ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト

2014年9月7日 (日) 17:33時点における182.249.245.149 (トーク)による版 (名台詞)

ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト

  • スペル:Luviagelita Edelfelt
  • 身長:160cm / 体重:49kg
  • CV:伊藤静 / 田村ゆかり(『Realta Nua』のみ)

北欧フィンランドの魔術師にして名門貴族のお嬢様。遠坂凛時計塔でのライバル。

略歴
エーデルフェルト家現当主。時計塔で今期の主席候補生。
人物
物腰優雅で白鳥の美貌、気品溢れる言葉遣いの非の打ちどころ無いお嬢様……の猫っかぶりの下に負けず嫌いで潔癖症の本性を隠している。凛が時計塔に留学して以来は化けの皮が剥げ、鉱石学科の災厄の片割れとして畏怖されている。
『プリズマ☆イリヤ』では美遊・エーデルフェルトに対し慈愛に満ちた態度で接しているなど、根が決して悪人ではない描写がされている。が、凛に対して大人げなく張り合ったりする点は変わっていない。
能力
フィンの名家出身らしく、ガンド撃ちが得意。凛と同じく宝石魔術の使い手だが、名門貴族のご令嬢である彼女はお金に困っていないのでケチったりしない。
格闘技好きが過ぎて自身もレスリングを嗜む……というレベルを超えている使い手。得意技はバックドロップで、凛を一撃でK.O.した。

カレイドサファイア

ルヴィアのイロモノコス。『プリズマ☆イリヤ』において、魔法のステッキ・マジカルサファイアの力で「魔法少女」化したルヴィア。

配色こそ青になっているが、猫耳がついているなど基本的なデザインは凛のカレイドルビーのものと同系統。しかしこちらは胸がやや強調されているのが大きな特徴。

登場作品と役柄

Fate/stay night
凛の回想でちょっとだけ登場。
Fate/hollow ataraxia
凛の留学中の思い出話、ミミック遠坂の異世界通話など断片的に語られるのみ。
Fate/unlimited codes
「淑女のフォークリフト」。レスリング技と宝石魔術で戦う。3人目の隠しキャラクターとして、ちゃっかりアーケード進出。凛と同じく完全にギャグストーリー。バーサーカーをプロレスラーと勘違いするわ、311kgあるのに投げ飛ばすわ、挙句のはてに聖杯そっちのけで凛と決闘してしまう。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
Fate本編とは異なる並行世界の存在。魔法の杖に見限られた先代カレイドサファイア。
まあ、任務そっちのけで私闘に明け暮れた彼女に非はあるわけで。
アーネンエルベ狂想曲
マジカルルビーと契約(?)して、「魔法淑女・カレイドエーデルワイス」となる。
ちなみに、コスチュームのデザインはカレイドサファイアと同じである。
カプセルさーばんと
敵マスターの一人。筋肉ムキムキなマッチョ系さーばんとの使い手。

人間関係

Fate/stay night

遠坂凛
好敵手。基本的に似た者同士で同族嫌悪。士郎も留学した場合、恋敵になってさらにややこしくなる。
ちなみに、アーチャーによれば後に「互いに背中を預け合う仲」になるらしい。
衛宮士郎
士郎が凛と共に留学した場合、彼のバイト先で雇用主と執事の関係になるらしい。士郎ではなく「シェロ」と呼ぶ。
アーチャー
正体が士郎である事に直感で気付いているらしく、彼の事も「シェロ」と呼ぶ。
バーサーカー
『unlimited codes』で対峙した際、(プロレス的な意味で)高く評価していると述べる。
しかも勝利時には「投げ飛ばすのには骨が折れた」と発言する。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
『unlimited codes』では対峙した際、イリヤから「凛の同類」と物凄くうざがられるが、ルヴィアの「勝者」に対する理論には思わずイリヤも「カッコいいかも……」と言っている。

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ

遠坂凛
特殊任務完遂のために共に来日。同族嫌悪的に嫌い合っているのだが、性格が似通っているせいか戦闘では息の合ったコンビプレイを見せる。
のちにメイドとして彼女を雇い、いびりまくっている。
美遊・エーデルフェルト
マジカルサファイアの現所有者であり、協力してもらう見返りに戸籍と生活基盤を与える。本来他人ではあるのだが、実の妹のように慈愛をもって接しており、美遊から姉のように慕われている。
マジカルサファイア
特殊任務完遂のためにと貸し与えられていた魔術礼装。
ただし任務を後回しにして凛を亡きものにしようとしたことで見限られ、契約を解除されてしまった。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
自分と同じくカレイドステッキ(カレイドルビー)に契約を解除された凛の次にマスターとして契約した少女。
元々一般人ということも考慮してか、美遊と同じように彼女のフォローも行う。
イリヤに対しても美遊にしているほどではないものの優しく接しており、彼女に迷惑をかけた際にはお詫びとして海外旅行に招待するなどしており、イリヤからも信頼されている。
衛宮士郎
同じ学校に通う男子高校生。
とあるきっかけで彼に恋心を抱いており、彼の前では恋する乙女のような表情をすることも。
オーギュスト
初老の使用人。ルヴィアの身の回りの世話から戦闘までこなす万能執事。
バゼット・フラガ・マクレミッツ
クラスカード回収任務の前任者。時計塔上層部のパワーゲームの結果ルヴィアの家に攻め込んで来られ、屋敷を全壊させられた。
報復としてルヴィアは彼女のクレジットカードを使用停止に追い込み、経済的にダメージを与えている。

名台詞

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ

「獅子は千尋の谷に我が子を突き落とすと言いますわ………見事、這い上がってみせなさい、美遊・・・・・・!」
第1期より。美遊に飛行術の特訓を行うが、そのやり方は飛行するヘリコプターから、パラシュート無しで突き落とすという乱暴極まりないものであった。当然、成功する筈もなく美遊は地面に激突してしまう。サファイアが居なかったらどうするつもりだったんだ・・・・・・・・・
「フ……この服を着こなすにも品格というものが必要なのですわ この私のように!」
セイバーオルタ戦にて再び魔法少女になったときの台詞。凛と違い魔法少女衣装に文句は無いらしい。
「ごきげんようシェロ 家が向かいだなんてこれも運命
 今日からは是非もなく私(ワタクシ)と一緒の車で……
 ……あら?」
『ツヴァイ』より。士郎と登校しようと迎えにきて。
お嬢様故に自家用車通学。……はともかく、士郎は朝練のため既に出発した後で、出てきたイリヤの前で盛大にスベった。
「貴女の兄も士郎・エーデルフェルトになるかもしれませんし…」
「そうね今日から私を「お姉さま」と呼んでもよくてよ!
 むしろ呼びなさいイリヤスフィール!」
『ツヴァイ』より。士郎がイリヤの(義)兄と判明した翌朝のセリフ。
過去が不明瞭な美遊をフォロー……していたはずが、士郎との未来予想妄想が暴走、結婚前提の独り語りを進め、勢い余ってポーズをとった。当のイリヤは無視してモノローグを入れている。どうでもいいが婿入りさせるつもりらしい。
「先に訂正しておきましょう」
「ここは宝物庫ではなく ---私にとっての武器庫ですから」
「『必要ない』が正解ですわ」
バゼットに屋敷最奥の宝石倉庫まで追いつめられ、「ゼルレッチの魔術礼装を使わないのか、それとも使えないのか」と問いつめられて。
漫画版では玄関での戦いだったので最後の行のみだが、アニメ版では台詞が追加された。
だがいずれにせよ数えるのも馬鹿らしくなるほどの宝石ですらバゼットには通じず、「ただの驕り」とバッサリと切り捨てられてしまう。
「美遊」
「事情があるのは知っています それがとても根の深い問題であることも」
「けど 私は聞きませんわ 貴方が話したくないなら聞かない 聞いても聞かなくても変わらない」
「だって貴方は……貴方は 私の義妹(いもうと)ですから」
『ツヴァイ』より。決戦前夜、隠し事を後ろめたく思う美遊に対して。
普段のアレっぷりが嘘のような包容力を見せている。ただ、美遊の抱えている事情は「根が深い」では済まないほど衝撃的であったのだが。
「なっ何者ですのあの泥棒猫はっ…!!」
『番外編9』新たな恋のライバル出現にわなわな震えていた。だが士郎を保健室に連れていかれる原因を作ったのは(覚えがないが)自分達である。

その他の作品

「いいこと? 戦いの結果というのは強い弱いで計るものではありません。
 どちらがよりベストを尽くしたか。 どちらがより自分の限界に挑んだか。
 自らの闘争本能、自らの誇りを貫き通した者こそが勝者と呼ばれるのです!」
『unlimited codes』のバーサーカー戦前会話。イリヤをして「ちょっとカッコイイ……かも……」と言わしめた誇り高い信念である。
――直後、「んー、まあ。それとは別に、完璧なノックアウトを奪った方が、文句なしの勝者ではありますが」と続くのだが。

メモ

  • エーデルフェルト家の当主は代々双子で「天秤」の二つ名で知られている。
    ――となれば、彼女にも姉か妹がいるはずだが、今のところそれらしき人物は登場していない。
  • エーデルフェルト家は世界中の争いに好き好んで介入し、美味しいところを掻っ攫っていくことから「地上で最も優美なハイエナ」ともいわれている(本人は「ハンター」と訂正している)。
  • ルヴィアが纏っているドレスは戦闘時に破かぬよう、袖が着脱できるようになっている。
    「最初からノースリーブ」とか「そもそも破れるようなことをしない」とかいう選択肢はないらしい。
  • 「ランカシャースタイル」「キャッチ・アズ・キャッチ・キャン」と作中で評されているが、ランカシャースタイルは関節技を重視する古典レスリングであり、打撃と投げ技を主体とするルヴィアのプロレススタイルはストロングスタイルである。
  • 『unlimited codes』でのキャッチコピーである「淑女のフォークリフト」はルヴィア自身が名乗っている他、技の名称にもなっている。
    • 日本語の文法上は「フォークリフトの淑女」だが、そのことについて突っ込んだ凛に対しては「プロレスの何たるかを分かっていない」と批判している。
  • 格闘技を習っているのは「淑女の嗜み」とのことで、この点は美綴綾子の「美人は武術をしなければならない」という哲学と似ている。
  • 凛とは「血のつながらない双子」と称される程内面は瓜二つであるが、恋愛に対する対応は大きく異なる。凛がいわゆるツンデレ的な反応を示す一方、ルヴィアの方は非常にストレートかつ積極的。
  • 3サイズは不明だが、立ち絵からライダーリズあたりと同格と思われる。
  • 『unlimited codes』、『プリズマ☆イリヤ』でルヴィアを演じた伊藤静はかつてアニメ版月姫で遠野秋葉を演じていた。ちなみに凛の方は凛の方でかつて中の人が琥珀を演じており、微妙に因縁が感じられるような、別にそうでもないような。『プリズマ☆イリヤ』で、ルヴィアが凛をメイドとして雇う展開がある。
  • 彼女、というよりエーデルフェルト家は、大の日本嫌い。これは先祖が第三次聖杯戦争に参加し、手ひどい敗北を喫したため。ルヴィアと凛の仲が悪いのは、このことが大きく関係している。
    • この先祖も双子の姉妹で、妹の方が死亡、姉は生還した。凛の言葉によれば、仲間割れによる自滅で早期に敗退したらしい。また、『hollow』の「夜の聖杯戦争」により、召喚したサーヴァントが「剣士」のクラスであったことも、かなり確度の高い情報として伝わっている。
      • なお『hollow』では、その双子の容姿は遠坂凛と間桐桜に、サーヴァントの容姿はセイバーに瓜二つで描かれているが、『hollow』における「夜の聖杯戦争」は「アヴェンジャーが現在(第五次)の人物達を役者に見立てて利用し引き起こしている第三次聖杯戦争の再演」であるため、『hollow』での彼女たちの容姿がそのまま第三次聖杯戦争のエーデルフェルト姉妹とサーヴァントの容姿という事ではない。
      • ところで、「剣士」のクラスは過去全ての聖杯戦争で最後まで勝ち残った、と言われているが、凛の話が正しいのであれば、第三次においてセイバーは早期に敗退したことになってしまう。第三次聖杯戦争の内容がほとんど語られていない以上この齟齬についての正確な回答は不可能だが、「セイバーが途中でマスターを変えたのでは?」等の推論は成り立つだろう。
    • 『プリズマ☆イリヤ』においてはエーデルフェルト家が過去の聖杯戦争に参加したような描写はない(少なくとも、ルヴィアがそれを知っている素振りは見せてない)。本編でルヴィアと凛が不倶戴天の敵となっているのは過去の聖杯戦争による因縁が大きなウェイトを占めるが、『プリズマ☆イリヤ』の世界でどうして二人の仲が決定的に悪いのか、詳細は語られていない。少なくとも、宝石翁の弟子になれるかどうかの争いは直接の原因ではなく、エルメロイII世の口から「以前からこいつらの仲が悪いのは有名でした」と語られている。
    • 実のところ、『hollow』でも語られているが、全くの最初の段階であれば、ルヴィアと凛は互いのことを現在ほどに嫌い合うような反応は示していなかった。多少ズレた会話はあったものの、第一印象だけで互いを敵認定するような類の相性の悪さは、露呈させていない。その初対面での会話の中でも、決定的な亀裂が入ったのは互いの素性が知れて第三次聖杯戦争の因縁が明らかになった後のことであって、あくまで互いの人間性ではなく家のことが発端である(その後のやりとりはその限りではないが)。
      とはいえ、用語辞典での解説を読むに、両者が同族嫌悪含みのライバル関係になるのは、家のことを抜きにも確定しているようではある。
    • ちなみに、『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』での時臣の発言により、遠坂家とエーデルフェルト家は遠縁であることが判明している。
  • 聖杯戦争のマスターとして参戦してはいないが、『unlimited codes』では彼女の令呪を確認することができる。
    大まかな形状は「フルール・ド・リス(百合紋)」と呼ばれるものに似ているが、細部に微妙な違いが見られる。
  • 『プリズマ☆イリヤ』限定ではあるが、屋敷にセントリーガンが仕掛けてあったり執事のオーギュストがサブマシンガンや手榴弾を使ったりと、魔術の名門であるにも関わらず銃火器の使用に対する抵抗がほとんどないようである。

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