地右衛門
地右衛門 | |
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読み | ちえもん |
性別 | 男性 |
声優 | 岡本信彦 |
初登場作品 | Fate/Samurai Remnant |
概要
- 略歴
- 『Fate/Samurai Remnant』で行われる聖杯戦争「盈月の儀」に参戦した七人のマスターのうちの一人。
- 舞台となっている慶安四年の十五年前に起きた「島原の乱」の生き残りであり、持てるものもなくただ一人、聖杯戦争に参戦した。
- 人物
- 布を幾重にも顔に巻いた謎めいた男性。
- 血塗れのぼろ布を縫い合わせたような服や土気色の肌も相まって到底まともな素性の人間には見えない。
- 言動も「奪い尽くし、燃やし尽くす」など完全に復讐者としてのそれである。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Samurai Remnant
- ランサーのマスター。
人間関係
- ランサー
- 召喚したサーヴァント。
名台詞
メモ
- 源氏名である高尾太夫を除くと、名が判明しているマスター中唯一苗字が無い。平民なのかも知れないが、後述する正体候補を隠蔽する為の偽名である可能性も高い。
- 召喚したランサーのサーヴァントがジャンヌ・ダルク〔オルタ〕に酷似していたため、話題を呼んだ。
- 江戸時代の日本との接点のなさもさることながら、『Fate/Grand Order』の世界で成立した存在であって他の世界で召喚される可能性が極めて低いため。
- なお、彼の正体候補も考えると、召喚されるに値する接点自体は十分にあるとも言える。
- 江戸時代の日本との接点のなさもさることながら、『Fate/Grand Order』の世界で成立した存在であって他の世界で召喚される可能性が極めて低いため。
話題まとめ
- 山田右衛門作
- 発表当初から、彼のモデルもしくは正体として、「山田右衛門作」の名前が挙げられていた。
- この人物はキリシタン大名であった有馬直純に家臣として仕えた南蛮絵師であったが、島原の乱の時には農民として生活していたのを素性を知っていた一揆勢が妻子を人質にとって仲間へと強制的に加入させられた。
- 乱が終盤になった際には幕府軍の総大将だった松平信綱と内応して寝返る手筈を秘密裏に整えていたが発覚し、人質の妻子は殺されてしまった。
- その後に原城が制圧された際には内応していたために死なずに済み、一揆における(公式な)唯一の生き残りとなった。その後は松平信綱に仕えたと言われている。もしかして信綱の異名「知恵(ちえ)伊豆」に掛けての「ちえもん」、という事なのだろうか。
- また、南蛮絵師として一揆勢にいた際に描いたものが、日本で「世界三大聖旗の一つ」とされている天草四郎時貞の「天草四郎陣中旗」である。
- 彼の正体がこの通りで、上記の召喚したランサーの真名が推定通りの場合、召喚したサーヴァントは「かつての天草四郎同様に宗教的指導者として旗をもって戦った人物だが命を落とし、宗教に背を向けた復讐者となり、芸術によって自身の在り方を見つめ直した」という皮肉にも程があるキャラクターになってしまう。
- もう一人の候補?
- 上記の通り正体は山田右衛門作である事が濃厚だが、ある人物の存在により別の可能性も生じている。
- その人物とはライダー陣営のマスター:由井正雪。そして地右衛門の正体は、『Fate』のオマージュ元・『魔界転生』における正雪のパートナー、「森宗意軒」ではないか、というもの。史実上では島原の乱において落命している宗意軒だが、作中においては生き延びた事になっており、また火を使う戦法を得意としていたという伝承が「燃やし尽くす」という台詞とも重なってくる。
- 仮にこちらが正しいとすればライダー・ランサー陣営が既に内通している、あるいは後に同盟を組んでくる…という展開もあり得るが、あえて両方を拾うとすれば「右衛門作が宗意軒に師事して火術を習得した」…と考えるのが無難だろうか。
脚注
注釈
出典