ケイ | |
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性別 | 男性 |
声優 | 小野大輔 |
初登場作品 | Garden of Avalon |
概要
円卓の騎士の一人で、アルトリア・ペンドラゴンの義理の兄。
- 略歴
- アルトリア・ペンドラゴンが預けられた家の子供で、彼女の義理の兄として振る舞ってきた。
- 彼女が選定の剣を抜いた後も彼女の側にあり続けた最古参の円卓の騎士。モードレッドの叛乱の際はその最期まで殿を勤めアルトリアを逃した。
- 人物
- 「火竜すら呆れて飛び帰る」と謳われ、本人も「巨人の首だって口先一つで斬り落とす」と自称する程の饒舌さで、周囲が言いにくいようなことも容赦なく口に出す。
- 弁舌での容赦のなさは義理の妹に対しても例外ではないが、床に伏せった彼女のためにライオンの木彫りを作り、モードレッドの叛乱の際にも口では馬鹿げた内輪揉めは沢山だとして「適当な理由をつけて退散させてもらう」「船を出して適当な土地でのんびりする」と言っていたにも関わらず実際にはアルトリアを逃がすために犠牲になるなど、本心では妹想い。
- また、細かいことに気がつき、「一本の釘すらも無駄にしない」と例えられたこともある。
- 能力
- 騎士としての実力はあまり高くないが、上記のように弁舌や屁理屈が得意技。
- アルトリアと手合わせする際も、試合には負けても小理屈をこねくり回して最後にはうやむやにしてしまい一度も勝負には勝たせなかったほど。
- また、上記のような性格の為に矢銭の管理や兵站などの裏方仕事で人知れず奮闘していた模様。
- さらに下記の能力の影響か超人的な泳ぎの技術も持っていたらしく、嵐の川を渡ってみせると豪語するガウェインやドーバー海峡を横断してみせると言い切ったランスロットを含めた円卓全員が異口同音に「円卓一の水泳の名手」と言い切っている。
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』に登場した際は、振るう剣技は巧み、軽口を叩きながらも数多の敵を斬り伏せていた。
宝具
- 儚くも忘れじの城(キャメロット・イマージュ)
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』でアッドに顕現させられたケイの精神モデルが使った仮想宝具。
- 霧によって作られた
麗しの城壁 がケイを取り巻き聳え立つ。 - このキャメロットの城壁を大嫌いだったと叫ぶケイの仮想宝具に防御の力は宿らない。実際防御力はさして高くなく、対城宝具を数秒だけ押し留めてあっけなく砕け散る程度。だがこの宝具の本質は霧の城壁による防御ではなく、城壁を破壊した攻撃を取り込み、反転射出するというイカサマじみた性質にある。
- 本来は水にちなんだ宝具だが、所詮は疑似。ケイ曰くギャラハッドの真似事。
- 発動には右手を上げて疑似展開し、宝具設定、偽装登録の手順を踏む。細かいパラメータ設定は抜き。
登場作品と役柄
- Fate/hollow ataraxia
- アルトリアの過去回想で少しだけ言及される。
- Fate/Grand Order
- 第六章開始前に円卓の一員として獅子王に召喚されるが、召喚後に獅子王に反乱する道を選び倒されたためストーリー本編には登場しない。
- Garden of Avalon
- 彼の口からアルトリアについて語られる。
- Curtain Call ~LET US DRIVE TOGETHER~
- 彼の霊体らしきものが登場する。
- ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- 『アトラスの契約』にて、アッドを媒介に降霊され、サーヴァントもどきとして登場した。
人間関係
- アルトリア・ペンドラゴン
- 義理の妹。修行中も王になってからも彼女を支え続けた。
- 毒舌を吐きまくるものの、その態度はツンデレそのもの。
- マーリン
- アルトリアの修行の旅の同行者。
- アルトリアが問題の発端を作り、マーリンが話を大きくして、ケイが尻拭いをするのがいつものことだったとか。
- アッド
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の世界において、自身の疑似人格を搭載した礼装。
- ケイが選ばれた理由は「アーサー王の復活を決して願わないから」だとか。
名台詞
Garden of Avalon
- 「マーリンとウーサー王の夢物語には付き合えない。
目に見えない王の証より、今どれだけの手勢と金、力を持っているかで測る方が人間的だ。
強力な統率者はいらない。お互い利害目的で協力し合う方が気楽でいいし、打算も働かせやすいし。
なにより、いざとなれば責任の所在をウヤムヤにできる。
誰だって "全てを救う神の代弁者" なんてもの、見たくもなければなりたくもなかったのさ」
メモ
- ウェールズ伝承にも彼の名前は登場するが、そこでは優れた騎士として描かれているものの、それに加えて「十日間寝なくても戦える」「九日間水に潜っていられる」「機嫌が良いと背が伸びる(森で一番高い木と同じくらい)」「掌から熱を放てるため、洗濯物を乾かしやすい」など奇天烈な能力が多数登場している。……ピクト人がそうと疑われたように、何らかの幻想種の類いなのであろうか。
- これらの特徴のせいで、一部読者の間ではマリオ呼ばわりされているとか。
- ハリウッドで公開された『トランスフォーマー 最後の騎士王』は有名ロボット生命体アニメシリーズとアーサー王物語のクロスオーバー作品であり、なんと「円卓の騎士の一人はトランスフォーマーだった」という奇天烈な筋書きが前評判となっている。そして上記のケイの人外じみた逸話が、「ケイがトランスフォーマーだとしたら全て可能で辻褄が合う」となるということで局地的に話題を呼んでいる。ケイ兄さんセイバートロン星出身説。
脚注
注釈
出典