「武蔵坊弁慶」の版間の差分

 
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== ランサー ==
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{{サーヴァント概要
*真名:武蔵坊弁慶(を演じる常陸坊海尊)
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| タイトル = ランサー
*身長:199cm/体重:88kg
+
| 真名 = 武蔵坊弁慶(常陸坊海尊)
<!--
+
| 外国語表記 = Musashibou Benkei
* 出典:『義経記』『平家物語』
+
| 読み = むさしぼう べんけい<br>(ひたちぼう かいそん)
* 地域:日本
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| 初登場作品 = [[Fate/Apocrypha]](企画版)
-->
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| 声優 = 稲田徹
*属性:混沌・善
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| 身長 = 199cm
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| 体重 = 88kg
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| 出典 = 『義経記』『平家物語』
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| 地域 = 日本
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| 属性 = 混沌・善
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| 副属性 = 人
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| 性別 = 男性
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| 好きな物 = 般若湯、鍛錬、修行<ref group="注">また、怪談よりは落語が好きだとも。</ref>
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| 苦手な物 = 悲恋、悲劇、キレッキレの時の牛若丸<ref group="注">この世で一番怖いと語っている。というのも、どんな無茶を言い出すのか周囲にはまったく読めなかったからだとか。</ref>
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| 一人称 = 拙者/拙僧
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| 二人称 = あなた、~殿など
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| 三人称 = 彼、彼女、あやつ
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| デザイン = 真じろう<br>寺田克也(原案)
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| 設定作成 =
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; Apocrypha
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:茗荷屋甚六
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; Grand Order
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:茗荷屋甚六<br>東出祐一郎
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| レア度 = ☆2
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}}
  
[[Fate/Apocrypha]]のオンラインゲーム企画時に登場した[[サーヴァント]]。<br>厳しい姿をした僧兵。
+
== 概要 ==
 +
[[ランサー|槍兵]]」の[[サーヴァント]]。
  
;略歴
+
; 略歴
:真名は、五条大橋から源義経に仕え、衣川にて主の自害の時間を稼ぐために壮絶な立ち往生を遂げた荒法師武蔵坊弁慶<br>………ではなく、弁慶を演じる「常陸坊海尊」という人物。<br>残念ながら小説版『Fate/Apocrypha』には登場しない。
+
: 小説版『[[Fate/Apocrypha]]』には未登場。
 +
: 『[[Fate/Grand Order]]』の特異点F『[[炎上汚染都市 冬木]]』では西暦2004年の冬木で行われた聖杯戦争で[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|セイバー]]に敗北し、泥に汚染されたシャドウ・サーヴァントと化していた。[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|アサシン]]と共に主人公たちに襲いかかる。
 +
: 第七特異点『[[絶対魔獣戦線 バビロニア]]』では[[ギルガメッシュ]]によって紀元前2655年のウルクに召喚される。
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:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅦの座を統括する[[魔神柱|生命院サブナック]]と交戦する。
 +
; 人物
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: 厳つい姿をした僧兵。
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: 基本的に無骨な武人として振る舞い、厳格な人物に見えるが、素はおどけたひょうきん者であり、[[牛若丸]]に対して事ある毎に余計な事を言っては殺気を向けられることもしばしば。
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: 同時に戦闘を嫌う臆病さも持ち合わせている。堅苦しいのは、そもそも「ある人物」と偽っている罪悪感から。
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: なお、『Fate/Apocrypha』企画段階では不死の仙人という設定が存在していたが、『Fate/Grand Order』で正式登場した際は不死の仙人ではなく、数百年生きた仙人に変更されている。
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; 能力
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:矛を武器として扱う。
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: 固有スキル「怨霊調伏」は、企画段階『Apocrypha』によれば“臨兵闘者皆陣列在前”の九字が成す邪悪な呪いへの抵抗呪文で、敵の魔術を封じ込めるというもの。「演じる」という海尊自身の属性と、勧進帳のくだりに象徴される弁慶の即興能力により、魔術を封じるだけではなく、限定的ながら敵の魔術を覚えて使用することも可能になる。また、対象が逆らうことのできない存在が発行した「宝具を使うな」という命令書をその場で偽造することができ、判定に成功すれば命令書を信じる信じないに関わりなく対象は宝具を封印される(ターンごとに抵抗判定があり、抵抗に成功した場合、再び宝具が使用可能な状態に復帰する)という「白紙の勧進帳」というスキルも保有している。ただし成功率は低い。
 +
: その他にも、そこにいるだけでマスターの身体能力を強化する「くろがねの傅」というスキルも所持している。
  
;人物
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== バリエーション ==
:彼も義経の郎党であったが、義経・弁慶主従が最期を遂げた衣川の合戦にて怯懦の余り逃げ出してしまう。<br>そのことを恥じた彼は修業を積み不死の仙人となって、弁慶の勇名を永遠に語り継ぐため彼を演じ続けている。<br>外見から厳格な人物に見えるが、時折表に出る海尊としての人格はおどけたひょうきん者。
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===武蔵坊弁慶 (ケイオスタイド)===
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武蔵坊弁慶が[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]に沈められ黒化した事で、[[ティアマト]]の眷属に変生させられた姿。……と思われる。
  
;能力
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詳細は「[[武蔵坊弁慶 (ケイオスタイド)]]」を参照。
:固有スキル『くろがねの傅』によって、そこにいるだけでマスターの身体能力を強化する。<br>更に敵サーヴァントの能力を封印するという反則的な能力を持つ。<br>『白紙の勧進帳』は対象が逆らうことのできない存在が発行した「宝具を使うな」という命令書をその場で偽造することが出来る。判定に成功すれば命令書を信じる、信じないに関わりなく、対象は宝具を封印される。ターンごとに抵抗判定があり、抵抗に成功した場合、再び宝具が使用可能な状態に復帰する。<br>『怨霊調伏』は、“臨兵闘者皆陣列在前”の九字が成す、邪悪な呪いへの抵抗呪文で、敵の魔術を封じ込められる。<br>「演じる」という海尊自身の属性と、勧進帳のくだりに象徴される弁慶の即興能力により、魔術を封じるだけではなく、限定的ながら敵の魔術を覚えて使用することも可能になる。
 
  
 
== ステータス ==
 
== ステータス ==
:{| class="wikitable" style="text-align:center"
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{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
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| [[クラス (ランサー)|ランサー]] || ? || A || B+ || C || D || C || C || ||くろがねの傅:?<br>怨霊調伏:?<br>白紙の勧進帳:?|| style="text-align:left"|
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| rowspan="2" |[[ランサー]] || ? || A || B+ || C || D || C || C || ||くろがねの傅:?<br />怨霊調伏:?<br />白紙の勧進帳:?|| style="text-align:left"|企画段階。
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|| [[主人公 (Grand Order)]] || A || B+ || C || D || C || C || 対魔力:C+ || 怨霊調伏:A<br />仁王立ち:B <br />白紙の勧進帳<br />くろがねの傅:C|| style="text-align:left"|
 
|}
 
|}
  
 
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
;八つ道具
+
; 五百羅漢補陀落渡海(ごひゃくらかんふだらくとかい)
:対戦相手の英霊が持つ宝具を、七ツ道具の8つめとして奪い取る。<br>こうして奪い取った宝具は、初めて見る武器でも使いこなすことが可能で、数ラウンド後には持ち主のマスターに投げ返してダメージを与える。<br>宝具を手放す理由は能力的な制限というより、しばらくすると彼がその宝具の使い心地に飽きることにある。<br>ちなみに弁慶の七種の武器は薙刀、鉄の熊手、大槌、大鋸、さすまた、つく棒、そでがらめ、と伝えられている。
+
: ランク:EX<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~10<br />最大捕捉:500人
 +
: 遊行聖の大行列を呼び出す。彼らは浄土を目指し、棺桶のような舟に封じ込められ、流される即身成仏の行である「補陀落渡海(ふだらくとかい)」によって旅に出る者達である。
 +
: 呼び出された行列はその場にいるすべてを進行方向へと押し流す。そのため、その場にいる者は抵抗判定に失敗するたび、強制的に移動させられ、最終的には浄土へ連れて行かれ成仏する。
 +
: その威力は凄まじく、第一部の七章で[[ティアマト]]の権能によって黒化した[[牛若丸 (ケイオスタイド)|牛若丸]]を自身もろとも霊基消滅させた。
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:『Grand Order』では「敵全体に確率[Lv]でスタン状態を付与(1ターン)&呪い状態を付与(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のArts宝具。
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:強化クエスト2クリアでランクはそのままに、呪い状態の付与ダメージが増加し「敵全体の強化状態を解除」という効果が追加される。
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=== 企画段階での宝具 ===
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; 八つ道具
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: 対戦相手の英霊が持つ宝具を、七ツ道具の8つめとして奪い取る。
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: こうして奪い取った宝具は、初めて見る武器でも使いこなすことが可能で、数ラウンド後には持ち主のマスターに投げ返してダメージを与える。宝具を手放す理由は能力的な制限というより、しばらくすると彼がその宝具の使い心地に飽きることにある。
 +
: ちなみに弁慶の七種の武器は薙刀、鉄の熊手、大槌、大鋸、さすまた、つく棒、そでがらめ、と伝えられている。
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:
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; 弁慶仏
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: その場の空間を大長刀で荒々しく削り出し、荒法師の姿の分身を複数体生み出す。
 +
: 分身はすべて彼と同等の攻撃力を持ち、敵からの攻撃を引き受ける壁にもなる。 一度の宝具使用で生み出される分身の数は1~7体とランダムで、結果は使用した彼にも決められない。以降、弁慶の攻撃力は健在な分身の数だけ増加する。
 +
 
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== 真名:武蔵坊弁慶 ==
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:源義経と共に活躍した、日本において最も有名な僧兵。<br>現代に至るまでも、歌舞伎や浄瑠璃など幅広い物語で愛されている。弁慶の仁王立ち、弁慶の泣き所など現在に伝わっている故事も多い。
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: 
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:豪胆にして忠実、最強の大男。赤子の頃においてもその生まれから鬼の子と噂され、鬼若と呼ばれていた。薙刀を振るえば、たちまち雑兵の体が吹き飛び、吼え立てれば餓えた狼とて逃げ回る。
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:後に主君となった源義経と共に数多の戦を戦い抜き、最後の最後まで雄々しく、立ち往生して散った。
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===関連===
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;弁慶の仁王立ち
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:衣川の合戦にて弁慶は並み居る敵兵を次々倒し、無数の矢を受けて薙刀を杖にして仁王立ちのまま最期を遂げた逸話。
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:最終再臨のイラストにおいてそれが描かれている。
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 +
;弁慶の泣き所
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:弁慶ほどの豪傑でもここを打てば涙を流すほど痛みに苦しむ急所のこと。最もよく知られているのが脛で、皮膚と骨の間に神経が通っているため。
 +
 
 +
===常陸坊海尊===
 +
:「'''自分とは違うのだ。違うが、こうして弁慶を名乗った以上は、誰にも弱いなどと言わせない'''」「'''それが臆病風に吹かれた自分の、せめてもの償いだろう'''」
  
;弁慶仏
+
:槍兵のサーヴァント「武蔵坊弁慶」の正体。彼も義経の郎党であったが、義経主従が最期を遂げた戦いで怯懦の余り逃げ出してしまう。そのことを深く恥じた彼は、義経と弁慶の物語の語り手として、日本を旅して回るのだった。
:その場の空間を大長刀で荒々しく削り出し、荒法師の姿の分身を複数体生み出す。<br>分身はすべて彼と同等の攻撃力を持ち、敵からの攻撃を引き受ける壁にもなる。 一度の宝具使用で生み出される分身の数は1〜7体とランダムで、結果は使用した彼にも決められない。以降、弁慶の攻撃力は健在な分身の数だけ増加する。
 
  
;五百羅漢補陀落渡海
+
:こうして、常陸坊海尊は「武蔵坊弁慶」となり、弁慶の勇名を永遠にしようと、本来のひょうきんさを封じて弁慶を演じ続けている。それこそ口がある限り、彼は永遠に語り続けるのだろう――――。
:遊行聖の大行列を呼び出す。<br>彼らは浄土を目指し、棺桶のような舟に封じ込められ、流される即身成仏の行である「補陀落渡海(ふだらくとかい)」によって旅に出る者達である。<br>呼び出された行列はその場にいるすべてを進行方向へと押し流す。<br>そのため、その場にいる者は抵抗判定に失敗するたび、強制的に移動させられ、最終的には浄土へ連れて行かれ成仏する。南無。
 
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
;[[Fate/Apocrypha]]
+
===Fateシリーズ===
:企画段階で登場していた。
+
; [[Fate/Apocrypha]]
;[[カプセルさーばんと]]
+
: ゲーム版で設定されたが小説版で没になった。
:さーばんとの一匹。
+
====[[Fate/Grand Order]]====
:コストの割にHPが高くひるまないが、移動、攻撃を一切しない純粋な壁キャラ。
+
: 初期実装のサーヴァント。
:コスト400 戦闘力- 突破力- 移動力- 体力A++ 忍耐力EX リキャストA
+
: 『いざ鎌倉にさよならを』の開催に際してモーション並びに宝具演出が一新された。
 +
;:イベント
 +
*ぐだぐだ本能寺
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*空の境界/the Garden of Order
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*天魔御伽草子 鬼ヶ島
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*ネロ祭再び ~2016 Autumn~
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*冥界のメリークリスマス
 +
*節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔
 +
 
 +
===Fate関連作品===
 +
; [[カプセルさーばんと]]
 +
: さーばんとの一匹。
 +
: コストの割にHPが高くひるまないが、移動、攻撃を一切しない純粋な壁キャラ。
 +
 
 +
; [[Fate/Grand Order 英霊食聞録]]
 +
: 特別掲載「ウルク飯」にて登場。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
;[[ライダー (Grand Order・白)|源義経]]
+
=== Fate/Grand Order ===
:かつての主君。日本を代表する英霊の一人。
+
; [[巴御前]]
;武蔵坊弁慶
+
: 期間限定イベント『鬼楽百重塔』で共演。
:その勇名を語り継ぐため、彼の名と姿を借りる。
+
: 義経が最大の地雷となっている彼女を刺激しないように必死で立ち回っていた。
 +
 
 +
; [[サロメ]]
 +
: 彼女の幕間の物語にて、内面に抱えた業から「鬼女」と本質を理解していた。
 +
 
 +
; [[シェヘラザード]]
 +
: サロメの幕間の物語の描写からすると、サロメの言動について無理をしていないか気を付けてほしいと言われていたようである。
 +
 
 +
; [[坂田金時]]
 +
: サロメの幕間の物語にて、一緒にサロメのトレーニングに付き合いながら彼女の事を観察していた。
 +
: なお、この二人には[[牛若丸|頭がア]][[酒呑童子|レな女性]]に慣れているという共通点があったりする。
 +
 
 +
=== 生前 ===
 +
; 武蔵坊弁慶
 +
: その勇名を語り継ぐため、彼の名と姿を借りる。
 +
; [[牛若丸|源義経]]
 +
: かつての主君。日本を代表する英霊の一人。
 +
: カルデアでは、牛若丸として召喚された彼女に振り回されている。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
<!-- :セリフ:説明 -->
+
=== Fate/Grand Order ===
 +
;「弁慶として成長したらしい。南無」
 +
: レベルアップ時の台詞。
 +
: マテリアルが解放されて彼の正体がわかるまでは、妙な感じを抱かせる伏線的な台詞。
 +
; 「なに、義経殿と戦え? 構いませんぞ。拙僧に勝機があるかどうかは別問題ですが」
 +
: マイルームボイス。
 +
; 「あと今までここにいた破廉恥な何者かもやっぱりただの色魔。見間違い説が濃厚。そんな感じで一つ。」
 +
: 期間限定イベント『鬼楽百重塔』にて、巴御前に鉢合わせさせないように一緒に居た牛若丸を追い払い、自身は変装しての言動。
 +
: どうにかごまかす為に必死になっているのはわかるが、いくら普段の服装が服装とはいえ自分の主について酷い形容である。
  
 
== メモ ==
 
== メモ ==
*キャラクターデザイン原案は寺田克也氏。設定制作を担当したのは茗荷屋甚六氏。
+
* 小説版『Apocrypha』で彼が没になった理由として、メンタリティが複雑すぎて主人公のパートナーにでもしなければ描ききれないキャラクターなのだがすでにパートナーが決まっていたこと、日本のサーヴァントであったこと、そして彼以外のランサー2人が[[ヴラド三世 (Apocrypha)|ヴラド三世]]と[[カルナ]]であったことが挙げられている。
*彼の他には[[坂田金時]]、[[ゲオルギウス]]、[[ダビデ]]が没案になっている。
+
**没にはなったが企画段階では関係していた、という意味で、『Fate/GrandOrder』の「Fate/Apocrypha」コラボイベント『Apocrypha/Inheritance of Glory』では、[[ダビデ]]、[[ゲオルギウス]]、[[坂田金時]]らと共に、本編に実際に登場しているサーヴァントよりは効果が小さいものの、イベント特攻効果を持つサーヴァントの中に入っていた。また、シナリオクリア後に挑戦できる高難易度クエストでは黒でも赤でもない『無彩色のランサー』という名義で出演を果たした。
*弁慶は数え六つで疱瘡にかかり肌が黒くなったという。この色は母がつわりで鉄を食べたための生来の色とする説もある。
+
* スキル「くろがねの傅」の傅とはおもり役、養育係のこと。また弁慶には数え六つで疱瘡にかかり肌が黒くなった、あるいは母がつわりで鉄を食べたための肌が黒くなったという逸話がある。
*『くろがねの傅』の「傅(ふ、いつき)」とは、神に仕える僕のこと。牛若を少年神と見ると、お供の弁慶は神話的な定番イメージに合致する。
+
* 『Apocrypha』企画版においては不死の仙人なのだが、仙術がTYPE-MOON世界ではどのような存在なのか説明されたことは無かった。また、不死を象徴するような能力は持っていない。
*「槍兵」なのに、宝具は槍と何の関係も無い。
+
** 『Zero』執筆時、キャスターを誰にするかで悩んだ虚淵氏が「仙人はどうか」と奈須氏に相談したところ「冬木は東洋の英霊は駄目。それに仙人は強すぎる」と回答されているのでTYPE-MOON世界の仙人は相当な強さを持った存在であると考えられる。
*不死の仙人なのだが、仙術がTYPE-MOON世界ではどのような存在なのか説明されたことは無い。また、不死を象徴するような能力は持っていない。
+
**後に『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』で、仙人である[[無支奇]]が登場した。
**Zero執筆時、キャスターを誰にするかで悩んだ虚淵氏が「仙人はどうか」と奈須氏に相談したところ「冬木は東洋の英霊は駄目。それに仙人は強すぎる」と回答されているのでTYPE-MOON世界の仙人は相当な強さを持った存在であると考えられる。
+
** 『Grand Order』では東洋の英霊でありながら冬木の聖杯戦争にて召喚されているが、理由は不明。東洋の英霊であったためか、アニメ版『First Order』ではランサーが彼ではなく[[メドゥーサ〔シャドウランサー〕]]に入れ替わっている。
 +
* 企画段階での彼は明らかに強すぎであったためか、『Grand Order』で実装された際には大幅に能力を削られている。相手の宝具を奪い取る、反動なしで多数の分身を生み出すと言う反則的な宝具2つは失われ、「くろがねの傅」は「敵サーヴァントの能力を封印する」と言う効果が失われてマスター強化のみとなり、「白紙の勧進帳」も「弁慶ではないため、封印の確率は低い」と言う設定となった<ref group="注">ゲーム上でも、最大レベルであっても補助を得なければ確定とはならない。また、1ターンのみで継続しない。</ref>。
  
 
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 +
; 風評被害?
 +
: 設定上は衣川の合戦において敵前逃亡した…という事になっているが、実のところは開戦前に他の義経配下共々山寺へ参拝し、陣営が手薄になったところを襲撃され義経・弁慶主従の死に繋がった…というのが主流の説である。
 +
: チキン呼ばわりされるべきではない人物なのは確かだが、「うっかり」の言葉では済まされない失態であるというのもまた事実。
 +
 +
== 脚注 ==
 +
===注釈===
 +
<references group = "注"/>
 +
 +
===出典===
 +
<references group = "出"/>
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
*[[登場人物]]
+
* [[登場人物]]
*[[サーヴァント]]
+
* [[サーヴァント]]
 +
 
 +
{{DEFAULTSORT:むさしほうへんけい}}
 +
 
 +
[[Category:登場人物ま行]]
 +
[[Category:サーヴァント]]
 +
[[Category:ランサー]]
 +
[[Category:Fate/Apocrypha]]
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[[Category:Fate/Grand Order]]
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[[Category:Fate/Grand Order Arcade]]
 +
[[Category:Fate/Grand Order Duel -collection figure-]]
 +
[[Category:Fate/Grand Order Duel YA特異点 密室遊戯魔境 渋谷 渋谷決闘事件]]
 +
[[Category:教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]]
 +
[[Category:Fate/Grand Order 英霊食聞録]]
 +
[[Category:カプセルさーばんと]]
 +
[[Category:TYPE-MOON エイプリルフール企画]]

2024年10月23日 (水) 07:57時点における最新版

ランサー
真名 武蔵坊弁慶(常陸坊海尊)
読み むさしぼう べんけい
(ひたちぼう かいそん)
外国語表記 Musashibou Benkei
性別 男性
身長 199cm
体重 88kg
好きな物 般若湯、鍛錬、修行[注 1]
苦手な物 悲恋、悲劇、キレッキレの時の牛若丸[注 2]
出典 『義経記』『平家物語』
地域 日本
属性 混沌・善
副属性
一人称 拙者/拙僧
二人称 あなた、~殿など
三人称 彼、彼女、あやつ
声優 稲田徹
デザイン 真じろう
寺田克也(原案)
設定作成
Apocrypha
茗荷屋甚六
Grand Order
茗荷屋甚六
東出祐一郎
レア度 ☆2
初登場作品 Fate/Apocrypha(企画版)
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概要編集

槍兵」のサーヴァント

略歴
小説版『Fate/Apocrypha』には未登場。
Fate/Grand Order』の特異点F『炎上汚染都市 冬木』では西暦2004年の冬木で行われた聖杯戦争でセイバーに敗北し、泥に汚染されたシャドウ・サーヴァントと化していた。アサシンと共に主人公たちに襲いかかる。
第七特異点『絶対魔獣戦線 バビロニア』ではギルガメッシュによって紀元前2655年のウルクに召喚される。
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅦの座を統括する生命院サブナックと交戦する。
人物
厳つい姿をした僧兵。
基本的に無骨な武人として振る舞い、厳格な人物に見えるが、素はおどけたひょうきん者であり、牛若丸に対して事ある毎に余計な事を言っては殺気を向けられることもしばしば。
同時に戦闘を嫌う臆病さも持ち合わせている。堅苦しいのは、そもそも「ある人物」と偽っている罪悪感から。
なお、『Fate/Apocrypha』企画段階では不死の仙人という設定が存在していたが、『Fate/Grand Order』で正式登場した際は不死の仙人ではなく、数百年生きた仙人に変更されている。
能力
矛を武器として扱う。
固有スキル「怨霊調伏」は、企画段階『Apocrypha』によれば“臨兵闘者皆陣列在前”の九字が成す邪悪な呪いへの抵抗呪文で、敵の魔術を封じ込めるというもの。「演じる」という海尊自身の属性と、勧進帳のくだりに象徴される弁慶の即興能力により、魔術を封じるだけではなく、限定的ながら敵の魔術を覚えて使用することも可能になる。また、対象が逆らうことのできない存在が発行した「宝具を使うな」という命令書をその場で偽造することができ、判定に成功すれば命令書を信じる信じないに関わりなく対象は宝具を封印される(ターンごとに抵抗判定があり、抵抗に成功した場合、再び宝具が使用可能な状態に復帰する)という「白紙の勧進帳」というスキルも保有している。ただし成功率は低い。
その他にも、そこにいるだけでマスターの身体能力を強化する「くろがねの傅」というスキルも所持している。

バリエーション編集

武蔵坊弁慶 (ケイオスタイド)編集

武蔵坊弁慶がケイオスタイドに沈められ黒化した事で、ティアマトの眷属に変生させられた姿。……と思われる。

詳細は「武蔵坊弁慶 (ケイオスタイド)」を参照。

ステータス編集

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ランサー A B+ C D C C くろがねの傅:?
怨霊調伏:?
白紙の勧進帳:?
企画段階。
主人公 (Grand Order) A B+ C D C C 対魔力:C+ 怨霊調伏:A
仁王立ち:B
白紙の勧進帳
くろがねの傅:C

宝具編集

五百羅漢補陀落渡海(ごひゃくらかんふだらくとかい)
ランク:EX
種別:対軍宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:500人
遊行聖の大行列を呼び出す。彼らは浄土を目指し、棺桶のような舟に封じ込められ、流される即身成仏の行である「補陀落渡海(ふだらくとかい)」によって旅に出る者達である。
呼び出された行列はその場にいるすべてを進行方向へと押し流す。そのため、その場にいる者は抵抗判定に失敗するたび、強制的に移動させられ、最終的には浄土へ連れて行かれ成仏する。
その威力は凄まじく、第一部の七章でティアマトの権能によって黒化した牛若丸を自身もろとも霊基消滅させた。
『Grand Order』では「敵全体に確率[Lv]でスタン状態を付与(1ターン)&呪い状態を付与(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のArts宝具。
強化クエスト2クリアでランクはそのままに、呪い状態の付与ダメージが増加し「敵全体の強化状態を解除」という効果が追加される。

企画段階での宝具編集

八つ道具
対戦相手の英霊が持つ宝具を、七ツ道具の8つめとして奪い取る。
こうして奪い取った宝具は、初めて見る武器でも使いこなすことが可能で、数ラウンド後には持ち主のマスターに投げ返してダメージを与える。宝具を手放す理由は能力的な制限というより、しばらくすると彼がその宝具の使い心地に飽きることにある。
ちなみに弁慶の七種の武器は薙刀、鉄の熊手、大槌、大鋸、さすまた、つく棒、そでがらめ、と伝えられている。
弁慶仏
その場の空間を大長刀で荒々しく削り出し、荒法師の姿の分身を複数体生み出す。
分身はすべて彼と同等の攻撃力を持ち、敵からの攻撃を引き受ける壁にもなる。 一度の宝具使用で生み出される分身の数は1~7体とランダムで、結果は使用した彼にも決められない。以降、弁慶の攻撃力は健在な分身の数だけ増加する。

真名:武蔵坊弁慶編集

源義経と共に活躍した、日本において最も有名な僧兵。
現代に至るまでも、歌舞伎や浄瑠璃など幅広い物語で愛されている。弁慶の仁王立ち、弁慶の泣き所など現在に伝わっている故事も多い。
 
豪胆にして忠実、最強の大男。赤子の頃においてもその生まれから鬼の子と噂され、鬼若と呼ばれていた。薙刀を振るえば、たちまち雑兵の体が吹き飛び、吼え立てれば餓えた狼とて逃げ回る。
後に主君となった源義経と共に数多の戦を戦い抜き、最後の最後まで雄々しく、立ち往生して散った。

関連編集

弁慶の仁王立ち
衣川の合戦にて弁慶は並み居る敵兵を次々倒し、無数の矢を受けて薙刀を杖にして仁王立ちのまま最期を遂げた逸話。
最終再臨のイラストにおいてそれが描かれている。
弁慶の泣き所
弁慶ほどの豪傑でもここを打てば涙を流すほど痛みに苦しむ急所のこと。最もよく知られているのが脛で、皮膚と骨の間に神経が通っているため。

常陸坊海尊編集

自分とは違うのだ。違うが、こうして弁慶を名乗った以上は、誰にも弱いなどと言わせない」「それが臆病風に吹かれた自分の、せめてもの償いだろう
槍兵のサーヴァント「武蔵坊弁慶」の正体。彼も義経の郎党であったが、義経主従が最期を遂げた戦いで怯懦の余り逃げ出してしまう。そのことを深く恥じた彼は、義経と弁慶の物語の語り手として、日本を旅して回るのだった。
こうして、常陸坊海尊は「武蔵坊弁慶」となり、弁慶の勇名を永遠にしようと、本来のひょうきんさを封じて弁慶を演じ続けている。それこそ口がある限り、彼は永遠に語り続けるのだろう――――。

登場作品と役柄編集

Fateシリーズ編集

Fate/Apocrypha
ゲーム版で設定されたが小説版で没になった。

Fate/Grand Order編集

初期実装のサーヴァント。
『いざ鎌倉にさよならを』の開催に際してモーション並びに宝具演出が一新された。
イベント
  • ぐだぐだ本能寺
  • 空の境界/the Garden of Order
  • 天魔御伽草子 鬼ヶ島
  • ネロ祭再び ~2016 Autumn~
  • 冥界のメリークリスマス
  • 節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔

Fate関連作品編集

カプセルさーばんと
さーばんとの一匹。
コストの割にHPが高くひるまないが、移動、攻撃を一切しない純粋な壁キャラ。
Fate/Grand Order 英霊食聞録
特別掲載「ウルク飯」にて登場。

人間関係編集

Fate/Grand Order編集

巴御前
期間限定イベント『鬼楽百重塔』で共演。
義経が最大の地雷となっている彼女を刺激しないように必死で立ち回っていた。
サロメ
彼女の幕間の物語にて、内面に抱えた業から「鬼女」と本質を理解していた。
シェヘラザード
サロメの幕間の物語の描写からすると、サロメの言動について無理をしていないか気を付けてほしいと言われていたようである。
坂田金時
サロメの幕間の物語にて、一緒にサロメのトレーニングに付き合いながら彼女の事を観察していた。
なお、この二人には頭がアレな女性に慣れているという共通点があったりする。

生前編集

武蔵坊弁慶
その勇名を語り継ぐため、彼の名と姿を借りる。
源義経
かつての主君。日本を代表する英霊の一人。
カルデアでは、牛若丸として召喚された彼女に振り回されている。

名台詞編集

Fate/Grand Order編集

「弁慶として成長したらしい。南無」
レベルアップ時の台詞。
マテリアルが解放されて彼の正体がわかるまでは、妙な感じを抱かせる伏線的な台詞。
「なに、義経殿と戦え? 構いませんぞ。拙僧に勝機があるかどうかは別問題ですが」
マイルームボイス。
「あと今までここにいた破廉恥な何者かもやっぱりただの色魔。見間違い説が濃厚。そんな感じで一つ。」
期間限定イベント『鬼楽百重塔』にて、巴御前に鉢合わせさせないように一緒に居た牛若丸を追い払い、自身は変装しての言動。
どうにかごまかす為に必死になっているのはわかるが、いくら普段の服装が服装とはいえ自分の主について酷い形容である。

メモ編集

  • 小説版『Apocrypha』で彼が没になった理由として、メンタリティが複雑すぎて主人公のパートナーにでもしなければ描ききれないキャラクターなのだがすでにパートナーが決まっていたこと、日本のサーヴァントであったこと、そして彼以外のランサー2人がヴラド三世カルナであったことが挙げられている。
    • 没にはなったが企画段階では関係していた、という意味で、『Fate/GrandOrder』の「Fate/Apocrypha」コラボイベント『Apocrypha/Inheritance of Glory』では、ダビデゲオルギウス坂田金時らと共に、本編に実際に登場しているサーヴァントよりは効果が小さいものの、イベント特攻効果を持つサーヴァントの中に入っていた。また、シナリオクリア後に挑戦できる高難易度クエストでは黒でも赤でもない『無彩色のランサー』という名義で出演を果たした。
  • スキル「くろがねの傅」の傅とはおもり役、養育係のこと。また弁慶には数え六つで疱瘡にかかり肌が黒くなった、あるいは母がつわりで鉄を食べたための肌が黒くなったという逸話がある。
  • 『Apocrypha』企画版においては不死の仙人なのだが、仙術がTYPE-MOON世界ではどのような存在なのか説明されたことは無かった。また、不死を象徴するような能力は持っていない。
    • 『Zero』執筆時、キャスターを誰にするかで悩んだ虚淵氏が「仙人はどうか」と奈須氏に相談したところ「冬木は東洋の英霊は駄目。それに仙人は強すぎる」と回答されているのでTYPE-MOON世界の仙人は相当な強さを持った存在であると考えられる。
    • 後に『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』で、仙人である無支奇が登場した。
    • 『Grand Order』では東洋の英霊でありながら冬木の聖杯戦争にて召喚されているが、理由は不明。東洋の英霊であったためか、アニメ版『First Order』ではランサーが彼ではなくメドゥーサ〔シャドウランサー〕に入れ替わっている。
  • 企画段階での彼は明らかに強すぎであったためか、『Grand Order』で実装された際には大幅に能力を削られている。相手の宝具を奪い取る、反動なしで多数の分身を生み出すと言う反則的な宝具2つは失われ、「くろがねの傅」は「敵サーヴァントの能力を封印する」と言う効果が失われてマスター強化のみとなり、「白紙の勧進帳」も「弁慶ではないため、封印の確率は低い」と言う設定となった[注 3]

話題まとめ編集

風評被害?
設定上は衣川の合戦において敵前逃亡した…という事になっているが、実のところは開戦前に他の義経配下共々山寺へ参拝し、陣営が手薄になったところを襲撃され義経・弁慶主従の死に繋がった…というのが主流の説である。
チキン呼ばわりされるべきではない人物なのは確かだが、「うっかり」の言葉では済まされない失態であるというのもまた事実。

脚注編集

注釈編集

  1. また、怪談よりは落語が好きだとも。
  2. この世で一番怖いと語っている。というのも、どんな無茶を言い出すのか周囲にはまったく読めなかったからだとか。
  3. ゲーム上でも、最大レベルであっても補助を得なければ確定とはならない。また、1ターンのみで継続しない。

出典編集


リンク編集