概要
何らかの理由で反転状態にあるサーヴァント。オルタとも。
別側面、もうひとつの可能性みたいなものであり、善良な英雄の「血に塗れている」「冷徹に振る舞った」別側面の逸話や性質がメインとなっている[出 1]。
今までに登場したのは12人。
メモ
- オルタとは、あくまで英霊本来の霊基が反転している状態であって、聖杯の泥で汚染されたものを指すわけではない。
- 実際、クー・フーリン〔オルタ〕は汚染されていない通常の聖杯によってオルタ化している。
- 英語のスペルは「alternative」で、「代替の・二者択一の」等の意味を持つ。「別の自我」を意味する「アルターエゴ(alter ego)」と語源は同じ。
- FGOのCCCコラボにて、謎のヒロインXオルタがウォンテッドサーヴァント「HXO」として登場した。…が、上記の通りオルタのスペルは「alternative」であり、「H(ヒロイン)X(エックス)O(オルタ)」と運営がうっかりしてしまった事はちょっとしたユーザー間の小話となった。尚直ぐに修正されて「HXA」となった。
- アルトリア・ペンドラゴンは聖杯の泥に汚染されたことによりアルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕に反転した。
- クー・フーリンは女王メイヴが聖杯を使い『クー・フーリンを自らに並ぶほどの邪悪な王にしろ』という願望を叶えたことでクー・フーリン〔オルタ〕に反転した[出 2]。
- そのためクー・フーリン〔オルタ〕はクー・フーリンの完全な別側面という訳ではなく、「メイヴが生み出した王としてのクー・フーリン」という有り得ない側面が融合するなど、言うなれば「ただオルタ化した時生まれるはずのモノ」から更に変質している[出 1]。
- ヘラクレスはバズディロット・コーデリオンが令呪を使い『取り繕うな』『お前が見てきた【人間達】を思い出せ』『
地上の衣 を受け入れろ』という命令と魔力結晶による膨大な魔力、東方の呪術、聖杯の「泥」を使うことによりアルケイデスに変質した[出 3]。 - ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕は『邪竜百年戦争 オルレアン』はジル・ド・レェが聖杯を使いジャンヌ・ダルクを復活させようとしたが聖杯に拒絶され、ジルが望むジャンヌとして創造された存在[出 4]。
- そもそも彼女自体が特異点―――歪められた人類史の中で創り出された架空の存在であるため、英霊の座に本体が存在せず、再召喚される可能性が極小とされていた。その為、イベント『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』ではある方法を使ってカルデアでの召喚の縁を結ぶ切欠を作った[出 5]。
- 謎のヒロインX〔オルタ〕及びエミヤ〔オルタ〕の二名は、オルタの名こそ冠しているものの他のオルタ系サーヴァント達とは根本から異なる存在である。他のオルタたちは基本的に元となる存在ありきで成立しているが、この二名は「オルタと付かない同名の存在とは元より別の存在」である点で大きく異なる。それでも彼らがオルタという名称を冠しているのは、Fateシリーズにおいてこの称号が半ば「悪落ち・闇堕ち」のレッテルに近いものとして扱われているためか。
- ヒロインXオルタはサーヴァントユニヴァースのとあるヴィラン集団がヒロインXに対抗するために人工的に造り出した存在であり、ヒロインXが反転した結果生まれたわけでも、彼女の別側面でもない。誕生経緯に間接的に関わってこそいるが、完全に別人である。
- エミヤオルタは、生前辿ってきた歴史やサーヴァント化した経緯、戦法等、英霊としての基盤となる様々な情報がエミヤのそれとは殆ど異なる。言うなれば「違う世界、違う歴史、違う人生を歩んだ同一人物」であり、通常のエミヤが反転してオルタとなった訳でも彼の別側面でもない、ほぼ別人である。「平行世界の同一人物」というその関係性はむしろ無銘の英霊とエミヤのそれと同一と言っていい。
- が、当人たちが自分達を「反転してる方と普通な方」と認識していたり、「反転をきっかけとして生まれた」らしいスキルを所持している等、細かい部分の関係性には疑問が残る。一体どういうことなのだろうか……?
- ウィリアム・シェイクスピアは『悪性隔絶魔境 新宿』で召喚された時に反転していた。が、元々中立・中庸であるためにやたらと自著から引用しないだけで普段とはほとんど変わっていなかった。興味が移ったら平然と裏切ろうとする所も含めて[出 6]。
- 沖田総司〔オルタ〕は「ただ一度きりの顕現」を目的として調整されたため、基本骨子以外は元となる沖田の霊基とは別物ともいえるレベルに変質している。
話題まとめ
脚注
注釈