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**「ヴォルフガング」はドイツ語で「旅する狼」の意味であるが、ギリシャ神話に登場するリュカオンを「我らの王」と呼んでいるあたり、幻想種としては[[ルゥ=ベオウルフ|人狼]]に近いのかもしれない。 | **「ヴォルフガング」はドイツ語で「旅する狼」の意味であるが、ギリシャ神話に登場するリュカオンを「我らの王」と呼んでいるあたり、幻想種としては[[ルゥ=ベオウルフ|人狼]]に近いのかもしれない。 | ||
− | *** | + | ***余談となるがリュカオンは経緯に諸説あるが[[ゼウス]]の怒りを買い、本人は狼に変えられ沢山の子供は唯一清純な乙女だったカリストを残し全滅させられたという経緯を辿ったと伝えられる人物。このカリストはゼウスとの間にアルカスという子を授かったのだが、このアルカスは[[ヘラクレス]]や[[アタランテ]]の直系の祖先である。また、一説にはリュカオンの母は海神オケアノスの娘メリボイアであり、このオケアノスは[[イスカンダル|征服王]]が目指した海と同義のもの<ref group = "注">正確には世界を囲んでいる最果ての海は世界を囲んで流れている海流とされており、その海流を司る神がオケアノス、その海域は「オケアノスの領域」と呼ばれている。</ref>。ギリシャ系の英霊達と様々な縁のある人物である。 |
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2024年9月23日 (月) 19:14時点における最新版
ヴォルフガング・ファウストゥス | |
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性別 | 男性 |
初登場作品 | Fate/Labyrinth |
概要編集
Fate/Labyrinthにて登場した吸血種。死徒ではなく、「幻想種としての吸血鬼」。地中海世界ではラミュロス種と呼称される個体であり、やや色素が薄い以外は人間とそう変わらない外見をしている。
- 略歴
- コーバック・アルカトラスが作成した第七迷宮の奥底に亜種聖杯を据え、「迷宮の聖杯戦争」を主催した張本人。
- その目的は召喚されたサーヴァントを聖杯を餌に迷宮に誘い込み、罠とモンスターによって疲弊させて殺し、英霊核を奪い取り、自身をより高次の存在へと霊基再臨させること。
- 劇中では既に二回聖杯戦争を開催しており、三回目となる今回で目的は達成される筈であったが、迷い込んだ不確定要素によってその目論みは打ち砕かれた。
- 人物
- 豪奢な黒衣を纏った、貴族的な雰囲気を漂わせる優男。
- 女性を尊重するような口ぶりと大仰な言い回しが特徴的であり、外見と相まって、まさに「ステレオタイプな吸血鬼」といった風情である。
- その外見を裏切らず、サーヴァントさえも生贄と見下し、自分の目的の為に他者を利用することを何とも思わない傲慢な性格。
- 能力
- 幻想種として、普通の人間を遥かに凌駕した力を持つ。超高速の機動と鉤爪による白兵戦を行う他、自身の黒衣を瞬間的に硬質化し、刃物のように振るうことも可能。
- 本人の発言によると、長く生きた年月を活用として魔術の研鑽も積んでおり、いくつもの奥義を身につけているとのこと。
- さらには英霊の霊核を3個取り込んでいるため、普通の人間どころかサーヴァントさえ凌駕するほどの性能を持ち、疲弊しているとはいえサーヴァント級の相手四騎を自身とアステリオスのコンビで圧倒した。
登場作品編集
Fateシリーズ編集
- Fate/Labyrinth
- 「迷宮の聖杯戦争」の主催者にして黒幕。
人間関係編集
- コーバック・アルカトラス
- 彼が作成した迷宮の奥にて聖杯戦争を開催する。
- 本人とも「無関係ではない」とのこと。
- アステリオス
- 英霊核を利用して実体化させた英霊。血液そのものが肉体を構成するという異様な姿をしている。
- 沙条愛歌
- 聖杯戦争に紛れ込んだイレギュラー。最期は彼女の力の残滓を受け、消滅することになった。
- ノーマ・グッドフェロー
- 聖杯戦争に紛れ込んだイレギュラー。
- 敵ですら無い「前菜」としか見なしていなかったが、最期は彼女の示した「手を前へと伸ばそうとする意志」の前に敗れ去った。
名台詞編集
メモ編集
- 名前は同じであるが、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとは(おそらく)無関係。
- 「ヴォルフガング」はドイツ語で「旅する狼」の意味であるが、ギリシャ神話に登場するリュカオンを「我らの王」と呼んでいるあたり、幻想種としては人狼に近いのかもしれない。
脚注編集
注釈編集
- ↑ 正確には世界を囲んでいる最果ての海は世界を囲んで流れている海流とされており、その海流を司る神がオケアノス、その海域は「オケアノスの領域」と呼ばれている。
出典編集