コハエース
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- 経験値
月刊コンプティークで連載中の、TYPE-MOONの歴史を振り返る漫画。『コハエース+』を経て、現在は『コハエースEX』に改題。
TYPE-MOONとは全く無関係なゲームについて長々と語る、一部作品の制作が伸びに伸びている等の触れてはいけない事にも平気で言及する、などとアレな内容となっているが、「TYPE-MOON10周年記念漫画」として掲載が開始された、立派な「公認」の作品である。そもそもタイトルの名付け親は武内氏だったりする。
『月姫』を皮切りに、TYPE-MOON作品を振り返って琥珀が作品と当時の状況を解説(?)する内容となっている(『~+』以降は新作タイトルなど現在進行形の話題がメイン)。メインとなる登場人物は琥珀と遠野秋葉だが、解説作品の時代が下がるに従って、『Fate/stay night』を始めとする他の作品のキャラクター達も随時登場。特にライダーは作者の趣味によってほぼ毎回登場する。
登場人物
- 琥珀
- 本作の主人公(?)。TYPE-MOON作品を言いたい放題に解説(?)する。
マニアックなゲームが大好きで、その話題になるとTYPE-MOONの歴史そっちのけで熱く語るほか、隙あらば『月刊コンプティーク』誌の袋とじ企画の復活を要望したりする。
- 遠野秋葉
- メインキャラ。琥珀への突っ込み役だが、全く制御できていない。
暴走する琥珀に耐えかねて暴言を吐いたり、琥珀がTYPE-MOON上層部やコンプティーク編集部の神経を逆なでしかねない発言をした際には平謝りするなど、かなりキャラクター崩壊気味。
- アルクェイド・ブリュンスタッド
- アレな真祖。新しいデザインのミニスカを見せびらかしたりする。秋葉と仲が悪い。
- シエル
- パスタ。アルクェイドと共謀してリメイク版月姫から遠野家ルートを削ろうと画策する。
- 翡翠
- 洗脳探偵。独特の言い回しでセイバーなどを混乱状態に陥れる。
たまに姉の代理として進行役を任されると、逆に秋葉が不安を覚えるほどにまっとうな仕事をする。
- ライダー
- 『stay night』発売前の時点から「一般市民役」等の名目で毎回のように登場する。
作者に愛されているためキャラ崩壊は比較的に軽微だが、早いとこお役御免になりたくて仕方ない。 - セイバー
- 『stay night』発売後の時系列から、作品メインヒロインとして毎回のように登場するが、『stay night』や『Fate/Zero』での微妙な活躍ぶり(?)をネタに、「最優のサーヴァント(笑)」、「赤可愛い。青はオワコン」などなど、ひたすらいじられる。
- 間桐桜
- セイバーと同じ、もしくはそれ以上に虐められる可哀想な子。本人やルートの存在を故意に忘れられたり、ラスボス扱いがデフォだったりなど、しょっちゅう泣かされてはライダーに庇ってもらっている。
CCCが発表されてからはBBの格好で登場することも。 - 遠坂凛
- セイバーや桜に比べると登場頻度がやけに少ない。その分、キャラ崩壊やいじられ度は低いものの……
EXTRAの凛とあまり区別されていない。 - イリヤ
- 登場するシーンによって、本編イリヤだったりロリブルマだったり、中の人だったりプリズマ大先輩だったり微妙に変わる。
珍しく、琥珀さんがそれほど強い態度に出ない相手である。
- 赤セイバー
- 頭に「赤」と書かれている丹下声のわがままローマ皇帝。
(青)セイバーとは対照的に作中ではかなり優遇されている為、彼女から対向心を向けられ時には激しく低レベルなケンカを繰り広げる。 - キャス狐
- 琥珀さんの出番を奪おうと狙っている。親戚がヤバイらしい。
気を抜くとすぐに殺生石にされたりする。 - アーチャー
- 『stay night』の彼よりこちら側での登場が多い。CCC発表後はことあるごとに裸革ジャンを笑われている。
- ギルガメッシュ
- いわゆる『ドルアーガの塔』。キャラかぶりその他を理由に、赤セイバーほかにぶっ飛ばされたりする。
相変わらず慢心はしているのだが、本編よりも相当おとなしく、時には琥珀や赤セイバーに常識的なツッコミを入れたりもする。
- セイバー(Apocrypha・赤)
- 頭に「モ」と書かれている青の息子(娘)。『Apocrypha』から登場。
万年反抗期のオレっ娘だが、自分以外が父を馬鹿にするのは許さない、と赤セイバーと仲が悪い。 - ガウェイン卿
- 円卓関連の話題になると登場。ものすごくランスロットと相性が悪い。
- ランスロット卿
- 花札と違い、暑苦しい鎧をいつも身に着けている。キャラ崩壊が顕著で、王をはじめ他の騎士を煽りまくる。
- 蒼崎青子
- 通称アオッパイ。Fateばかりクローズアップされているため、度々『まほよ』の出番が無いことに不満を漏らす。
- 久遠寺有珠
- 『魔法使いの夜』から登場。青子や琥珀に対して静かなツッコミを入れる。
なぜか、琥珀からテムズトロルに多大なる期待を寄せられている。
- イスカンダル
- 『Zero』の話題になるとマスターを小脇に抱えて登場。ゲーム好き設定を活かして、割と古めのゲームネタにも乗ってくる。単行本描き下ろしではうっかり女体化されたりロリ化されそうになった。実にFate的。
欄外では中の人つながりでダンボールをかぶって潜入したり性欲を持て余したりするゲームのネタが多い。 - ウェイバー君
- たいていは自分のサーヴァントの小脇に抱えられて目の幅涙を流している状態で登場するが、たまにピンでレギュラー女性陣に囲まれて(わりと好意的に)弄られたりもする。
というか、初期の頃はもっぱら独立して動いていたのが気が付くとあんなことに。
- 葛木メディア
- 「キャスター」とネットで検索して、キャス狐の後の方に出てくる人。コンプとエルフ耳つながりで、時々ディードリットのコスプレで登場。
また、キャス狐とはキャスター&良妻キャラ同士で相性が良さそうなのに、「ロードスにお帰り下さいまし」などと冷たくあしらわれたりする不遇キャラでもある。 - ジル・ド・レェ
- 通りすがりのジャンヌソムリエ。容姿だけはセイバーとそっくりなモードレッドを鼻で笑ってダメ出ししたりする。
「キャスター」とネットで検索するとキャス狐の次くらいによく出てくるらしい。
- 李老師
- 『拳児』大ファンの琥珀さんというか作者から熱い視線を注がれる最強八極拳士。毒で死ぬ。
- 桜セイバー
- コハエースに登場した新たなセイバー。その正体、そして今後の展開は謎に包まれている。
- 斉天大聖
- 「俺様が斉天大聖・孫悟空様だ!」
琥珀さん(というか経験値氏)考案のオリジナルサーヴァント。……だが誕生から2ページで敢え無くリストラ。
使用人「ぐぬぬ…!!」
- 社長
- 見た目は青セイバーだが頭に「社」と書いてある。型月の偉い人としてコハエースのネームにダメ出ししたり、いきなり無茶振りもいいところの仕事を持ってきたりする。金髪大好き。
メモ
- 2012年エイプリルフールでは、「コハACE」というネタマンガがTYPE-MOON公式サイトにアップされるということもあった(作画:経験値)。
- 「コハエースEX」となったあと、聖杯戦争の開始が宣言された。オリジナルの英霊も登場するとのことだが、さて………
- オリジナルセイバーも登場するらしく、セイバーの危機感は鰻登り。
いつもの冗談かと思われていたが、遂に桜セイバーと呼ばれる新たなセイバーのサーヴァントが登場した。顔は伝統あるセイバータイプだが、大正風の和服で、武器は日本刀という今まで登場したことがなかった和風セイバー。
武内氏は「手先に迷いなく会心の出来ぞ」とコメントしており、正直気合入り過ぎなため、コハエースの編集者も困惑気味。
因みに経験値氏の心情を代弁した秋葉から「けっきょくセイバーじゃねぇか!ぶっとばすぞ武内!」といつものノリのコメントが来ているが、経験値氏も武内氏描き下ろしの新キャラが本当に出てくるとは思っていなかったようで狼狽を隠せないようである。 - 経験値氏が試しに出してきた新サーヴァント・斉天大聖の宝具は「藕糸歩雲履」、「鎖子黄金甲」、「鳳翅紫金冠」、そして「天河鎮定神珍鉄(通称・如意金箍棒)」で、大技として、固有結界的な身外身の方による平行世界の移し身同時運用による超絶次元反転分離攻撃を使うという。
だが周囲の反応は芳しくなく、ライダーさんからは「ボクの考えたFate感。どうにも反応に困る」
秋葉からは「名乗りから何まで微妙。きのこ製サーヴァントとの違い、はっきり分かるんだね。」
赤セイバーからは「取り敢えず女にしたらどうだ?」と酷評されている。
追い打ちをかけるように、武内氏からは「引っ張った割になんか微妙だね……」と気の毒そうに言われてしまったという。
……まぁ、「仙人」は型月世界では余りの強さから出演禁止されるほどの力があり、斉天大聖も「闘戦勝仏」と呼ばれる最高位の神霊になるため、神霊状態のキャス狐よりヤバイかもしれないと言われており、没にされても仕方ない所がある。後は宝具の名称がそのまんまで捻りがない、ハッキリ言えば厨二感が足りないことも要因と思われる。
- オリジナルセイバーも登場するらしく、セイバーの危機感は鰻登り。
- 「公認」であって「公式」ではないところがミソ。各種のアンソロジーコミックと同じで、それぞれのネタ・漫画の内容は、作者・経験値氏の独自のものであって、この作品がTYPE-MOONの公式見解を示しているわけではない。
- 基本的に琥珀以外のキャラは琥珀への突っ込み役だが、いずれも琥珀に振り回される役回りとなっている。
- 「カーニバル・ファンタズム」3rd Seasonのライナーノーツや、ニコニコ動画のバンプレちゃんねるに出張版が掲載されている。
- 欄外では、TYPE-MOONキャラがそれぞれのあだ名で匿名座談会を行っている。
- 作品の内容はTYPE-MOONでチェックしており、奈須氏がキレてボツになったものもあるとか。
- 掲載誌の関係で、TYPE-MOON関連作品であっても「空の境界(講談社及びその子会社である星海社)」や「氷室の天地 Fate/school life(一迅社)」など角川グループ以外の出版社が権利を持っている作品については触れられていない。
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