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:また、彼が立ったまま寝ている様子を見てマスターに彼のリストラを勧めている。
:また、彼が立ったまま寝ている様子を見てマスターに彼のリストラを勧めている。
:彼の幕間の物語「失うことから始まるもの」では何者かによって反転させられたのを通信越しで盛大に罵倒していた。
:彼の幕間の物語「失うことから始まるもの」では何者かによって反転させられたのを通信越しで盛大に罵倒していた。
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; ギネヴィア
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: ブリテンの王妃。アーサ王の正妃。謀反を起こした後、モードレッドはギネヴィアに求婚した。その際、顔を覆っていた兜を外し、アーサー王と瓜二つの顔を露わにする。ギネヴィアはその姿を目にし、絶句した。
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: モードレッドは二人の夫婦生活が偽りであることを知っていた。
===コハエース===
===コハエース===
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: 獅子劫に「戦闘中、剣をブン投げたりしてたけど、アレは有りなのか?」と尋ねられて。
: 獅子劫に「戦闘中、剣をブン投げたりしてたけど、アレは有りなのか?」と尋ねられて。
: 極めて実戦的な考え方であり、型に嵌った戦い方をする、父を含む円卓の騎士達とは似ても似つかない。この考えには獅子劫も同感だが、余りに自分に精神性が似ていたため、思わず目を覆いたくなってしまった。
: 極めて実戦的な考え方であり、型に嵌った戦い方をする、父を含む円卓の騎士達とは似ても似つかない。この考えには獅子劫も同感だが、余りに自分に精神性が似ていたため、思わず目を覆いたくなってしまった。
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; 「──息子と認めぬ、そう仰るか。騎士王よ」
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; 「いいだろう。その言葉、必ず後悔させてやる」
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: 自らの正体をアーサー王に明かすモードレッド。公式の場ならまだしも、二人きりの時くらいは本心を見せてくれると期待した。しかし、モードレッドにかけられた言葉は、冷淡なまでに事務的な拒絶だった。
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: 父に愛されなかった息子の胸には、次第に憎悪が芽生えた。そしてついに、父が築き上げたすべてを葬り去ることを決意する――。
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; 「馬鹿馬鹿しいのは、お前たちの夫婦ごっこだろう」
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: ギネヴィアに求婚するモードレッド。「馬鹿馬鹿しい」と一蹴するギネヴィアに対し、彼はアーサー王との偽りの夫婦関係を看破してみせる。
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: ギネヴィアの不倫を暴露し、ランスロットの謀反、円卓の崩壊を引き起こす。そしてギネヴィアに求婚することで、立て続けにアーサー王の憎悪を引き出そうとするモードレッド。それはまるで、愛情を求める幼い子供が親の気を引こうとイタズラを繰り返す行為と何ら変わらなかった。
; 「どうだ! どうだ、アーサー王よ!<br> 貴方の国はこれで終わりだ! 終わってしまったぞ!<br> 私が勝とうと貴方が勝とうと──最早、何もかも滅び去った!<br> こうなる事は分かっていたはずだ! こうなる事を知っていたはずだ!<br> 私に王位を譲りさえすれば、こうならなかった事くらい……!<br> 憎いか!? そんなに私が憎いのか!? モルガンの子であるオレが憎かったのか!?<br> 答えろ……答えろ、アーサーッ!!」
; 「どうだ! どうだ、アーサー王よ!<br> 貴方の国はこれで終わりだ! 終わってしまったぞ!<br> 私が勝とうと貴方が勝とうと──最早、何もかも滅び去った!<br> こうなる事は分かっていたはずだ! こうなる事を知っていたはずだ!<br> 私に王位を譲りさえすれば、こうならなかった事くらい……!<br> 憎いか!? そんなに私が憎いのか!? モルガンの子であるオレが憎かったのか!?<br> 答えろ……答えろ、アーサーッ!!」