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759 バイト追加 、 2019年9月13日 (金) 18:18
→‎概要: 自尊を原作通り“自尊”と強調して表記 慎二にとって重要なワードのようなので
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;略歴
 
;略歴
 
:[[魔術|魔術師]]の家系・[[間桐家]]に生まれるものの、一族は衰退の一途を辿っており、彼の代でとうとう魔術回路を失った。生まれながらに魔術回路を持たない慎二は、魔術師ではない一般人である。しかし、間桐の蔵書から[[魔術]]の知識を得ており、「特権階級」としての選民意識が強い。
 
:[[魔術|魔術師]]の家系・[[間桐家]]に生まれるものの、一族は衰退の一途を辿っており、彼の代でとうとう魔術回路を失った。生まれながらに魔術回路を持たない慎二は、魔術師ではない一般人である。しかし、間桐の蔵書から[[魔術]]の知識を得ており、「特権階級」としての選民意識が強い。
:『[[Fate/stay night]]』より10年以上前、桜が妹になった時は居場所を取られるのではと嫌っていたが、脅威を感じなくなると遠坂家からもらわれてきた彼女に哀れみを感じ、多少いじめつつも兄として可愛がっていた。
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:『[[Fate/stay night]]』より10年以上前、桜が妹になった時は居場所を取られるのではと毛嫌いしていたが、脅威を感じなくなると遠坂家からもらわれてきた彼女に哀れみを感じ、見下すように同情しつつも兄として可愛がっていた。それは優越者としての憐憫であり、彼にとって最も頼りとなる“自尊”だった。
 
:『Fate/stay night』の4年前(『Fate/hollow ataraxia』の5年前)の秋に士郎と出会う。成り行きで文化祭の看板作りを周りから押し付けられて一人で作っていた士郎に対して、後ろで手伝うこともなく悪態を吐きながらも一晩付き添い、出来上がった看板を見て「お前馬鹿だけどいい仕事するじゃん」と素直に笑ったことがきっかけ。
 
:『Fate/stay night』の4年前(『Fate/hollow ataraxia』の5年前)の秋に士郎と出会う。成り行きで文化祭の看板作りを周りから押し付けられて一人で作っていた士郎に対して、後ろで手伝うこともなく悪態を吐きながらも一晩付き添い、出来上がった看板を見て「お前馬鹿だけどいい仕事するじゃん」と素直に笑ったことがきっかけ。
 
:以降は士郎を馬鹿にしながらも親しい友人として付き合うように成り、彼を利用しようとする人物に影で社会的制裁を加えたり、自分の家に招待したりと、曲がりなりにも友人をやっていた<ref group="出" name="『Fate/side materiale』p.74-75">「Fate用語辞典-間桐慎二」『Fate/side material』p.74-75</ref>。
 
:以降は士郎を馬鹿にしながらも親しい友人として付き合うように成り、彼を利用しようとする人物に影で社会的制裁を加えたり、自分の家に招待したりと、曲がりなりにも友人をやっていた<ref group="出" name="『Fate/side materiale』p.74-75">「Fate用語辞典-間桐慎二」『Fate/side material』p.74-75</ref>。
:『Fate/stay night』の3年前、桜が魔術教育を施されている場面に出くわしたことで、桜こそが間桐の後継者であり、自分だけがいらない子が誰かを間違えていたことに気づく。更に今まで哀れんできた桜に謝られて、自分こそが桜に哀れまれていたことを知る。
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:『Fate/stay night』の3年前、桜が魔術教育を施されている場面に出くわしたことで、桜こそが間桐の後継者でありいらない子は自分の方だということに気付き、更に今まで勘違いしていた自分の惨めさに気付く。
:以降は慎二に隠さなくても良くなって開き直った父や祖父から空気のようにどうでも良い存在として扱われただけでなく、自分が欲しかった物を全て持っている桜からも哀れまれ続ける、慎二にとって「いっそ無視してくれれば良かった」とまで思いつめる苦痛の3年間を味わうこととなる。この自分の理想とする世界と自分のいる世界のギャップは彼の性格を大きく歪めることとなり、自分に謝り続ける桜に対して「徹底的に抑えつけないと僕の立場がない」という強迫観念に囚われ、暴力に訴えるようになった。
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:その桜から謝られ、今まで桜のことを見下すように同情していた彼にとってこれ以上ないくらいの悔辱を感じることになった。
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:以降は慎二に隠さなくても良くなって開き直った父や祖父から存ない物として扱われ、彼は屋敷における「空気」になった。その「空気」に同情を向け続ける桜に対し憎しみと希望を持つようになる。彼曰くいっそ無視してくれれば良かったらしい。
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:その後は彼にとって苦痛でしかないと感じるような3年間を味わうこととなる。この自分の理想とする世界と自分のいる世界のギャップは彼の性格を大きく歪めることとなる。
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:自分が本当は後継者では無いと知った時、今まで自分を形成してきたものが全て終わったと感じるほど、彼は「間桐の後継者」という事に優越と自尊と自分の価値を見いだしていた。
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:本来の後継者である桜を徹底的に抑えつけないと自分の立場が無くなるという強迫観念に囚われ、桜を暴力で抑えつける事で自尊心を保ち自分の立場を確立しようとするようになった。
 
:第五次聖杯戦争において、戦いを嫌がった桜の代理マスターとして、ライダーを借り受け参戦。士郎が自分にはなれない魔術師であったことを知り、衝撃を受ける。それでもライダーを得たことで辛うじて自尊心を保ち、本心から士郎に同盟を持ちかける。だが士郎に断られたことで逆上する。
 
:第五次聖杯戦争において、戦いを嫌がった桜の代理マスターとして、ライダーを借り受け参戦。士郎が自分にはなれない魔術師であったことを知り、衝撃を受ける。それでもライダーを得たことで辛うじて自尊心を保ち、本心から士郎に同盟を持ちかける。だが士郎に断られたことで逆上する。
 
;人物
 
;人物
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:良家の子ということで金回りが良いため、学園でも普通の女子には良くモテるが、同性や一部女子には受けが悪い。桜への日常的な暴行の延長で、女性に暴力を振るうことに抵抗が無い<ref group="出" name="『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.97">「間桐慎二-奈須きのこ&武内崇キャラクター別対談」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.97</ref>。
 
:良家の子ということで金回りが良いため、学園でも普通の女子には良くモテるが、同性や一部女子には受けが悪い。桜への日常的な暴行の延長で、女性に暴力を振るうことに抵抗が無い<ref group="出" name="『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.97">「間桐慎二-奈須きのこ&武内崇キャラクター別対談」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.97</ref>。
 
:アクの強い人柄ではあるが、衛宮士郎、[[柳洞一成]]、間桐慎二の三人が揃うととてもバランスのいい友人グループになるのでは、と言われている(実際、球技大会や修学旅行では三人で行動している)。
 
:アクの強い人柄ではあるが、衛宮士郎、[[柳洞一成]]、間桐慎二の三人が揃うととてもバランスのいい友人グループになるのでは、と言われている(実際、球技大会や修学旅行では三人で行動している)。
:彼にとって「使える奴」という評価は相手を認めているということ。士郎は彼にとって(自覚しているかどうかはともかく)ライバルであり、なくてはならない存在。ただしそれと好悪の感情は別であるため、容易に敵にも味方にもなってしまう。
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:彼にとって「使える奴」という評価は相手を認めているということ。士郎は彼にとって自覚は無いがライバルでありたいと思うような、他に代えのない特別な存在。ただしそれと好悪の感情は別であるため、容易に敵にも味方にもなってしまう。
 
:聖杯戦争中は、マスターとなれたことで増長し、ハイになっているため、普段より割り増しで傍若無人な性格になっている。普段の慎二はあそこまでひどい人間ではない<ref group="出" name="『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.97" />。
 
:聖杯戦争中は、マスターとなれたことで増長し、ハイになっているため、普段より割り増しで傍若無人な性格になっている。普段の慎二はあそこまでひどい人間ではない<ref group="出" name="『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.97" />。
 
:欠点は多いが、[[言峰綺礼]]のような真性の悪人ではなく、倫理観が欠落する魔術師でもなく、あくまでも一般人の感覚で聖杯戦争を戦っており、凛は彼を「人畜無害な存在」と評している。ただし、一般人であるがゆえに、サーヴァントの強大な力を自身の欲望のために悪用するような小人物でもある。
 
:欠点は多いが、[[言峰綺礼]]のような真性の悪人ではなく、倫理観が欠落する魔術師でもなく、あくまでも一般人の感覚で聖杯戦争を戦っており、凛は彼を「人畜無害な存在」と評している。ただし、一般人であるがゆえに、サーヴァントの強大な力を自身の欲望のために悪用するような小人物でもある。
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:付き合いの長い友人。『stay night』の開始時には、彼の退部がきっかけで関係が冷え込んでいる。『hollow』では元の鞘に納まりつつある。
 
:付き合いの長い友人。『stay night』の開始時には、彼の退部がきっかけで関係が冷え込んでいる。『hollow』では元の鞘に納まりつつある。
 
;[[遠坂凛]]
 
;[[遠坂凛]]
:以前に告白、振られるも諦めず気を惹こうとアプローチを繰り返す。そしてベアナックルでコンビネーションをお見舞いされる。
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:嫉妬と羨望がない交ぜの複雑な感情を向ける。 以前に告白してフラれて逆恨みしている。しかしまだ未練があるのかしつこく共闘を申し込む。そしてベアナックルでコンビネーションをお見舞いされる。
 
;[[柳洞一成]]
 
;[[柳洞一成]]
 
:反りのあわない知人。『hollow』では士郎を巡って三角関係を展開する。
 
:反りのあわない知人。『hollow』では士郎を巡って三角関係を展開する。
 
;[[美綴綾子]]
 
;[[美綴綾子]]
:弓道部主将。凛ルートでは口論になり、彼女を路地裏に捨てて悪意ある噂を広める。
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:弓道部主将。凛ルートでは口論になり、ライダーに彼女を襲わせ路地裏に捨てて悪意ある噂を広める。
    
;[[言峰綺礼]]
 
;[[言峰綺礼]]
:凛ルートで保護を求めて駆け込んだ。その先でライダーを罵り、自分の負けを正当化する言い訳を延々と吐いて内心呆れられるが、本人は気付いていない。その後、ギルガメッシュを名目上は譲られる。
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:凛ルートで保護を求めて駆け込んだ。その先でライダーを罵り、自分の負けを正当化する言い訳を延々と吐いて内心呆れられるが、本人は気付いていない。その後、ギルガメッシュを名目上譲られる。
 
;[[ギルガメッシュ]]
 
;[[ギルガメッシュ]]
 
:凛ルートで一応の主従関係を結ぶ。だがマスター権は持っておらず、彼からも道化として扱われる。色々と文句は言っていたが、流石の慎二もその迫力は怖かった模様。魔術回路を持たないことから、不完全な聖杯の器として目を付けられる。
 
:凛ルートで一応の主従関係を結ぶ。だがマスター権は持っておらず、彼からも道化として扱われる。色々と文句は言っていたが、流石の慎二もその迫力は怖かった模様。魔術回路を持たないことから、不完全な聖杯の器として目を付けられる。
 
;[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|真アサシン]]
 
;[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|真アサシン]]
:臓硯のサーヴァント。派生作で「坊ちゃん」と呼ばれそれなりに丁重に扱われている。
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:臓硯のサーヴァント。本編では絡みは無いが派生作で「坊ちゃん」と呼ばれそれなりに丁重に扱われている。
 
;[[沙条綾香 (氷室の天地)|沙条綾香]]
 
;[[沙条綾香 (氷室の天地)|沙条綾香]]
 
:『氷室の天地』にて興味本位で言い寄るものの、彼女からは相手にされなかった。
 
:『氷室の天地』にて興味本位で言い寄るものの、彼女からは相手にされなかった。
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