利用者:BHS400/sandbox

ライダー
真名 丑御前
読み うしごぜん
異名 魔性鬼神
性別 女性
身長 152cm(具足着用時:200cm)
体重 39kg(具足着用時:150kg)
出典 御伽草子
地域 日本
属性 秩序・悪
声優 戸松遥
デザイン 本庄雷太(原案)
渡れい
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要編集

騎兵」のサーヴァント

略歴
『FGO』では『鬼哭酔夢魔京 羅生門』の事件を引き起こした元凶であり、『天魔御伽草子 鬼ヶ島』では全ての異形のためという名目で魔境を新たに産みだす。実際は行き場のない自分のためだけにやっているに過ぎず、自分の力で生み出した鬼や妖魔を気晴らしのために「処分」していた。
その後、『人外跋扈怪界 鬼ヶ島』で坂田金時主人公たちに倒され、頼光に戻った。
Fate/Samurai Remnant』では由井正雪のサーヴァントとして聖杯戦争「盈月の儀」に参加する。
人物
丑御前は頼光の神気が高まることで表面化したモノであり、人物像は頼光と同じだが、在り方が大いに異なっている。頼光にはあった母性愛と慈愛がないので、狂気と精神の破綻性がより顕著となっている。
能力
刀剣や弓矢の扱いに長けており、戦闘においては刀と弓矢に魔力放出(雷)による雷を付与させながら戦う。
丑御前は牛頭天王の化身であるため、国産み・島産みの権能を有しており、「天魔御伽草子 鬼ヶ島」では聖杯を用いて鬼ヶ島を作り出した。
単独で現界する際には漆黒の大具足で全身を覆い隠し、手持ち武器は刀のみとなるが、具足そのものが分離・変形機構を備えた隠し武器であり、展開して敵を薙ぎ払う可動肢へと姿を変える。

ステータス編集

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ライダー 由井正雪 B+  A+  対魔力:B
騎乗:EX
鬼神の顕:A
狂化:EX 
「狂化」スキルは「鬼神の顕」スキルによって隠蔽されている。

宝具編集

牛王招力・怒髪天昇(ごおうしょうりき・どはつてんしょう)
バーサーカー霊基の頼光を操って使用する宝具。
ゲーム中でのモーションはそれぞれ四天王の武器で攻撃を仕掛け、締めに雷撃を纏った斬撃を食らわせるなど『牛王招雷・天綱恢々』と同じだが雷がドス黒く変化している。
童子切安綱(どうじきりやすつな)
ランク:B
種別:対神秘宝具
レンジ:-
最大捕捉:1人
大江山での酒呑童子退治の際に用いられたと言われる太刀。
常時発動型の宝具。
牛王反転・迅雷風烈(ごおうはんてん・じんらいふうれつ)
ランク:A
種別:対城宝具
レンジ:0~20
最大捕捉:500人
丑御前が操る、巨大乗鬼である土蜘蛛とも牛鬼ともつかない大型怪異───その名も「大神使」が、牛頭天王の力をほんの一時的ながらも爆発的に増幅させ、強烈な叩き付け(踏みつけ)を行う。
巻き起こる大質量、大雷撃、大旋風により、世の悉くを粉砕する。

真名:丑御前編集

うしごぜん。伝承では源頼光の兄弟で、北野天神、牛頭天王の申し子。牛頭天王の化身として生まれた鬼子。最終的には頼光の手で退治されたとされているもの。
その実態は源頼光自らの内に封じられていたの異形としての側面。 丑御前は母の胎に三年三月の間留まった後、牛の年、丑の日、牛の時に生まれた。その力から鬼子として父親は娘を殺すように命じられたが、それを憐れんだ母によって大和国の寺に預けられた。 密かに育てられた丑御前は神の如き力のあるモノとなったが、彼女は父の名も、都で高名な武家の棟梁であることも知らなかった。
そんな中、一五歳の頃に都からの遣いが現れた。父が娘の持つ才能を惜しみ、新しく生まれた息子として、幽閉した娘を家に戻し、源頼光の名を与えた。
牛鬼の部分を疎んだ父の努力によって、頼光は源氏の棟梁になるにあたって、その異形の側面を切り離すため、牛鬼と頼光を分離させ、牛鬼だけを退治。これによって牛鬼は頼光の心の奥深くへと封印された。 ……が、実際には、丑御前として暴走し、自害に及ぼうとしたが、涙ながらに説得した金時によって失神させられ、無理くり深層の奥深くに封じる形となった。
丑御前は頼光の神気が高まることで表面化したモノであり、人物像は頼光と同じだが、在り方が大いに異なっている。 頼光にはあった母性愛と慈愛がないので、狂気と精神の破綻性がより顕著となっている。 「鬼哭酔夢魔京 羅生門」の事件を引き起こした元凶であり、「天魔御伽草子 鬼ヶ島」では全ての異形のためという名目で魔境を新たに産みだすが、実際は行き場のない自分のためだけにやっているに過ぎず、自分の力で生み出した鬼や妖魔を気晴らしのために「処分」している。

関連編集

牛頭天王
日本における神仏習合の神。インド神話の雷神、帝釈天(インドラ)の化身。
丑御前は牛頭天王の化身であるため、国産み・島産みの権能レベルを有しており、「天魔御伽草子 鬼ヶ島」では聖杯を用いて鬼ヶ島を作り出した。
『Fate/SR』では、霊脈から吸い上げた魔力を使って発動した宝具「牛王反転・迅雷風烈」により、江戸を踏み潰さんとする大災害として顕現した。

登場作品と役柄編集

Fateシリーズ編集

Fate/Grand Order
『鬼哭酔夢魔京 羅生門』と『天魔御伽草子 鬼ヶ島』の事件を引き起こした元凶として登場。
Fate/Samurai Remnant
今作ではライダークラスとしての参戦。
ネタバレを避けるためか、発売後2週間に渡り素顔とキャストが伏せられていた。

人間関係編集

Fate/Samurai Remnant編集

由井正雪
自身を召喚したマスター。彼女の命令に粛々と従う。
実のところ、召喚された当初は真名を「源頼光」だと偽って「狂化」スキルも隠蔽していた。
さらに彼女の願いを歪んだ形で解釈しており、止められているにも関わらずそれを実行しようとする。
セイバー
「盈月の儀」にて初戦から因縁のある相手。
最期は彼の宝具「界剣・天叢雲剣」によって、その神々しさに一抹の安らぎを感じつつ消滅していった。
地右衛門
ランサーのマスターで、同盟相手。
しかし全くと言っていいほど信用しておらず、目の前で刃を抜こうとすることも度々あった。
アサシン
「盈月の儀」に参加するサーヴァントの中で、自身と同じく高位の神性を持つ。
彼の使い魔である「大おろち」の制御を奪って暴走させた。
土御門泰広
「盈月の儀」の監督役。
彼のサーヴァントを操る術の支配下に置かれ、正雪を攻撃した。
……と思われていたが、半神だったために術は無効化しており、主への攻撃も彼の目を欺くための演技だった。
逸れのセイバー
「盈月の儀」における逸れのサーヴァント。
自身が「源頼光の鬼としての側面」であり悪行を為そうとしていたため、「悪鬼」と呼ばれ追い掛けられる。
源頼光を装っていた際には「人違いでは?」等とはぐらかしていたが、実際のところ彼女は悪しき鬼だった。
ルートによっては彼の宝具「旭将軍」によって大神使にダメージを与えられる。
ドロテア・コイエット
アサシンのマスター。
ルートによっては彼女の船から魔術を込めた大砲を撃たれて大神使にダメージを与えられる。
逸れのアーチャー
「盈月の儀」における逸れのサーヴァント。
直接の繋がりは無いが、彼もまた「インドラの子」である。

生前編集

源頼光
伝説で自身を討ったとされている人物。彼女とは血を分けた兄弟であったと伝えられているが、実際には自身の別側面。

名台詞編集

Fate/Grand Order編集

「『牛王招力・怒髪天衝ごおうしょうりき・どはつてんしょう』――矮小十把、塵芥に成るがいい!」
宝具発動。牛王を顕現し、神の雷で焼き尽くす。
後にこのセリフは一部変更された上で源頼光の方に逆輸入された。
頼光わたしにも困ったもの。親は選べないのだから、子ぐらいは選べば良いものを。」
幕間の物語にて夢の中の丑御前としてのセリフ。新しい子が異形、魔性の血を継いだ英雄ではないことについての嘆き。
"親"と"子"は頼光と丑御前にとって生前、そして英霊となった今も、己のありかたを決める重要なファクターである。
「私は示しましょう。頼光わたしが、如何なる存在であるか。鬼が、魔性が、異形が、どれほどまでに恐ろしいのか。」 「力を示しなさい! 頼光わたしの子! 我が子にふさわしいモノかどうか、この丑御前に――」 「神鳴る天網を統べるこの私に! かき抱かれて、もしも灰の一片でも残るようであれば!」 「その時には愛してあげましょう! 頼光わたしの分まで、滂沱ぼうだと涙を流しながら!」
同上。人と鬼がわかりあえるはずがないと我が子に襲い掛かる。狂うほどの深い愛情に応えるためには、命懸けで応えなければならない。

Fate/Samurai Remnant編集

「無知な者を無知なまま殺すことも、慈悲かと。」
物語序盤にて、宮本伊織をわざと取り逃がした主への忠言。
マスターとしての自覚が無い者であろうと、彼女にとっては同じ敵であるようだ。
「従っております、マスター!」
本性を表したのち、江戸を破壊することを告げたため、正雪に自身に従うよう令呪を以て命じられた際の狂気じみた台詞。
彼女としてはそれが正雪の願いを叶える手段であり、魂まで捧げるという言は決して嘘ではない。

メモ編集

  • 『FGO』での戦闘時はバーサーカー霊基の頼光の姿で登場。このときは宝具の名称が変わる他、頼光が本来持たない「魔性」属性を保有している。

話題まとめ編集

真名予想
『Samurai Remnant』の発売前は比較的早い段階でビジュアルが明かされたが、「源氏の家紋が鎧に付いている」「声優がネタバレ扱いされていた」「デザインの原案が本庄雷太氏」ということも相まって、「源頼光のライダー霊基」ではないかという声が多かった。
しかし、実際には源頼光の別側面である「丑御前」のライダー霊基であった。

脚注編集

注釈編集

出典編集

リンク編集