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205 バイト追加 、 2016年11月30日 (水) 02:19
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**『瞑想神経』については、[[真アサシン (Fake)‎]]との類似性が見受けられる。
 
**『瞑想神経』については、[[真アサシン (Fake)‎]]との類似性が見受けられる。
 
**また、ハサンを継いでいない以上、[[キングハサン|初代ハサン]]にまつわる伝承も教授されていないと思われるが、彼女の言葉をそのまま受け取るならば初代のザバーニーヤも習得しているはずである。そうと知らずに本当に習得しているのか、上記の『瞑想神経』がダミーの伝承であるのか、3巻時点では不明である。
 
**また、ハサンを継いでいない以上、[[キングハサン|初代ハサン]]にまつわる伝承も教授されていないと思われるが、彼女の言葉をそのまま受け取るならば初代のザバーニーヤも習得しているはずである。そうと知らずに本当に習得しているのか、上記の『瞑想神経』がダミーの伝承であるのか、3巻時点では不明である。
*彼女は信仰心こそ狂信的ではあるものの、無意味な殺戮は嫌っており、一般市民を殺害し回るようなことはしない。同胞はもちろん、同胞でない人間に対しても「今後心を改め同胞となり得る人間がいるかもしれない」という理由で無差別に殺そうとはしない。また、相手が聖杯を求める異教の魔術師であっても、殺意さえ向けなければ舌を刺すだけで済まし、相手が物味遊山気分だと見ればそれすらせずに「この街の儀式には関わるな」という忠告のみを残して去っていく。時間に余裕が無いために実行はできていないものの可能ならば改宗も勧めたいらしい。
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*彼女は信仰心こそ狂信的ではあるものの、無意味な殺戮は嫌っており、一般市民を殺害し回るようなことは決してしない。同胞はもちろん、同胞でない人間に対しても「今後心を改め同胞となり得る人間がいるかもしれない」という理由で無差別に殺そうとはしない。また、相手が聖杯を求める異教の魔術師であっても、殺意さえ向けなければ舌を刺すだけで済まし、相手が物味遊山気分だと見ればそれすらせずに「この街の儀式には関わるな」という忠告のみを残して去っていく。時間に余裕が無いために実行はできていないものの可能ならば改宗も勧めたいらしい。
*一見すると、様々なアサシンの使える奥義や特殊能力を総結集させたような凄まじいスペックを誇る強力なアサシンなのだが、以下の問題のせいで'''およそほとんどのマスターと相性が悪く、下手すると召喚してすぐに牙を剥かれて殺される'''という、召喚するマスターにとってはあまりにもハイリスク過ぎる危険で扱いにくいサーヴァント。今までも扱いにくいサーヴァントは多くいたが、その運用難易度は彼らを大きく上回っており、まともな運用は至難を極める。
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*一見すると、様々なアサシンの使える奥義や特殊能力を総結集させたような凄まじいスペックを誇る強力なアサシンなのだが、以下の問題のせいで'''およそほとんどのマスターと相性が悪く、下手すると召喚してすぐに牙を剥かれて殺される'''という、召喚するマスターにとってはあまりにもハイリスク過ぎる危険で扱いにくいサーヴァント。これまでにも扱いにくいサーヴァントは何人かは登場したが、その中でも特に運用難易度が高いとされる英霊の一人であり、まともな運用は至難を極める。
 
**エイプリルフール版の頃は、ファンに「全てのザバーニーヤを使いこなすなど、歴代ハサンの立場がないのでは」と言われていたが、いざ本編が始まってみるとこれらの問題から「間違いなく歴代ハサンの方が当たりだ」と評価が一変している。
 
**エイプリルフール版の頃は、ファンに「全てのザバーニーヤを使いこなすなど、歴代ハサンの立場がないのでは」と言われていたが、いざ本編が始まってみるとこれらの問題から「間違いなく歴代ハサンの方が当たりだ」と評価が一変している。
**彼女はこれまでサーヴァントとして召喚された山の翁達を惑わせてきた聖杯の存在や聖杯戦争を憎んでいる。そのため聖杯を欲する人物をマスターに持つ事を頑なに拒んでおり、召喚された直後に投げかける問い「貴様が聖杯を求める魔術師か?」に対して肯定するといきなり殺意を露わにして襲い掛かって来る。このため、「聖杯を望んで聖杯戦争に参加した人物」は決してマスターとして受け入れて貰えず、召喚した直後に彼女に殺害されてしまう。
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**彼女はこれまでサーヴァントとして召喚された山の翁達を惑わせてきた聖杯の存在や聖杯戦争を憎んでいる。そのため聖杯を欲する人物をマスターに持つ事を頑なに拒んでおり、召喚された直後に投げかける「貴様が聖杯を求める魔術師か?」という問いかけに対して肯定するといきなり殺意を露わにして襲い掛かって来る。このため、「聖杯を望んで聖杯戦争に参加した人物」は決してマスターとして受け入れて貰えず、召喚した直後に彼女に殺害されてしまう。
 
**一応、ジェスターのような死なない存在であるならばとりあえず脱落せずにマスター権を維持できる。ただし、当然彼女はそんなマスターの指示を聞いてくれるはずがないのでまともな運用はまず望めない。
 
**一応、ジェスターのような死なない存在であるならばとりあえず脱落せずにマスター権を維持できる。ただし、当然彼女はそんなマスターの指示を聞いてくれるはずがないのでまともな運用はまず望めない。
 
**しかも、「聖杯を求めていない」参加者の殆どは「聖杯戦争の存在を知らずに参加した、魔力量が皆無に等しい一般人」が殆どである。後述の通り、彼女は魔力消費が激しい戦い方をしており、マスターへの魔力面での負担が非常に重い上、無意味な殺人を極度に嫌う彼女は一般人を大量虐殺したりして魔力を補給するような事もしないため、そのような人物がマスターとして認められても魔力供給が不足して彼女の実力をフル活用する事は難しく、相性が良くない。
 
**しかも、「聖杯を求めていない」参加者の殆どは「聖杯戦争の存在を知らずに参加した、魔力量が皆無に等しい一般人」が殆どである。後述の通り、彼女は魔力消費が激しい戦い方をしており、マスターへの魔力面での負担が非常に重い上、無意味な殺人を極度に嫌う彼女は一般人を大量虐殺したりして魔力を補給するような事もしないため、そのような人物がマスターとして認められても魔力供給が不足して彼女の実力をフル活用する事は難しく、相性が良くない。
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**また、「聖杯を欲していない参加者」が彼女のマスターとして認められたとしても、彼女自身は「聖杯を欲している」他のマスターに対しては強い敵愾心を抱いているため、彼女のマスターがそのような人物と手を組む事もまず許してくれない。そのため、彼女のマスターは必然的に同盟を組める相手が制限される事になり、最悪単独勢力として戦う事を強いられる羽目になるので、彼女のマスターが単独行動できるかどうかも重要な要素となる。
 
**また、「聖杯を欲していない参加者」が彼女のマスターとして認められたとしても、彼女自身は「聖杯を欲している」他のマスターに対しては強い敵愾心を抱いているため、彼女のマスターがそのような人物と手を組む事もまず許してくれない。そのため、彼女のマスターは必然的に同盟を組める相手が制限される事になり、最悪単独勢力として戦う事を強いられる羽目になるので、彼女のマスターが単独行動できるかどうかも重要な要素となる。
 
**魔力面での負荷も極めて重い。彼女は「暗殺者」としての側面よりも「戦士」としての側面の方が強いためか、本来アサシンの得意とする暗殺や奇襲攻撃よりも、正面からの真っ向勝負や白兵戦を挑む事が多い。その上複数の敵と戦わなければいけないような不利な状況でも撤退せずに戦おうとする、魔力消費の激しいザバーニーヤの乱発を戦闘の基本スタイルとしているなど、体力や魔力の消費が尋常でない戦い方をしているため、相当魔力に恵まれたマスターでなければ彼女を維持することは出来ない。
 
**魔力面での負荷も極めて重い。彼女は「暗殺者」としての側面よりも「戦士」としての側面の方が強いためか、本来アサシンの得意とする暗殺や奇襲攻撃よりも、正面からの真っ向勝負や白兵戦を挑む事が多い。その上複数の敵と戦わなければいけないような不利な状況でも撤退せずに戦おうとする、魔力消費の激しいザバーニーヤの乱発を戦闘の基本スタイルとしているなど、体力や魔力の消費が尋常でない戦い方をしているため、相当魔力に恵まれたマスターでなければ彼女を維持することは出来ない。
***なお、これらの条件を踏まえて考えると、彼女をまともに運用できるマスターに最低限要求されるものは「聖杯戦争に参加しながら聖杯を求めていない」「聖杯を求める人間との同盟を組まない、または単独で行動できる」「魔力を十分に持っている」「信仰や教義に反するような行動を取らない」事である。そして、この条件を満たすマスターの例として挙げられるのが、他ならぬ[[沙条綾香|同作の主人公]]であったりする。さらに言うなら、「生きたい」という叫びによって半ば本能的にサーヴァントを召喚した[[エルキドゥ|ランサー]]のマスター、戦争に参加しているという自覚がまったくない[[繰丘椿|ライダーのマスター]]、「聖杯戦争そのものを潰したい」という動機を持つ[[ティーネ・チェルク|アーチャーのマスター]]、聖杯に対する願いを特に持たずに参戦した[[フラット・エスカルドス]]など、何の因果か同作の登場人物に該当者が集中している。
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***なお、これらの条件を踏まえて考えると、彼女をまともに運用できるマスターに最低限要求されるものは「聖杯戦争に参加しながら聖杯を求めていない」「聖杯を求める人間との同盟を組まない、または単独で行動できる」「魔力を十分に持っている」「信仰や教義に反するような行動を取らない」事である。そして、これらの条件を満たした理想的なマスター像に近い例として挙げられるのが、他ならぬ[[沙条綾香|同作の主人公]]であったりする。さらに言うなら、「生きたい」という叫びによって半ば本能的にサーヴァントを召喚した[[エルキドゥ|偽のランサー]]のマスター、戦争に参加しているという自覚がまったくない[[繰丘椿|偽のライダーのマスター]]、「聖杯戦争そのものを潰したい」という動機を持つ[[ティーネ・チェルク|偽のアーチャーのマスター]]、聖杯に対する願望を特に持たずに参戦した[[フラット・エスカルドス|偽のバーサーカーのマスター]]など、何の因果か同作の登場人物に彼女の良いマスターになれる可能性の高い人物が集中している。
 
***また、マスターがどうとか以前の問題で、破壊された人類史を取り戻すという大義名分のある『[[Fate/Grand Order]]』の場合は協力を惜しまないと考えられる(同胞と共に積み上げてきたハサンの歴史を守ることにも繋がるため)。
 
***また、マスターがどうとか以前の問題で、破壊された人類史を取り戻すという大義名分のある『[[Fate/Grand Order]]』の場合は協力を惜しまないと考えられる(同胞と共に積み上げてきたハサンの歴史を守ることにも繋がるため)。
 
***そもそも聖杯戦争が宗教色の強い'''聖杯(Holy Grail)'''を奪い合うという建前を持つ時点で、地上の聖杯戦争は自身の宗教以外を認めようとしない彼女にとって許容できないものである。<br>その点で言えば、「万能の観測機」という在り方のムーンセル・オートマトンの所有権を奪い合う月の聖杯戦争であれば、彼女の信仰を穢す可能性はまだ低くなるだろう。更にムーンセルではサーヴァントがマスターを選ぶ権利もあるため、マスターに対する要求が非常に厳しい彼女が条件を満たすマスターと上手く組んでやっていける可能性もまだ高く、またムーンセルの基本ルールである1対1のトーナメント形式の戦いは戦士としての側面の強い彼女にとっては望むところ。問題点は燃費の悪さだけになる。<br>事象改変すら可能なムーンセルに何を望むのか、という危険性こそ孕んではいるが。
 
***そもそも聖杯戦争が宗教色の強い'''聖杯(Holy Grail)'''を奪い合うという建前を持つ時点で、地上の聖杯戦争は自身の宗教以外を認めようとしない彼女にとって許容できないものである。<br>その点で言えば、「万能の観測機」という在り方のムーンセル・オートマトンの所有権を奪い合う月の聖杯戦争であれば、彼女の信仰を穢す可能性はまだ低くなるだろう。更にムーンセルではサーヴァントがマスターを選ぶ権利もあるため、マスターに対する要求が非常に厳しい彼女が条件を満たすマスターと上手く組んでやっていける可能性もまだ高く、またムーンセルの基本ルールである1対1のトーナメント形式の戦いは戦士としての側面の強い彼女にとっては望むところ。問題点は燃費の悪さだけになる。<br>事象改変すら可能なムーンセルに何を望むのか、という危険性こそ孕んではいるが。
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