概要編集
主に錬金術によって魔術的に製造される一種の人造生物。
元々は「人体の神秘を解き明かすことで根源へと至る」という魔術的なアプローチから研究が進められていたが、そちらの方面が望み薄となったためもっぱら副産物としての利便性から研究開発が成されている。
製造時点で完成された存在であり主に魔術方面で高度な適性を発揮することも多いが肉体的には脆弱である。肉体方面を強化調整した個体も存在しているがその分短命になってしまっている。
基本的には元からデザインされた存在のため美男美女になる事が多いが、ヴァン・ホーエンハイム・パラケルススやモナコ近辺のマフィアが生み出したホムンクルスのように怪物的な外見の個体も存在している。
関連組織編集
- アインツベルン
- 錬金術の大家であり、ホムンクルス鋳造で名高い。
- ムジーク家
- アインツベルンの流れを汲む魔術師一族。アインツベルンには劣るもののホムンクルスの品質で知られている。
- アトラス院
- 一般的な意味での「錬金術」とは異なる流れを汲む魔術組織。研究の一端としてラニシリーズを製造運用している。
リスト編集
- ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン
- 9世紀末にアインツベルンによって鋳造された女性型ホムンクルス。
- 以降のアインツベルンのホムンクルスの基礎となった存在。
- アイリスフィール・フォン・アインツベルン
- 1980年代にアインツベルンによって鋳造された女性型ホムンクルス。
- 聖杯としての機能を身体に埋め込まれており、聖杯戦争の過程で聖杯へと化してゆく運命にある。
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
- 上記のアイリスフィールと衛宮切嗣の間にできた娘であり、ホムンクルスとしての性質も持つ。
- アイリスフィール同様に生きた聖杯であり、魔術回路にも多大な調整が成された、アインツベルンの最高傑作。
- セラ
- アインツベルンによって鋳造されたホムンクルス。
- イリヤスフィールの機能の一つ「天のドレスの使用」の再現に失敗した一種の失敗作であるが、魔術に優れているためイリヤスフィールの従者となっている。
- リーゼリット
- アインツベルンによって鋳造されたホムンクルス。
- 戦闘用に調整されているが、その分短命な上言葉も若干たどたどしくなっている。
- フィリア
- アインツベルンによって鋳造されたホムンクルス。
- 『Fate/strange Fake』では脱走からの再調整中にアインツベルンが機能停止し、その後にフランチェスカ・プレラーティによって発見されて数奇な運命に巻き込まれた。
- ジーク
- ムジーク家によって鋳造されたホムンクルス。
- 本来は魔力供給用の存在でしかなかったが、『Fate/Apocrypha』で主人公として運命に巻き込まれていった。
- トゥール
- ムジーク家によって鋳造されたホムンクルス。
- 戦闘用に調整されており、短い寿命の中でゴルド・ムジーク・ユグドミレニアやゴルドルフ・ムジークと関わり、ムジーク家に大いに貢献した。
- また、彼女と同タイプのホムンクルス「トゥールⅣ型」も鋳造されている。
- アルツィア
- ムジーク家によって鋳造されたホムンクルス。
- こちらはトゥールと対照的に戦闘能力はなく、魔術的探知に長けている。
- ラニ=Ⅷ
- アトラス院のシアリム・エルトナム・レイアトラシアによって鋳造されたホムンクルス。
- メフィストフェレス
- ゲーテの『ファウスト』の主人公のモデルとなった錬金術師であるゲオルク・ファウストによって鋳造されたホムンクルス。
- 彼の気まぐれによって性格に波を与えられたが、そのせいで創造主を殺す享楽的な存在になってしまった。
- フランケンシュタイン
- メアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』に登場するヴィクター・フランケンシュタインによって鋳造されたホムンクルス。
- ヴィクターとしては完璧な人間を作りたかったようだが、そこから外れてしまったために両者ともに悲劇へと堕ちていった。
- イヴ
- 『Fate/Grand Order』のフランケンシュタインの幕間の物語にて、復活したヴィクターによって鋳造されたフランケンシュタインの後継機。
- モードレッド
- アーサー王伝説にて、モルガンの手によって生み出されたアルトリア・ペンドラゴンのクローンとも言えるホムンクルス。
- コハル・F・ライデンフロース
- 『Fate/Requiem』にて、ライデンフロース家によって鋳造されたホムンクルス。
- 由井正雪
- 『Fate/Samurai Remnant』にて、森宗意軒によって鋳造されたホムンクルス。
- 彼の「神の国をこの世に作る」という意志を反映し、とある機能が組み込まれている。
メモ編集
脚注編集
注釈編集
出典編集