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: 極めて実戦的な考え方であり、型に嵌った戦い方をする、父を含む円卓の騎士達とは似ても似つかない。この考えには獅子劫も同感だが、余りに自分に精神性が似ていたため、思わず目を覆いたくなってしまった。
 
: 極めて実戦的な考え方であり、型に嵌った戦い方をする、父を含む円卓の騎士達とは似ても似つかない。この考えには獅子劫も同感だが、余りに自分に精神性が似ていたため、思わず目を覆いたくなってしまった。
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; 「──息子と認めぬ、そう仰るか。騎士王よ」
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; 「どうだ! どうだ、アーサー王よ!<br> 貴方の国はこれで終わりだ! 終わってしまったぞ!<br> 私が勝とうと貴方が勝とうと──最早、何もかも滅び去った!」<br>「こうなる事は分かっていたはずだ! こうなる事を知っていたはずだ!<br> 私に王位を譲りさえすれば、こうならなかった事くらい……!」<br>「憎いか!? そんなに私が憎いのか!? モルガンの子であるオレが憎かったのか!?<br> 答えろ……答えろ、アーサーッ!!」
; 「いいだろう。その言葉、必ず後悔させてやる」
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: 自らの正体をアーサー王に明かすモードレッド。公式の場ならまだしも、二人きりの時くらいは本心を見せてくれると期待した。しかし、モードレッドにかけられた言葉は、冷淡なまでに事務的な拒絶だった。
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: 父に愛されなかった息子の胸には、次第に憎悪が芽生えた。そしてついに、父が築き上げたすべてを葬り去ることを決意する――。
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; 「馬鹿馬鹿しいのは、お前たちの夫婦ごっこだろう」
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: ギネヴィアに求婚するモードレッド。「馬鹿馬鹿しい」と一蹴するギネヴィアに対し、彼はアーサー王との偽りの夫婦関係を看破してみせる。
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: ギネヴィアの不倫を暴露し、ランスロットの謀反、円卓の崩壊を引き起こす。そしてギネヴィアに求婚することで、立て続けにアーサー王の憎悪を引き出そうとするモードレッド。それはまるで、愛情を求める幼い子供が親の気を引こうとイタズラを繰り返す行為と何ら変わらなかった。
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; 「どうだ! どうだ、アーサー王よ!<br> 貴方の国はこれで終わりだ! 終わってしまったぞ!<br> 私が勝とうと貴方が勝とうと──最早、何もかも滅び去った!<br> こうなる事は分かっていたはずだ! こうなる事を知っていたはずだ!<br> 私に王位を譲りさえすれば、こうならなかった事くらい……!<br> 憎いか!? そんなに私が憎いのか!? モルガンの子であるオレが憎かったのか!?<br> 答えろ……答えろ、アーサーッ!!」
   
: 生前における終焉の地「カムランの丘」で解き放たれた、アーサー王への激情。
 
: 生前における終焉の地「カムランの丘」で解き放たれた、アーサー王への激情。
 
: 愛も憎しみも全霊で込められた訴えをアーサーに叫び続けた。だがそれにアーサーは『無関心』という回答しかしなかった。そして聖槍の一撃と共に決着はつき、最後の最後まで父の愛を求めた一人の少女の痛烈な願いは誰にも、どこにも刻まれることなく、消えていくものと思われた。
 
: 愛も憎しみも全霊で込められた訴えをアーサーに叫び続けた。だがそれにアーサーは『無関心』という回答しかしなかった。そして聖槍の一撃と共に決着はつき、最後の最後まで父の愛を求めた一人の少女の痛烈な願いは誰にも、どこにも刻まれることなく、消えていくものと思われた。
 
: 聖杯大戦に召喚されるまでは……。
 
: 聖杯大戦に召喚されるまでは……。
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; “ああ……ああ!<br> 了解したぞ、マスター。その願い聞き届けた!<br> 赤のセイバー、モードレッドの名において、必ずや黒のセイバーを打倒する!”
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;“ああ……ああ! 了解したぞ、マスター”<br>“その願い聞き届けた! “赤”のセイバー、モードレッドの名において、必ずや“黒”のセイバーを打倒する!”
: “お前を信じる”。獅子劫からの信頼に対する、全霊の返答。
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:“お前を信じる”。獅子劫からの信頼に対する、全霊の返答。
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;「……うるせぇよ」
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;“うるせえよ”
:アニメ版第13話より、ジークをいたぶって[[アストルフォ|黒のライダー]]に彼を殺させようとしていたセレニケをあっさりと斬首して。
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:ジークをいたぶって[[アストルフォ|黒のライダー]]に彼を殺させようとしていたセレニケをあっさりと斬首して。
:彼女が行った直前の発言の数々を聞いていたと思われ、その口調は強い苛立ちと殺意が滲み出たものとなっている。
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:彼女が行った直前の発言の数々を聞いていたと思われ、アニメ版における口調は強い苛立ちと殺意が滲み出たものとなっている。
    
; 「ヘッドショットだ、木偶の坊。<ruby><rb>楽園</rb><rt>エデン</rt></ruby>は他所で探してろ」
 
; 「ヘッドショットだ、木偶の坊。<ruby><rb>楽園</rb><rt>エデン</rt></ruby>は他所で探してろ」
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: 同じ人造生命でありながら、意志を持たず「救世」という与えられた命令しか行わない『原初の人間』は彼女にとっては許されざる者。僅かな憐憫を抱きつつも、かつて理想の王を殺めた剣で「[[アヴィケブロン|造られた救世主]]」を断罪する。
 
: 同じ人造生命でありながら、意志を持たず「救世」という与えられた命令しか行わない『原初の人間』は彼女にとっては許されざる者。僅かな憐憫を抱きつつも、かつて理想の王を殺めた剣で「[[アヴィケブロン|造られた救世主]]」を断罪する。
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; 「ああ、満足だ。マスター<br> ─<ruby><rb>奪</rb><rt>と</rt></ruby>ろうぜ、聖杯」
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; 「ああ、満足だ。マスター──<ruby><rb>奪</rb><rt>と</rt></ruby>ろうぜ、聖杯」
 
: 獅子劫の過去、そして彼の真の願いを聞いて。
 
: 獅子劫の過去、そして彼の真の願いを聞いて。
 
: 暗闇の中で拳を軽く突き合わせ、圧倒的に不利な状況でも、二人は聖杯を求めて最後まで共に戦うことを誓い合う。
 
: 暗闇の中で拳を軽く突き合わせ、圧倒的に不利な状況でも、二人は聖杯を求めて最後まで共に戦うことを誓い合う。
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;「よし、お前がオレの宝具で死ななかったことを許してやる。それでチャラだ」
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; 「──息子と認めぬと、そう仰るか。騎士王よ」
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; 「いいだろう。その言葉、必ず後悔させてやる」
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: 自らの正体をアーサー王に明かすモードレッド。公式の場ならまだしも、二人きりの時くらいは本心を見せてくれると期待した。しかし、モードレッドにかけられた言葉は、冷淡なまでに事務的な拒絶だった。
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: 父に愛されなかった息子の胸には、次第に憎悪が芽生えた。そしてついに、父が築き上げたすべてを葬り去ることを決意する──。
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; 「馬鹿馬鹿しいのは、<ruby><rb>お前たちの夫婦ごっこだろう</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>」
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: ギネヴィアに求婚するモードレッド。「馬鹿馬鹿しい」と一蹴するギネヴィアに対し、彼はアーサー王との偽りの夫婦関係を看破してみせる。
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: ギネヴィアの不倫を暴露し、ランスロットの謀反、円卓の崩壊を引き起こす。そしてギネヴィアに求婚することで、立て続けにアーサー王の憎悪を引き出そうとするモードレッド。それはまるで、愛情を求める幼い子供が親の気を引こうとイタズラを繰り返す行為と何ら変わらなかった。
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;「よし、お前がオレの宝具で<ruby><rb>死ななかったこと</rb><rt>・・・・・・・・</rt></ruby>を許してやる。それでチャラだ」
 
: ジークが自分に殺されたことを「あまり気にしていない」と言ったことに対するジャイアニズム溢れるリアクション。
 
: ジークが自分に殺されたことを「あまり気にしていない」と言ったことに対するジャイアニズム溢れるリアクション。
 
: 流石に当のジークですら内心首を捻ったが、他に聞きたいことがあったので取り敢えずツッコミは控えた。
 
: 流石に当のジークですら内心首を捻ったが、他に聞きたいことがあったので取り敢えずツッコミは控えた。
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