安倍晴明

安倍晴明
読み あべのせいめい
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要編集

Fate/Grand Order』の登場人物。

略歴
平安時代を代表する陰陽師。
第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』では失踪しているものの、失踪先から送った文によって天覧聖杯戦争の術式を藤原道長に伝え、開催させた。
後半になってアルターエゴ・リンボが本性を表して亜種空想樹を顕現させたことで考えを変えたのか、文を介して主人公らに接触。
事態の解決をサポートしつつ、リンボがビースト化に失敗した際には煽るかのように彼に文を送りつけたりもしていた。
事件解決後には正気を取り戻した蘆屋道満の前に実際の姿を現し、彼と会話を交わした。
人物
物語中に本人は一切登場せず、空中に浮きあがって記述される文を通してコミュニケートしていたため現実の性格の程は不明。
ただ「ジャストタイミング」など明らかに時代的にあっていない言動をしたり、事態の解決自体には積極的でもあまり他者の心情を斟酌せずに使ったりとあまりまっとうな性格はしていないようである。
能力
上記のような描写から、千里眼持ちである疑惑が極めて高いが、本人は肯定も否定もしていない。
そうでなくても平安京全体に結界を張って一定以上の強大な魔が内部に入ってこれないようにしたり、その結界を使って平安京内で起きている全ての事象を把握していたりと超人的な実力の程を見せている。
また、金時の証言によると「なんとか心観」なる術も行使できる模様。[出 1]

登場作品と役柄編集

Fateシリーズ編集

Fate/Grand Order
第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』に登場。
Fate/Samurai Remnant
本編には登場していないものの、千里眼によって得た未来の情報及び聖杯戦争の知識を遺産として子孫に残していたことが判明[出 2]
ただし、「あとは自分で工夫してみなさい」とでも言うかのように不完全な聖杯や聖杯戦争の情報しか残していなかったようだが。

人間関係編集

Fate/Grand Order編集

蘆屋道満
伝承ではライバルとされている法師陰陽師。
常に上回っていたものの彼の事はそれなりに買っていたらしく、『地獄界曼荼羅 平安京』では彼がアルターエゴ・リンボに飲み込まれるはずがないと思っていたため、結果として彼の暗躍を許してしまった。
なお、リンボに「お前は安倍晴明に一生勝てない」と囁かれた結果彼は壊れて飲み込まれてしまったので、力量の評価は正しくとも絶望的なまでにかみ合っていない。
また、カルデアに彼が召喚されることを見越してか、弟子知人に対策用の術式をいくつか遺している。
源頼光
平安京を守る武者である源氏の棟梁。
屋敷が近所で職務上も関係があるため何らかの縁はあると思われるが、彼女からは「ノーコメント」とのこと。
金時曰く、彼女が精神的に不安定になった際は術を用いて精神に入り込むなどして落ち着かせていた模様。
坂田金時
平安京を守護する頼光四天王の一人。
何度か顔を合わせているらしく、自身の人となりについて言及されている。
紫式部
陰陽の術の手ほどきをしており、様々な術式を教えたほか「泰山解説祭」というはた迷惑な術式を彼女に教えていた。
『地獄界曼荼羅 平安京』では彼女をメッセンジャー代わりにいろいろと危険なことをやらせていた模様。
『カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~』では、道満へのお仕置きの術式を彼女を介してカーマに渡していた。
後に『アークティック・サマーワールド! ~カルデア真夏の魔園観光~』にて、さらに3つほど術式を用意していた事も判明する。
清少納言
『地獄界曼荼羅 平安京』では彼女が紫式部に感情移入することを事前に見越した上で、式神を召喚する符を預けていた。
誰にでも積極的に絡みに行く彼女だが、陰陽師には苦手意識があるようで晴明も例外ではない様子。[注 1]
なお、にあだ名をつける彼女だが彼については『晴明殿』としか呼んでおらず、あだ名は不明。
藤原道長
宮廷に勤める者同士。
彼の卓越した弁舌については認めており、西方の執政官に匹敵すると太鼓判を押している。

その他編集

玉藻の前
生前、彼女の正体を暴きたて、宮中から追放したとのこと。
そのためか、「暗黒イケモン」「魂まで根の国色」「日本人の骨格してない」とボロクソに言われている。[注 2]
鬼一法眼
面識があり彼女にいくつか術を伝授していることが判明。
彼女からは「アイツ」と呼ばれており、代わって道満を折檻するなど比較的気安い関係の様子。[出 3]
何故か彼女からは爆笑されており、何らかの事情があると思われるが詳細は不明。
マーリン
キャスタークラスで言動に問題があることから、恐らく似た者同士と思われる。
シャーロック・ホームズ
坂田金時曰く、『似た気配がする』らしい。[出 4]
太公望
イベント『非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ』にて『晴明クン』と呼んでいるが詳細は不明。
土御門泰広
Fate/Samurai Remnant』に登場する遠い子孫。
自身が遺した情報を基に、「盈月の儀」を考案した。
土御門隆俊
土御門泰広の弟。
子孫ではあるが、陰陽道は不得手。
果心居士
外術使いの先達として、彼女(彼?)からは深く尊敬されている。
源為朝
果心居士のバレンタインシナリオにて、彼を組み上げた技術者たちの源流が過去に募集した選りすぐりの職能集団であることが判明した。

名台詞編集

Fate/Grand Order編集

メモ編集

話題まとめ編集

脚注編集

注釈編集

  1. 曰く「顔は良いけど、仲良くなりたいかって―と、ほら……あれじゃん?」とのこと。
  2. なお、彼女は敵対関係にある相手には基本的に毒舌の為、真偽のほどは不明。

出典編集

  1. 源頼光の幕間の物語『母ならず、女ならず、けれど私は』第1節より
  2. Fate/Samurai Remnant materialより
  3. 2022年夏イベント『アークティック・サマーワールド! ~カルデア真夏の魔園観光~』エピローグⅠより
  4. 第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』第三節より

リンク編集