諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕

2024年2月7日 (水) 14:41時点におけるMopheil (トーク | 投稿記録)による版 (→‎宝具)
キャスター
真名 諸葛孔明
読み しょかつこうめい
外国語表記 Zhuge Liang(Lord El-Melloi II)
性別 男性
誕生日 10月3日
血液型 B型
身長 186cm
157cm(第三再臨)
体重 68kg
50kg(第三再臨)
好きな物 物分かりのいい生徒、静けさに満ちた教室、頭に豆腐が詰まっていない同僚
自分の才能を正しく評価してくれる、かつ尊敬に値する相手(第三再臨)
苦手な物 乱暴な男、下品な男、夢も覇気もない人
暴力(第三再臨)
天敵 義妹
依代 ロード・エルメロイⅡ世
出典 『三国志演義』
地域 中国
属性 中立・善
一人称
二人称 お前
三人称 彼/彼女
声優 浪川大輔
デザイン 武内崇
設定作成 東出祐一郎
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

魔術師」の疑似サーヴァント

略歴
中華は三国時代に謳われた天才軍師・諸葛亮が、ロード・エルメロイⅡ世の肉体を器にすることで現世に召喚されたモノ。孔明は「カルデアの召喚式では霊基が作りづらい英霊」に該当するものと思われ、英霊そのままではなく、エルメロイⅡ世の体を霊基に疑似サーヴァントとして現界した。
一方このエルメロイⅡ世は『Grand Order』世界の人物ではなく、『Grand Order』世界では起こってすらいない第四次聖杯戦争を経験していることや各発言から、本流である『stay night』準拠…いわゆる正史に沿った世界のエルメロイⅡ世であると思われる。
Fate/Grand Order』第二特異点『永続狂気帝国 セプテム』ではマスターを持たないはぐれサーヴァントとして西暦60年のローマに現界したが、少年の姿で現界した征服王と遭遇して彼に力を貸すこととなり、ネロの軍勢を翻弄して彼女とアレキサンダーを引き合わせる手助けをした。
『Fate/Accel Zero Order』では、第四次聖杯戦争の知識を生かして主人公たちと共に暗躍。
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、再びアレキサンダー達と共に、Ⅱの座を統括する情報室フラウロスと交戦する。
人物
羽扇を持ったロード・エルメロイⅡ世その人だが、厳密に言えばこのサーヴァントはエルメロイⅡ世でも諸葛孔明でもない。
本来は乗り移られた人間側の人格は英霊のものに上書きされるのだが、人理の守護において利害が一致したことに加え、自分の計略を十全に使える者がいるならば自分自身が活躍する必要はないという孔明の判断により、現代に詳しいエルメロイⅡ世が肉体の主導権を持つことになった。要は「エルメロイⅡ世という俳優が、諸葛亮の役を演じている」という所である。孔明自身も自身の意思を表に出すことはないが、特定の相手に対しては思わず人格が出てくることもある。
思考と感情は寄り代であるエルメロイⅡ世に準じているため普段は公正な人物だが、「Fate/Accel Zero Order」では過去の自分とそのサーヴァントと遭遇したこともあってか「困った方向にスイッチが入って」感情的になることもある。
孔明自身の詳しい性格は不明だが、歴史を元にした物語(三国志演義)が出典なだけのことはあり、数分間会話をしたエルメロイⅡ世曰く「史実以上の化け物」「人間と話している気がしなかった」。人格が出てきた際には危険な目つきになって一人称も「俺」になっていた。
ビジュアル面では、霊基再臨第一段階の時計塔講師の赤コート姿から始まり、霊基再臨二段階目でメガネスーツ姿に。そして、三段階目ではなんとウェイバー・ベルベット時代の姿に若返り、更にその肩には征服王のマントが羽織られている。もちろん、声や台詞も全パターンが若い頃のものに差し替わるという、第一部実装当時ではほぼ唯一と言える手の込んだ扱いである。
ちなみにというべきか、第四次聖杯戦争時点で19歳、10年後の第五次聖杯戦争が2005年なので(FGO時空ではどちらも行われていないが)、2017年当時で41歳ほどとなる。四半世紀近く経っても、イスカンダルとの関係は忘れられないものであるらしい。
能力
エルメロイⅡ世に起因するスキル「鑑識眼」を持っているなど、両者の力が混ざり合い本来のサーヴァントにとどまらぬ力を発揮している。
臥竜の計略を十全に扱い、奇門遁甲陣によって気配遮断を無効化する。戦闘においては爆炎を巻き起こし、突風と落石を発生させ、扇ビームを放つ。
エルメロイⅡ世自身は知識と経験、前準備で一流のサーヴァントと渡り合っているという。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター 主人公 (Grand Order) E E D A B+ A+ 陣地作成:A
道具作成:B
鑑識眼:A
軍師の忠言:A+
軍師の指揮:A+

宝具

石兵八陣(かえらずのじん)
ランク:C-
種別:対軍宝具
レンジ:50
最大捕捉:500人
由来:諸葛孔明が、自軍の敗走が決まった際に仕掛けておいた伝説上の陣形。
伝承『三国志演義』における諸葛孔明としての力の一端。巨岩で構成された陣であり、侵入した者たちを迷わせ死に追いやる。
魔術師からすれば工房を常に持ち歩いてるに等しいらしく、エルメロイⅡ世の真名開放によって相手のいる場所を強制的に石兵八陣に変更する大魔術と化す。
石兵八陣から脱出しない限り、標的となった者達には毎ターン、追加ダメージが蓄積していく。さらに気配遮断を無効化する効果も持っている。
『Grand Order』では「敵全体のチャージを減らす&中確率でスタン状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&呪い状態を付与(3ターン)&防御力をダウン[Lv](3ターン)」という効果のArts宝具。
幕間の物語3クリアでCランクに上昇し、呪い状態と防御力ダウンの効果量が上昇する他、呪い状態は持続ターン数が6ターンに延びる。
出師表(すいしのひょう)
ランク:EX
種別:対軍宝具(自軍)
レンジ:0
最大捕捉:100人
諸葛孔明が、敵国の討伐軍を編成した際にまだ若い皇帝に向かって残した上奏文。
忠を尽くす心構えを熱烈に綴った文で、後年においても名文中の名文と讃えられた。
効果は「諸葛孔明の伝説に沿って、必要な能力を相手に与える」というもの。
宝具としての効果は長らく不明だったが、期間限定イベント『レディ・ライネスの事件簿』にて判明。聖杯との縁があまりなく、サーヴァントになれる経歴を持たないグレイルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトライネス・エルメロイ・アーチゾルテ特異点に召喚されるのに必要な霊基を与え、後者二人には疑似サーヴァントアストライア司馬懿〔ライネス〕として召喚されるようにした。エルメロイⅡ世の縁を用いて召喚したためエルメロイ世の現状に近いところから連鎖しており、孔明の縁から関連性のない司馬懿とライネスが疑似サーヴァントになり、更にエルメロイⅡ世の立ち位置にライネスを無理に当て込まれた事でライネスが自分自身をロード・エルメロイⅡ世だと誤認することになった。
ただし、疑似サーヴァント化する程の絶大な効果を発揮したのは人理の歪みや特異点の事情などの要因があったためで、本来はここまでの性能は発揮されないとされる。

真名:諸葛孔明

諸葛亮孔明(孔明は字)。中国は三国時代における政治家、軍人。二~三世紀の人物。
弱小国である蜀が長きに渡り大国である魏に抵抗できたのも、彼の力に依るところが大きいと伝えられている。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
疑似サーヴァントとしてまさかの参戦を果たす。当然ながら驚愕したユーザーも数多い。性能に関しては話題まとめを参照。
『FGO夏祭り2016~1st Anniversary~』の開催に際してバトルキャラ、モーション並びに宝具演出が一新された。
『Fate/Grand Order Arcade』では、2021年5月1日より、肩にファーが付いたコート姿の総身霊衣「ファッショナブルモッズコート」が実装された[注 1]

人間関係

Fate/Grand Order

アレキサンダー
かつて共に駆けた英霊の別の姿。
第二特異点では師匠と弟子として共に行動している。
ウェイバー・ベルベット
かつての自分自身であり、『Fate/Zero』とのコラボイベントで遭遇した相手。
自分の未熟だった頃の過去はまともに見ていられないらしく、普段の冷静さからは想像もつかない態度を見せている。
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
かつての自分の師匠であり、『Fate/Zero』とのコラボイベントで遭遇した相手。彼に対する生前からの敬意と後悔が大きな行動指針となった。
性格をよく知っていたため嘘八百で丸め込んで共闘を引き出し、最終的にはケイネスは時計塔へと帰還、ランサーも最後まで生存するという結果に至った。
イスカンダル
『Fate/Zero』とのコラボイベントで遭遇した、かつての聖杯戦争での運命の相手。
イベントストーリー中でも、彼に軽蔑された途端にショックを受けたり、勝敗度外視で勝負をする許可を得ようとするなど、執着は非常に強い。
エレナ・ブラヴァツキー
彼女のキャラクエにて、神智学と彼女自身の魔術の乖離を突っ込んで指摘してしまった結果、マジ泣きさせてしまうハメに。
シャーロック・ホームズ
知性派同士で話が合うようで、よくロビーで話し込んでいるとか。
依代のエルメロイは『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で探偵役を務めており、ホームズが推理において「ハウダニット」(手口)を重点としているのに対し、自身は魔術絡みの事件に関わることから「ホワイダニット」(動機)を重点においている。
アルトリア・ペンドラゴン
彼女の聖剣と正対した経験があるため、畏怖混じりのかなり複雑な感情を持っている模様。
ギルガメッシュ
彼の乖離剣とも相対した経験があるため、かなり怖れている。
『Fate/Zero』とのコラボイベントでも最大の脅威と見なし、戦力集中させてのフルボッコで容赦なく始末した。
グレイ
自らの内弟子。お互いサーヴァントになっていてもその関係性は殆ど変わらない。
司馬懿〔ライネス〕
エルメロイⅡ世・孔明の双方において因縁がある疑似サーヴァント。
期間限定イベント『レディ・ライネスの事件簿』では自身の宝具「出師表」がライネスを司馬懿と結びつけ疑似サーヴァントとして召喚していたことが明かされた。
カルデアでも彼女を「悪魔」と呼ばわって露骨に避けているが、秦良玉の幕間からも分かるように相も変わらず引っ張り回されている。
孔明にとっても縁の深い相手であり、司馬懿から呼びかけられた場合には自身の意思を表出させることもあるほど。
虞美人
期間限定イベント『水着剣豪七色勝負』にて共演。
カジノで浪費したお金を補填する為に貴重な歴史的遺物を身元も怪しい連中に即金で売り払おうとする姿に頭を抱え、「馬鹿仙女」とまで罵倒した。
妖精騎士トリスタン
期間限定イベント『カルデア妖精騎士杯 ~二代目の凱旋~』で、前からグレイと縁があった彼女と組んだ事について「グレイは性悪を引き寄せる性分なのか」と呆れていた。自分が筆頭だという自覚はないようである。

名台詞

Fate/Grand Order

第一、第二段階

「物理で殴るだけが戦いじゃない……」
「これぞ大軍師の究極陣地―――『石兵八陣かえらずのじん』。破ってみせるがいい………」
宝具発動。中華にその名轟く大軍師の敷いた伝説の陣形が顕現する。
前者セリフの元ネタは、「ラストリベリオン」というゲームに対するプレイヤーの寸評であろうか。
件のゲームはパラメータの成長率が無茶苦茶なので複雑すぎる属性システムがまったく意味をなさず、魔法も非常に手間がかかるため、攻略サイトで全ての質問に対する返事が「レベルを上げて物理で殴ればいい」と言われているほど。
「私が仕える主は一人だけ。あくまで使える駒の一つと考えておけ」
「私はあの征服馬鹿以外に仕える気は毛頭ない。しかし、君とは良い関係でいたいものだ」
たとえどんなに歳を重ねようと、サーヴァントになろうとに対する忠義は忘れたりはしない。
「ライネス…? いや、私/僕は諸葛孔明だ。何のことだかさっぱり分からないな…おい、時計塔に連絡しようとするな。おい!」
マイルーム会話「絆Lv3」。魔術師としての現行の主について、しらばっくれようとするものの弄られる。
「なっ!? マスター、あれほど時計塔には連絡するなと! はっきり言っておくが、こいつは悪魔だぞ! 一体どれだけ私の胃が破壊されてきたか!」
マイルーム会話「司馬懿〔ライネス〕」。上記ではまだしらばっくれていたものの、実際に頭痛と胃痛の種である義妹がカルデアに召喚された事で、とうとう彼も動揺を隠せなくなった模様。と言うか召喚されるようになったのは貴方のせいですけどね!
「奇妙な話だな。もう会うことは無いと割り切っていたが、こうして肩を並べるとは。全く、人理の危機という奴も少しはプラスに働くらしい…」
マイルーム会話「イスカンダル」。生きて再会することは決して叶わないと諦めていた、あの日の姿の征服王と再会できて共に戦えることは、彼にとっては大きな幸運であった。
なお、こうは言っているが、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』を見る限り「実は全く割り切っていなかった」可能性が高い(2015年に至るまでに、割り切るような何らかのエピソードが有った可能性も有るが)。
「……勿体ないお言葉、恐縮です。我が昔日の師。私が目指したロード。偉大なるエルメロイ。」
「御身の才能は時計塔の誇る至宝です。どうかくれぐれもご自愛召されるよう。」
期間限定イベント『Fate/Accel Zero Order』にて、ケイネスから感謝の言葉をかけられて。
生前では交わすことができなかった想いを、ようやく本人の前で言葉にできた瞬間。
「……はは、あはははッ、はっはっはっはッ!」
「済まない主人公、我がマスターよ。これが一度かぎりの我侭だ。」
「あいつと戦わせてくれ。使命も、世界の命運も、全てを忘れた上で……。」
「あの男だけを見据えて、この私に、勝つか負けるかも分からない競い合いをやらせてくれ!」
期間限定イベント『Fate/Accel Zero Order』にて。イスカンダルから「ぜひとも制覇せねば気が済まぬ猛者」との挑戦に応じて。
大聖杯の災厄を前にして名軍師にあるまじき選択ではあるが、かつて彼に仕え、今も色褪せることない憧憬を抱く者からすれば、これほど嬉しい言葉はなかったのだろう。
「そう言ってくれるか。フフ、これがもしうちの生徒なら大馬鹿者と叱り飛ばすところだが……。」
「私を従えるとなれば、それでいい。あいつや私に負けず劣らずの大馬鹿者なればこそ、仕える甲斐がある!」
同上イベントにて、一度かぎりの我侭を「面白そうだ」とマスターに賛同されて。
若かった頃に憧れた『男の浪漫』を共有してくれた大馬鹿者への感謝と最大の賛辞である。
上記の通り彼は前提として、主として仕える対象が「自身にとっての王」のみであったことを考えれば、ある意味真の意味で主人公を「マスター」として認めた瞬間とも言える。
「冬木市よ、私は帰ってきた!」
同上イベントの告知CMにおいて。
たしかに自身が参加した第四次聖杯戦争の特異点に再び潜り込むとはいえ、そのセリフをおまえがいうのか…。
知ったことか・・・・・・。それに、にとっても、この現世は面白い。」
司馬懿〔ライネス〕の幕間『レディ・ライネスの追憶』にて。
シナリオ最終盤、ライネスではなく司馬懿に「たまにはお前も出てこい・・・・・・・・・・・軟弱軍師・・・・」と呼びかけられて。
エルメロイⅡ世ではなく諸葛孔明としてのほぼ唯一の発言。どれだけ深く引っ込んでいても司馬懿に呼ばれれば諸葛孔明としての意識が表面化するのが彼らの縁だという。
この際の表情もエルメロイⅡ世が滅多に浮かべない人を食ったような笑い顔であり、諸葛孔明という人格の一筋縄ではいかない一面を表している。

第三段階

「全てはボクの思うまま、ってね!」
「これぞ大軍師の究極陣地――――『石兵八陣かえらずのじん』っ!!」
若返った姿での宝具発動。老成された感じがなくなり、年相応のテンションで宝具を放つ。
しかしこの若返り、本人からしたらどういう心境なのだろうか……?
「つまんない連中だな。他にやる事ないの?」
スキル使用時の台詞。元ネタはコーエーのSLG、『三国志』の孔明の台詞、「ほかに やることは ないのですか」。煽りAAにもなっているので見た事がある人も多かろう。
「好きなもの?そんなの決まってるよ。ボクの才能を正しく評価できて、かつ尊敬に値する相手だね!」
マイルーム会話「好きなこと」。誰がどう聞いてもあの征服王のことなのが丸分かり。
「ところで、極東地区は歴史改変に関係ないのか? 秋葉原とか、ゲームの歴史が……あ、ないか……そっか……」
「見ての通りゲーム中だよ。話しかけるのはいいけど、プレイの邪魔だけはするなよな。ボクは効率厨なんだ、ここまで積み重ねた時間を、ムダにされたらたまらない」
それぞれ、マイルーム会話「絆Lv4」と「絆Lv5」。
ゲームに大変熱中していらっしゃるようで、その熱中ぶりは絆Lv5に達したマスターよりも優先度が高い。挙句の果てに自ら「効率厨」などと言いだす[注 2]
ちなみに第二段階以前の大人の状態でも、Lv5の「効率厨」の部分が無いだけでほぼ同じことを言う。
「マ、マスター。早急にここから離れよう。僕をロードか何かに封じようとする、最悪な義妹の気配がする。遅れたら誘拐されるぞ!さぁ、急ぐんだ!!」
マイルーム会話「司馬懿〔ライネス〕」。ライネスとの初対面の際、拉致された事(『ロードエルメロイII世の事件簿』2巻冒頭の回想シーン)が未だにトラウマになっているようで、彼女の気配を感じるや速攻で逃走を図った。
「痛った……オイ、どこ見て生きてるんだよオマエ!道の真ん中にぼんやり立ってるな、バカ!」
幕間の物語「再臨の真実」より。再臨したと同時に若返ってしまったことにパニックになり、慌てて廊下を駆けていたところ主人公とぶつかる。
第四次聖杯戦争頃を彷彿とさせる少年期の彼らしい暴言である。
ちなみにこの時マシュに背丈が自身とほぼ同じであることを指摘され憤慨している。

メモ

  • 孔明本人の人物評に関して、後に実装された陳宮がマイルームにてかなり辛辣な内容で評価・言及している。その中で「本人の実力は高いが、他人を見る目が無く弟子にも恵まれていない(要約)」とあり、依り代であるエルメロイⅡ世はその対極「本人の実力は低いが、他人を見る目は確かで多くの弟子に恵まれている」と(陳宮の推察が間違いでなければ)[注 3]見事なまでに真逆の性質を持ち合わせている。
  • 後続の同郷サーヴァントと異なり、彼は「姓(諸葛)+字(孔明)」の名義で登録されている。「孔明」と言う字があまりに有名なので、それを使いたかった、と言う事情だろうか。
    • なお、幕間ではロマンや当のエルメロイⅡ世から「姓+諱+字」の「諸葛亮孔明」と呼ばれているが、これは明確に誤りである。この辺りの事情は呂布奉先のメモを参照。
  • Fate/Grand_Order_藤丸立香はわからない本編には未登場だが、アニメ第28話のシルエットクイズの答えに登場。同話に登場したエルキドゥ……と思わせておいて諸葛孔明という引っ掛け問題であった。孔明の罠

話題まとめ

『Grand Order』での孔明
NPチャージを共通点とし、かつ他のどのスキルよりも強力な味方強化スキルに加え、敵全体の攻防面をまとめて妨害する宝具と、シンプルながら強力な補助性能を誇っており、後にあのマーリンが限定実装されてなお、彼と玉藻の前スカサハ=スカディと並んで☆5最優キャスターの一角に座し続けている。しかもこの4人では唯一、開幕からNPを最大で1人に50&残り2人にも20配れるということで他に並ぶ者のないスキルセットとなっている。しかも他の3人はそれぞれスキルの都合上バスタークリティカル、アーツ耐久、クイッククリティカルと補助対象の得意分野が分かれているのに対して、攻撃、防御、クリティカル威力と基礎能力の強化に特化している孔明は活躍の場(パーティー)を選ばず、しかも他3人の専門分野において当人には及ばずともその代替を果たす上では十分な性能を持っており、該当サーヴァントを持っていない場合の役割の穴埋め、引いては該当サーヴァントの補佐としても絶大な性能を誇る。しかも前述の優秀過ぎるNP配布もあって汎用性においては随一の性能を誇る。また、4人とも宝具が補助専用の性能となっているが、他の3人が味方へのバフに特化している一方で孔明だけが敵全体へのデバフを行うものとなっている。その効果も原則確定発動の防御力低下、チャージ減、呪い付与に加え、確率ながらスタン付与と非常に強力であり、先述のスキルでNPチャージを行うと自ずと自身にも最低20%が入ることになるため回転率も悪くない。NP配りが最重要任務であると考えても、宝具チェインを掛けつつ敵の防御を下げて味方の宝具火力向上に貢献したり、ここ一番で敵の宝具使用をほぼ確実に足止めできるなど宝具絡みでもこなせる仕事も多く、これも汎用性の高さに繋がっている。
だがサービス当初は最高レア度の☆5にも関わらず、宝具の効果は現在ほど強力ではない上スキルのNPチャージも存在しないことで運用の意義を見出されなかった。後にアップデートでスキル・宝具効果に強烈なテコ入れが行われ、現在ではクリティカルスター発生と回復能力がないことを弱点とする程度となっている。
なおそれが「強烈過ぎた」が故に、孔明を引き当てたプレイヤーにはどのクラス相手のクエストにも連れ回されることから「過労死するのでは?」とネタにされたり、孔明に頼る行為に一々拒否反応を示す「孔明アレルギー」患者の発生など、逸話は枚挙に暇がない。
このため、「酷使されすぎて過労死するんじゃないか」とプレイヤーから心配されており、そして孔明の晩年を知るユーザーからは「諸葛亮はこうなることを見越してロード・エルメロイⅡ世に全て押し付けた」等とも言われている。
それでも絆レベルが最大値まで達してしまえば特に周回などにおいて経験点に無駄が生じてしまうため、効率を考えて使用を控える人もいるにはいるのだが、それについても2018年11月に絆レベル上限解放アイテムである「カルデアの夢火」が実装されたことで解決してしまい、結局孔明に安息が訪れることはなかった。ちなみに孔明はFGOにおいて絆礼装取得者(絆レベル10達成者)が最も多い☆5サーヴァントであることが公表されている。
なお、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の作者である三田誠氏も『Grand Order』を初期からプレイしているが、孔明の疑似鯖・エルメロイⅡ世を召喚したのは開始からかなりたっての2018年9月12日(『Fate/Accel Zero Order』の復刻日替わりピックアップ時)のことだった。[出 1]
2019年8月の陳宮実装以降、スキルやNPをすべて吐き出したあとの絞りカスとなった孔明が、敵陣に打ち込まれて散華するという案件が多発している模様。過労死どころか労災死。

脚注

注釈

  1. 肩のファーは特にお気に入りとのこと。偉大なる王とお揃いだからだろうか。
  2. 効率厨=効率を突き詰める事を最優先とするプレイスタイル、またはそれを他人に強要する困った子を指す。前者はあくまでスタイルの一種だが、後者は迷惑行為であり嫌われ者の原因。自称なので前者の意味だと思いたいが…。
  3. 実際、君主である劉備は同じく「知勇どちらも名だたる英傑に及ばないが、人望と鑑識眼に優れた」とされており、彼の遺言にて実力以上の見栄を張るから大事を任せないよう言付けられた馬謖を重用していた孔明は街亭の戦いにて敗戦を喫し撤退を余儀なくされた。劉備没後の後任に関しても「劉禅が仕える価値のない暗愚であれば迷わず国を治めてくれ」との遺言に対し、忠を尽くすべく帝位に劉禅を置いたが、劉禅の放蕩ぶりと孔明没後の蜀の零落を見るに劉禅に王の資質があったかは疑問である。また、愛弟子である姜維に関しても彼のために策を弄してまで敵対国である魏から引き抜いて後継者として手元に置いたが、彼は孔明の没後に勝機を見定められぬまま幾度となく北伐を繰り返し国力を疲弊させ、西晋への降伏へと繋がった。降伏の後、晋王である司馬昭は「諸葛亮が御しきれなかったのに姜維には尚更無理だっただろう」と語っており、孔明自身の能力の高さに対し仲間の不甲斐なさなどを遠回しに表してると言え、陳宮の推察は的を射た発言といえる。

出典

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