ランサー | |
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真名 | 坂本龍馬 |
読み | さかもと りょうま |
外国語表記 | Sakamoto Ryouma |
性別 | 男性 |
身長 | 178cm |
体重 | 72kg |
好きな物 | 海 |
苦手な物 | 悲しいこと |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 中立・中庸 |
副属性 | 人 |
一人称 | 僕/わし(土佐弁) |
二人称 | 君/おまん(土佐弁) |
三人称 | 奴ら/彼/彼女/おまんら(土佐弁) |
声優 | 加瀬康之 |
デザイン | pako |
設定作成 | 経験値 |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要編集
- 略歴
- 期間限定イベント『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』で特異点での戊辰聖杯戦争に召喚されたサーヴァントの一人として登場。
- 序盤では武市瑞山率いる昭和勤王党のメンバーとしてキンノブ兵隊と共に現われ、織田信長の首探しと特異点修復にやって来た主人公と、そこへ鉢合わせの形で出会った謎の蘭丸Xに襲いかかってくるが、令呪で仮契約を交わした蘭丸Xの反撃と応援に合流した茶々と森長可の姿に戦いは割に合わないと考えたのか、後者二人に呪具の箱から溢れた黒い影の力を付与して一旦は退く。その後勤王党の本部を突き止めた
ライダー の坂本龍馬の元に再び現れた時は、神器「天逆鉾」を使い彼からお竜さんを奪い取ってしまう。 - 実はこの特異点における坂本龍馬は、「高千穂の峰に至った時に天逆鉾をへし折ってお竜さんを助け出し、そのままついてくる形で彼女を連れ帰って来た」本来の龍馬とは違い、天逆鉾をへし折らずに持ち帰った[注 1]別の可能性としての存在に悪神・天逆神が乗り移った姿[注 2]。
- 以降はそのまま史実通りの道筋を進んだのだが、近江屋で暗殺された際に鉾の力で蘇ってしまった事で本来の歴史とは違った人生を歩むことになり、死後はその状態のまま正規の英霊として『座』に登録されてしまった。そのため召喚された時点では本来の人格と行動が完全に乖離してしまっており、同じく幕末における戊辰聖杯戦争のサーヴァントとして召喚されていた高杉晋作と武市瑞山両名と結託し、幕府と維新軍両者の重鎮を皆殺しにして江戸城流血開城による大惨事を引き起こした。それ以降は高杉に聖杯を譲る形で表向きは袂を分かち、彼は彼で後々邪魔な存在となるであろう武市達を内側から排除するべく暗躍しつつ、森蘭丸から奪った宝具『信長の首級』と人造の奇神『アラハバキ』を合わせた機械仕掛けの神による永久の統治という名の維新「キ神計画」を推し進めていた。
- 中盤では一番の障害たるカルデアの龍馬にお竜さんをぶつける形で抹殺しようとしたが、今際で呪縛を解き正気に戻った彼女が庇った事により断念。彼の身体もまた龍馬の捨て身の攻撃により討ち取られてしまったが、天逆神は抜け出して今度は鉾を通して此方の龍馬を乗っ取ろうとするも、すぐ様正体を見破られた上に依代の鉾も折られたため断念し高杉と共に行動を開始。
- その後黄泉比良坂に落ちた龍馬の意識は、彼の死後ずっと深淵で眠っていたお竜さんの本体と再会し、「ただ一緒に居たい」と願う二人の愛情の深さを知ったとある声の導きにより天逆鉾を使って彼女の真の姿を解放、ランサークラスに霊基変換して一行の前に姿を現し天逆神に致命傷を負わせ、それを特異点における自らの罪状ごと引き受けると決めた武市瑞山と、敵に回りながらも最後まで憎めなかった高杉晋作両名の結末を見届け、カルデアに帰還後はアヴェンジャーになった織田信長と同じく、此方のクラスの坂本龍馬がデフォルトとなる模様。
- 人物
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』では天逆神の干渉があったためにどこまでが彼本来の人格なのかは不明だが、根っこの部分は話し合いを良しとする本来の龍馬の性格が残っているようである。
- 『ぐだぐだエースRE』では龍馬の精神こそ残っていたものの、天逆神が体を操っていたためその意に反する行動ばかりしていた。
- 一方で霊基変換によりランサークラスとなったカルデアの坂本龍馬は大まかな性格こそ変わらないものの、言動は少しだけ明るく前向きになっている。
- 能力
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』では天逆神に憑依されたことにより彼の能力を使用でき、それ以外にも天逆鉾を使用しての戦いを行う。
- 同じイベント終盤でライダーの坂本龍馬がこちらに変わった姿およびカルデアに召喚された存在については、本来のランサーが連れていなかったお竜さんを連れている他、へし折った影響で二本になった天逆鉾および本来のピストルと刀の陸奥守吉行を使った戦い方をしている。刀の流派はやはり北辰一刀流。
- ピストルはスナイパー形態にもなるようで、名称は「スーパー龍馬ガン」だとか。同時に陸奥守吉行の名前も『Grand Order material ⅩⅣ』では「超陸奥守吉行」とされているが、通常の陸奥守吉行と何が変わっているのかは不明。
ステータス編集
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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ランサー | 主人公 (Grand Order) | C | C | B | C | A- | EX | 対魔力:C+ 騎乗:EX 変化(大蛇):A |
維新の龍:A 高千穂の白き大蛇:A- 天逆鉾(双):B |
宝具編集
- 君よ、綿津見の原を征け(りゅうよ、わだつみのはらをゆけ)
- ランク:EX
種別:対軍宝具
レンジ:2~70
最大捕捉:700人 - 龍馬が天逆鉾を捧げることで、黒い蛇であったお竜さんを脱皮羽化させ神々しい純白の大蛇へと変鱗させる宝具。
- 変鱗したお竜さんは神代の神秘を身にまとい、生半可な攻撃では傷つかない物理障壁を展開し、次元違いの戦闘能力を顕現させる。
- 彼女は竜となって空を翔けるのではなく、大蛇としてかの者と海を駆ける事を選んだのだ。
- 『Grand Order』では「自分の宝具威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&防御力を大アップ(1ターン)+敵全体に強力な攻撃[Lv]」という効果のArts宝具。
真名:坂本龍馬編集
- 維新の英雄、坂本龍馬。土佐藩(高知県)の下級武家の出身。
- 薩長同盟の立役者であり、海援隊の設立、大政奉還の成立に尽力し明治維新に大きく貢献した志士の一人。
- 才谷梅太郎などの偽名も使っていた。
- 基本的にはライダーの坂本龍馬と同じなのだが、高千穂の峰に至った際にお竜さんを連れて帰らず、天逆鉾を折らずに持ち帰ったという差異がある。
- その結果として、本来の歴史では近江屋で京都見廻組に暗殺された際に鉾の力で生き残ってしまい、本来の歴史と異なるルートを辿ることになってしまった。
- このため本来なら坂本龍馬がサーヴァントとして召喚される際には「お竜さん」か「天逆鉾」のどちらか片方の宝具しか伴えないが、カルデアで召喚された際には『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』での出来事により、両方を保持した状態かつライダーの坂本龍馬の人格で召喚されている。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/Grand Order
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
人間関係編集
Fate/Grand Order編集
- 天逆神
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』で乗っ取られていた相手。
- 戊辰聖杯戦争に召喚された序盤はまだ影響が少なめだったが、終盤ではほぼ乗っ取られていた模様。
- なお、龍馬がいつ天逆神に取り憑かれたのかは明言されていない。
- 出雲阿国
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』で戊辰聖杯戦争で共に召喚されたサーヴァント。
- 自身が天逆神を宿していたこともあり因縁の相手だった。
- カルデアでは色々あったけど、と言いつつ彼女に挨拶をしている。
- 森蘭丸
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』で戊辰聖杯戦争で共に召喚されたサーヴァント。
- 彼を謀殺して宝具である「信長の首」を奪い取り、自分の望みのために使用した。
- 魔王信長
- 自身はカルデアに来たのを彼女と戦うためと思っていたようだが、どうやら違ったらしいと言及している。
- 沖田総司〔オルタ〕 (セイバー)
- 本来の自身と同じく抑止力と契約したサーヴァントが、霊基を変えた姿。
- その状態を彼女本来の力を最大限発揮できる姿と解釈しており、「間違いなく抑止の守護者といっていい異界の英霊」と称している。
- また、彼女がその形態へ至ったことを感慨深く感じている様子。
- 斎藤一
- 明治期まで生きた彼を見て、自分も明治という時代を見てみたかったと言及している。
- 長尾景虎
- 信長に続いて彼女のような武将が現れたため、自身のような格の低い英霊ではついていけなくなるのでは、としている。
- ボイジャー
- 同じ「航海」関連の英霊。
- カルデアでは人類が星の海にまで至ったことについて感慨深そうにしていた。
- また、宇宙へと飛び立つロケットにはわくわくを隠し切れない。
- 山南敬助
- 生前に一度話してみたかったようで、また彼の剣を「一筋縄ではいかない柔らかくしなやかな剣」と評している。
- 永倉新八
- 生前彼が蝦夷に立ったことを話題にし、蝦夷の開拓に興味があると話している。
- また、カンパニーを始めたら取引に行きたいと思っていた様子。
生前編集
- 岡田以蔵
- 同郷の親友。袂を分かって以来交友は無かったが、自身としてはそれからも親友のつもりだった。
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』では彼に気持ちをぶつけられたことによって自身を見つめ直し、関係の修復をすることができた。
- 高杉晋作
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』で戊辰聖杯戦争で共に召喚されたサーヴァント。
- 生前にも縁があったことから、顔を合わせてから早い段階で「坂本龍馬本人ではなく、何か混じっている」と見抜かれていたようである。
- その後に神の力を条件に裏で手を組み、幕府と維新軍の主力を惨殺して江戸城流血革命の惨事を引き起こした。
- 本来の龍馬とはお互いに認め合い尊敬し合う間柄だった様子。またお互いにないものを羨んでいるようなところもあるとか。
- 武市瑞山、田中新兵衛
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』で戊辰聖杯戦争で共に召喚されたサーヴァント。
- 生前は共に土佐勤王党の一員だったこともあり、江戸城流血革命の折には自分が黒幕側であることを隠して合流し、共に昭和勤王党の一員として行動していた。
- 本来の龍馬としては物語中盤で以蔵から気持ちを武市と共にぶつけられた事により、関係の修復をすることができた。
- また武市は本来の龍馬を高く買っていたが、新兵衛は彼から龍馬を遠ざけるようにしていたという。
- お竜
- 別の歴史では槍をへし折って山を下り後に彼女が追いかけてきた事で一緒にいる事になるが、槍を持ち帰った歴史では彼女をどうしたのかは不明。『ぐだぐだエースRE』では山を下りる際に彼女を伴っていない。
- なお、『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』では自身の身体に巣食っていた天逆神の影響もあり、「まつろわぬ異形の神」「国喰い」などと終始怪物扱いを続けていた。物語中盤では天逆鉾の能力によってか、彼女を自分の支配下に置いている。
- 物語終盤で彼女の本体を解放して以降のカルデアでは、ライダーの龍馬同様に彼女とコンビを組んで行動している。
- 勝海舟、西郷隆盛、大久保利通
- 生前に縁があった幕府と維新軍の重鎮たち。勝海舟は弟子入りした相手でもあった。
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』では彼らを皆殺しにして江戸城流血革命の引き金を引いた模様。
- 中岡慎太郎
- 同郷の同志。
- 自身と違って信頼される人柄だったようで、お互いに足りないものを補い合う関係性だったとか。
名台詞編集
Fate/Grand Order編集
戦闘編集
マイルーム編集
本編編集
幕間の物語編集
イベント編集
その他編集
ぐだぐだエースRE編集
- 「でもいつからだろう。心に大きな穴があいてしまったのは。
ああ、そうか……
彼女に鉾を突きたてたあの日……」 - 11話「ひとりぼっちの海援隊」にて、『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』に登場した龍馬の生前および特異点での前日譚を総括して。
- 物語中でも語られる通り、特異点での彼は高杉晋作を唆し、武市瑞山の甘さに付け込み、森蘭丸から信長の首を奪い取り、勝海舟、西郷隆盛、大久保利通などを皆殺しにして江戸城流血開城を起こすなど悪逆の限りを尽くしていた。
- その発端は彼が言うところの「彼女に鉾を突き立てた日」から始まっていたようである。
- タイトルと合わせて考えると、人生のどこか、おそらくは高千穂の峰で決定的に人生を違えてしまったことが推測される。
メモ編集
- 第一再臨は教科書でも馴染みがある写真姿、第二再臨は海援隊の船長をイメージした史実寄りの格好だが、第三再臨は打って変わって神官装束に似た服装になる。
- お竜さんは着物に革ジャンなどのカジュアルな服装から本来の姿と思われる白く神々しい格好に変わるが、最終再臨を除いた全てのセイントグラフにおいてカメラ目線でピースを決めている。白い姿では完全に正面を向いてダブルピースになる。
- 彼が天逆神に憑依されたタイミングについては『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』内では明言されていない。後の『ぐだぐだエースRE』では特異点における坂本龍馬の「生前」が語られたが、そちらでも明言はされなかった。
- なお、『ぐだぐだエースRE』では近江屋で蘇生してからどのような人生を歩んだのかは明かされていないため、この最中のどこかで縁ができてしまった可能性もある。
- 上記の設定があるため、本来の「ランサークラスで召喚される坂本龍馬」は『君よ、綿津見の原を征け』とは異なる宝具を持っているものと思われるが詳細は不明。やはり「天逆鉾」なのであろうか。
話題まとめ編集
- 実装日について
- 当サーヴァントが実装されたイベントシナリオ最終節更新日の11月22日は、日本では『いい夫婦の日』と呼ばれる記念日。運営側も態々この日に合わせて仕様をとったのだろうか…
そのため一部のプレイヤーの中には御祝儀と称した石や呼符をつぎ込むものが後を絶たなかったそうな…- ちなみに翌日の11月23日は『いい兄さんの日』で、この日は岡田以蔵のスーツ姿霊衣が実装されている。さらに当日の七日前にあたる11月15日は史実における坂本龍馬の誕生日かつ命日である。
- 2023年には『巡霊の祝祭』第6弾で復刻されており、そのピックアップの発表はまたも11月22日であった(実際のピックアップ開始自体はその二日後の11月24日から)。
脚注編集
注釈編集
出典編集