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『[[Fate/EXTRA|EXTRA]]』の世界では神秘は崩壊したため、魔術師達(メイガス)は[[ウィザード]]と名を変え、電脳世界を舞台として存続している。
 
『[[Fate/EXTRA|EXTRA]]』の世界では神秘は崩壊したため、魔術師達(メイガス)は[[ウィザード]]と名を変え、電脳世界を舞台として存続している。
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=== 根源 ===
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== 根源 ==
まず、世界のあらゆる事象の出発点となったモノがある。
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世界のあらゆる事象の出発点となったモノ。ゼロ、始まりの大元、全ての原因。<br>これを魔術師達は「根源」と呼ぶ。もしくは、その一点から事象が渦を巻くように放射状に流れ出す様を例えて、「根源の渦」とも呼ぶ。
 
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ゼロ、始まりの大元、全ての原因。<br>これを魔術師達は「根源」と呼ぶ。(もしくは、その一点から事象が渦を巻くように放射状に流れ出す様を例えて、「根源の渦」とも呼ぶ)
      
「根源」とは、語弊を承知で有り体に言えば、「究極の知識」である。全ての始まりであるがゆえに、その結果である世界の全てを導き出せるもの。最初にして最後を記したもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。
 
「根源」とは、語弊を承知で有り体に言えば、「究極の知識」である。全ての始まりであるがゆえに、その結果である世界の全てを導き出せるもの。最初にして最後を記したもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。
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流れが太いものも細いものも、根源から流れ出たという点で違いはない。<br>しかし、魔術師のように根源へと辿り着こうとしている者達にとって、細分化された一般常識程度の知識では、あまりに根源へは遠すぎる。<br>ゆえに、魔術師は根源へ至るために「神秘」を学ぶ。その「太い流れ」こそが、根源へと至るに足ると信じるから。<br>神秘=魔術が引き起こす「奇跡」などというものは、魔術師にとって瑣末なものでしかない。ただそれが根源に近いがため、魔術という手段を選んだに過ぎない。(現実的な話ではないが、もし魔術以外の手段で根源へ到達できるなら、魔術師は喜んでその方法を執る)
 
流れが太いものも細いものも、根源から流れ出たという点で違いはない。<br>しかし、魔術師のように根源へと辿り着こうとしている者達にとって、細分化された一般常識程度の知識では、あまりに根源へは遠すぎる。<br>ゆえに、魔術師は根源へ至るために「神秘」を学ぶ。その「太い流れ」こそが、根源へと至るに足ると信じるから。<br>神秘=魔術が引き起こす「奇跡」などというものは、魔術師にとって瑣末なものでしかない。ただそれが根源に近いがため、魔術という手段を選んだに過ぎない。(現実的な話ではないが、もし魔術以外の手段で根源へ到達できるなら、魔術師は喜んでその方法を執る)
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=== 神秘 ===
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== 神秘 ==
 
今の時代の一般常識から外れた、巷に流布してはいない、秘匿された知識とその成果。魔術師は「根源」へ至る手段として「神秘」を学び、その「魔術師の学ぶ神秘」を言い換えると、それが「魔術」と呼ばれるものである、ということになる。
 
今の時代の一般常識から外れた、巷に流布してはいない、秘匿された知識とその成果。魔術師は「根源」へ至る手段として「神秘」を学び、その「魔術師の学ぶ神秘」を言い換えると、それが「魔術」と呼ばれるものである、ということになる。
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魔術協会は、別に魔術師が新しい魔術師を育てるための学び舎でもないし、互いに切磋琢磨しあう研究の場でもない。ようするに、「他の魔術師が下手を打って神秘を漏らすとかして、自分に迷惑がふりかかってこないよう、互いに監視し合うための組織」として機能している。(ただ、それだけでは人が集まらず、集まらなくては相互監視の役に立たないため、研究書を所蔵したり霊地を押さえたりして、所属することのメリットを示している)
 
魔術協会は、別に魔術師が新しい魔術師を育てるための学び舎でもないし、互いに切磋琢磨しあう研究の場でもない。ようするに、「他の魔術師が下手を打って神秘を漏らすとかして、自分に迷惑がふりかかってこないよう、互いに監視し合うための組織」として機能している。(ただ、それだけでは人が集まらず、集まらなくては相互監視の役に立たないため、研究書を所蔵したり霊地を押さえたりして、所属することのメリットを示している)
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=== 信仰心 ===
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== 信仰心 ==
魔術とは「世界に刻み付けられた」大魔術式を用いたシステムである。その、「世界に刻み付ける」ための力とは、人の意思、集合無意識、信仰心に他ならない。
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魔術とは「世界に刻み付けられた」大魔術式を用いたシステム。その、「世界に刻み付ける」ための力とは、人の意思、集合無意識、信仰心に他ならない。
    
「信仰心」というと宗教的な信徒であることを示すかのように受け取られがちだが、ここで言う信仰心とは、「知名度」に言い換えられる。<br>神秘(魔術)が「ある」と信じられることによって、世界がそれを許容するのである。ここで、「ある」と信じるということは、それが「確信」である必要はない。例えば、「幽霊」という神秘の存在について、現代の人間の大半は否定的な意見を持っている。しかし、現代の科学では「ない」とも言い切れない。「ひょっとしたらあるかも」という考えは、無意識のどこかにある。そういった「疑念」的なものも、信仰心には含まれる。信仰心の反対は「無知」。幽霊の存在自体を知らない、ということのみが、信仰心を産まない。
 
「信仰心」というと宗教的な信徒であることを示すかのように受け取られがちだが、ここで言う信仰心とは、「知名度」に言い換えられる。<br>神秘(魔術)が「ある」と信じられることによって、世界がそれを許容するのである。ここで、「ある」と信じるということは、それが「確信」である必要はない。例えば、「幽霊」という神秘の存在について、現代の人間の大半は否定的な意見を持っている。しかし、現代の科学では「ない」とも言い切れない。「ひょっとしたらあるかも」という考えは、無意識のどこかにある。そういった「疑念」的なものも、信仰心には含まれる。信仰心の反対は「無知」。幽霊の存在自体を知らない、ということのみが、信仰心を産まない。
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