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:亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』では[[抑止力]]に召喚された[[サーヴァント]]として登場。英霊として成立するには人類史における功績が足りない、霊基が足りない存在である(明言はないが幻霊の区分であると思われる)ために[[衛宮士郎|自らに近い者を器とした存在]]([[疑似サーヴァント]])となっている。
 
:亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』では[[抑止力]]に召喚された[[サーヴァント]]として登場。英霊として成立するには人類史における功績が足りない、霊基が足りない存在である(明言はないが幻霊の区分であると思われる)ために[[衛宮士郎|自らに近い者を器とした存在]]([[疑似サーヴァント]])となっている。
 
:下総国に迷い込んだ[[宮本武蔵]]に自身が鍛えた妖刀「明神切村正」を貸し与え、英霊剣豪と戦う力を図らずも与えることとなった。  
 
:下総国に迷い込んだ[[宮本武蔵]]に自身が鍛えた妖刀「明神切村正」を貸し与え、英霊剣豪と戦う力を図らずも与えることとなった。  
:厭離穢土城が変状してからは決戦に同行。剪定事象から現れた妖術師の固有結界を、都牟刈村正によって穢土城もろとも両断。その際に神剣を人の身で使った代償に消滅した。
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:厭離穢土城が変状してからは決戦に同行。剪定事象から現れた[[天草四郎時貞(剪定事象)|妖術師]]の固有結界を、都牟刈村正によって穢土城もろとも両断。その際に神剣を人の身で使った代償に消滅した。
:その後は長らく出番はなかったが、Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』にて再登場。下総と異なりカルデアとは敵対する立場である異星の神の使徒の一人として[[アルターエゴ]]クラスの霊基を以て召喚された事、[[グレゴリー・ラスプーチン|ラスプーチン]]と共に何十騎もの汎人類史側のサーヴァントを撃破していたことがアストライアの口から明かされた。
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:その後は長らく出番はなかったが、Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』にて再登場。下総と異なりカルデアとは敵対する立場である[[異星の神]]の使徒の一人として[[アルターエゴ]]クラスの霊基を以て召喚された事、[[グレゴリー・ラスプーチン|ラスプーチン]]と共に何十騎もの汎人類史側のサーヴァントを撃破していたことが[[アストライア]]の口から明かされた。
:その後、オリュンポスにてカルデア一同と期せずして再会。異星の神の使徒という立場上カルデアとは敵対関係にありながら、護衛対象のプロメテウス=ヘファイストスの命に従うという名目でカルデアが求める大召喚器アイテールを鍛造・提供する。一方で、(ゼウスの意向に従う形で)大召喚器の引き渡しと同時に主人公らカルデア一行を斬る腹積もりでもあったがその目論見を武蔵に看破された事、武蔵やカイニスなどカルデアと協力する立場のサーヴァントが多く同伴していた事もあり、戦闘には持ち込まず撤退。その後、炎上する空想樹ごとアトラス神を両断し、異星の神の降臨に直接的な役割を果たす。
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:その後、オリュンポスにてカルデア一同と期せずして再会。異星の神の使徒という立場上カルデアとは敵対関係にありながら、護衛対象のプロメテウス=ヘファイストスの命に従うという名目でカルデアが求める大召喚器アイテールを鍛造・提供する。一方で、(ゼウスの意向に従う形で)大召喚器の引き渡しと同時に主人公らカルデア一行を斬る腹積もりでもあったがその目論見を武蔵に看破された事、武蔵や[[カイニス]]などカルデアと協力する立場のサーヴァントが多く同伴していた事もあり、戦闘には持ち込まず撤退。その後、炎上する[[空想樹]]ごとアトラス神を両断し、異星の神の降臨に直接的な役割を果たす。
 
:異星の神降臨後、ブリテン異聞帯より襲来した空想樹すら焼却しかねない脅威に対処するため、ラスプーチンの指示によりブリテン異聞帯へ出立した。
 
:異星の神降臨後、ブリテン異聞帯より襲来した空想樹すら焼却しかねない脅威に対処するため、ラスプーチンの指示によりブリテン異聞帯へ出立した。
 
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:刀作りに生涯を捧げた老人。現界に際しての外見は精悍な青年そのものだが、精神性はむしろ晩年に近い。
 
:刀作りに生涯を捧げた老人。現界に際しての外見は精悍な青年そのものだが、精神性はむしろ晩年に近い。
 
:ぶっきらぼうな物言いが多く、お世辞にも愛想がいいとは言えないが、いざ付き合ってみるとものすごく面倒見がいい。任侠肌の人である。
 
:ぶっきらぼうな物言いが多く、お世辞にも愛想がいいとは言えないが、いざ付き合ってみるとものすごく面倒見がいい。任侠肌の人である。
:これは村正本人の性格でもあるが、依り代になった肉体の性格でもある。……あるいは、この[[衛宮士郎|依り代の少年]]がもし老年期まで人生を全うできたのなら、このような人格になっていただろう、とも。<ref group="注">本人の言葉を借りるなら「式部が読んでやがる『もしこの人間が文亀時代に転生したら』……って奴さ」との事。要は依代である衛宮士郎がその精神性を維持したまま、村正の生前の時代で村正として順当に年齢を重ね、老年期に至ったIFの人格ということである</ref>。
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:これは村正本人の性格でもあるが、依り代になった肉体の性格でもある。……あるいは、この[[衛宮士郎|依り代の少年]]がもし老年期まで人生を全うできたのなら、このような人格になっていただろう、とも<ref group="注">本人の言葉を借りるなら「式部が読んでやがる『もしこの人間が文亀時代に転生したら』……って奴さ」との事。要は依代である衛宮士郎がその精神性を維持したまま、村正の生前の時代で村正として順当に年齢を重ね、老年期に至ったIFの人格ということである。</ref>。
 
:相手がどうあれ、内容がどうあれ、仕事を依頼されたのなら、それを納得のいくレベルで『仕上げる』事を矜持とする仕事(大好き)人間。
 
:相手がどうあれ、内容がどうあれ、仕事を依頼されたのなら、それを納得のいくレベルで『仕上げる』事を矜持とする仕事(大好き)人間。
 
:仕事のためなら時に冷酷・冷徹な手段にも出るが、外道(げどう)働きだけはしないようだ。
 
:仕事のためなら時に冷酷・冷徹な手段にも出るが、外道(げどう)働きだけはしないようだ。
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:それだけに、Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』にて、アストライアから明かされた「村正が'''敵方として'''現界している」という事実は、多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
 
:それだけに、Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』にて、アストライアから明かされた「村正が'''敵方として'''現界している」という事実は、多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
 
:声優陣の間でも村正の実装を望む声は相当数あったらしく、依代である衛宮士郎のCVを担当した杉山紀彰氏は『屍山血河舞台 下総国』実装以降、声優仲間から千子村正のボイスを収録していないか事あるごとに聞かれていた事を実装発表時の特番で明かしている。
 
:声優陣の間でも村正の実装を望む声は相当数あったらしく、依代である衛宮士郎のCVを担当した杉山紀彰氏は『屍山血河舞台 下総国』実装以降、声優仲間から千子村正のボイスを収録していないか事あるごとに聞かれていた事を実装発表時の特番で明かしている。
:特に初代メインヒロインの一人である[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]を演じる川澄綾子女史は概念礼装『リミテッド・ゼロオーバー』実装当初から何らかの形での士郎のFGO参戦を待ち望んでいたらしく、『屍山血河舞台 下総国』以降は杉山氏に会うたびに村正のボイス収録はまだか尋ねていた他、'''ボイス収録をしたら教えて欲しい'''とまで頼んでいたとの事。(なお、杉山氏が原作者に会った際に村正の収録予定を聞いたところ、その時点では1~2年先と言われたらしい。)
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:特に初代メインヒロインの一人である[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]を演じる川澄綾子女史は概念礼装『リミテッド・ゼロオーバー』実装当初から何らかの形での士郎のFGO参戦を待ち望んでいたらしく、『屍山血河舞台 下総国』以降は杉山氏に会うたびに村正のボイス収録はまだか尋ねていた他、'''ボイス収録をしたら教えて欲しい'''とまで頼んでいたとの事(なお、杉山氏が奈須氏に会った際に村正の収録予定を聞いたところ、その時点では1~2年先と言われたらしい)。
    
;妖刀村正
 
;妖刀村正
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:村正は村正一派が打った刀の総称であり、彼らが打った刀は尽く大量生産の安物であったと言われている。しかし、'''その安物がどれもこれも天下無双の切れ味を誇り、中には空也<ref group="注">意味は「人体など無いも同然」という、'''あの[[森長可|人間無骨]]'''のそれと似たようなもの。</ref>の称号を銀象嵌で施された物まであった'''。最強の刀剣に関しては多数の説が出るだろうが、『最優』の称号は間違い無く村正一派が総なめするだろう。
 
:村正は村正一派が打った刀の総称であり、彼らが打った刀は尽く大量生産の安物であったと言われている。しかし、'''その安物がどれもこれも天下無双の切れ味を誇り、中には空也<ref group="注">意味は「人体など無いも同然」という、'''あの[[森長可|人間無骨]]'''のそれと似たようなもの。</ref>の称号を銀象嵌で施された物まであった'''。最強の刀剣に関しては多数の説が出るだろうが、『最優』の称号は間違い無く村正一派が総なめするだろう。
 
:しかしそこは妖刀。新井白石がわざわざ記述を残すほどに多数の怪現象を起こしていたとされている。世界最初の永久磁石と言われるKS鋼の開発者が一人であった本多光太郎が、東北帝国大学の物理学教授をしていた頃に村正を含む複数の銘刀の切れ味を機械で測定・数値化した時も、'''村正だけ数値が安定しなかった'''という<ref group="注">本多は実験に同伴した学生達からそれを聞いて、「そこが即ち'''むら'''正」とダジャレで返したとか。
 
:しかしそこは妖刀。新井白石がわざわざ記述を残すほどに多数の怪現象を起こしていたとされている。世界最初の永久磁石と言われるKS鋼の開発者が一人であった本多光太郎が、東北帝国大学の物理学教授をしていた頃に村正を含む複数の銘刀の切れ味を機械で測定・数値化した時も、'''村正だけ数値が安定しなかった'''という<ref group="注">本多は実験に同伴した学生達からそれを聞いて、「そこが即ち'''むら'''正」とダジャレで返したとか。
もっとも、このエピソードの真相は、村正の刀剣は大半が徳川幕府の頃に銘を塗りつぶされたとされるため無銘のものが多く、従ってその成績もバラツキが多く補足が困難だった(つまり一口の刀で計測結果が測定の度に変動したのではなく、複数の刀で測定しその結果が一定していない・かつ無銘のものが多いことからそもそも真贋も定かではない)というものである</ref>逸話がある。
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もっとも、このエピソードの真相は、村正の刀剣は大半が徳川幕府の頃に銘を塗りつぶされたとされるため無銘のものが多く、従ってその成績もバラツキが多く補足が困難だった(つまり一口の刀で計測結果が測定の度に変動したのではなく、複数の刀で測定しその結果が一定していない・かつ無銘のものが多いことからそもそも真贋も定かではない)というものである。</ref>逸話がある。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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