トップ・サーヴァント

概要 編集

大英雄として広く伝わる英雄の中の英雄を指すと思われる呼称。
通常のサーヴァントとは質からして異なる存在に対する分類であるグランドサーヴァントハイ・サーヴァントなどとは異なり、ただ単にその英雄の凄さを端的に表す称号のようなものと推測される。

現在『Fate/EXTELLA』と『Fate/Grand Order』に登場した呼称だが『Grand Order』でトップ・サーヴァントと推測されたサーヴァントが『EXTELLA』では通常のサーヴァントと同列の扱いであるなど、言葉そのものが同じでもその指すところには差異がある様子。

月世界におけるトップサーヴァント
通常の七分類とは異なる特殊クラスで召喚された七騎の英傑。トップサーヴァントに定められた電脳体は、元来SE.RA.PHに長居するようには作られていない。
「星海交わる混沌宮殿 Mare Origo:原初の海」はトップサーヴァントの支配する原初と混沌の世界とされる。
『EXTELLA』ではアルテラ解放を感知したムーンセル・オートマトンによって五騎のトップサーヴァントが召喚されたが、本来打ち倒すべきアルテラの陣営に自らの意志で所属するなど、召喚された意図に反して直接の味方となった者は多くなかった。
続く『Fate/EXTELLA LINK』でもトップサーヴァントとして新たに二騎が登場しているが、既にアルテラは前作の経緯から転生しているため、召喚理由は現時点では不明。このうちカルナスカサハは同化されて敵に回り、アルトリアイスカンダルはそれぞれ単独行動、ジャンヌギルガメッシュも魔力を搾り取られて利用されるという憂き目にあっている。
唯一アルジュナだけが味方陣営で奮戦していたが、こちらもルートによっては(一時的ではあるが)同化されている[注 1]状態である。
ただし、これについては“天声同化”の性質が厄介で「カール大帝に何らかの同情を示す」だけで発動するものであるため、『EXTELLA』のように意図して大帝側についたわけではない。そのためアルジュナと、ルートによってはカルナも、同化が解けたあとは味方陣営に復帰している。

これまで登場したのは以下7人。

名前 クラス 登場作品
ギルガメッシュ アーチャー Fate/EXTELLA
Fate/EXTELLA LINK
イスカンダル ライダー Fate/EXTELLA
Fate/EXTELLA LINK
ジャンヌ・ダルク ルーラー Fate/EXTELLA
Fate/EXTELLA LINK
カルナ ランサー Fate/EXTELLA
Fate/EXTELLA LINK
アルトリア・ペンドラゴン セイバー Fate/EXTELLA
Fate/EXTELLA LINK
スカサハ ランサー Fate/EXTELLA LINK
アルジュナ アーチャー Fate/EXTELLA LINK

言及作品 編集

メモ 編集

  • 『Fate/Grand Order』第1部序章において、マシュ・キリエライトクー・フーリン〔キャスター〕を指して「きっと妖精情報誌ヴィヴィアンにでも載っているようなトップ・サーヴァントに違いない」と評している。
  • 『Fate/EXTELLA』ではアルテラ解放を感知したムーンセルによってアルトリア・ペンドラゴンやイスカンダル、ジャンヌ・ダルクが召喚されており、他にカルナ、ギルガメッシュが該当していた。『Fate/EXTELLA LINK』では、前作から続投されている5騎に加え、残りの2枠には新規参戦のスカサハとアルジュナが該当する。
    • ネロ・クラウディウスの見立てではロムルスもムーンセル・トップサーヴァントの資格を有する可能性があるという。
    • 『Grand Order』においても、カルナは『Apocrypha/Inheritance of Glory』にてジャックからトップサーヴァントと言われている他、アルジュナは『インドラの大試練』にてトップサーヴァントを自称していた。
    • パールヴァティーは、『Grand Order』の個別バレンタインシナリオで自身を「トップサーヴァント(みたいなもの)」と称していた。
    • カイニスはカルデアによるスキャンの結果、ダ・ヴィンチから「トップサーヴァントとも言える強力な英霊」と称されているが、「または神霊級の霊基」ともされている。
  • ダ・ヴィンチによると、トップサーヴァントの宝具を全力解放したとしても星を丸ごと打ち砕くのは不可能とのこと[出 1]
  • 『Grand Order』では一定の強さの指標としても扱われており、例えばLostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』で登場したプロトタイプは、破壊力と耐久力がトップサーヴァントに匹敵するとホームズに分析されている。
  • 死想顕現界域 トラオム』においては、クリームヒルト聖杯によってトップサーヴァントに格上げされている、とカドック・ゼムルプスが分析していた。

話題まとめ 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. 第三ルートのみ。無銘によれば、帝都が大帝軍に侵攻された際、アルジュナは防衛のために宝具を放ったあと行方不明になったとのことで、詳細は不明だが4日目終了後から5日目開始までの間に大帝側から彼に対して何らかの接触があったと思われる。

出典 編集

  1. 『Fate/Grand Order』 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』第9節「変化自在バガボンド」

リンク 編集