藤堂平助
| アヴェンジャー | |
|---|---|
| 真名 | 藤堂平助 |
| 読み | とうどう へいすけ |
| 異名 | 魁先生 |
| 性別 | 男性 |
| 身長 | 157cm |
| 体重 | 44kg |
| 好きな物 | チョコアイス |
| 苦手な物 | 密談、陰口 |
| 出典 | 史実 |
| 地域 | 日本 |
| 属性 | 秩序・善 |
| 副属性 | 人 |
| 一人称 | 僕 |
| 二人称 | 君、お前 |
| 声優 | 田丸篤志 |
| デザイン | lack |
| レア度 | ☆4 |
| 初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要 編集
- 略歴
- 『ぐだぐだ新選組・ジ・エンド』にて登場。
- 松永弾正及び黒の剣士と共に「皇都神剣組」を組織し、その一員として活動していた。
- 作中では黒の剣士と共にカルデアへ召喚された新選組隊士たちを鹵獲しており、彼らを利用した儀式によってマガツヒノカミを下ろし、黒の剣士を「マガツヒトノカミ」にして新選組の根源を絶とうとしていた。
- しかしその最終段階で、黒の剣士が沖田総司と土方歳三に手を掛けるのを躊躇ったため、彼を見限り自身にマガツヒノカミを下ろす。
- 池田屋ではカルデアと対峙するも追い詰められ、窮地に現れた弾正によって心臓代わりに聖杯を埋め込まれた事でマガツヒトノカミとなってしまう。
- しかし勝海舟の宝具「無血開城」による助けを得た黒の剣士こと近藤に救出され、近藤の宝具「誠の旗」で集った新選組隊士たちや、河上彦斎と共に弾正とマガツヒノカミを撃退し、退去していった。
- おまけシナリオでは体に残留するマガツヒノカミの力のお陰で一時的に特異点に戻ってきており、勝の頼みで近藤と共に筋を通すため弾正の味方をする事となる。
- 人物
- 額に傷を持つ小柄な白髪の少年。
- 油小路事件にて殺害された際に体を切り刻まれたため、サーヴァントになるにあたり聖杯によって体を繋ぎ合わせ、さらにマガツヒノカミの力で改造を施した結果、左手と右足が義肢になっている。
- 自分が新選組にも御陵衛士からも必要とされなかったと思い込んでおり、自分を見てほしいという渇望を抱えている。そのためか精神状態は不安定であり、マガツヒノカミの力に心身を蝕まれ続けている。
- 『ぐだぐだ新選組・ジ・エンド』では新選組への復讐心を燃やしていたが、近藤らの活躍によって本来の明るさを取り戻していた。
- ただ、カルデアでは先のイベントや生前のアレコレからくる負い目からか基本的に自罰的な言動が多く、自分を半端者と称したり、自分を使うマスターに対しても申し訳なさそうな態度を取る。
- 第二再臨は本来の霊基と在り方が離れているとの事で、体はつぎはぎであり精神も乱れやすく、特に戦闘時には湧き上がってくる感情を抑えきれなくなると語っている。その言通り、戦闘時の口調はかなり荒っぽくなっている。
- 能力
- 最年少で新選組の隊長となった程の剣の腕前を持ち、北辰一刀流を振るう。更に上記の改造によって能力が向上している。愛刀は上総介兼重。
- 義肢の左手には刀が仕込まれている他、生前に砲術を学んでいたのを反映してか、そこから大砲を発射する事もある。
- 戦闘では常に先陣を切っていた事から「魁先生」と呼ばれ、モーションでも素早い動きが目立つ。
ステータス 編集
| クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アヴェンジャー | 主人公 (Grand Order) | C | C- | B+ | D | E | C- | 復讐者:C 忘却補正:E 対魔力:C |
死番:B 魁先生:A 砲術義肢:C |
宝具 編集
- 魁・一番星!!(さきがけ・いちばんぼし!!)
- ランク:C-
種別:対人宝具
レンジ:1~5
最大捕捉:1人 - 復讐者、藤堂平助の必殺剣。誰よりも先に敵人に飛び込んだといわれる逸話が昇華されたもの。
- 自身の速度を向上させ、怒涛の連撃を叩き込む大技。トドメに魔力を込めた左手の大砲がぶっ放されるとかいう幕末トンデモ宝具。
- ただし、大砲の部分は生前からではなく、アヴェンジャーとして現界時に新たに付与されたもの。
- 限界を超えた軌道につぎはぎの身体がついて来られず、霊基の崩壊すら伴う捨て身の宝具。
- 「あの空に輝く、北辰の如く!」
- 『Grand Order』では「自身のQuickカード性能をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵単体に超強力な〔秩序〕特攻攻撃[Lv]&防御力をダウン(3ターン)+自身に即死効果【デメリット】」という効果のQuick宝具。
真名:藤堂平助 編集
- 幕末の京都を中心に活動した治安組織、新選組の八番隊隊長。
- 新選組の結成当初からの中心メンバーの一人であり、最年少で幹部の座に就いた俊才。池田屋事件など数々の戦いで活躍し、「魁先生」と称されるようになる。
- 新選組の中核を担ったが、のちに入隊した伊東甲子太郎らと共に新選組を脱退し、彼らと御陵衛士を結成。だが新選組との対立の末、油小路の変にて命を落とす。
関連用語 編集
- 上総介兼重
- 平助の愛刀。
- 藤堂家御用達の名工上総介兼重の名前を付けた良業物であり、一介の浪人が持てないほど高価であるので、平助の藤堂家ご落胤の証左と言われる。
- 池田屋でもこの刀を使用して、ボロボロになったとされる。
登場作品と役柄 編集
Fateシリーズ 編集
- Fate/Grand Order
- 期間限定イベント『ぐだぐだ新選組・ジ・エンド REVENGE OF MAKOTO』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
人間関係 編集
Fate/Grand Order 編集
- 松永弾正
- 『ぐだぐだ新選組・ジ・エンド』にて、同じ神剣組の仲間であったサーヴァント。
- 彼女からは自身の求める王として期待されていたようで、『ぐだぐだ超五稜郭』における伊東と服部の復讐の記録を見せられ、復讐心を焚き付けられていた。
- おまけシナリオでは勝の頼みもあって、軽口を叩きながらも近藤と共に彼女に味方した。
- 勝海舟
- 『ぐだぐだ新選組・ジ・エンド』にて、近藤に組していたサーヴァント。
- 自身がマガツヒトノカミとなった際は、彼の宝具で近藤による救出をサポートされていた。
- おまけシナリオでは彼の頼みを引き受け、上記の通り弾正に味方する。
生前 編集
- 近藤勇
- 新選組局長。
- 『ぐだぐだ新選組・ジ・エンド』では共に神剣組に属していたが、彼が土壇場で躊躇った事で見限り、「どっちつかずの卑怯者」と呼んで憎しみをぶつけていた。
- 自身がマガツヒトノカミとなった際は勝の助力を得た彼によって救出され、新選組隊士たちと肩を並べている。
- 生前には沖田や土方と共に新選組の前身となる浪士隊以前から付き合いがあったが、最後まで共に駆ける事は叶わなかった。
- 事件後は半端者は自分の方だとし、そんな自分から目を逸らして『ぐだぐだ新選組・ジ・エンド』における事件を引き起こしてしまったとして、それでも彼が自分を見捨てなかった事を分かっていたと後悔を滲ませている。
- 土方歳三
- 新選組副長。
- 彼の性格は理解し難いもののようで、カルデアでも好きになれないと語っている。
- しかし新選組の副長は彼以外に務まらないとして、その姿を見続けると宣言している。
- 沖田総司
- 新選組一番隊隊長。
- 『ぐだぐだ新選組・ジ・エンド』では彼女に対し、かつての仲間にも刃を向けられる切り替えの早さから「土方の犬」と呼び、戦闘するも不意打ちの砲撃を避けられ、その素早さに翻弄されていた。
- 永倉新八、斎藤一
- 新選組二番隊と三番隊の隊長。
- 『ぐだぐだ新選組・ジ・エンド』では、新選組から抜けて生き残った彼らに対し特に敵意を向けており、辛辣な言葉を浴びせていた。
- 永倉に対してはカルデアで彼の老年期を見て、見覚えは無いがアクの強さがあると評していた。
- また、史実においては油小路の変にて彼に逃がされたという一説が存在している。
- 斎藤に対してはおまけシナリオにて剣を交え、警官になって腕が落ちたと煽っていた。
- 山南敬助
- 新選組総長。北辰一刀流の同門でもある。
- 彼が今更新選組にいる事について触れようとするも自分が言う事ではないとして、伊東がいつも「山南君が生きていれば」と言っていたと語り、また力を貸してほしいと頼んでいる。
- 原田左之助
- 新選組十番隊隊長。
- 油小路では彼と対峙し、逃げるように言われたが拒否して他の隊士に斬られた。
- 彼が幕府の密偵だった事には生前気づいていなかったらしい。
- 『ぐだぐだ新選組・ジ・エンド』では共に神剣組に就いていたものの、裏切る事を見越していた。
- カルデアではお互い裏切り者同士として、もう一度やり直そうと声を掛けている。
- 伊東甲子太郎
- 新選組の一員にして、御陵衛士の長。
- 元は彼の道場に通っており、その縁で新選組に引き入れた。後の脱退時には彼と共に御陵衛士を結成している。
- 先生と慕い、油小路では彼の遺体を奪還するために奮戦するも叶わなかった。一方、彼の方は自身に疑念を抱いていた模様。
- 『ぐだぐだ新選組・ジ・エンド』では弾正により、『ぐだぐだ超五稜郭』における彼と服部の復讐を見て、自分を除け者にしたと劣等感を募らせていた。
- カルデアでもその事について口惜しいと語るも、彼には深い考えがあったのだろうとし、自分には恨み言を言う資格もないとしている。しかしそれでも呼んでほしかった気持ちは拭えていない様子。
- 服部武雄
- 同じ新選組のメンバーであり、御陵衛士の仲間。
- 『ぐだぐだ超五稜郭』における彼の戦いぶりを聞き、誇りに思うと敬意を表している。
- 母
- 父を見た事がない自身にとって、唯一とも言える肉親。
- 床に臥せった彼女を看病していたが、父が迎えに来ると言い続けながら死んでしまった。
- 彼女が父の話しかしなかった事には思う所があるらしく、最期まで自分ではなく何か別のものを見ていたようだとしている。
名台詞 編集
Fate/Grand Order 編集
マイルーム 編集
- 「魁先生? ああ、みんなが言っていたやつか。やめてくれ。元々先生なんて柄じゃないんだ、僕は」
- マイルーム会話「絆Lv1」。
- 自分を未熟と捉えているのか、「先生」と呼ばれる事には気後れしてしまう様子。
- 「僕の刀か?上総介兼重だ。池田屋でボロボロになってしまったけど、やっぱりこれじゃないと落ち着かない。分かってるよ。分不相応な刀だって言うんだろ?僕もそう思うよ」
- マイルーム会話8。
- 愛刀に対して、愛着を語る一方で、藩の人間でない自分が所有することに出自のコンプレックスを覗かせる。
メモ 編集
- 本来の適性クラスはセイバー。
- 他の新選組隊長が所持しており、セイバー時にしか使えない「誠の旗」については、所持しているか不明。
- 池田屋事件では刀をボロボロにするほど奮戦し、額の傷を負って一時、危篤状態になるほどの重傷を受けた。
- 『ぐだぐだ新選組・ジ・エンド』における回想では不意打ちを受けたように描写されているが、史実では額の汗を拭こうと鉢金を取った際に斬られた傷とされている。
- プロフィール1では「とある藩主のご落胤」という説が語られているが、『維新階梯雑誌』では藤堂玄蕃家の藤堂良連の子、永倉新八による『同志連名記』などでは藤堂高虎の養子の藤堂高吉を祖とし、伊勢津藩の藤堂家一門家臣の子とされている。
- 伊勢津藩の藤堂高猷の落胤であるとする説や、伊勢久居藩の家老であった藤堂八座の子とする説も存在している。
- 余談だが藤堂高猷の五男が伊予松山藩に養子として入り、十四代目藩主の松平定昭となっている。仮に藤堂平助が藤堂高猷の落胤である場合、「原田左之助が縁のある伊予松山藩の藩主が藤堂平助の実の兄弟」という原田と藤堂の関係に別の意図を感じさせる仮定もできてしまう。
- 伊勢津藩の藤堂高猷の落胤であるとする説や、伊勢久居藩の家老であった藤堂八座の子とする説も存在している。
- 少年である事や、自爆宝具という共通項を持つためか、プレイヤーから耀星のハサンと気が合うのではないかと語られる事も。
- 上記のように年の若さや内面の幼さが強調されたキャラクターではあるが、生年で見ると斎藤一と同年齢で沖田総司の二つ下という程度で、そこまで際立って若いわけではない。死亡時の年齢も24歳と「少年」というほどでもない。
- とはいえ童顔だったのか美少年っぷりを伝える逸話もいくつかあり、当時の文書にも記録があるほど。そのためか、土岐村路の「美少年」対象のマイルーム台詞でも対象になっている。
脚注 編集
注釈 編集
出典 編集