魔王信長
アヴェンジャー | |
---|---|
真名 |
織田信長 織田吉法師 魔王信長 |
読み |
おだ のぶなが おだ きっぽうし まおうのぶなが |
外国語表記 |
Oda Nobunaga Oda Kippoushi Demon King Nobunaga |
性別 | ?[注 1] |
身長 |
154cm(織田信長) 165cm(織田吉法師) 180cm(魔王信長) |
体重 |
43kg(織田信長) 50kg(織田吉法師) ?kg[注 2](魔王信長) |
好きな物 |
新しいもの(織田信長) 鉄砲(織田吉法師) 人(魔王信長) |
苦手な物 |
神頼み(織田信長) 事を起こすのにごたごた抜かしてなにもしない人(織田吉法師) 味の薄い食べ物(魔王信長) |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・中庸 |
副属性 | 地 |
一人称 |
わし(織田信長) 俺(織田吉法師) 我(魔王信長) |
二人称 |
そなた/その方(共通) 貴様(織田信長、魔王信長) お前(織田吉法師) |
三人称 |
あやつ/あやつら(共通) 貴殿(織田信長) ○○(名前呼び捨て)(織田吉法師、魔王信長) |
声優 | 釘宮理恵 |
デザイン | pako |
設定作成 | 経験値 |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要編集
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』にて下記の三名とも登場。
- 「織田信長」は越後に、「カイザー・ノブナガ」は江戸に、「織田吉法師」は甲斐に、「魔王信長」は安土に、「本物信長」は尾張に、「ビッグノッブ」は加賀に、「渚の水着信長」は駿河に拠点を構え、真の信長を決める戦いを繰り広げてゆく。
- 結局はカルデア一行を味方につけた越後の「織田信長」が「魔王信長」を撃破した事で全ての信長が統合され、「織田信長」が「魔王信長」の能力を身につける事になる。
- 最終的には自身の存在が特異点『三千信長世界 デ・アルカ』を維持している事に気が付き本能寺の炎の中に消えるが、他の信長と違って越後の「織田信長」のみはカルデアから来ていたため切り離してカルデアに帰還させる。
- その後は、彼女を媒介にして「魔王信長を始めとする、信長の可能性が顕れる存在」と化した。
- 人物
- 織田信長
- アヴェンジャークラスの召喚だが、状態としてはアーチャークラスでの召喚に近しい姿[注 3]。
- しかし神仏衆生の敵としてその身に宿す数多の民衆の恐怖と怨嗟の業は、いかに英霊といえど元はただの人間である霊基には収まり切らず、再臨を重ねるごとに「更なる信長の可能性」を開いてしまっている。
- 「数多の可能性」と言えば聞こえはいいが、その果てに待つものは「拡散による意味消失」である事を信長自身は気付いてはいるが、口にはしない。
- 織田吉法師
- 織田信長が霊基再臨によって人格・外見が変化した姿。
- 幼少期の信長[注 4]。幼少時から奇天烈な行いが多く、周囲からは「うつけ」と呼ばれた。
- 信長の生涯の中でも最も破天荒かつ危うい尾張のうつけ時代を彷彿とさせる凛々しい若武者姿。
- その体から立ち上る覇気と迸る熱き血潮は、正に時代を切り開いた風雲児としての霊基を如実に表している。
- ちなみに腰に差しているのは桶狭間の戦いで今川義元からぶんどった宗三左文字。
- 魔王信長
- 織田吉法師が霊基再臨によって人格・外見が変化した姿。
- あらゆる信長の可能性から最も遠く、最も深淵に近しい信長。
- 神仏を否定するものではなく「人の可能性は人のもの、神仏は尊びこそすれ頼むものではない、ましてや御仏になる事もない」という信長の信念を示す姿。
- 能力
- 新武装として回転して連射できる謎のウルトラ火縄銃「魔王ガトリング砲」なるものを獲得している。
- また、魔王信長は信長が所持した刀剣の全てが集約された剣「魔王剣」を用いて戦う。
ステータス編集
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アヴェンジャー | 主人公 (Grand Order) | B | C | C | B | B | A- | 復讐者:B- 忘却補正:E 自己回復(魔力):C |
是非もなし:A- 夢幻の如く:B→B++ 第六天魔王:EX |
「夢幻の如く」は強化クエストクリアでBからB++にランクアップ。 |
宝具編集
- 波旬変生・三千大千天魔王(はじゅんへんじょう・さんぜんだいせんてんまおう)
- ランク:A-
種別:対神宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:1000人 - 過去・現在・未来において信長に注ぎ込まれた数多の衆生の恐怖と畏敬をその身に宿す、第六天魔王すら超えた異形の姿。
- あらゆる神仏を
毀 す真の魔王「三千大千天魔王」へと己を変生させる。 - 神秘を焼き尽くす紅蓮の反英雄「魔王信長」の終末点。
- この形態は本来の歴史には存在しえないため存在そのものが不安定であり、短時間での顕現に留まっている。
- 『Grand Order』では「敵全体の〔神性〕特性の相手の防御強化状態を解除&強力な〔神性〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>&やけど状態を付与(5ターン)」という効果のBuster宝具。
真名:魔王信長編集
- 魔王信長。過去・現在・未来における「あらゆる織田信長の可能性」の集合体ともいえる霊基を持つ、極めて特異な英霊。
- 第六天魔王を自称し、あらゆる時代の信長に対する恐怖と畏敬の念に焼き焦がれたその体は虚ろにして強大、真の魔王ともいうべき存在に変生している。
- 無辜の怪物に近い状態だが、神仏の敵となり苛烈な生を衆生に強いる反英雄としての魔王信長の在り方は、最終的には仏法の味方となるともいわれる天魔の在り方に近しい。
- 「我は魔王信長―――化天を超え変生せし神仏衆生の敵なり」
- 魔王信長は究極の信長ではなく『信長』という物語が生んだ「最も強い姿の一つ」に過ぎない。
- 従って「究極」ではなく、「真理」から最も遠くに顕れたもの―――
- 彼岸にて燃え盛る、人の形をした炎なのである。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/Grand Order
- 『オール信長総進撃 ぐだぐだファイナル本能寺2019』の開催に伴い期間限定サーヴァントとして実装。
人間関係編集
Fate/Grand Order編集
織田信長編集
- 織田信長
- 本来の織田信長。マントの形などは若干異なるが自分に近い存在のため、カッコ良さを自画自賛している。
- 織田信長〔バーサーカー〕
- 水着の織田信長。ナイスバディーなのを自画自賛している。
- アーチャー、水着、アヴェンジャーの三人の織田信長で「トリオ・ザ・ノッブ2019」として世界に羽ばたく事を考えている。
- 茶々
- アヴェンジャー化した事を軽く報告している。
- バーサーカーだのアヴェンジャーだの我ながらろくでもない血筋と称した。なお、茶々からは「一緒にするな」と言われた模様。
織田吉法師編集
- 李書文〔アサシン〕
- 『ぐだぐだファイナル本能寺』で世話していた相手。
- カルデア家に戻るように言ったが聞き入れられず、共に決戦に臨むことになった。
- ビリー・ザ・キッド
- 鉄砲の名手の悪童サーヴァントということで強く興味を持っている。
- イスカンダル
- 若くして大陸に覇道を成した英雄ということでリスペクトしている。
- 織田信勝
- 自分の知っている「織田信勝」とちょっと違うため首をかしげている。
- それはそれとして性別を確かめようと剥いてくることについてはドン引きしている。
- エミヤ〔オルタ〕
- 『カルデア重工物語』によると、彼と酒を飲み交わすこともたまにあるとか。
- 自分の部下にしたがっているが、彼からはすげなく断られている。
- 吉田松陰
- 『カルデア重工物語』における敵のボス。
- 主人公らとはぐれて自分で企業を興し、彼の「吉田コンツェルン」と同盟を結んだ。
- とはいえあくまでも「高杉重工を潰すまで」という約束であり、その後は再び敵に戻った。
- 高杉晋作
- 『カルデア重工物語』では彼と松陰のどちらと組むかを決める際、主人公らが彼といたにも関わらず吉田と組むこととなった。
- とはいえ別に裏切ったわけではなく、最終的には吉田と袂を分かつ算段であり、それまでは高杉は「敵でいたほうが面白い」と判断したからであった。
- 平手政秀
- 史実における自身の教育係。あまりのうつけぶりに絶望し、諫めるために切腹したとされている。
- この事件で、吉法師は「一番近いところにいた彼さえ自身をうつけと見誤ったのだから、自分は天下すら欺ける」と確信したとか。
- なお、他の「信長」も同じ事を思ったのかは不明である。
魔王信長編集
- 明智光秀
- 『ぐだぐだファイナル本能寺』での配下。
- 「彼の前で秀吉の話をしない」ことを条件に部下として働かせている。
- 彼に滅ぼされたことについては口を濁すものの、やはり口惜しいらしい。
- 柴田勝家
- 『ぐだぐだファイナル本能寺』での配下。
- 織田信勝
- 彼が生きる道を開けなかったことについては後悔している。
- それはそれとして吉法師同様、性別を確かめようと剥いてくることについてはドン引きしている。
- 壱与
- 『ぐだぐだ邪馬台国2020』にて、彼女の残滓によって召喚され、彼女の依頼を受けてカルデアメンバーがやってくるまでの時間稼ぎを行っていた。
名台詞編集
Fate/Grand Order編集
- 「うはははははははははは!
権六に林に佐久間、タッキー&ゴローちゃんにまで裏切られるとか、わしってば家臣の忠誠度低すぎぃ!
え? サルも中国からわしを討ちに大返ししてくるの?待ち合わせの天王山でミッチーと握手?
これがほんとの信長包囲網ってのう!」
「蘭丸にまでそっぽ向かれるとか、わしってば終わってるぅ!どんだけ恨み買っとったんじゃわし!」 - 期間限定イベント『ぐだぐだ新邪馬台国』にて、悪夢の中で権六、林、佐久間、タッキー(滝川一益)、ゴローちゃん全員に謀反され、挙句サルとミッチーが天王山で握手してこっちに向かってきて、森蘭丸まで実家に帰ろうとするという八方塞がりの状況を前にして。
- やけになって笑っていたのかと思いきや…
メモ編集
- 織田吉法師が帯びている刀「宗三左文字」はまたの名を義元左文字、三好左文字ともいう。筑紫の名工・左安吉(正宗の門人とも伝えられ、銘に「左」とのみ切ることからその作刀は「左文字」と通称される)の作で、義元左文字は今川義元が所持していたことから、宗三左文字と三好左文字は義元以前の所持者・三好政長(隠居後の名が半隠軒宗三)に由来する。桶狭間の戦いで今川義元を討ち、この太刀を手に入れた信長はことのほか喜び、長さを四尺ほど磨り上げ(=短くすること)、金象嵌で「永禄三年五月十九日 義元討捕刻彼所持刀 織田尾張守信長」と銘を入れ愛用した。
- のちに本能寺の変で焼け跡から豊臣秀吉が回収し、それを受け継いだ秀頼が慶長6(1601)年、徳川家康に贈った。以来、徳川将軍代替わりの際に象徴として引き継がれる刀となる。明暦3(1657)年、明暦の大火により被災し焼身となるも再刃され、幕末まで代々受け継がれた。
- 明治2(1869)年、明治天皇により織田信長に「建勲(たけいさお)」の神号が贈られ、建勲神社が創建されると徳川宗家からこの宗三左文字が奉納された。天下人三傑の間を渡り歩いた末に、一周回って信長の元へ戻ってきた格好である。
- 性別不明になっているのは統合の過程で「男の信長」も取り込んだため。ちなみに吉法師も男疑惑が浮上しており、マイルーム会話で姪につっこまれている。
- 実際、バレンタインには「織田吉法師」にはチョコを贈るイベントが、「魔王信長」にはチョコを貰うイベントが実装された。
- 「本物信長」についても、アストルフォ〔セイバー〕の幕間の物語では一発芸で彼になっていた。
- 彼女の実装以降、イベントなどで登場する「織田信長」は基本的にこちらの魔王信長の第一再臨の姿で統一されるようになった。
- 設定上は三千世界(さんだんうち)も使えるようで、ストーリー上で使用している。
脚注編集
注釈編集
- ↑ 男性限定効果・女性限定効果は適用されないが、エドワード・ティーチのスキル「紳士的な愛」の効果は適用される。『閻魔亭繁盛記』でも、男湯と女湯の両方に組み込める。
- ↑ 質量が安定しない。
- ↑ 本来の信長の霊基に最も近しい形の信長。厳密には異なるが、便宜上そのように評する。
- ↑ 厳密には幼名「吉法師」を名乗っていた頃の信長ではないが、分かりやすさを優先して本人が自称している。
- ↑ 直後の寝言を聞く限り、相手を言葉攻めしながら射撃の的にする残虐プレイになったようである。
- ↑ なお、信長の生前の負い目は「弟の信勝を死なせてしまったこと」なので、その悪夢を見せていれば、もう少しダメージを与えられたかもしれない。
出典編集