エリザベート=バートリー

ランサー (EXTRA CCC・赤)

  • 真名:エリザベート=バートリー
  • 誕生日:5月17日 / 血液型:不明
  • 身長:154cm(尻尾含まず) / 体重:44kg
  • 出典:史実
  • 地域:ハンガリー
  • スリーサイズ:B77/W56/H80
  • 属性:混沌・悪 / カテゴリ:人
  • 性別:女性
  • イメージカラー:紅
  • 特技:もちろん歌よ!
  • 好きな物:……子ブタ……? / 嫌いな物:脱走、反逆、口答え
  • 天敵:AUO
  • CV:大久保瑠美 / キャラクターデザイン:ワダアルコ
  • 設定作成:奈須きのこ

槍兵」のクラスのサーヴァント

略歴
Fate/EXTRA CCC』では、最初のダンジョンにおいて遠坂凛と共に主人公達の前に立ち塞がる。
その後もマスターやクラスを変えて度々登場するが主人公の前に敗北を重ね、封印されるものの、最終的にサーヴァントの神話礼装を取得しようとする主人公と一時的に契約する。月の裏側に迷い込んだマスターやNPCを拷問室に監禁し、その才能やメモリを消滅一歩手前まで絞り出して自らの養分とする残虐なサーヴァントだが、見た目相応の少女のような反応を示すこともある。
最終章で改心して神話礼装を求める主人公達に協力。主人公のサーヴァントの原型を打ち破り、黒幕を倒すよう言い残し消えていった………。かと思いきや、キューブに残留しており主人公か凛の元に残ることになった。
Fate/Grand Order』第一章ではマスターのいないはぐれサーヴァントとしてAD.1431年のフランスに召喚され、同じくはぐれとして召喚された清姫との諍いを通して主人公の味方となる。
その後、第五章にてAD.1783年のアメリカに再びはぐれサーヴァントとして召喚され、同じくはぐれとして召喚されていた永遠のライバルと共にケルト軍と戦う主人公達に同行する。
人物
一人称は「私(アタシ)」。フリフリの衣装に身を包んだ美少女だが、頭部には角が2本、お尻には先が割れた竜の尾のようなものがあり、異様なシルエットをしている。
アイドルを自称する、所謂スイーツ系女子。自身の歌声に絶対的な自信を持っておりセイバーは最高のライバル。
拷問を趣味として習慣的に行う残虐な性質を持ち、相手を基本的にブタ(男性)、リス(女性)と呼んで人間扱いしていない。これは彼女が生きていた頃の認識の名残とも言える。
一方で恋愛に憧れる少女のようなところがあり、終盤、主人公に好意を抱いてからは恋する乙女そのものの態度を取る。
Fate/Grand Order』では「どこかで改心、あるいは成長した」らしく、反英霊であることには変わりないものの少しだけ物分りが良くなっており、どこでも基本友好的な立場となっている。
能力
マイクスタンドも兼ねた身の丈以上の大きさの槍を軽々と振り回して戦う、華奢な見た目に反してパワーファイタータイプのサーヴァント。
竜のような尾も攻撃に使用する他、自らの美声を利用して歌うことでジャミングを行ったり、思い切り叫ぶことで音波攻撃を行う。反面、吸血して回復はできるものの防御に関するスキルはほとんど持っていない。
生前の行いから生じたイメージによって、過去やあり方を捻じ曲げられ、能力・姿が変じてしまうスキル「無辜の怪物」の効果により、本来ただの人間だった彼女は、竜の娘(竜の血を引く魔人)として扱われ、姿もそれに準じたものに変貌している。
だが、実は本当に竜の血が混じっていたという彼女も知らない事実があり、イメージが原因にしては「対魔力」スキルがAランクと非常に高い。
ランクAに相当する、卓越した拷問技術を持ち、拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。また陣地作成によって凄惨な拷問・処刑場を作り出すことができる。

スキル

Fate/EXTRA CCC』で使用するスキル。
徹頭徹尾の竜頭蛇尾(ヴェール・シャールカーニ)
尻尾で叩きつけて、敵に筋力ダメージを与える。対GUARDスタンの効果を持つ。初戦では宝具として使用していた。
不可避不可視の兎狩り(ラートハタトラン)
尻尾を叩きつけると見せかけて、足下の股から槍を伸ばして攻撃するスキル。敵に筋力ダメージと麻痺を与える。
絶頂無情の夜間飛行(エステート・レピュレース)
槍に腰掛けて、そのまま敵に向かって突撃するスキル。敵に筋力大ダメージを与える。
敵に刺さった槍を抜こうとして、尻餅を突く可愛い面もある。
拷問は血税の如く(アドー・キーンザース)
槍を投げつけ、返り血を浴びて自身のHPを回復するスキル。敵に筋力ダメージを与え、与えたダメージ分、体力を回復する。
鮮血は湯水の如く(レ・サング・デ・オングリ)
自身にターン終了時にHPを回復するリジェネ効果を付与する補助スキル。
竜鱗は絶壁の如く(スカーラ・サカーニィ)
自身のGUARDによる攻撃力を上昇させる補助スキル。
恋愛夢想の現実逃避(セレレム・アルモディック)
使用直後の3手中の通常攻撃に対して勝利するスキル。

金星獣エリchan

『Fate/Grand Order』のイベント「セイバーウォーズ」に登場するエリザベート=バートリー。
サーヴァントたちがサーヴァントらしく活躍する宇宙的な世界観、未来のサーヴァント界からやってきたサーヴァント。
サーヴァント界では音楽魔アムドゥシアスPによってプロデュースされているらしい。

キャスター (Grand Order)

  • 真名:エリザベート=バートリー〔ハロウィン〕
  • 身長:174cm(帽子含む) / 体重:44kg
  • 出典:史実
  • 地域:ハンガリー
  • 属性:混沌・悪 / カテゴリ:人
  • 性別:女性
  • CV:大久保瑠美 / キャラクターデザイン:ワダアルコ
  • 設定作成:奈須きのこ

Fate/Grand Order』のイベント「歌うカボチャ城の冒険」にて登場したハロウィンバージョンのエリザベート。聖杯を手にしたことでハロウィン属性が付加され、「魔術師」のサーヴァントとして現界している。

人物
吸血鬼カーミラのモデルになった血の伯爵夫人……がスキル『無辜の怪物』によって魔人化したもの……がたまたま拾った聖杯によってハロウィン属性を帯びたもの。もう訳が分からない。
アイドル文化に傾倒しつつも、お城で夢見るお姫様属性まで追加したてんこもりサーヴァント。
突き刺し拷問、アイアンメイデンの逸話を完全に『アタシには関係のない話』と切り捨て、槍からフォークに武器を変えた。
バートリー家の家紋が竜であることに意味があったのか、エリザベートは隔世遺伝的に竜の因子を持ち、サーヴァントになった事でその因子が表面化している。
ハロウィンにでてくるような悪魔に見えるが、その角と尻尾は竜のもの。八重歯は吸血鬼の牙ではなくドラゴンの牙らしい。
能力
突き刺し拷問、アイアンメイデンの逸話を完全に『アタシには関係のない話』と切り捨て、槍からフォークに武器を変えている。
魔力はありあまっているため、特に魔術を習わなくても攻撃魔術を行使できる。が、本人はその理屈がまったく分かっていない。
ありあまる才能を秘めているが、その使い道をまったく分かっていないのがエリザベートという英霊らしい。

セイバー (Grand Order)

  • 真名:エリザベート・バートリー〔ブレイブ〕
  • 身長:154cm / 体重:48kg(鎧の重さ含む)
  • 出典:ハロウィン・カムバック!
  • 地域:監獄城チェイテ
  • 属性:混沌・善
  • 性別:女性
  • CV:大久保瑠美 / キャラクターデザイン:ワダアルコ

「ハロウィン・カムバック! 超極☆大かぼちゃ村~そして冒険へ……~」にて登場した「剣士」のサーヴァントの勇者エリザベート。

略歴
チェイテ城を女王クレオパトラに奪われたランサーとキャスターの二人のエリザベートは奪還に臨むが、彼女が従えるランスロットとトリスタンによってあえなく撃退される。
次の策を練ろうとするうちに喧嘩になった二人は突如謎の光に包まれ、まさかの合体。セイバーとなって新生したエリザベートは道半ばにして挫折した二人の意思を継いで打倒女王を誓い、まずは仲間集めに励むのであった。
人物
勇者に選ばれた事により普段の躁鬱と邪悪さが弱まり、ワガママではあるものの弱きを助け強きを出し抜くブレイブリーな性格になったエリザベート。エリザベート自身に「セイバー=正義の味方」という認識があるようで、自らを勇者ポジションであると誤解し、そのようにあろうとエリザベートなりに頑張っているためこうなったらしい。しかし慣れない正義側のキャラ付けなのでいつもよりドジが多い。
なお、このキャラ付けが影響したのか属性が「混沌・悪」から「混沌・善」に変化している(似たような前例とは違いゲームの内部データでも善属性扱い)。
マスターとは固い友情で結ばれており、もはや文明破壊剣だろうと劇場だろうと狐の呪いだろうと断ち切れない、と確信している。そのためサーヴァントとしての自覚は薄い。
能力
セイバーになったら付いてきた名剣エイティーンと名盾レトロニアで戦う。とはいえ剣技など練習したこともないので力任せに(往年のレトロゲームを彷彿とさせる感じで)ぶん回すだけである。
肉体的なステータスはランサー時より一回り向上しているが、魔力はCランクまで低下している。
ランサーとキャスターが合体したことでクラススキルに「ダブルクラス」を持つが、これは設定的にもゲーム的にも特に意味はない模様。
類似性を持つどこぞの女帝狂拳士とは、二つのクラスを合わせた結果それらを足し合わせたモノにならずに全く別の単一のクラスとして成立してしまったという点で大きく異なる(「ダブルクラス」が効果を持たないスキルと化しているのもおそらくこれが原因)。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ランサー 遠坂凛 (EXTRA) C D E A B D 陣地作成:B
戦闘続行:B
竜の息吹:E
拷問技術:A
カリスマ:C
竜の息吹は『EXTRA Material』には記載がない。
ラニ=VIII C D E A B D
主人公 (Grand Order) C D E A B D 対魔力:A
陣地作成:B
カリスマ:C
嗜虐のカリスマ:A
拷問技術:A
戦闘続行:B
竜の息吹:E
『CCC』でのランサー時とバーサーカー時のクラス別能力のいい所取りと言えるだろう。
強化クエストクリアでカリスマ→嗜虐のカリスマに変化。
竜の息吹はマテリアルで言及されるのみ。
バーサーカー メルトリリス A A B D C E- 狂化:E-
対魔力:A
精神異常:A
無辜の怪物:A
筋力、耐久、敏捷が大きく上昇しているが、魔力と幸運は低下。またスキルと宝具も変わっている。
キャスター 主人公 (Grand Order) D D D B C D 陣地作成:B
道具作成:A
無辜の怪物:EX
魔力放出(かぼちゃ):A
出演続行:A
聖杯によってハロウィン属性を帯びた状態。
セイバー B C C C B C 対魔力:A
陣地作成:C
ダブルクラス:E
勇者大原則:EX
魔力放出(勇気):D
真紅の勇者伝説:EX
キャスターエリちゃんとランサーエリちゃんが奇跡の合体を遂げた姿。

宝具

竜鳴雷声(キレンツ・サカーニィ)
ランク:D
種別:対人宝具
レンジ:3~30
最大捕捉:500人
ハンガリーに古くから伝わる天候の精霊にして、雷鳴のドラゴンの威風を宝具としてコンバートしたもの。
音と振動を増幅し、共鳴させることで風雨を呼ぶとされるが、本来の機能は、この宝具を持つ者の声に宿る特性を増幅させて相手の心を蝕んだり、声量・音量を9の9倍にまで増幅させて相手の体にダメージを与えたりすること。
ゲームではエリザベートの絶望的なまでの音痴を表すかのように声でのダメージを与えてくるが、第一章では魔力供給の不足からか、通常スキルである「徹頭徹尾の竜頭蛇尾(ヴェール・シャールカーニ)」を宝具として使用してくる。
鮮血魔嬢(バートリ・エルジェーベト)
ランク:E-
種別:対人宝具
レンジ:3~60
最大捕捉:1000人
エリザベートがその生涯に渡り君臨した居城を召喚し、己を際立たせる舞台(ステージ)とする宝具。城には「監禁城チェイテ」という名前があり、かつて彼女が何百人もの少女を拷問の末殺したとされる魔城そのものである。
城をそのまま巨大アンプに改造した舞台の上で彼女が壊滅的なまでに音痴な歌を歌うことで、地獄にも等しいステージが降臨する。
マテリアルには某暴君の宝具と組み合わされることでさらなる地獄が開幕するだろうとの記載がある。コラボダメ、絶対。後にドラマCDでやらかしてしまったが。
ゲームでは彼女の召喚に応じて不吉な魔城とアンプがせり上がり、マイクに見立てた槍を突き立ててその上に飛び乗った彼女が音波攻撃を行う………もとい、熱唱する。
通常ガード不能な上に呪い付与効果を持ち、この呪いのダメージも彼女が前のターンで受けたダメージ値を与える(この効果でHPが0になることはなく、1だけ残る)という特殊仕様で、見た目に反してかなり凶悪な威力を持つ。
『Grand Order』においては敵全体に大ダメージ+呪い付与と、CCCに忠実な効果となっている。若干威力が物足りないのも一緒
監獄城チェイテ
由来:エリザベート・バートリーの居城、チェイテ城。
エリザベートの持つ槍。彼女の城・チェイテ城を武器化したもので、高い殺傷力を持つ魔槍。鮮血魔嬢の展開によりかつての姿を取り戻す。
マイク、アンプ、スモーク、ライトなどの設備のみならず、城に囚われたワーカーホリックなゴーストの皆さんによるマネージャー、音響監督、マニピュレイターなどのスタッフに至るまで、ステージに必要な様々な機能が内蔵されている。
鮮血特上魔嬢(バートリ・ハロウィン・エルジェーベト)
ランク:E-
種別:対人宝具
レンジ:3~60
最大捕捉:1000人
キャスター時の宝具。名前に変化はあるが内容は「鮮血魔嬢」と特に変化していない。
鮮血竜巻魔嬢(バートリ・ブレイブ・エルジェーベト)
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:10~30
最大補足:一人
鮮血魔嬢のセイバー版。相手をその嵐の如き勇者力で封印し、その隙に全力の高速回転突きで激突。相手を爆発させる禁断の剣技。もちろん勇者力とはエリザベートのソニックブレスによるもの。エリザベートの超音波によって心身共にスタンした相手に放たれる超雷鳴スクリュー斬りは出禁看板すら粉砕する。

真名:エリザベート=バートリー

エリザベート=バートリー。史実に存在し、実在が確認されている。十六世紀~十七世紀の人物。
1560年、ハンガリー家の名家、ドラゴンの歯を紋章とするバートリ家に生まれる。美しい吸血鬼カーミラのモデルのひとりであり、600人以上の娘の生き血を浴び、己の美貌を保とうとした悪女とされている。
バートリ家は東欧圏のほとんどに勢力を持つ名家であり、彼女はさらにハブスブルグの血をも引く貴族のサラブレッドと言える血筋を持つが、近親婚や鬱蒼とした生活環境等の要因で狂気と残忍さに彩られた者が多いバートリ家の宿命から逃れることはできず、彼女自身もまた狂気を孕んでいた。むしろバートリ家の中でもその狂気的行動が著名な人物であり、現在のスロバキアにあった自城のチェイテ城にて、600人以上の少女を拷問の末に殺し、その生き血を使用したブラッドバスを好んだとされている。
当時、貴族にとっては自身の領地の平民はペットと同列の存在というのが常識であり、彼女の虐殺に眉をひそめはしても、咎める者は周囲にいなかった。しかし、その残虐行為の魔の手が貴族の娘にまで伸びたこと、一人の少女が彼女の監禁城から命からがら逃げ出して助けを求めたことで、ついにその残虐行為の咎を受けることになる。
1611年、当人欠席の上での裁判で有罪判決を受け、彼女はチェイテ城の一室に幽閉された。娘を差し出した父や、彼女の親族、貴族社会の同胞達は自らの罪悪感を隠すように彼女の牢獄を石で覆い隠し、彼女は「なぜ?」「どうして?」「私、何も悪いコトはしていないのに」と窓すらもない密室の中で訴え続けたが、うるさく思った兵士に明かり窓を塞がれ、ついに訴えることもしなくなった。
1614年8月21日。明かり窓を塞がれて以降、生きた姿を直接見た者がいなくなった彼女は、食事の腐敗臭に気付いた兵士により、絶命を確認された。以後、彼女は血の伯爵夫人として伝説となった。

関連

頭痛持ち
彼女が他のシリアルキラー達と一線を画すのは、残虐趣味に一貫性がないことである。
例えば、殺人を楽しむ者は殺人を基本に、苦痛を楽しむ者は苦痛を、食人を楽しむ者は食人をそれぞれ基本として残虐趣味を組み立てるが、彼女はそのすべてを楽しんでいたとされる。反面、人体をコレクションするなどの異常行動はほとんどなかった。
その原因として、一説には彼女はたいへんな頭痛持ちであったが、他人を虐待している時だけ、頭痛から解放されたからだ、と言われている。つまり、残虐行為を行うことで頭痛から逃れるのが目的であり、殺人をしたい、苦痛を与えたいという欲求から残虐行為に手を染めたわけではない(残虐行為ならなんでもする)ので、一貫性がないのである。
竜の逆鱗
いわずとしれた、伝説の生き物「竜」の難所。顎の下にある逆立った鱗を触れられると竜は猛り、荒ぶる力で地上をなぎ払うとされる。彼女にもそれが存在し、尾てい骨の辺りにある逆鱗を見られると、本人は恥ずかしさのあまり赤面してパニックを起こした後、見た者に「自分に殺される」か「自分と婚姻する」かの二択を迫るという。
スーパーソニック
竜がそれぞれ持っているとされる最強の武器「竜の息吹(ドラゴンブレス)」。「無辜の怪物」の効果で竜の血を引く魔人として扱われる彼女のそれは超音波に属し、凄まじい肺活量と宝具によって増幅されたボイスは、東京ドーム一個分に響き渡り、これを倒壊させるとか。
鉄の処女
エリザベートを象徴する拷問器具。元々は不貞を働いた女性を内部に閉じ込めて街頭で晒し者にする為に考案された刑具で、(精神的苦痛は与えるが)それほど残酷なものではなかった。
だが、内部に閉じ込める機構に注目したエリザベートは内部に無数の刃物を植え付けた拷問器具に仕立て、数多くの娘を惨殺したとされる。ただし、現在では鉄の処女自体が19世紀に創作されたフィクションの産物と確認されている(元になった刑具は実在する)。

登場作品と役柄

Fate/EXTRA CCC
新登場サーヴァントの一人。前作の遠坂凛のサーヴァントとは似ても似つかない容姿から話題を呼んだ。
Fate/EXTRA CCC FoxTail
予告漫画と第一話扉絵に登場。月海原の制服を着こみ男主人公に傲岸不遜な態度で接する。なんと角と尻尾は無くなっている。
Fate/EXTELLA
玉藻の前陣営所属のサーヴァント。
Fate/Grand Order
ランサーのサーヴァントとして参戦。更にハロウィンイベントのクリア報酬としてキャスターとセイバー、まさかの二度の登場を果たす。
レア度はすべてSR(☆4)。イラストはワダアルコ。
メインストーリーではランサーの姿で第1章・第2章・第5章で登場。1章・5章ではNPCとして使用可能。2章では会話のみで共闘はできない。
余談だが、登場した章の数字(あと章ごとの出番の多さの割合)がCCCそのままである。
TYPE-MOON エイプリルフール企画
2013年の「路地裏さつき ヒロイン十二宮編」では、辰の宮「竜姫牢」を守るゴールドヒロイン「CCC48 赤ランサー」として登場。
2014年の「赤生@ちゃんねる」では第三回から登場。
2015年の「TMitter2015」ではアイドル……を目指してアイカツに勤しむ少女として登場。
ちびちゅき!
アイドル部を立ち上げるが自分以外部員がおらず、一人寂しく活動していた。親友である赤セイバーが協力してくれるがその結果は……
カプセルさーばんと
さーばんとの一匹。
歌で広範囲を覆う。攻撃力は無いが吹き飛ばし能力が高い。
コスト:500 / 戦闘力:- / 突破力:A / 移動力:D / 体力:C / 忍耐力:C / リキャスト:B

人間関係

Fate/EXTRA CCC

遠坂凛
最初のマスター。赤色を好む者同士気が合うのか、割と仲良くやっていた。
ラニ=VIII
二人目のマスター。卓越した頭脳によるマネージメント能力を高く評価していた。
間桐慎二
三人目のマスター。「ネズミ」と呼んでいる。
見た目が好みではなく、マネージャーとしても微妙なことからあまり好意的ではなかったが、彼が殺害された時には同情心を抱いていた。
メルトリリス
四人目のマスター。彼女が有する膨大な魔力によるバックアップでかなりの力を発揮できたが、彼女の人格には嫌悪感を抱いていた。
主人公 (EXTRA)
気になる人物。「子ブタ(男主人公)」「子リス(女主人公)」と呼ぶ。
1章からずっと戦い続けた敵であったが、後に一時的に協力関係を結ぶマスター。
彼(彼女)に対して終盤から好意を抱いており、協力することにかなり意欲的だった。
セイバー
運命のライバル。自身と同じくアイドルを志す宿敵(とも)であり、その天上の歌声を絶賛される。
敵同士にも関らず驚くほど気が合っており、セイバーは彼女も守備範囲に入ると宣言し、彼女もセイバーの事を可愛らしくて好みと評するなど実は両想いである。また頭痛持ちという共通点も有る。
キャスター
自身のマスターを殺害するという行為から、彼女からは「メストカゲ」と毛嫌いされていた。二人共「良妻願望」の持ち主ではあるが、その在り方は大きく異なる。また、SGの為とはいえ処女である事を看破されZ指定口撃を受ける。
最後の戦いでは自身と同じ反英雄でありながら、主人公を隣で支える彼女に苛立ちを見せる場面も。
アーチャー
マッチョな変態。彼女が処女なのをひどく真面目に指摘するが、これがかなりアレな絵面であったため女性陣はもうドン引き。
ギルガメッシュ
ゴージャスな変態。「黄金男」「黄金P」と複数の名を持つ謎の変態で、初めて戦った時、彼に「ゴージャス」というエクストラクラスの名称を与えた。また、彼からキャス狐のエロトークやアーチャーのアレな絵面が可愛く見えるほどの壮絶なセクハラを受ける。
BB
協力者。かつてのマスターを不意打ちで殺害したあと、進んで彼女の協力者となった。「エリちゃん」と呼ばれている。ただ何度も主人公達に負けてしまったせいで、「臭いませんか?具体的に言うと負け犬の匂いが」と言われたりと扱いはあまり良くない。
ランルーくん
彼女を召喚した元々のマスター。

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
契約したマスター。「子イヌ」「子ジカ」と呼ぶが、どういう基準で呼び分けているのかは不明。好意的に接するが、マスターというより付き人として見ている。
絆が上がると専属マネージャー枠は既に埋まっている為、ADとして勧誘してくる。
清姫
極東のド田舎リス。互いの相性がかなり悪いためか、アマデウスが不快になるレベルの悪口の応酬が繰り広げられる。また、彼女から純潔であることを指摘されそうになった。
カーミラ
未来の自分。お互いに決して相容れない不倶戴天の敵。
マリー・アントワネット
アイドルとしてライバル心を剥き出しにしているが、頂点の目標としてかなり好意的に見ている。
ヴラド三世 (Apocrypha)
2015ハロウィンイベントで共演。自分を優しく見守ってくれるためか、「おじさま」と呼び、他のメンバーと比べて明らかに扱いが違う。
ラーマ
第五章での味方。シータへの対応を「サイテー」と怒っていたが、一途に彼女を助けようとする姿勢を見た後は「王子様」と呼んで応援している。
ヴラド三世 (EXTRA)
直接対峙したわけではないが、EXTRAからの同じマスターを通じた因縁の相手。2016ハロウィンイベントで初対峙。
王としてのヴラド三世同様に「おじさま」と呼ぼうとするが、前述の並行世界においてランルーくんを彼女が殺害したことに激しい憤怒を向けられている。
クレオパトラ
期間限定イベント『ハロウィン・カムバック』にて、チェイテ城を奪い取った張本人。
性格的にもアイドル志向の彼女とは合わない面が多く、「パリコレもどき」とあまり好きではない。
ニトクリス
期間限定イベント『ハロウィン・カムバック』にて共演。
前々から同類だと見なされていたが、実際互いの気は合わないものの趣味嗜好はかなり一致している。
ガウェイン
ブレイブの言葉として、そのルックスから「理想の王子様」と褒め称えている。……とはいえ、バスター3枚の脳筋とは気づいていないようであるが。
ロビンフッド
小器用にいろいろできるため、付き人のように使い倒そうとする。
逆に向こうからはやたらと顔を合わせる羽目になるせいか、露骨に嫌がられている。

名台詞

Fate/EXTRA CCC

「アイドル! ああ、なんて素敵な響き!」
「可愛いコトだけ求められて、ちやほやされるコトがお仕事なんて!」
プレイヤーを「おまえは何を言っているんだ」と混乱させたであろうセリフ。ちなみに、セイバーもとある特典DVDでアイドルの心構えを語っている。ネロ、お前もか。
「……言ったわね。確かに言ったわ、私。
 ……。………。……………。
 ………ハッ!? ばっ、馬鹿じゃないの!? 私語禁止とか、そんなのどうやったって会話にならないじゃない!」
女王様オーラ全開で主人公に『ここをどこだと思っているの!』とすごんだエリザベートだったが、「私語は慎めと言われたので…」と天然全開の答えを返されて調子を思いっきり崩されてしまった。
もうこの時点で「あっ、この娘残念なやつだ」と判断したプレイヤーもいたことだろう。
「え、他のコト? えーと……………………うん。ちっとも口走ってないわ、私。
 パーフェクト。まさにパーフェクト・サイレンス。むしろ会話すらしていないレベルよ」
「違うわ。私の責任じゃないのだわ。あの子ブタ(リス)マスターの誘導尋問が達人の域に達していただけなのだわ」
調子にのって真名をバラしかけたことを凛に責められ、何かとんでもないことをバラしてないかと聞かれて白々しくすっとぼけるも、主人公のサーヴァントの発言であっさりとバラしてしまったことをバラされる。
しかしそれでもなおエリザベートは怒られたくないからか、主人公のせいにして責任逃れをする。なお、パーフェクト・サイレンスはどっちかと言えば主人公の方で、誘導尋問どころか自分から火に飛び込んで爆発したレベルの自爆ぶりだった。
「あら、見所があるじゃない。さっすが大先輩、話が合いますのね。
 敵ながら、超・私好みに可愛いわ」
何かと話が合うセイバーに対して。いっそのことユニットでも組んだらどうだ、と言いたくなるが、この二人が組んだら地獄が降臨してしまうので組ませてはいけない。混ぜるな危険。
「♪恋はドラクル(朝は弱いの)優しくしてね 目覚めは深夜の一時過ぎ
 ♪お腹は空くの 生きてるライフ(トースト一つじゃ足りないの)
 ♪Killer☆Killer印のジャムを頂戴
 ♪狩りはマジカル
 ♪あたしクビカル
 ♪チェイテの城から
 ♪ガシガシ届け
 ♪今夜もアナタを監禁させて♪」
主人公達に披露した第一曲。歌声自体はキャスターやギルガメッシュが大絶賛するほどであるものの、歌詞と音程で台無しにしている。この歌を聴いた主人公は「確かにこの世界に神がいないのかもしれない」とせっかくの歌声が全く活かされていないことに絶望し、サーヴァント達も下手なエネミーの攻撃よりもダメージを受けていた。
ちなみにセイバーだけは絶賛しており、天上の楽曲と聞き違えたと言う。彼女の方もセイバーのセンスを一見で見抜いており、「類は友を呼ぶ」という言葉を実感できる。
「ヤダ、ヤダヤダっ!捨てちゃイヤっ!そんなことしたら、絶対に扉開けてあげないんだからぁっ!」
「エリザベートの出す料理を完食しなければ踏破できないダンジョン」という新手の拷問に苦しめられる主人公。
先の料理で命の危機に瀕した主人公の身を案じた生徒会は食べなくても突破できるように「ズル」出来るアプリを投入するが、
料理が捨てられそうになったエリザベートは本気で傷ついていたので本当に丹精込めて作ったものであるらしい…。結局は主人公が直接口にすることになるのだが結果は推して知るべし。
「♪ヤーノシュ山からあなたに〜
 ♪一直線、急降下〜
 ♪くーしーざーしーで、ちーまーみーれー!」
第五階層で再登場した際、引っ提げてきた新曲。相変わらずツッコミ所満載の歌詞である。
「セイバー………
 なんてことかしら……聞いて、お父様。
 もしかして、私、初めてお友達ができるかもしれな――
 い、いえ、それはダメよエリザ……! この業界でトップをとるには、彼女は最大の障害……
 馴れ合うコトはできない……!」
セイバーに「ドル友」と呼ばれて。必死に抑えようとしているが、初めての友人が出来て物凄く嬉しそうである。
「ロマンス!? & スイーツ!?」
それぞれ、「恋愛脳」と「料理好き」のルビ。……うん、脳裏に浮かぶ良妻狐はスルーの方向でひとつ。
「私をお嫁にしなさい!」
SGのプロフィール、WEAKPOINTで聞けるセリフ。「丹念に刺して、潰して、絞って」の後に続く。
そんな拷問されてなお、嫁に迎えられる猛者は是非とも、彼女の逆鱗に触ってあげていただきたい。
「あ…ああ……へ、へ、へ―――」
「変態だわーーーーーー!! おまわりさんたすけて、マッチョの変態が出たわー!」
「いたいけなアイドルを捕まえて、突然指を突きつけて処女認定してくるの! 恐いわ! 助けてお父様ーーー!!」
アーチャーに処女を指摘されて。アーチャーは「誰が変態だ!」と抗議していたが、これはセクハラと取られても仕方ない気が…
「きゃ―――きゃああああああああ!」
「ヘンタイ! ヘンタイ! ヘンタイ!」
「なんで人前で裸になってるのアナターーー!?」
全裸の金ピカが純潔について問いただす、史上最悪レベルのSG摘出風景から。アーチャーどころか、キャス狐のZ指定エロトークですら可愛く見えるレベルのAUOの豪快なセクハラ。
「へ、変態―――!」
未通であることを主人公に指摘された時に絶叫した。
同じ女性であるならまだともかく、男性にそんなことを言われたらセクハラで訴えてもいいレベルである。
「幕を落とすわ。とっておきのナンバーでイかせてあげる!!
 aaaa〜〜〜」
宝具発動。「竜鳴雷声」。雷鳴を掻き消すほどの大音量で歌われる悪夢のリサイタル。
「ラストナンバーよ! 盛大に殺してあげる!!
 laaaa〜〜〜」
「バートリ・エルジェーベト!
 laaaa〜〜〜」
宝具発動。「鮮血魔嬢」。五章の衛兵時。
「お父さまは何も言わなかった……! お母さまは初めからいなかった……!」
「じいやも執事も、誰も彼も、私に教えてくれなかった!」
「それが悪いコトだったなんて、誰も、私に教えてくれなかったくせにぃぃぃぃぃいい……!」
エリザベートの心の叫び。
周囲の人間も、貴族の常識さえも彼女に自身の行動が「悪」だと気付かせなかった結果、600人の少女が拷問の苦痛の中で息絶え、エリザベートは何も分からぬまま石牢に閉じ込められ孤独の内にその生涯を終えた。
悪かったのは、本当に彼女だけだったのか……
「うそ……これって、牢獄……? あ、ああ、ああああ、 幽閉はいや! また暗いところに戻るのはいや!
 誰も会いに来てくれないの! 声をかけても無視されるの! みんな忘れていってしまうの!
 あんなに、あんなに一生懸命歌ったのに―――あそこじゃ誰も私の歌を聞いてくれないのよ!?
 ねえ、やめて! お願い、やめて! せめて、せめて―――
 せめて、殺して……! ブタみたいに殺して! あのブタたちみたいに、ズタズタに殺してください……!
 いやああっっ! おねがいっ! おねがい、ここから……!」
キューブ電子の牢獄に閉じ込められる際。生前の最後を思い出して錯乱。別人のように自分を殺すように哀願するエリザベート。だがその眼前で電子の氷壁(ろうごく)は無情にも彼女を閉ざしていた。
「え……そこまで謝られると、逆に申し訳ないっていうか……ほら、私も悪かったんだし……むしろ、善いところなんて一つも……」
「で、でも、反省したのはホントよ!?許されないのは当然だけど、ちょっと力を貸してあげたいのっ!」
「だから、そんなに怯えないでよぅ……!!私、一生懸命歌うから!もうあんまり血も抜かないから!」
エリザベートと契約する際、相も変わらずいつものテンションな彼女をいじめようゲフンゲフンいじろうとしてローテンションな選択肢を選んでいくと、最終的に泣き出す一歩手前レベルの落ち込みをする。
是非大久保瑠美さんの泣きそうな声でフルボイス化してほしかった、と思ったザビエル、ないしザビ子もいたことだろう。
「―――問おう。あなたが私のマネージャー? なーんて、言ってみたかったのよね、コレ!」
主人公との契約時。幾度となく戦ってきた関係だが、ここで束の間の契約を交わす。
「参上! したわ! はい、拍手!
アリーナ席なみの近さだからって遠慮することはなくてよ?」
ドン引きしているのか無反応な主人公に対し、拍手を求めるエリザ。望み通り拍手を受け、「どうよ?」と言わんばかりのドヤ顔になったとか。
前述の泣き出す一歩手前で涙目なエリザベートが得意げな顔に変化した様を想像すると実に愉悦…微笑ましい気分になる。
「あの暗い箱の中で、欲しくてたまらなかった私の夢。
 許される筈もない、もし私が正常だったのなら、なんて、恥知らずで場違いな願い事。
 ま、燃え尽きるのはお互いさま。それこそ解散ライブに相応しいわ。アイドルごっこはこれでおしまい。
 正真正銘、これがラストナンバーよ。
 柄じゃないけど―――生まれて初めて、他人のために唄うとしましょう!」
原初の姿との対面時。善性に改心した事で罪の炎に焼かれつつも、主人公の力になることを決意し、深紅の歌姫は駆ける。
「ラストナンバーよ。盛大に見せてあげる!!
 laaaa〜〜〜」
「これが私の、鮮血魔嬢よ!
 laaaa〜〜〜」
宝具解放。「鮮血魔嬢」。主人公との契約時。
「子ブタ!ちょうどいいところで会ったわね
 …ってちょっと!アイドル候補生の私を無視するってどういった了見かしら!?」
『FoxTail』嘘予告漫画にて。角も尻尾も無くどうやらただの偉そうな自称アイドルお嬢様の様子。

Fate/Grand Order

ランサー

「聖杯をどう思うか、ですって?綺麗なグラスなら、もらっておくけど。……え?望みが叶うの!?デジマ!?」
マイルームにて主人公に聖杯について聞かれた時の回答。『望みが叶う願望機』ということすら知らずに参戦していたらしい。
「カーミラ…吸血鬼に堕ちた私……。ダメよエリザ、目を背けちゃ。アレは私の罪、私の末路。償えないのなら、せめて逃げずに受け止めないと」
カーミラを持っていると聞ける特殊台詞。数え切れないほどの少女を拷問死させた悪女として伝説となり、吸血鬼に変貌した自分であるカーミラは、エリザベートにとっては見たくもない、自分の罪の象徴にして自分の末路の姿である。
しかしこのエリザベートはCCCで自分の過去を直視した後の設定になっているのか、目を背けることなく、気丈にカーミラの存在を受け止めようとしている。
「さぁ、ライトを当てなさい!」
戦闘時。改心後は真っ当なアイドルを目指しているようだが、Fate/unlimited codesにおいてかのプロレスお嬢様が全く同じセリフを放っているあたり先行きが不安である。
「ドラゴンステーキになっちゃうーッ!?」
大ダメージを受けた際。
「私の歌声、聴きたいのね!」
「サーヴァント界最大のヒットナンバーを、聴かせてあげる!『鮮血魔嬢バートリ・エルジェーベト』!!」
宝具解放。地獄のステージの開幕。喜々として歌おうとするが、自分の歌が半ば音波兵器扱いされていることには気付いていない様子。
発動時に敵を隔離しているようには見えないが、味方のサーヴァントやマスターがどうやってエリザの歌声に耐えているのかは謎。
「♪ハートがチクチク 箱入り浪漫
 ♪それは乙女のアイアンメイデン
 ♪愛しいアナタを閉じ込めて
 ♪串刺し血塗れキスの嵐としゃれこむの
 ♪浮気はダメよ、マジ恋ダメよ、
 ♪アタシが傍にいるんだからネ?」
第五章にて。例のBGMと共に引っ提げてきた新曲。何度も出てきて恥ずかしくないんですか?
なお、直前に戦ったケルト軍がかなり弱ったのは、彼女の歌を聞いていたため。
実は配信前に放映された七週連続TVCMにおいても、五行目の台詞があったりする。
「はい!先生!はい!」「攻め込んで殴るのよ、それしかないわ!」
第五章にて。物量で圧倒的に勝るケルトへの対策会議にて、真っ先に発言した内容。
何の対策にもなっていなかったため、「先生」ことエジソンに超却下され、「何でよー!!」と怒った。
「……そうだわ!歌で彼らを癒やしてあげるっていうのはどうかしら!」
却下後の第2案。
ロビンフッドナイチンゲールラーマといった一同から一斉に却下され、「何でよー!?」と怒った。
その後「彼らには文明度が足りない」「歌を受け入れる度量がない」と主人公にはぐらかされる。
それなら仕方ないと納得した直後、自身の歌を「デスメタル」扱いされて憤慨するのだが。

キャスター

「とっておきのスペシャルコラボよ!ウサギみたいに飛び跳ねてねっ♥ 『鮮血特上魔嬢バートリ・ハロウィン・エルジェーベト』!!」
宝具解放。一夜限りの地獄のステージ、開幕。
「楽しかったわ~っ!かぼちゃのブタども~!ありがと~っ!!」
勝利台詞。ランサー時の勝利台詞である「ブタども~!ありがと~っ!!」の改変版と思しいが、かぼちゃのブタどもって一体何なのであろうか……?
「もっちろん、しないったらしないわ!……っていうか、悪さとかしてたの、私……?」
『歌うカボチャ城の冒険』にて、「もう悪さをしないなら」と契約の条件を付ける主人公に対しての言葉。
周囲を巻き込んだ刺客の数々、そして料理や歌は、主人公を喜ばそうとしたのであって、迷惑であるという自覚はない。
しかし、間違いであると注意してくれる人との出会いはもう一人の彼女とは別の道を示す光になるだろう。

セイバー

「待ってよ!! ねえ、待ってってば――――!」
「待っでええええええええええええ!」
「転んじゃったじゃないの痛いじゃないの! 置いていかないでよおおおおおお!」
期間限定イベント『ハロウィン・カムバック!』にて。
酒場で『ひろってください』という情けない看板を首に下げ、仲間を集めていた勇者エリザベートの前に、ようやく来た待ち人だったが……。
気づかないフリをされた上に走って逃げられてしまい、必死で追いかける羽目に。最後は子供のように泣いてしまい、結果主人公とマシュは戻ってきてくれた。
なお求める仲間の条件は『強くてキラキラしてて私を飾り立てて私を崇めてくれる人』であり、孤立していたのは自業自得であった。
「我が名はチェイテ城の主、エリザベート・バートリー!!」
「遅くなってごめんなさ――――い!!」
「今、此処に!! ハロウィンの開催を――――宣言するわ!!!」
「マスター! 頑張るわよ、私!」
「今度こそ、ちゃんとハロウィンしてみせるわ!」
同上イベントにて、執政を忘れてライブの準備に没頭していたことに気付いたエリザベートの高らかな宣言さけび
目の覚めたエリザベートは、もう一度やりなおすと、ハロウィンの準備をしながら再びチェイテ城を目指すことになる。
「えーっとね……あのね、クレオパトラ。アンタ、」
「バカ」
「じゃないの?」
「私が言ったでしょ! アイドルと執政、どちらも取るって!」
「アンタだって、ふぁ、ふぁらお? の立場と、個人的な願望、両方持ってていいじゃない!」
「バンバン聖杯戦争に召喚されて、願いを叶えるために努力すればいいじゃない!」
「私がやれることを、どうしてアンタがやれないの?」
「やれるでしょ? アンタなら、華麗に踊りながらでもこなせるでしょ?」
最初はクレオパトラに城を乗っ取られて怒りと敵意しか向けていなかったエリザベートも、ヴラド三世や仲間のおかげで、代わりに行われていたクレオパトラの執政の素晴らしさと、自分の至らなさに気づくことができた。
そのおかえしとばかりにエリザベートはクレオパトラに夢を語り、クレオパトラもまた一人の女としてカエサルに再び出会うという夢を求めることとなる。その夢は悪夢としてすぐに叶うことになるが

その他

「今日こそあなたの素敵な歌を聞いてあげる。でも注意なさい、私はCCCまでのか弱い小公女ランサーじゃないの。
 数々の下積みやドサ回りの営業、事務所と結託して捏造したスキャンダルっぽいなにかを乗り越えた真アイドル。そう、グラビアアイドル・エリザベートとして新生したのだから」
サウンドドラマCD「ルナティックステーション」より。BB主催の歌合戦にノリノリで参加し、ライバルのセイバーに対抗心を燃やす。ただ、本人曰くなぜか写真撮影の仕事ばっかりで歌の仕事は回ってこないらしいが、本人は人気があるからと気にしていない。
「敵同士とはいえアイドルの極みを目指す者同士。私もあなたの妥協のない劇場建築には賞賛の念を禁じえないわ」
同上。誰もが恐れていた黄金劇場と鮮血魔嬢の禁断のコラボが爆誕。桜の働きで観客には被害が及ばなかったが、キャス狐らは地獄のひと時を味わう羽目になった。ちなみに、この融合した新劇場はパッションリップの攻撃でもビクともしない驚異的な強度を誇る。
「何でよ!?私、これ以上ないくらい立派なサーヴァントでしょう!?」
2013年のエイプリルフール企画「路地裏さつき」より。CCC発売からわずか4日という異例の早さでエイプリルフール企画に登場。しかし、ドラゴンつながりでセイバーが出てくると思っていたさつきたちから容赦ない非難を浴び、すでに4周したシオンからは「よくてシルバーヒロイン。ゴールドを名乗るなぞ片腹痛い」と酷評されてしまった。
「それこそみなまで言わないで。希望は叶えられる。だってFateは、願いを叶えるってコトを主題にしたゲームなんだから」
2015年のエイプリルフール企画「TMitter」より。温泉でセイバーとキャスターに遭遇し、未来の希望について語り合う。「新しい物語」を願うセイバーが言おうとした「Fateとは―――」の台詞を代弁する。
「ダメ……絶対回してはダメ…… ……でも私 今月はすごくがんばったじゃない?そうよこれは自分へのごほうびなのよ 今回だけ……今回が最後よ 大丈夫 私はちゃんと自分を制御できているわ」
「もっと!マンガで分かるFate/GrandOrder」より。ガチャ中毒の底無し沼にハマりかけたため、ぐだ子によって強制的にスマホから遠ざけられてしまう。
余談だが、ある意味中の人ネタである

メモ

  • ランサーとしては初の女性サーヴァントであり、幸運値が初めてC以上のランサーでもある(カルナは自己申告のため除外)。
    • ちなみに仕えたマスターも ランルーくん・BB・凛・ラニ・慎二・メルトリリス・主人公と最多。
    • さらにいうなら所持スキルも10と最多
      (陣地作成・竜の息吹・戦闘続行・カリスマ・狂化・精神異常・対魔力・拷問技術・無辜の怪物・頭痛持ち)
      その多さからスキル欄に納まりきらずに後ろ3つは作中で言及されるのみである。しかし、途中でクラスが変わっていることを考慮にいれると妥当な数かもしれない。
      • 保有スキル数も膨大だが、それらの多くが戦闘面でも有用な能力である点も見逃せない。最高峰の「対魔力」、槍兵でありながら行うことができる「陣地作成」、「無辜の怪物」による竜種化で強化された肉体と「戦闘続行」の相性の良さ、低ランクの「狂化」で保たれている精神面をカバーする「精神異常」など、全体的に保有スキルは優秀といえるだろう。
    • Grand Orderで再登場したことによってただでさえ多いスキル、マスター数がまた増えた。スキルに至ってはキャスターになったことで固有スキルが3つももらえたという大判ぶるまいである。
      • その翌年にはセイバーにもなったうえ、固有スキルがさらに5つ(うち1つは機能していないが)追加。合計所有スキル数は18個と、最多の座は揺るがない。サンタに水着、ヒロインX等様々なバリエーションと共にスキルが増えたアルトリアですら彼女には及ばない程。
  • ドSであることから、紹介動画ではブタが大量に鳴き声を挙げていた。おまえら自重しろ。
  • せっかくの美声を台無しにする音痴っぷりは「頭痛持ち」のスキルによるもの。慢性的な頭痛により、音程を正しく把握できていないのが原因である。彼女の歌声を例えるのならば、「絵の具の赤と青と黄と緑とピンクを使ったら、キャンバスが真っ黒になった」「一つ一つの音は綺麗だが、全体として汚泥のように濁っている」。
    • また彼女は「自分が気持よくなるために歌う」ともの凄く音痴になり、「自分優先の感情を抑え、他人のために歌う」と本当の歌姫になるという。
    • とはいえ、その壊滅レベルの音痴のせいか一部除くサーヴァントから散々な評価を受けているだけでなく、彼女が歌う度にその場にいる全員に止められる有様。
  • 彼女が登場している時のBGMは前半と後半で微妙に変化し、後半の方は女性の歌声が入っているが、これは彼女の担当声優である大久保瑠美氏が歌っているもの。凄まじい音痴っぷりやアレな歌詞ではないので、彼女が普通に歌ったらこうなる、と思えばいいのかもしれない。
  • ランサーからバーサーカー、そしてまたランサーに戻るという、クラスを連続で変更した珍しいサーヴァント。『Grand Order』ではキャスター、セイバーとさらなる遍歴を獲得している。
  • バーサーカー時でも平然と理性を保っており、まるで狂っていない。理由は「元々、既に狂っているから」
    しかし、代償としてか狂化のランクはE-と極めて低く、パラメーターの上昇のメリットもなくなっている。筋力と耐久がより『痛みを知らない』状態になっただけだという。
    • 「元々狂っているため狂化を受けていながらも正気を保つことができる」というのは、Fate/strange Fakeのバーサーカーに似たところがある。あちらは「元々が狂気の象徴である」ために理性を喪失していない。
    • バーサーカーにチェンジした後は戦闘時のダメージボイスが「ああああああ!!!」という悲鳴に変わる。かなり痛々しい…
  • ランサーのクラスにしては珍しく「槍の宝具」を所有していないサーヴァント。
    最強宝具は「己を際立たせるための舞台とする居城を召喚する」というなんとも規格外の代物。槍を地面に突き刺すことによって血の海が瞬時に広がり、血飛沫を起こしながら地面から城がせり上がってくる様は中々凄まじい(槍自体が城なので、言いようによっては槍の宝具と言えなくもないが……)。
    • 宝具が「城」といえば、第五次のランサーも知名度補正が万全の状態ならば「城の宝具」が追加されるという話がある。詳しい情報がないので詳細不明だが、彼も彼女のように城を召喚できるのかもしれない。
  • 『竜鳴雷声』や『鮮血魔嬢』は中々に強力な宝具だが、その性能に反して宝具ランクはかなり低いものとなっている。特にレンジや最大補足数に優れるエリザベートの切り札たる『鮮血魔嬢』は、歴代宝具でも最低値を記録した「E-」である。
    『無辜の怪物』の影響によって竜の側面が強化された結果として獲得できた『竜鳴雷声』や、そもそも神秘性をあまり秘めていない生前の居城をさらに魔改造して仕上げた『鮮血魔嬢』ゆえに、宝具ランクもそれ相応に低いものになったのでは? という推測がされることも。
    • また二つとも、優れたレンジや最大補足数に反して「対人種別」に該当する風変わりな宝具でもある。これほどの攻撃範囲を誇るならば対軍種別が妥当であり、実際に対軍性能を秘めてはいる。しかし鮮血魔嬢の宝具説明覧には『どれだけ広範囲であろうと、種別は対軍ではなく対人』と明記されているため、この種別方法はやや特殊ではあるが間違いないものであるようだ。
      ちなみに対人宝具扱いを受けることによって、対軍宝具に効力を持つスキル「軍略」を無効化できる。
    • これら宝具によって増幅されたボイスは東京ドーム一個分に響き渡るため、(いつ開催できるか分からないしそもそもドームごとぶっ壊しそうだが)ドームコンサートの準備もばっちりである。ところで東京ドームの収容人数は50000人前後とのことだが、もしもこの人数を補足可能であれば全宝具中でも最高クラスの最大補足数になることだろう。
  • EXTRAマテリアル記載のステータスでは『鮮血魔嬢』は「対人宝具」であるが、用語集の方では「対軍宝具」と記載されており、どちらか片方のみが正式採用された設定なのか、あるいは軍神五兵などのように2つ以上の種別を持つ宝具なのかは現在不明。ただしステータスの方には「ちなみにどれど広範囲であろうと、種別は軍ではなく対人」と短い中に2箇所も誤字りながら追記されている。
  • 『鮮血魔嬢』に当てられているバートリ・エルジェーベトという読みは彼女の真名をハンガリー語(マジャル語)表記したもの。ハンガリーでは日本同様に姓→名の順で表記される。
    彼女が活動していた当時、ハンガリーは神聖ローマ帝国(ドイツ)の支配下にあったため、ドイツ語表記された名前も正しい名前の一つである。
  • 実はこの姿は、人間の時で言うところの年齢が14歳であることが『Grand Order』のステータスにて明かされた。
  • サーヴァントとしての評価はB+〜Aランク相当の英霊。ガウェインに言わせればそこまで高くもないらしいが、このランクは最上位級の英霊の評価である。
    • 本来なら一貴族の女性である彼女が、ここまでの強さを持つとは驚きである。ただ、月の裏側では反英雄に属する英雄の方が力が増すらしく、それも関連していると思われる。
    • ギルガメッシュですら竜種の末裔というだけで割と高い評価をしていることが窺えるので、それだけ「無辜の怪物」で強化された竜の性質が影響を及ぼしていることも原因として挙げられる。
  • 黒を基調としたフリフリの衣装は大変可愛らしいが、そのせいでパンツが割とちらちら見える。尻尾を使うスキルではもはや丸出し。パンチラはアイドルのサービスというが…
    • Grand Orderでは霊基再臨を3回行うと衣装が黒からピンク色へと劇的に変化し、子ブタと子リスのぬいぐるみが飾られたシルクハットを被っている。彼ないし彼女への呼び名を考えると……?
  • 未通について弄り回される可哀想な娘。キャスターは嬉々として弄りまくるわ、ギルガメッシュに至っては全裸姿を晒す暴挙を行った。無論、マスターはドン引きしたそうな。
    • 『Grand Order』では清姫からも未通であることを指摘されかけた。
    • ちなみに、当然だが史実では夫との間に子を儲けているので、彼女が生涯未通であったことはありえない。未通なのは結婚する前の彼女の姿で召喚されたからである。
    • ただし、彼女の性格や性に厳格な時代に生きた等の理由から夫以外の男性経験なしな可能性はある。一方で夫は出征などで城を空ける事が多かったのと、叔母が同性愛者で有名だったので彼女も両性愛者になったという逸話もある。ちなみに叔母の性欲は凄まじく、領地の女性を全員押し倒したとのこと。
  • 生前の行い、逸話から反英雄に属する英霊であると断言されている。
  • 無辜の怪物では「竜」の側面が強調された形となっているが、その伝説ゆえ「吸血鬼」の側面も持ち、作中でも生贄の生き血を摂取することで魔力を補給している。
    • 『Grand Order』では成長した彼女がアサシンのサーヴァント・カーミラとして吸血鬼と成り果てた姿で登場している。カーミラは彼女をモデルにして書かれた小説の吸血鬼の名。
  • その凄惨な拷問や猟奇殺人の趣味から、中世ヨーロッパで悪名を馳せたシリアルキラーであるジル・ド・レェと比較される事が多い。
    ただジルの場合は、信じていた聖処女の無残な最期によって狂った彼が選んだ、神の不在を証明するための手段。彼女の場合は、自らの美を保ち、また頭痛から逃避するための手段という違いがある。
    また拷問や殺人に対する感性の違い(そもそも彼女の場合は人を人と思えない)や、神に対する姿勢の違い(ジルは信仰を見失っているが、エリザは信仰を保っている)などから、仮に二人が出会うことがあったとしても、上手くいくかどうかは微妙なところ。
  • 彼女が呼ばれなかった場合のランルー君のサーヴァントであるヴラド三世は、彼女と同じく「無辜の怪物」によって生前のあり方を歪められた者であり、また吸血鬼伝説のモデルになったという共通点がある。ちなみに、ワラキアはチェイテ城があったトランシルヴァニアに隣接している。
    • Grand Orderで別の側面と共演したときは同族嫌悪が基本なTYPE-MOON界隈にしては意外にも相性は悪くなかった。
  • CCCでパートナーとなっている時の彼女は恐ろしいほどに強い
    スキル「恋愛夢想の現実逃避(セレレム・アルモディック)」は発動時こそ無防備になるが、相手のスキルを除く全ての手に3手分勝利する、つまりはアーチャーの「顔の無い王」と同じ効果持つスキルである。使えばほぼ毎ターン相手の手の半数を潰し、エクストラターンを発生させるという脅威のスキルであり、彼女の筋力の高さも相まって何も考えなくても相手は死んでいく。
    「拷問は血税の如く(アドー・キーンザース)」は、与えたダメージ分自分のHPを回復するスキルだが、このスキル自体の威力がかなり高い上に回復量がなんと与えたダメージの100%なため、『敵に大ダメージを与えつつ自分はHPを大量回復』することが可能とこちらも強力。適度に使用していればまず死ぬことがない安定感抜群の攻撃兼回復スキルであり、宝具の使用条件である「HP50%以下」を満たしても、宝具使用後これを使うだけでHPを安全圏まで持ち直せる。
    他にも消費MPのわりに高威力な「絶頂無情の夜間飛行(エステート・レピュレース)」や、成功率100%というキャス狐の「呪相・密天」を大幅に上回るガードスタン効果を持つ「徹頭徹尾の竜頭蛇尾(ヴェール・シャールカーニ)」、ギルガメッシュの「天の鎖」より遥かに強力な麻痺効果を持つ「不可避不可視の兎狩り(ラートハタトラン)」など、優秀なスキルが目白押しとなっている。
    多くのゲームでは「敵が味方になると弱体化する」パターンが多いが、彼女の場合は「味方になっても強いまま」であった。というかスキルが全て強化、あるいは制限解除されており、十分すぎるほどに強かった衛士時に輪をかけて強い。これが愛の力なのだろうか……。
    • メタ的な意見を言えば、後戻りのできないダンジョンでプレイヤーが詰まないように配慮されたと考えられる。

話題まとめ

バートリ家とハプスブルグ家
ハプスブルグ家と縁戚関係にあるバートリ家だが、実の所、両者の関係は非常に険悪で、激しい権力闘争を繰り広げてきた歴史がある。
彼女が逮捕されたのは、従弟であるトランシルヴァニア公がハプスブルグ家への戦争を準備していた時期と重なっており、チェイテ城での残虐行為への咎よりもバートリ家の機先を制するのが逮捕・幽閉の主要な目的だったと推測される。
更に言えば、チェイテ城で行われたとされる数々の残虐行為自体がハプスブルグ家によって意図的に誇張・歪曲された可能性も否定できない。なお、彼女の死後もバートリ家を中心とするマジャール系貴族とハプスブルグ家は権力闘争を続け、時には戦端を開く事も多かった。
料理下手
料理は見た目はそこそこで異臭もしないが、すべて真っ赤な上に味は最早、地球圏に生息する知的生命体が食べるものではないらしく、食感以外は「ひどい」の一言に尽きる。単純な「不味さ」で驚異的なダメージを叩き出すこの料理は、「ひどい」を通り越して「テロい」、つまり破壊活動の域とまで言われている。ちなみにギルガメッシュの宝物庫の中にもこれを美味に変える調味料はないらしい。
選んだサーヴァントによって料理を食べた主人公の最初の反応が異なり、セイバーの時は「きりもみ回転」、キャスターの時は「口からロケット噴射で後方に三回転」、ギルガメッシュの時は「ヴィマーナでも中々出せないレベルで口から大量のエーテル塊を吐き出す」となんだか主人公が人間離れした動きをしている。アーチャーの時は、彼が慌ててカメラストップを要請するほどの大惨事になったらしい。
しかし栄養はかなりあるらしく、次の日主人公の疲れは完全に取れてリフレッシュしていた。………もっとも健康管理AIのが警告するほどの事態を引き起こしたので、寿命が削れていそうだが。
ちゃんとした材料も使っているようだが、準備のために購買部の商品を文房具など明らかに食料品でない物まで全部買い占めさせている。……見た目がわりとマトモなだけでも奇跡かもしれない。
ゲーム中ではこの料理を食べると、ゲームの仕様上主人公のHPに相当するMPがしっかりと減る。特にフルコースを完食すると、なんとMPが最大値の9割も減る。とんでもない破壊力である。
『Grand Order』でもその驚異は留まる事を知らず、ハロウィンイベントでは彼女が作ったパンプキンパイを「ロシアンルーレット」だの「正真正銘の毒入り」と主人公に評され、バレンタインイベントではパラケルススが事件を企てた理由の一つとして彼女の手作りチョコが挙がったり、「空の境界」コラボイベントではカルデアに帰還するや否や、いきなりダ・ヴィンチちゃんの工房に攻め込んで手料理を作り出すという暴挙を起こした。

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脚注

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