コーバック・アルカトラス
| コーバック・アルカトラス | |
|---|---|
| 外国語表記 | Caubac Alcatraz |
| 異名 | 千年錠 |
| 性別 | 男性 |
| 所属 | 死徒二十七祖 |
| 序列 | 第二十七位 |
| 声優 | 岸尾だいすけ |
| 初登場作品 | まほうつかいの箱 |
概要 編集
死徒二十七祖第二十七位、「千年錠の死徒」。
- 略歴
- 魔術師上がりの死徒。魔法使い一歩手前の大魔術師。人の血を吸うことでしか延命できない自分の体を嫌い無機物に変化したとされ、現在は南京錠の姿をしていると言われている。
- 死徒になる前から教会の教徒だった。西暦に切り替わる少し前に朱い月のブリュンスタッドに挑み、敗北し、見所があったために純血を与えられ祖にされた。それ以降は吸血鬼になってしまった自分の身を嘆きつつ、かつての仲間たち(信徒たち)に合わせる顔がない、そもそも会ったら殺してしまう、と地下洞窟に引きこもった。
- 西暦1000年頃、自らの思想の終着である聖典トライテンを完成させる。聖堂教会および吸血鬼社会において、彼は聖典トライテンを護るために誰にも侵入できない大迷宮・アルカトラスを作り、本人さえ抜け出せなくなったとされている。そのため、ここ数百年表舞台に出ていない。
- 『まほうつかいの箱』のドラマCDおよびマンガ作品においては「ケータイさん」として登場する。基本はコメディリリーフ調に千鍵たちをからかうが、時折真面目な雰囲気を見せる。
- 彼はトライテンがいつの間にか迷宮の保管庫から消失し、人間として動き出していることに大きなショックを受けた。
- 「完璧な神の偶像を作ったら、それが人間になっていた。では人間は神なのか。神は人間から生まれるものなのか。神は人間になるものなのか。それはありえない。人間の中に神はいない。だがトライテンは人間になった。つまり宇宙にはそもそも人間しかいなかった。=神は存在しない」という論法になり、思考停止に陥りかける。
- だが強い意志で踏みとどまり、「なにか私が間違ったかもしれないし、もう一度トライテンを見てみよう」とひびきを探し始めるのが本作における彼のバックストーリーとなっている。
- 人物
- 人の血を吸うことを嫌って引きこもるなど、死徒でありながら人理の敵らしい側面は現状ほとんど見られない。
- 非常に敬虔な教会の信徒。「神の愛は人間のようなカタチ、人間が理解できるカタチであってはならない」「生命としてあるべきではない」という思想のもとに、現状のトライテンことひびきを認めない。それが自らの信念を自ら台無しにする行為であっても「自分の幸福、救い」より「理想的な神の愛」を優先した。
- 迷宮から抜け出せなくなったとされているが、「外は退屈でつまらない、まだまだ楽園から出るつもりはない」と語っており、本人は外に出る気が全くない。
- 能力
- 制作物以外の具体的な能力は不明。原理血戒は『失敗作』あるいは『余り物』。
- 本人曰く、「到達点を決め、初期条件を変動させることで未来への道筋を示す」ことを得意分野としている。錬金術の思想に近いが、詳細は不明。
- 聖典トライテンは「世界は主の思いによって作られたもの」という思想のもとに作られた。人間の仕組み(魂・肉体・精神)を突き詰め、あらゆる記述、モデルを作り、森羅万象を突き詰めてカタチにし、結果的に宇宙のモデルケースとなった。
- 魔術と信仰の融合を目指した者たちが求めたものであるらしい。トレンデル曰く、「世界にただひとつの奇跡」「神の愛そのもの」。
- 大迷宮・アルカトラスはトライテンを護るために作られたもの。トライテンの技術を応用し、宇宙の速度で増築されていく脱出不可能の大迷宮。……であったはずだが、ある少女によってトライテンは持ち出されてしまった。
- 『Fate/Labyrinth』においては彼の迷宮が舞台になった。迷宮の名称は「コーバック・アルカトラスの第七迷宮」。大魔術師が作った迷宮だけあって、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの工房よりも悪辣な迷宮となっている。幻想種が徘徊し、サーヴァントさえ驚異に晒される即死トラップが多数仕掛けられている。
登場作品と役柄 編集
Fateシリーズ 編集
- Fate/strange Fake
- 珍しい「ケータイさん」名義ではない真面目な出番。
- ゼルレッチと共に「偽りの聖杯戦争」のよりよい到達点のために観測(介入)を行う。
- Fate/Labyrinth
- 彼当人では無いが、彼の作り出した迷宮が登場。その迷宮が舞台となっている。
- 何者かによって迷宮は聖杯戦争を名目とした実験に使われているが、彼がそれを知っての事なのかは不明。
その他 編集
人間関係 編集
- ケータイさん
- 同一人物。外の人。
- 日比乃ひびき
- 表向きはケータイさんとして見守り、複雑な心境を見せることなく振る舞う。内心では受け入れ難い存在であり「神はあるものだ。居るものではない」と否定し、見なかったことにしている。しかし手を出そうとする輩がいれば警告するなど、複雑ながら大切には思っている様子。
- 桂木千鍵
- トライテンを(無自覚に)持ち出した張本人。思うところはある筈だが詳細は不明。
- キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
- 同じ二十七祖であり、旧知の仲。茶飲み仲間でもある。
- アルクェイド・ブリュンスタッド
- 知り合い。800年ほど前、彼女が生まれた頃に会ったことがあるらしい。
- ロレンツ・トレンデル
- マスターと呼ばれる。だがコーバック自身はトレンデルに無関心、ないし嫌悪している。
- ヴォルフガング・ファウストゥス
- 自身が作成した第七迷宮を管理し、迷宮の聖杯戦争を引き起こされる。
- 直接の面識等は不明だが、彼曰く「無関係ではない」とのこと。
- 朱い月のブリュンスタッド
- いち信者だった頃の自身に血を与えて死徒にした二十七祖の一人。
名台詞 編集
まほうつかいの箱 編集
- 「最近はどうも羽目を外しすぎたようで、バランスを取るのが難しいんだ」
- 確かに電話越しに羽目を外しすぎである。
- 「君としては、僕を、……やっぱり、殺したいのかな」
- コーバックからアルクェイドに向けての確認。アルクェイドの返答としてはリスクとリターンが割に合わないので迷宮から出ない限りは見逃すということだったが、少なくとも殺されるに足る動機があるらしい。
- それを聞いてコーバックは気持ちが楽になったと述べており、何かしら後ろめたい気持ちを抱いていることが伺える。
- 「だろうねぇ。いやぁ、出所したとたんに復讐されるヒットマンってのはこういう気持ちなのかな」
- 仮に迷宮から出てくれば最優先で殺すと述べたアルクェイドへの反応。
- アルクェイドがコーバックを殺す行為は”復讐”に当たるらしい。
- 「どうにも美しくないね。君たちのやり方は醜悪に過ぎる」
「やめたまえよ。君から師と呼ばれる謂れはないよ」
「墓を這い出てきた亡者が何を企もうと別段興味を持てるはずもないが……
あれに手を出すというのなら話は別だよ?」 - トレンデルに対する辛辣な言葉。普段は俗世への興味など微塵も持たないコーバックでも、さすがに自身の全てとも言えるトライテンにちょっかいを出そうとするトレンデルに対しては警告を発する。
Fate/strange Fake 編集
メモ 編集
- メレム・ソロモン、ミハイル・ロア・バルダムヨォンと同じく神論者だった。
- 「千年錠の死徒」と言うからには「錠」にまつわる能力か、はたまた「錠」から連想される「封印」などといった能力を有しているとも考えられる。もっとも、単に南京錠の姿で数百年過ごしているからそう言われているのかも知れないが。
- 信仰者としての在り方やトライテンによって証明してしまった「神の愛について」などから、パララララ機関の創始者もしくは最終到達地点であることがほぼ確実視されている。
- 2009年を舞台にする『Fate/strange Fake』では、【乱入者】の用意をしてまで積極的にフランチェスカ・プレラーティのトライテンを奪う為の計画を阻もうと行動していたが、同じ設定で2004年を舞台にする『氷室の天地 Fate/school life』ではひびきは既に外に持ち出され、千鍵と共にアーネンエルベでアルバイトをしている。お笑い担当らしく、5年間以上トライテンの喪失を気づいていない模様。
- 彼が生み出した「宇宙のモデルケース」である聖典トライテンについて、『Fate/Grand Order』で諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕から実物を前にして「宇宙のモデルケースを作れるような吸血鬼が存在するとは思えない」と言及されている。
- これはFGOの世界が「英霊召喚が可能で死徒二十七祖が存在せず、最高の位階が上級死徒どまりの世界」であるためと思われる。またこのことから、「トライテンを作成するために朱い月から与えられた原理を使用したのではないか?」という説も提示されている。
- 彼に与えられた原理は「失敗作」あるいは「余り物」。そんな原理を基にした結果が自己の信仰のアイデンティティクライシスなのだとしたら皮肉としか言いようがない。
- これはFGOの世界が「英霊召喚が可能で死徒二十七祖が存在せず、最高の位階が上級死徒どまりの世界」であるためと思われる。またこのことから、「トライテンを作成するために朱い月から与えられた原理を使用したのではないか?」という説も提示されている。
- 奈須きのこ氏によると彼は時代に合わせるタイプとのことで、『FGO』の時代であればスマホになっているだろうとしている。また、その場合スマホさんとは機種が違うかもしれないとか[出 1]。
話題まとめ 編集
脚注 編集
注釈 編集