邪竜百年戦争 オルレアン | |
---|---|
副題 | 救国の聖処女 |
人理定礎値 | C+ |
年代 | AD.1431 |
シナリオ担当 | 東出祐一郎 |
監修・加筆 | 奈須きのこ |
概要
第一特異点。ジャンヌ・ダルクが火刑に処されてから日がさほど立っていない百年戦争末期である西暦1431年のフランス。
ジル・ド・レェに聖杯によって創られたジャンヌ・オルタが聖杯で召喚したファヴニールやワイバーンなどの竜の軍勢を率いてフランスを滅ぼしそうとしている。
聖杯を手にしたジャンヌ・オルタによってシュヴァリエ・デオン、アタランテ、ヴラド三世、マルタ、カーミラ、シャルル=アンリ・サンソン、ファントム・オブ・ジ・オペラ、ランスロットが「狂化」を付与されたバーサーク・サーヴァントとして召喚された。
その最中、ジャンヌ・ダルク、マリー・アントワネット、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、ジークフリート、清姫、エリザベート=バートリーがはぐれサーヴァントとして召喚されている。
ジークフリートの幕間の物語「ドラゴンスレイヤー」ではジークフリートの存在そのものがファヴニールの存在証明になってしまい、彼が第1章でフランスに一度召喚されていたことが原因でファヴニールが復活。新たにワイバーンを産み落としており、ワイバーンが群れを成していた。完全に滅ぼすことに成功するまで復活を繰り返すとされていたが、ジークフリートの手によって改めて完全に滅ぼすことに成功している。
続く幕間の物語「ラインの黄金を求めて」ではファヴニールが蘇った余波でジークフリートの宝具である「ラインの黄金」がフランスに召喚されてしまい、回収のためにフランスへレイシフトすることとなる。このラインの黄金を触媒に、ジークフリートを殺して黄金を手に入れたハーゲンが召喚され、敵として対峙することとなった。
ジル・ド・レェ〔セイバー〕の幕間の物語「聖女の剣」では、オルレアンの玉座近くにあったジャンヌ・ダルクに関わりの深い「聖カトリーヌの剣」が強い魔力を発し、特異点の発生に繋がりかねない状態になっていた。その影響か亡霊に憑依された死体が大量に発生。最終的には聖カトリーヌの剣を核として剣を求めて彷徨い出た影が集まりシャドウサーヴァント化。
最終的にはジル・ド・レェによってシャドウサーヴァントは倒され剣も回収された。
シュヴァリエ・デオンの幕間の物語「白百合の名の下に」では第一の聖杯の残滓により、修正されていくパリにマクシミリアン・ロベスピエールが亡霊として召喚され、更に複数体のゴーストが出現した。
亡霊となったロベスピエールはカルデアのデオンを呼び、彼に倒された。
登場人物
- ファヴニール
- ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕に聖杯の力で召喚された邪竜。
- ピエール・コーション
- 第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』においてジャンヌ・オルタに殺害される。
- その後はジャンヌ・オルタ共々煉獄行きとなり、「ほぼ週刊 サンタオルタさん」で再登場。
- 本来の没年は1442年。
- シャルル七世
- 第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』においてジャンヌ・オルタに殺害されたことが語られている。
- 幕間の物語「正さねばならないもの」ではかろうじて自我は保ったものの怨霊と化してしまう。
- 本来の没年は1461年。
- イザベル・ヴトン(ロメ)
- 『Fate/Apocrypha』や幕間の物語でも登場しているジャンヌ・ダルクの母親。
- コミカライズ版『-turas rèalta-』のオルレアン編ではワイバーンに襲われていたところをジャンヌに助けられるも、逃げ延びた街でファヴニールに街ごと燃やされてしまった。
- ジル・ド・レェ(生前)
- 第一特異点でフランス軍を率いる元帥。
- 「死から復活し、フランスを滅ぼそうとするジャンヌ」の姿を目の当たりにし、自分はどうするべきか葛藤している。
メモ
- 特異点におけるマリー・アントワネット、シャルル=アンリ・サンソン、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのやりとりはほぼ奈須きのこが執筆している[出 1]。
脚注
注釈
出典
- ↑ 『月刊コンプティーク』2015年12月号106ページ「東出祐一郎・桜井光 Fate/Grand Orderシナリオ対談」