セブン
外国語表記 Seven
性別 女性
誕生日 3月20日 / 6月20日(聖典に祀られた日)
身長 145cm
体重 38kg
スリーサイズ B67/W53/H74
声優 戸松遥
初登場作品 歌月十夜
テンプレートを表示

概要 編集

シエルの所有する概念武装「第七聖典」の守護精霊。別名ななこ。
人間と馬の半獣半人。基本的には人間と変わらないが、手首と足首の先が馬のそれであり、尻尾も生えている。

略歴
かつて、魂を食べると言われた一角獣の精霊(動物霊)と、それに捧げられた少女の魂が融合した人造の守護精霊。
聖典として祭り上げられてから千年近く経っている。が、精霊として実体化したのは今代のマスターであるシエルが初めて。「第七聖典の守護精霊」であって、「第七聖典の持ち主の守護精霊」ではないところがミソ。だがシエルにはよくなついている。
人物
お調子者で少々腹黒。健気なんだか辛辣なんだか、よくわからない性格をしている。
現在の自我は生け贄となった少女のものがもとになっている。生け贄には自ら進んでなったのであり、その死について怨み辛みなどはなく、きちんと受け入れており、今の自分の存在は肯定している。……であったのだが、シエルに改造されて性格骨子が少々歪んでしまっている。シエルとは良きパートナーであるが、喧嘩が絶えない。
一角獣(馬)であった頃の名残か、野菜、特に人参が好物。
能力
概念武装としての「第七聖典」は「転生批判」の概念を持つ。その核は一角獣の角。もともと霊体のみに効果のある概念武装だったのだが、シエルの手によってパイルバンカー(杭打ち機)と化し、物理攻撃だけでも吸血鬼を殴殺できるものになってしまった。重量60キログラム。オプションパーツでさらに増える。『MELTY BLOOD』で見せる修道服への擬態などは、シエルの魔術
精霊としてのセブンは、いわば聖典のオマケであるので、聖典に拠るもの以外の特別な能力は持たない。霊感がなければ見えないし、基本的に触ることもできない。乾有彦が一時的に預かっていた際も、彼の血が第七聖典に付着したがゆえに知覚できたのであり、拭き取ったらあっさり見えなくなってしまっている。

登場作品と役柄 編集

歌月十夜
番外編にて、乾有彦の過去に纏わるエピソードと共に、対比的に描かれる。
MELTY BLOOD
シエルの武装として登場。第七聖典を使うときに、ちらっと姿を現す。
カーニバル・ファンタズム
シエルのおまけでちゃっかり出演。本作で初めて声優が設定された。
また、月刊コンプティーク付録のドラマCDでは、シエルを騙してアーネンエルベに人参を食べにくる。
ちびちゅき!
イスカンダル牧場で馬ポジションで出演している。学生として所属しているかは不明。

人間関係 編集

月姫 編集

シエル
マスター。
乾有彦
シエルから逃げ出した先で出合った、仮の契約者。

まほうつかいの箱 編集

日比乃ひびき
常連であるアーネンエルベのアルバイト。
彼女が作ってくれる人参サラダが大好きなことと、優しい性格を気に入ってかなり懐いている。
そして彼女も「聖典」というカテゴリーなので、ある意味同じ仲間とも言える。
桂木千鍵
ひびきと同じく、アーネンエルベのアルバイト。
「人参が嫌いな人は敵」という観点から仲がやや悪く、ひびきを取り合うことも。

生前? 編集

母親
自分を生贄として差し出したことについては全く恨みは持っておらず、むしろ一生分の大金が手に入ったのに後悔から失意のうちに死んでしまったことについて少し悲しんでいる。

名台詞 編集

「女の人のマスターはバカばっかりですねぇ~」
カーニバル・ファンタズムにて。アーネンエルベで相席になったアーチャーと、ななこは人参に、アーチャーはコーヒーに舌鼓を打ちながら、互いにマスターへの愚痴を語る。
笑い合う位に打ち解けた場面で「カランカラン」というドアが開いた音と共に画面が転換し、アイキャッチにて、粉々になった人参とコーヒーカップの1枚絵が……。
何が起こったかはお察しの通り。口は災いの門である。

メモ 編集

  • ドラマCDにて、日比乃ひびき桂木千鍵のコンビと普通に会話しているのだが、二人とも霊感持ちなのだろうか? それともアーネンエルベという場所が特別なのか?
    • もっとも「スターリット・マーマレード」の設定から考えれば会話できてもおかしくないのかもしれない。
  • 月姫』での一枚絵等で確認できる「第七聖典」は、杭の後方部分が突き出ている構造になっているため、実際は杭を発射することが不可能(魔術的な何かで発射できるようになっているのかもしれないが、明らかに非効率的)。このことについて武内氏は「詳細について聞かれる度に、当時の自分は何故もっと構造を考えてデザインしなかったのか問い詰めたくなる」[出 1]らしい。

話題まとめ 編集

脚注 編集

注釈 編集


出典 編集

  1. 『月姫読本』 P.51

リンク 編集