり会えなくてさぁ……いやほんと、どこの誰だったのやら」 - マイルーム会話「絆Lv3」。おそらく、紫式部のことと思われる。彼女の方はイベントで「私を目に止めてはいなかったのでしょうね」と語っている。
これが陽キャと陰キャの違い?
- 「ちゃんマスはさ、すっごい大切なものを無くしたことはある?うん、そっか。それでも頑張って来たんだね、あたしはダメだなぁ。
なんか燃え尽きちゃったっつーか、やり遂げちゃったっつーか、今まさに余生の真っ最中……みたいな?
もう二度と筆を執ることはないって、なんとなく思ってるけど、いつかまた、書かずにいられなくなるような、そんな何かと出会えるのかなぁ」 - マイルーム会話「絆Lv4」。パリピ系サーヴァントも感傷的な気分になることもある。
- 「いやあ、紫式部だよ紫式部!こんなところで会えるなんて運命感じない!?
なんか感動的なイベントもあった気がするし、これもう親友と言っても過言じゃなくなくな~い!?
え?紫式部日記?はははは!あれはツンデレって言うんだぞ~ちゃんマスー!」 - マイルーム会話「紫式部」。『いみじかりしバレンタイン』では、壮絶にディスられてびびったけど怒ってない、むしろストレートすぎて好き、最初はコノヤローと思ったけど、と語っている。
- イベントの出来事を覚えているからか、ツンデレと捉えている様子。
- 「…藤原道長の側近、源氏の頭領……なーんか、顔合わせると気拙いんだよねぇ。それに間近で見ると、とにかく迫力がスゲェっつーか……
……何詰まってんだろうなぁ、アレ……」 - マイルーム会話「源頼光」
- 清少納言の仕えた定子の兄、藤原伊周は彼にとっては叔父にあたる道長との権力争いに敗れ、それによって定子も没落してゆく。
- そう言うところからも苦手なのは無理も無いのだが……明らかに見てるところが其れとは関係ない身体の一部である。
イベント
- 「ホワチャッ! ホワチャッ! みんなかかってホーイ!」
- 『いみじかりしバレンタイン』序段「心ときめきするもの」にて、髭黒を蹴散らした際の台詞。
- 元ネタは特撮番組『仮面ライダーフォーゼ』の登場人物・朔田流星が第32話で発した台詞「ホワチャッ! ホワチャッ! みんな逃げろ!」。
- なお、元となった台詞には「みんな逃げろ!」の字幕に「ホーイ!」を付け足し「みんな逃げろホーイ!」に改変したコラ画像がある。
- この台詞はコラ画像を意識したものだが、あまり違和感がないのは彼女が陽キャな性格だからだろうか…。
- 「つーか、くろひーってさぁ。実際のとこ、本当にモテないわけ?
なんか駄目なオッサンのフリしてなーい?」 - 同上。四段「ありがたきもの」にて、自分ばかりチョコの客引きにたかられて消沈している髭黒に対して。他の女性陣はノーコメントとしている中でこの反応である。
- 実際髭黒にせよ黒髭にせよ真面目にしていればかっこいいのは衆目の認める所なので、意外な鋭さに驚いたマスターも多いだろう。流石は日本初のエッセイ作家というべきか。
- 「あたしにはもう綴りたい話なんてなかったし、新しく何かを綴ろうって気持ちもなかった。」
「あの人の魂が安らかであれ、と願ってたけど、あたしに出来る事は、もう何もなくて。」
「だったら『枕草子』も、『清少納言』の名前も、」
「あたしの全部を捧げてしまえば、少しは足しになるのかなって思ったから――」
「そこに全部、置いてきちゃったのさ。」
「それで、全部おしまい。」
「今ここにいるあたしは、ただの出涸らしで。」
「悲しいとか、誰かを恨んでるとかもなくなって。」
「今でも定子様が大好きなだけの―――」
「えせもののなぎこなのさ」 - 八段「遠くて近きもの」にて。
- 「まぁ……気持ちはわかっちゃうんだよな。こいつもあたしだもんな。」
「あたしだって、本当はたくさん恨んだんだから。」
「恨んで、怨んで……いつ化生にかわってもおかしくなかったよ。」 - ロクジョウは本物ではないけれど、かつて本物も懐いたことのある大切な人を奪われた事に対する当たり前の感情。
- 「悲しいほどにキラキラしてて、胸をしめつけて、どこか懐かしくて―――」
「あんなに夢中になって読み耽るなんて、初めてだったかもしれない。」
「あたしにはあんなの、絶対書けなかったから。」
「だからね、『源氏物語』を書いた人とずっと一緒にいられて……」
「あたしはすごく、すごく嬉しかったんだ。」 - 『源氏物語』への感想。なお光君だけは無理だったとも語っている。
メモ
- 「アーチャーってなんだっけ?」と困惑されるツッコミ処満載なサーヴァント。実際、アーチャー要素が皆無な人物であり、本来のクラスはキャスターでは?と紫式部から指摘されている。
- 強いてアーチャー要素を挙げるとすれば最終再臨の光を放つモーションのEXアタックが、自身の著作から由来するもの(スキル名にも採用されている星は昴など)ではないか、または単純に攻撃モーションの一つである蹴鞠の要素ではないかという見解もある。
イルカ飛ばす奴もそんな感じで適性を得ているくらいだし。 - 同様の先達としてはジェームズ・モリアーティが存在するが、「登場人物」と「執筆者本人」の違いはあれど共に文学に関わる英霊、という共通点がある。
- 生前の関係者の中では主人・定子の政敵である藤原道長が度々アーチャー候補として名が挙がる技量の持ち主として知られる。
まさか召喚に際して適性をかっぱらってきたのだろうか…?
- 生前の関係者の中では主人・定子の政敵である藤原道長が度々アーチャー候補として名が挙がる技量の持ち主として知られる。
- 一方で真名については、服装が紫式部と対照的な事から早々に清少納言と判断された。他の候補としては「出雲阿国」や「石川五右衛門」の名が挙がっていた。
- 強いてアーチャー要素を挙げるとすれば最終再臨の光を放つモーションのEXアタックが、自身の著作から由来するもの(スキル名にも採用されている星は昴など)ではないか、または単純に攻撃モーションの一つである蹴鞠の要素ではないかという見解もある。
- 彼女のスキル「歌仙の詩歌」は紫式部のものと同名だが、効果が異なっているという極めて珍しい例である。
- イベント「いみじかりしバレンタイン」の中でかき氷が好物だと言っているが、これは『枕草子』42段「あてなるもの」が元ネタだと思われる。ちなみに平安当時のかき氷にはシロップなど当然あるはずもなく、代わりに『あまづら』と呼ばれる植物の樹液をかけていた。
- 彼女の超絶陽キャな性格と宝具(「中立」と「人」属性特攻)から、一部ファンからは「マイフレンドの天敵」呼ばわりされている。
- 当初は第3再臨の宝具演出で“生前当時の着物姿をしているけれど、現代の日本もいいよね”という意図で現代の背景が流れる予定だったが、没になった。[出 1]
脚注
注釈
出典
- ↑ 週刊ファミ通 2020年8月13日号 安生真氏インタビュー p122