フォウ
- CV:川澄綾子(ドラマCD) / イラスト:タイキ
カルデアに住む謎の生物。
- 略歴
- カルデア内を気ままに徘徊する謎の生物。狐と羊を足して二で割ったような外見で、作中ではリス、ネコ、ウサギなどにも喩えられる。
- 序章では主人公と共に管制室に駆けつけたため共にレイシフトしており、その後もことあるごとにレイシフトに参加している。
- 人物
- 鳴き声は「フォウ」。基本的に主人公とマシュ以外には懐かないらしい。
- 性別は明言されていないが、後述のカードにおいて「フォウくん」と表記されているのでオスなのだろうか。
- 基本的に「フォウ、フォウ」という鳴き声しかあげないが、竹箒日記によれば実は鳴き声のニュアンスが演出家に伝わるよう、大部分に意訳が入っているという。普段は隠されているが、時折マシュやロマニが通訳したり、特別意訳が入ったりすることもある。
- その正体はマーリンの使い魔。災厄のネコ・キャスパリーグ。「比較」を司る第四の獣・ビーストIV。並行世界ではプライミッツ・マーダーと呼ばれたモノ。
- 故に、主人公たちの会話に意味のある合いの手を入れていたが、マシュを蘇生したあとはただの鳴き声になった。
- 能力
- なぜかレイシフトの適性がある。また主人公たちの会話を理解しているような素振りも見せる。それ以外は今のところ、普通の小動物である。
- フォウことキャスパリーグの主であるマーリンは普段はアヴァロンに引きこもってこの世に干渉できない身だが、アヴァロンで眠っている時に限りキャスパリーグを介してこの世に限定的に干渉できる。
- 人間の欲望を食べる霊獣。村に放り込んで一年後には手の付けられない害獣となる。別の世界では成長し、プライミッツ・マーダーとなっていた。
- 数百年溜め込んだ魔力を使って、魔法すら到達し得ない奇蹟「死者の完全な蘇生」の行使、「運命力の譲渡」はマシュに残された三日とない寿命を延命することができる。
- だがフォウは成長していなかったので、寿命を人並みのものにしかできない他、その代償として知性も特性もなくなり、ただの獣になってしまう。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- キャラクターとしての他、「サーヴァントの最大HP・ATKを底上げできるカード」としても登場する。
- サービス最初期はそれ以上レベルが上がらない状態のサーヴァントには使用できなかったが、後にアップデートで改善された。
- ちびちゅき!
- 相変わらずマシュと一緒に行動している。
人間関係
- 主人公 (Grand Order)
- 廊下で眠っていた彼(彼女)の第一発見者となる。
- マシュ・キリエライト
- 名付け親。「特に理由はありませんが、直感でフォウという単語が浮かんだ」とのことだが、それは単に鳴き声を聴いただけなのでは……
- マリー・アントワネット
- 基本的には主人公とマシュ以外に懐かないと言われている中で、懐いたサーヴァント。
- キャラクエスト「白百合の王妃と薔薇の皇帝」では仲が良い様子を見せ、周囲もその様子に驚きを隠せなかった。
- ロムルス
- 基本的には主人公とマシュ以外に懐かないと言われている中で、懐いた(?)サーヴァント。
- キャラクエスト「セプテムの守護者、此処に」で彼が「ローマ」と呟くと、それに反応するかのように「フォーウ」と鳴く。
- アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕、モードレッド
- どこかでフォウを見た覚えがあるらしい。
- マーリン
- 主。とはいえ敬意など欠片も無く、辛辣な暴言を吐きまくる。
- プライミッツ・マーダー
- 別世界での自分自身。
名台詞
本編
- 「フォウ、フォーーーウッッッッ!(特別意訳:ダ・ヴィンチちゃんってバカだよねーー!)」
- 第六章で、ダ・ヴィンチちゃんが万能車両オーニソプター・スピンクスを見せた時の鳴き声と意訳。テストプレイ中「あ、これフォウの意訳を出さないとシーンが成立しない」と気づいた為、遂にフォウの鳴き声の意訳が明かされた。
- 「フォウ、フォーウ!(やばい、ベディが泣きそうだ!)」
- 第六章でベディヴィエールがマシュに「ガウェイン卿のように強くはありませんし、逸話だってあまり特徴のない方ですから!」と言われた時の鳴き声とその意訳。竹箒日記で明かされた。
- 「フォウゥゥゥゥ……(またベディの根拠ない自信がでたぞ!)」
- 第六章でベディヴィエールが「人体に害なく食べられる動物の目利きには自信がある」という根拠のない自信を出した時の鳴き声とその意訳。竹箒日記で公開された。
- 「フォウフォウ。」
- 「フォウフォウフォウ。」
- 「フォウフォウフォーーーウ!!!!!
マーリンシスベシフォーーーウ!」 - 第七章でマーリンに対してダイレクトアタックを敢行した際の叫び。こんな鳴き声を挙げた事に吃驚したプレイヤーも多いだろうが、それほどマーリンへの鬱憤が溜まっていたということか……。
本編以外
- 「フォウ。フォウフォウ。アフォウ。」
- モードレッドのキャラクエにて、クラレントを「永遠に借りただけだ」と開き直った彼女に対して。
- 珍しくマシュが通訳してくれるが、「それは盗むというんだ」という意味らしい。
- 「フォウ、フォーーーウ!(おまえだよ、この馬鹿ナイトメア!)」
- ランサーアルトリアのキャラクエで、マーリンが「誰があんなモノを押し付けたんだか」と白々しいことを行った時のツッコミ。夢の中なのでフォウの言葉が主人公にも分かった。
- 「フォーウ。フォーウ。フォウ、フォウウ、フォフォーウ!(そうだよ。こいつ、相手に気づかれると無力になるからね。今なら虫みたいに潰せるよ)」
- ランサーアルトリアのキャラクエで、夢魔の弱点を暴露する辛辣な台詞。
- 「フォーーーウ!?(こいつめ、またやりたい放題で逃げる気だなー!?)」
- ランサーアルトリアのキャラクエで主人公を特製のクロロホルム魔術でノンレム睡眠に入らせ、精神を肉体と魂から離れさせてある英霊の精神世界に移動させた挙句、放置して帰ったという暴挙に対する台詞。
- またということは前例があるのだろうか……。
- 「ドフォーーーーウ!?」
- ハロウィンイベントにて、目の前でストリップをはじめようとしたマタ・ハリに対してあげた驚き(?)の鳴き声。フォウが「フォウ」以外の音を発した貴重なシーン。
- 「フォーウ? フォウフォフォ フォウゥ~?」
- 「SABER WARS ~リリィのコスモ武者修行~」にて、主人公が「真面目にやろう。今回はシリアスだ」の選択肢を選んだ時の煽り。
- 言葉の意味を知っているマシュから「マルタさんがいる時の小次郎さんみたいな反応をしないでください」と注意されることから「ええー?ほんとにござるかぁ?」と言ってるものと思われる。
- 「フォー……? フォ……ラー?」
- 「チョコレートレディの空騒ぎ -Valentine2016-」にて、「純愛、シリアス、サスペンスが持ち味」と自身を力説している清姫に対して。
- マシュによると、「ホラーは入らないのか」という意味らしい。
- 「フォウ。フォウフォウフォウフォウフォウ」(なにかってまずお腹がいいよね。お腹。普段のマシュよりちょっと余分に脂肪がついているだろう?お団子の食べ過ぎを止めなかったボクの采配にキミたちは心の底から敬意を払うべきだよ。胸部の破壊力に関しては何を今さら、という話さ。ボクは十分に承知していたからね。でもちょっと、毛変わりするぐらい驚いた。マシュは着痩せするタイプなんだ……危険だね。とても危険だ。全体的なカラーはボクの好みからはちょっと外れるけど、紫という色が持つ魅力はハロウィンの夜に相応しい。高貴かつ淫靡かつ無垢。もうこれは彼女専用のエクストラクラスを作るべきではないだろうか?)
- 概念礼装「デンジャラス・ビースト」のフレーバーテキスト欄一杯に溢れたフォウの妄言。マシュのハロウィンコスプレ衣装(非常に露出度の高い狼女の仮装)に対する評を(おそらくマーリンから)尋ねられての返答。言葉を理解できるマーリンでさえフォウの内面がさっぱり理解できなかった。
- 以降、フォウはしばしば淫獣よばわりされることになるが、去年のドスケベ公と比べれば自業自得である。
メモ
- ゲームではロード中、画面右下をフォウが走るシルエットが表示される。通信トラブルやサーバーダウンなどが発生するとえんえんフォウが走り続けるため、ユーザーからは「またフォウ君マラソンか」「もうフォウを休ませてあげて」と嘆かれることもしばしば。
- ついにはゲーム内で主人公がフォウのことをランナーと呼ぶ選択肢まで登場してしまった。
- キャラやその時の話題によって反応にかなりの差があり、その傾向と毛並みの色から、彼との関連性が取り沙汰されていた。後に5章でマシュの危機の前にフォウを介して現れたマーリンがその正体を語った。
- 食性は雑食のようでお菓子からクー・フーリンが倒したキメラの肉(火を通したもの)までなんでも食べる。