シトナイ
アルターエゴ | |
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真名 | シトナイ |
外国語表記 | Sitonai |
性別 | 女性 |
身長 | 133cm |
体重 | 34kg |
好きな物 | 雪 |
苦手な物 | 寒さ、猫 |
依代 | イリヤスフィール・フォン・アインツベルン |
出典 | アイヌ神話[注 1]、北欧神話、フィンランド神話など |
地域 | - |
属性 | 混沌・善 |
一人称 | わたし |
二人称 | 〇〇(呼び捨て)/あなた |
三人称 | 〇〇(呼び捨て) |
声優 | 門脇舞以 |
デザイン | BLACK |
設定作成 | 桜井光 |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
「アルターエゴ」の疑似サーヴァント。
神霊が複合されたハイ・サーヴァントにして疑似サーヴァント。
- 略歴
- Lostbelt No.2『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』ではナポレオンと同時期に汎人類史側の存在として召喚されたが、すぐにスカサハ=スカディに見付かってしまい、主人公達が捕まった地下牢よりも、もっと深いところにある地下牢に捕まってしまう。
- 地下牢でナポレオンと主人公 (Grand Order)の仮契約の隙に強制的に縁を結んだせいで主人公は夢まで辿り着けずに変な所へ落ちてしまったが、何者かの助けを借りて奥に進んできた主人公と会話した。その後、主人公達とのいる地下牢に現れ、ブリュンヒルデが捕らえられた場所の位置データを端末に転送して、地下牢で再び眠りに就く[注 2]。
- 後にスルトの復活に対してスカサハ=スカディとカルデアが共闘するにあたり解放され、戦線に加わる。魔術と依り代の縁によるバーサーカーの召喚でスルト撃破に貢献。最後はカルデアと異聞帯の決戦、空想樹の切除を見届けた後、異聞帯より少し早く消滅した。
- 人物
- 純真な笑顔を浮かべるが、底知れない残酷さをも秘めた少女。
- 人格としては、ベースとなったホムンクルスのものに近い。記憶はあまり残っていないが、猫が苦手な模様。
- 年齢不相応の戦いぶりを見せる勇気にはアイヌの少女英雄シトナイが、親愛を憶えてしまった相手への共感や哀切な想いには女神フレイヤが、酷薄に敵対者を殺戮せしめる精神性には魔女ロウヒと、アルターエゴとして融合した存在を人格的側面として解釈も可能だが、今のところは総合して「依り代となった少女」の人格。
- 北方の雪原を原風景とする小聖杯として生まれたイリヤを核として、北方の三柱の女神が小競り合いをしながら同居しているらしく、イリヤ曰く「うるさく、年季の入った女神の小競り合いをされる舞台である自分は大変」とのこと。それぞれの女神が意見を述べることもある。
- 本来ならば人理に刻まれる英霊ではないが、聖杯とは切っても切り離せない関係だった為に、汎人類史側のサーヴァントになった。
- 真名を「シトナイ」としているのは、3つの霊の中でそれが最も前面に現れているため。親しい人物、そして敵の敵に対しての特別のみ、イリヤと呼ばせることがある。
- 能力
- 筋力や耐久力こそ低いが、直接戦闘は不得手では無く、腰に佩いたマキリ(山刀)や氷の矢を放つ弓を使ってアグレッシブに戦う。
- 神霊級の魔術を行使可能。芽吹きの魔術を使うことで霊体化とは異なる雰囲気で突然姿を現す、小規模とはいえ詠唱無しで暖気の魔術を掛ける、ロウヒの魔術を使う、夢を歩く、アトラス院風の魔術で位置情報をデータ形式で端末に送る、神鉄の鍵が如何こうという地下牢の扉を詠唱無しで開ける、姿隠しに消音に魔力消沈の効果で透明にする、巨大な空想樹を丸ごと隠蔽の魔術で不可視にするなど。この霊基ではルーンの扱いは不得意。
- スキル「スノーフェアリー」によって周囲の対象を任意に氷結させる事ができ、更にスキル「カムイユカラ」により、アイヌ神話におけるさまざまなカムイの力を借り受けられ、上位のカムイである山・村・沖のパセカムイにまつわる力さえも使用可能。
- 『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』ではバーサーカーを召喚し、スカサハ=スカディ達の援護があったとはいえ、スルトの『太陽を越えて耀け、炎の剣』を魔力ごと受け止めた。ただし、
術式の反動 は重く、長くは保たない。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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アルターエゴ | 主人公 (Grand Order) | E | D | A | EX | A | A | 対魔力:C 陣地作成:A 道具作成:B 女神の神核:B ハイ・サーヴァント:A |
スノーフェアリー:EX 感情凍結:B カムイユカラ:A 赤き黄金:B++ |
宝具
- 吼えよ我が友、我が力(オプタテシケ・オキムンペ)
- ランク:EX
種別:精霊宝具
レンジ:1~20
最大捕捉:1人 - アイヌの少女英雄シトナイの戦友である猟犬が、一種の使い魔と化したもの。常時発動型の宝具。
- フレイヤとロウヒによる神代の魔術で多重に強化され、もはやその姿は猟犬ではなく熊に似て、在り方は精霊に近しくなった。
- 「女神の使い魔ならば猛々しき巨躯が相応しく、属性も魔獣や幻獣では不似合いであろう」というロウヒの主張をフレイヤが受け入れた結果、三分の二の賛成をもって熊化が実行された模様。
- 通常時は巨体を活かしたパワーファイトや冷気のブレスによってシトナイとの連携戦闘を行う。
- 真名解放時にはシトナイが騎乗し、「猟犬(熊)による突進」「氷の魔力を伴う弓の一撃」「シトナイによる斬撃」といった雪崩が如き連続攻撃を行う。
- シトナイの性質により、竜に対して特別な効果を発揮する。
- 『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃&防御力をダウン[注 3][注 4]&クリティカル発生率をダウン[注 3][注 4]&〔竜〕特性の相手のチャージを1減らす」という効果のArts宝具。
- 凍えよ、天上の諸力たち(ポホヨラ・フィンブル)
- ランク:A
種別:対軍 / 対国宝具
レンジ:1~80
最大捕捉:400人 - 凍てつく寒さ、雪、氷結の力を自在に操る。
- 呪いの言葉がひとたび放たれれば、天から昼夜は失われ、地上全土は動く者なき無音の世界となり果てる。
- 正確な分類は対国宝具だが、『Grand Order』では主に対軍宝具として表現される。
- 太陽と月を洞窟へ封じたというロウヒの伝承と依り代のイリヤの心象風景の一部が合わさることで形成された宝具であり、ロウヒ本来の宝具とは効果・名称が異なっている。
真名:シトナイ
- 聖杯に触れた誰かからこぼれたほんの一滴の雫。霊基を与えられた自我と魂の欠片。
- 聖杯に縁ある人物を核として複数の英霊(神霊)が融合した存在。
- 成立の経緯は諸葛孔明のような疑似サーヴァントと同様と目されるが、現界にあたっての性質は英雄の複合体であるハイ・サーヴァント、そして強烈な自我の抽出としてのアルターエゴのそれと同質に当たる。
- 依り代となった人物は人間の魔術師ではなく、アインツベルンが作り上げた最新にして最後のホムンクルス。
- 名前は「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」。
- 全身を覆うほどの大規模な令呪を持ち、魔術の精度は一流、マスターとしての性能は超一流のものだったという。
- また、小聖杯としての機能をその身に秘めていたとも。
- 霊基を構成する北方の英霊(神霊)はアイヌのシトナイ、フィンランドのロウヒ、北欧のフレイヤの三柱だが、霊基として登録される真名はシトナイ。
- これは依り代に集った三種の英霊(神霊)の中でシトナイが最も強く表に顕れているためであるらしい。
関連
- シトナイ
- アイヌの伝承とされる或る説話に登場する英雄。猟犬とともに、自分が生贄として捧げられた大蛇を返り討ちにしたと言われている。
- イリヤの中の「勇敢に戦う側面」に呼応しているとか。
- フレイヤ
- 北欧神話の神性。豊穣と愛を司り、神々と巨人さえも惹き付けた存在。その涙は赤き黄金となって流れたと言われている。
- サガやエッダで話によってまちまちだが、女神フレイヤはニョルズ神の子とされ、その後妻になったスカディは義理の母親とされる。
- イリヤの中の「身内に対して深い愛情を示す側面」に呼応しているとか。
- ロウヒ
- フィンランドの神話「カレワラ」の神性。フィンランドの北にある「ポホヨラ」を支配する魔女。「ポホヨラ」とは、北極圏全体を指すとされている。
- 娘との婚姻を望んだ鍛冶士イルマリネンに豊穣をもたらす神具「サンポ」を要求し、「サンポ」の恩恵で「ポホヨラ」は繁栄したと言われている。
- イリヤの中の「敵に対しては徹底的に冷酷になる側面」に呼応しているとか。
- カムイの黄金
- 2018年のハロウィンイベントでキーとなった存在。
- 本来は千歳近くに溜まった魔力の渦であり、大地に還元されて終わる筈であったが、召喚された彼女が「ラインの黄金」に縁があった存在であったがために「黄金」として形を持ってしまった。
- ラインの黄金同様、欲を持った存在を引き寄せ、欲を貯め込んで成長してゆく性質を持ち、最終的にはそれ自体が悪竜現象を起こすまでに膨れ上がった。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- Lostbelt No.2『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』で登場。
- 後に期間限定イベント『神秘の国のONILAND!! ~鬼の王とカムイの黄金~』開催に伴い実装され、Lostbelt No.2クリア後のストーリーガチャに追加される。
人間関係
Fate/Grand Order
- スカサハ=スカディ
- 『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』で現界してすぐに捕まえた人物。汎人類史ではスカディはニョルズと結ばれたため、義理の母親になる可能性があった神。
- シトナイがカルデアに召喚された際は「異聞帯での記憶はない」とした上で挨拶している。
- ニョルズ神
- 自身を構成する女神の一柱、フレイヤの親。
- シロウ
- 共に戦うシロクマ。常時発動型の宝具。
- 本来は伝承においてシトナイと共に大蛇と戦った名前が知られていない猟犬であったはずなのだが、ハイ・サーヴァントになった際にクマと関わりが深いロウヒが姿をクマにする事を提案し、フレイヤがそれに賛成した事で多数決で勝手に姿が変えられた。
- おまけに体の持ち主であったイリヤがやはり勝手に名前をつけ、今に至る。
- 名前の如く何故か特徴的な眉毛に代表される様に衛宮士郎に非常にそっくりなのだが理由は不明(シロウクマ?)。彼の体の模様は原作における衛宮士郎のもつ令呪をモチーフにしている。
- ヘラクレス
- 依代のホムンクルスが生前従えていたサーヴァント。今でも「バーサーカー」と呼ぶ。
- 北欧の異聞帯ではクライマックスに守り手として登場し、2018年のハロウィンイベントでも最後に登場する等、縁も非常に深い。
- ゴルドルフ・ムジーク
- スカサハ=スカディが愛するといったことに対し、ふざけて「おじさんがわたしのお義父さん?」と発言している。
あっちのお父さんが泣いちゃうよ。
- ギルガメッシュ
- イリヤと生前に因縁のあるサーヴァント。そのためか「心臓抉りたい」と危険な発言をしている。
- ギルガメッシュ〔キャスター〕
- 上記のサーヴァントの別の姿。そのあまりの真面目な変貌ぶりに目を見張っている。
- イシュタル、エレシュキガル、パールヴァティー、カーマ
- どちらもイリヤと生前に因縁のあった人物の疑似サーヴァント。
- 主人公に「どっちが好みなの?」と含みを持った言い方で聞いてくるあたり確信犯なのかもしれない。
- エミヤ〔オルタ〕
- イリヤと生前に因縁のあった人物の可能性の一つ。その変わり果てた姿に「シロウがグレちゃった」と嘆いている。
- 千子村正
- こちらは因縁のあった人物の疑似サーヴァント。
- 外見は若いのに中身は老齢という、ある意味自分とそっくりな状態になっているため「おじ様」と呼んで面白がっている。
- エミヤ〔アサシン〕
- イリヤと生前に因縁のあった人物の可能性の一つ。彼の姿について「出会いが無かったから」と述べている。
- 哀しげな視線を向けるが、その理由は言わない。
- アイリスフィール〔天の衣〕
- 憧れの対象。ただ一人自分と生前に因縁のあった人物だと気がついておらず、見るたびに瞳を輝かせているが直接会うのは避けている。
- ジャガーマン
- イリヤと生前に因縁のあった人物の疑似サーヴァント。そのぶっ飛びっぷりに不穏な気配を感じ取っている。
- 実際に期間限定イベント『水着剣豪七色勝負』では花札勝負に付き合わされる結果となった。
- 『Fate/Grand Carnival』でも出張版のタイガー道場をコンビで開催していた。
- クロエ・フォン・アインツベルン (Grand Order)
- 直接の絡みは無いが、彼女から「イリヤ」と認定されており、スキル「キス魔」の特効が乗せられる。
- シトナイから見れば平行世界の自分とその知り合い共々「魔法少女ってなんのこと?」という感覚。
- 茨木童子〔ランサー〕
- 期間限定イベント『神秘の国のONILAND!!』で出会ったサーヴァント。
- 仲が良く、一緒に行動するうちに本音を漏らすようになり、最後には再会を誓い合うまでになった。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「――――――やっちゃえ!バーサーカー!」
- 期間限定イベント『神秘の国のONILAND!!』にて駆け付けたバーサーカーに対して。
- もはやイリヤの代名詞とも言える台詞。
メモ
- 疑似サーヴァントにしてハイ・サーヴァントという、属性てんこ盛りのサーヴァント。聖杯の器なのは伊達ではないという事だろうか。
- なお既出のハイ・サーヴァントは、いずれもムーンセルの力が介在したことで顕現したが、彼女は異聞帯という切欠こそあったものの、ムーンセル無しで顕現した初めてのハイ・サーヴァントにあたる。
- ただし厳密に言うとシトナイは人間の英霊、ロウヒは女神と言う説もあるものの基本的には魔女なので、純粋に神族と言えるのはフレイヤだけである。
- 『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『神秘の国のONILAND!! ~鬼の王とカムイの黄金~』で彼女が語るには、依り代にしている肉体は何年も前に死んでいるという。
- このためか、多くの疑似サーヴァントが含まれるボイジャー (Grand Order)の宝具での強化対象である「今を生きる人間」に彼女は含まれていない。
話題まとめ
脚注
注釈
出典