「錬金術」の版間の差分

 
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使用者の多い魔術系統で、これを専門とする家系には[[アインツベルン]]、イスタリ、エルトナム、[[ムジーク家|ムジーク]]がある。プラハの協会で研究が盛ん。
 
使用者の多い魔術系統で、これを専門とする家系には[[アインツベルン]]、イスタリ、エルトナム、[[ムジーク家|ムジーク]]がある。プラハの協会で研究が盛ん。
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中華系の道術でも積極的に取り入れられているが、「卑金属を黄金に変換する」のが目的ではなく「不老不死の薬を作る」のが目的であるためか、日本の道術と比較すると肉体を魔力で高める方向で研究が進められているとか。
  
 
=== アトラスの錬金術と、思考分割、高速思考 ===
 
=== アトラスの錬金術と、思考分割、高速思考 ===
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;[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
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:アインツベルンの秘奥たる錬金術を修めている。
 
:アインツベルンの秘奥たる錬金術を修めている。
:貴金属の針金に魔力を通し、即席ホムンクルスの[[使い魔]]として使役する。この使い魔は鷹や拘束具と変幻自在。
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:貴金属の針金に魔力を通し、即席[[ホムンクルス]]の[[使い魔]]として使役する。この使い魔は鷹や拘束具と変幻自在。
 
:錬金術で治療もできるが、「体組織の代用物を錬成する」ことで行っているため、言うなれば臓器移植の類で被術者の肉体にかける負担が大きい。ホムンクルスなどが相手であれば問題は少ないが、生身の人間が相手の場合は即活動を再開させ得るような術ではない。
 
:錬金術で治療もできるが、「体組織の代用物を錬成する」ことで行っているため、言うなれば臓器移植の類で被術者の肉体にかける負担が大きい。ホムンクルスなどが相手であれば問題は少ないが、生身の人間が相手の場合は即活動を再開させ得るような術ではない。
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:伝説的な錬金術師で、賢者の石と呼ばれる特殊な結晶を初めにエレメンタルと呼ばれる五属性に対応した人工霊や、高度な判断能力と複数体での同期思考能力を有する人造人間(ホムンクルス)といった多彩な道具を作成する。
  
 
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:金に困って錬金術に手を出した。儀式には参加していたものの、あくまでプレラーティのパトロンに過ぎなかった。
 
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:本人は錬金術師ではなく、その助手に過ぎないと謙遜するが、高速思考、分割思考を得意とする。『Fate/EXTRA』ではマラカイトからヴォーパルの剣を錬成した。
 
:本人は錬金術師ではなく、その助手に過ぎないと謙遜するが、高速思考、分割思考を得意とする。『Fate/EXTRA』ではマラカイトからヴォーパルの剣を錬成した。
  
;[[伊勢三玄莉]]
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;[[森宗意軒]]
:錬金術などの魔術と、現代科学と融合させた独自の魔術を使う。
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:大陸で様々な魔術を盗むなどして修め、そのうちの[[アインツベルン]]から盗み出した錬金術でとある武家の女性を母体として、擬似的なホムンクルスである[[由井正雪]]を作り出した。
 
 
;[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス]]
 
:伝説的な錬金術師で、賢者の石と呼ばれる特殊な結晶を初めにエレメンタルと呼ばれる五属性に対応した人工霊や、高度な判断能力と複数体での同期思考能力を有する人造人間(ホムンクルス)といった多彩な道具を作成する。
 
 
 
;[[ナイジェル・セイワード]]
 
:錬金術をベースとした独自魔術を扱う。
 
  
;[[ヘンリー・ジキル&ハイド]]
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;[[由井正雪]]
:錬金術を用いて霊薬「密やかなる罪の遊戯」を作成した。
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:生みの親である森宗意軒から錬金術を賜っており、[[由井正雪 (Grand Order)|自身がサーヴァントとなった際]]にはそれが宝具「烈士徇名・不惜身命」の構成要素の一つとなっている。
  
;[[ヘンリー・ジキル&ハイド〔アサシン〕]]
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;アルトタス
:錬金術を用いて霊薬「密やかなる罪の遊戯」を作成した。
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:不老不死の体現という奥義を持つ錬金術師。しかし実際には不老と超再生の能力であり、真なる不死ではない。
 
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:弟子である[[アレッサンドロ・ディ・カリオストロ|カリオストロ]]も同じものを唯一の神秘として有する。
;[[ネモ]]
 
:召喚時に分割思考を組み込まれており、魔力を分散する事で「自分とほぼ同じで、それぞれの役職に特化した分身」を作ることができる。
 
  
 
==関連==
 
==関連==

2024年8月19日 (月) 22:01時点における最新版

概要編集

アルケミー。万物、物質の流転をテーマとする学問、魔術。錬金術を扱う魔術師を錬金術師と呼称する。

人体と生命、魂の在り方について深く極めるもので、黄金はその副産物。そのため錬金術師は死体蘇生者としての側面も持っている。
ありきたりなものは物質の変換で、よく言われるのは「他の卑金属を黄金へと変換する術」。ようするに魔術を用いて「物を造る」ことである。
錬金術は魔力に頼らずとも使えるため、『Fate/EXTRA』においても他の魔術程大きく衰退はしていない[出 1]

使用者の多い魔術系統で、これを専門とする家系にはアインツベルン、イスタリ、エルトナム、ムジークがある。プラハの協会で研究が盛ん。

中華系の道術でも積極的に取り入れられているが、「卑金属を黄金に変換する」のが目的ではなく「不老不死の薬を作る」のが目的であるためか、日本の道術と比較すると肉体を魔力で高める方向で研究が進められているとか。

アトラスの錬金術と、思考分割、高速思考編集

アトラス院で行われている錬金術の研究は、中世を発祥とする西洋魔術に傾倒した現代錬金術とは別物で、魔術の祖と言われる錬金術である。
万物、物質の流転をテーマとするのは共通だが、アトラス院では事象の変換も研究している。

アトラス院魔術師(錬金術師)は魔術回路が少なく、自然干渉系の魔術が使えない。その代わり、人体を演算装置とする術に特化している。思考分割、高速思考は、アトラス院の錬金術師の必須技能で、所属するには最低3つの分割思考と高速思考が必要とされる。
「思考分割」は、思考を仮想的に分割し、複数の思考を同時に行う。並列して思考を行うため3つあるからといって3倍になるわけではなく、4倍5倍の思考速度になる。更に「高速思考」で思考速度を上げるため、戦闘時などでは疑似的な未来視となる。
分割思考は5つで天才といわれ、過去の院長では最高8つという者もいた。

使い手編集

アイリスフィール・フォン・アインツベルン
アインツベルンの秘奥たる錬金術を修めている。
貴金属の針金に魔力を通し、即席ホムンクルス使い魔として使役する。この使い魔は鷹や拘束具と変幻自在。
錬金術で治療もできるが、「体組織の代用物を錬成する」ことで行っているため、言うなれば臓器移植の類で被術者の肉体にかける負担が大きい。ホムンクルスなどが相手であれば問題は少ないが、生身の人間が相手の場合は即活動を再開させ得るような術ではない。
伊勢三玄莉
錬金術などの魔術と、現代科学と融合させた独自の魔術を使う。
ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス
伝説的な錬金術師で、賢者の石と呼ばれる特殊な結晶を初めにエレメンタルと呼ばれる五属性に対応した人工霊や、高度な判断能力と複数体での同期思考能力を有する人造人間(ホムンクルス)といった多彩な道具を作成する。
ウェイバー・ベルベット
専門ではないが錬金術の心得がそれなりにある。『Fate/Zero』では川の水を錬金術で調べ、キャスターの拠点を見つけ出した。
ヴィクター・フランケンシュタイン
科学者にして錬金術師。
黄路美沙夜
使い魔を操るのに分割思考を使う。
キャルグ・イスレッド
錬金術で壁を金属の檻にしたり、体内に金属片を作り出している。
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
錬金術に通じている。
ゲセルツ・トールマン
魔術薬を作り出す、岩盤を溶かす、鉱物だけを浮き上がらせるといったことに錬金術を使っていた。
言峰綺礼
遠坂時臣から教わった魔術系統の中に錬金術がある。
ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア
ムジーク家の一員として、錬金術を修めている。作中では「変成鉄腕」という錬金術による組成変換を使った戦闘用の魔術を披露した。
ゴルドルフ・ムジーク
ムジーク家の一員として、錬金術を修めている。
シアリム・エルトナム・レイアトラシア
エルトナム家の一員として、錬金術を修めている。ラニ=Ⅷを鋳造した。
シエル
ロアの知識の中に錬金術がある。
シオン・エルトナム・アトラシア
エルトナム家の一員として、錬金術を修めている。『MELTY BLOOD』では7つまでの分割思考を披露している。
ジーク
理導/開通シュトラセ/ゲーエン」のみ会得している。手で触れた物体の組成を瞬時に解析し、魔力を変質・同調させ、最適な破壊を行う強力な攻撃魔術。
ジル・ド・レェ
金に困って錬金術に手を出した。儀式には参加していたものの、あくまでプレラーティのパトロンに過ぎなかった。
仁賀征爾
魔術系統が錬金術である魔術師。
ズェピア・エルトナム・オベローン
エルトナム家の一員として、錬金術を修めている。『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』では並行世界での出来事すら把握していた。
遠坂時臣
言峰綺礼に教えた魔術系統の中に錬金術がある。
ナイジェル・セイワード
錬金術をベースとした独自魔術を扱う。
ネモ
召喚時に分割思考を組み込まれており、魔力を分散する事で「自分とほぼ同じで、それぞれの役職に特化した分身」を作ることができる。
ハイネ・イスタリ
石畳を変化させ地面から無数の刃を出現させる、金属の筒を組み合わせたような模型の犬の礼装で魔力の波長や残滓を探る、薬品により周囲を「凍結させる炎」を発生させるなど、錬金術を用いた様々な魔術を扱う。
フランソワ・プレラーティ
錬金術師。
ヘンリー・ジキル&ハイドヘンリー・ジキル&ハイド〔アサシン〕
錬金術を用いて霊薬「密やかなる罪の遊戯」を作成した。
間桐慎二
魔力を使わない範囲でなら錬金術を使える。劇場版『Fate/stay night[HF]』では媚薬を調合していた。
ミハイル・ロア・バルダムヨォン
西洋魔術を取り入れた錬金術を扱う。
ラニ=Ⅷ
本人は錬金術師ではなく、その助手に過ぎないと謙遜するが、高速思考、分割思考を得意とする。『Fate/EXTRA』ではマラカイトからヴォーパルの剣を錬成した。
森宗意軒
大陸で様々な魔術を盗むなどして修め、そのうちのアインツベルンから盗み出した錬金術でとある武家の女性を母体として、擬似的なホムンクルスである由井正雪を作り出した。
由井正雪
生みの親である森宗意軒から錬金術を賜っており、自身がサーヴァントとなった際にはそれが宝具「烈士徇名・不惜身命」の構成要素の一つとなっている。
アルトタス
不老不死の体現という奥義を持つ錬金術師。しかし実際には不老と超再生の能力であり、真なる不死ではない。
弟子であるカリオストロも同じものを唯一の神秘として有する。

関連編集

アインツベルン
ドイツの魔術師一族。特性の「力の流動・転移」を活かした錬金術に長け、中でもホムンクルスの製造で名高い[出 2]
ムジーク家
錬金術を得意とする魔術師一族。『Fate/Apocrypha』ではホムンクルス製造についてアインツベルンから技術供与を受けている。
エインズワース家
錬金術から派生した魔術系統である置換魔術に特化している名門の魔術師一族。
置換魔術
錬金術から派生した魔術系統。

メモ編集

脚注編集

注釈編集


出典編集

  1. 「スタッフインタビュー編-奈須きのこ」『Fate/EXTRA Visual Fanbook』p.79
  2. 「魔術の特性」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.44

リンク編集